Vtuberによるマーケティング事例と活用するメリット・否定的な意見の原因

Vtuberのマーケティングメリットと実情

SNSを活用したマーケティング方法は、今や当たり前の事柄です。消費者の意識や志向の変化によって、従来のマーケティング、宣伝方法では説得力が乏しく、また訴求力も企業が想定した値に達しないため、コストばかり発生するようになりました。さらに、芸能人や著名人を起用したマーケティングでは、スキャンダルや何かしらのトラブルも考えられます。それらは大きなリスクであり、従来のマーケティング方法は企業にとってデメリットが多く、効率的なマーケティングとは言えなくなりました。

インターネットが普及し、消費者の間で爆発的に活用され始めた昨今、それらを利用したマーケティングが考案されました。それが、インフルエンサーマーケティングです。様々なSNS媒体を使ってマーケティングを行ったり、SNS利用者である一般人を起用したマーケティング方法が考案され、多くのメリットがあることから、積極的に取り入れられるようになります。インフルエンサーマーケティングに起用されるのは、人間だけとは限りません。近年では、動物目線のSNSや、Vtuberと呼ばれる、実際の人間とは異なる立体的グラフィカルなキャラクターもマーケティングに起用されるようになります。これまで起用されてきたものとは異なるメリットがあることから、大きな注目を集めているのです。

Vtuberマーケティング事例

Vtuberを起用したマーケティングは、様々行われています。地上波のCMで見聞きすることもあれば、YouTubeやInstagram、TwitterなどのSNSで実施されることもありました。YouTubeの起動時、ナレーションと共に画面内でキャラクターが商品紹介を行う動画を見たことがある人も多いことでしょう。ここからは、Vtuberを採用したマーケティングとして、どのような例が存在するのか、ご紹介していきます。それぞれのマーケティング内容に、Vtuberがどのようにマッチしているのかも、合わせて解説していきましょう。

ダイエットサプリメント

Vtuberのマーケティング案件として多く見られるのが、ダイエットサプリメントです。栄養補助食品や、ボディメンテナンス関連の飲食物案件も多く見られます。ダイエットサプリメントは、ある程度の期間摂取し続けなければ、効果が見えない場合がほとんどです。そのため、Vtuber以外をマーケティングに起用した場合、採用期間分のコストが発生してしまいますし、目に見える変化が乏しかった場合、消費者の購買行動を大きく左右してしまいます。つまり、マーケティングの失敗を意味するのです。

しかしVtuberを起用していれば、分かりやすい演出を加えることができますし、失敗するリスクもありません。アニメーションという、実際に存在しない人物であることから、宣伝に強い抵抗感を持ちにくく、嫉妬や好き嫌いの対象になることもないため、失敗のリスクが限りなく少なくなるのです。

薄毛対策

Vtuberを採用したマーケティングでは、薄毛対策案件も見られます。薄毛は個人差があり、非常にデリケートな市場です。男性に限らず、女性の中にも悩みを抱えている人が少なくありません。そのため、マーケティングに起用するキャストには、細心の注意が必要になります。明らかに頭皮が薄い人物を採用した場合、「自分はそこまでではない」という抵抗感が芽生え、購買行動にブレーキをかけてしまうのです。仮に、頭皮に全く問題のない人物をキャスティングした場合、消費者は共感することが難しくなり、こちらも購買行動に影響を与えてしまいます。

Vtuberはある程度の共感と、抵抗感をなくすことができ、購入に関する不安を解消することができるのです。また、消費者の不安は、購入後も発生します。自身の選択が正しかったのか、購入した商品が本当に優れたものなのか不安になり、非常にナイーブになりやすいのです。この時期に、否定的な意見を見聞きすると、リピートすることが難しくなってしまいます。つまり、企業は購入後の消費者の不安も、適切に解消する必要があるのです。Vtuberという無機質で淡々としたものが、口コミを発信し続けることによって、消費者の不安を解消し、リピート率を低下させるリスクを減らすことが可能となります。

髭脱毛

Vtuberを起用したマーケティングは、前項2件のマーケティング例からもわかるように、効果に大きな個人差が見られる案件に適しています。コスメやアクセサリー、ファッション関連など、視覚によって認識が統一されやすい案件以上に、大きな力を発揮することができるのです。髭や体毛に関するマーケティングも、Vtuberに適しています。美意識の向上、メンズコスメなどの発展に伴い、髭や体毛脱毛の需要に、男女差がなくなりはじめました。脱毛市場は、今後さらに拡大が見込める市場です。そのため、多くの企業がVtuberを起用したマーケティングを行っています。

英会話

Vtuberを起用したマーケティングの中で、比較的最近誕生したのが、英会話案件です。Vtuberが、視聴者に直接、英語を教えるというYouTubeチャンネルも開設されています。Vtuberは容姿が可愛らしく、知的魅力以外のものが目立っていました。しかし近年、これまでのVtuberにはなかった、新しい魅力を発信していこうという志向が生まれ、活性化しつつあるのです。その一つが、英会話などの学習案件となります。

また、学習という事柄は、多くの人にとって負担であり、抵抗感を感じる分野です。しかし、Vtuberのもつ外見が、ゲームやアニメ、漫画を連想させ、抵抗感を薄れさせます。抵抗感が薄れることによって、購買行動がスピーディーとなり、積極的に促されるのです。つまり、新しく始まった学習とVtuberのコラボ案件は、非常に適した組み合わせと言えます。

実況・体験

Vtuberは外見的特徴及び様々な要素から、ゲーム実況やアニメーション、デジタルデバイス関連にも力を発揮します。最新ゲームの実況を行いPR活動を実施したり、ダウンロードの体験談など、説得力を持ち訴求力の高いマーケティングを行うことができるのです。マーケティングに起用される人物、事柄にはある程度イメージがあり、商品またはサービスがそれらを大きく逸脱したものは、消費者に不信感を与えてしまいます。逆に、起用した人物のイメージと、マーケティング内容が適切にマッチしていれば、それだけで効果的な印象を、ある程度与えることができるのです。

Vtuberというものは、「デジタル」「アニメーション」など、近代的で無機質な印象を持っているため、SNSやインターネット関連事項に非常に適しています

人気Vtuber一覧

ここからは、今現在活躍している人気Vtuberを紹介していきましょう。Vtuberは宣伝媒体として、大きな注目を集めています。ここでは、これまでに行われたVtuberとの提携事例と、どのような目的、成果があったのかなど、具体定期にご紹介していきましょう。

キズナアイ


Vtuberとして大きな知名度を誇っているのが、キズナアイです。地上波でも活躍している、「初音ミク」というキャラクターを超える影響力を持っているとも言われています。キズナアイは、2016年にYouTube内で誕生したキャラクターです。Vtuberという言葉の元を作ったのも、彼女だと言われています。

キズナアイは抜群の知名度と愛らしい容姿を活かし、スマートフォンゲームに関するコラボを実施していました。ログインボーナスや新規登録特典として、キズナアイの限定アバターが手に入ります。ゲーム内で使用できるアイテムであるため、キャンペーン後も退会者を減らすことができる提携です。また、Vtuberの特徴である「デジタル」部分を活かし、ホームページ作成企業との提携キャンペーンも行われました。キズナアイの特徴、そして抱える登録者の傾向にマッチした提携事例です。

輝夜月


当時、異色のコラボだと言われたのが、輝夜月(かぐやるな)と企業が行った提携案件です。輝夜月が行ったのは、飲食企業との提携でした。提携を行った飲食企業は、これまで数多くの芸能人や著名人を採用し話題を集めています。オリジナル性を重視し、飽きさせない宣伝を行っていました。2019年、芸能人や著名人ではなく、飲食とはかけ離れた存在であるVtuberを宣伝に起用したことによって、大きな話題を集めます。

自社商品の美味しさをアピールするよりも、「話題性」「嫌悪感の減少」を目指した提携案件です。CMに採用した楽曲にも注目が集まり、あまりにもオリジナリティ溢れる内容に、賛否両論となりました。マーケティングでは、炎上や否定的な意見が必ずしもデメリットとなるわけではありません。どのような理由であっても、消費者の目にとまること、そして話題として認識されることは大変重要な事なのです。そのため、輝夜月と飲食企業が行った提携は、成功だったと言えます。

湊あくあ


頭の回転の良さがわかるトークスキル、YouTubeに投稿された動画内で実施しているゲームスキルが評価され、熱狂的なファンを抱えているのが湊あくあです。Vtuberとしての印象だけではなく、実力や投稿内容が伴っていることから、登録者へ大きな訴求力を持っています。そのため、企業提携は常に大きな注目を集め、様々な成果を残していました。これまで行った企業提携としては、ゲームの先行プレイ及びレビューです。実際にゲームをプレイしている様子から、感想なども掲載されていました。

湊あくあは、自身が本格派のゲーマーであることから、プレイ中の言動、レビュー内容が的確で、視聴者を満足させています。湊あくあのゲームレビューを参考に、新しくゲームを始めるという視聴者も、少なくありません。

燦鳥ノム


様々な場面で活躍するVtuberにいち早く注目し、独自のVtuberを作り上げたのがサントリーです。燦鳥ノム(さんとりのむ)は、2018年に誕生しました。サントリーが作成した公式Vtuberとして、YouTubeに動画を投稿しています。投稿内容は他Vtuberと同じような、ゲーム実況や歌を歌ってみるなどです。

燦鳥ノムの魅力は、企業の公式Vtuberでありながら、宣伝色がほとんどない部分でしょう。サントリーに関する動画投稿はほとんどなく、動画の合間に自社商品をPRするような言動も見られません。そういった姿勢が評価され、「ファンになった」「商品を買いたくなった」など、好意的な意見が多数寄せられるようになりました。企業や自社商品をPRしていなくても、間接的な宣伝効果があり、結果マーケティングとして大成功を収めた事例です。

虹河ラキ


企業が公式で作成したVtuberの中で、最も早いデビューだったのが虹河ラキです。燦鳥ノム誕生の約半年前にあたる、2018年2月に発表されました。2020年現在の登録者数は、5万人を突破しています。また、総視聴回数は200万回を超えるなど、注目されているVtuberの1人です。パチンコ企業が作り出したVtuberのため、投稿される動画は、パチンコやスロット機器関連が目立ちます。パチンコやスロット機器以外では、他Vtuberと同じく歌関連やVRゲーム実況などの動画をアップしていました。

燦鳥ノムと同じく、企業が作り出したVtuberのため、様々な企業との提携は見られません。行っていたのは、自社PRだけとなっています。燦鳥ノムと異なる点は、積極的に自社や自社商品をPRしている部分です。宣伝活動について批判的な意見は少ないものの、PR動画よりも一般的な動画の方が、再生数が多くなっていました。

椎名唯華


椎名唯華(しいなゆいか)は、Vtuberの中で問題児として認識されることも多いVtuberです。YouTubeに投稿している動画内では、ゲーム実況や先行プレイなどのPR活動を行っていたものの、それらが不適切だとし、登録者の反感を買いました。登録者が不快に思った理由は、動画クオリティの低さです。PRするゲームを事前に調べたり、プレイすることもなく、動画として掲載してしまいました。不誠実さ、反省のなさなどが大きな批判を集めたVtuberです。

さらに、椎名唯華を演じている中の人が発覚してしまい、再び炎上しました。度々炎上し、批判されている椎名唯華ですが、一部の登録者からは「ダメなキャラクター」として愛され、崇拝されています。今後の活動、発展から目が離せないVtuberです。

茨ひより


Vtuberに注目しているのは、企業ばかりではありません。茨ひよりを作成したのは、茨城県です。茨ひよりは、茨城県公式動画サイトでアナウンサーを務めています。動画内では、茨城県の魅力をアピールしたり、視聴者から寄せられた質問に答えていくなど、積極的に活動していました。また、他県で運営されているテレビ番組に出演したり、成人式に登場するなど、幅広い場面で活躍するVtuberです。

茨城県は、茨ひよりの活動実績を計算し、2億円以上の経済効果に相当すると発表しました。具体的に広告換算したことにより、消費者から注目を集めたことはもちろん、他県からもVtuberやそれら活動内容が注目されるようになったようです。今後は、日本国内だけではなく、海外や日本を訪れる旅行者へ向けた活動も積極的に行っていくと発表しています。

Vtuberのメリット

前項では第一線で活躍するVtuberたちを、ご紹介しました。企業との提携はもちろん、県の大使として活躍したり、企業の顔として活動するVtuberも存在し、今後ますます目が離せないジャンルだと言えます。ではなぜ、近年になってこれほどVtuberが注目され、活躍できるようになったのでしょうか。それは、インターネット環境の定着だけが要因ではありません。Vtuberには、様々なメリットが存在するのです。ここからは、Vtuberが持っているメリットと、Vtuberが起用される要因を詳しく解説していきます。

市場の拡大

前項の茨ひよりからもわかるように、Vtuberの活動領域は、日本国内に限定されません。日本のアニメや漫画は一大産業であり、世界にも通用する文化です。日本人の芸能人、有名人は知らないけれど、アニメや漫画は見たことがあるという外国人も、少なくありません。Vtuberはそれらに近しい特徴を持っているため、日本国外での活躍も大いに期待できるのです。実際にVtuberの認知度を調査すると、40%以上もの高い認知度を誇り、男性に限定した場合50%以上にもなります。Vtuberは、一般的な芸能人、有名人以上の認知度を持つようになったのです。

実際に、Vtuberが海外で活躍している実績も存在しています。前項にも登場した、キズナアイというVtuberです。キズナアイは米国向け旅行促進アンバサダーに就任し、日本の魅力を海外で発信しています。このように、幅広い活躍が見られるため、今後Vtuber市場に参入したいと考える企業も、増加傾向にあるのです。Vtuber市場に参入するため、40~100億円きぼの投資を発表する企業もあり、急成長及び新しいマーケティング開発が進むと予想されます。2024年には、5,000億円以上の市場になるという予測も発表されているため、企業にとって目が離せないジャンルと言えるでしょう。

自由

Vtuberの魅力は、その自由度にあります。企業や商品に合わせた人物を作り上げたり、幅広い活動を想定し、Vtuberとして作り上げることも可能です。また、生身の人間とは違い、1つのキャラクターを作り上げるまでに、時間を有しません。キャラクターを生み出し仮に失敗したとしても、新しいVtuberをプロデュースすることによってリカバリーができますし、複数のVtuberを使って、多くの消費者を囲い込むこともできるのです。

応用力

Vtuberは、近代システムへの応用にも長けています。現代は、「最新」が日々更新される時代です。映像やそれらを映し出す機器、また消費者が手にしている媒体など、最新商品が目まぐるしく更新されます。そのため、機器やシステムへの応用力が乏しいマーケティングの場合、作成しても転用できず、活かしきれないのです。1つのマーケティング方法を作成した時、テレビや電光掲示板、それぞれのSNSなどあらゆる媒体に転用できれば、それだけ大きな成果が期待できます。Vtuberは、このような応用力に長けているのです。4Gや5G、最新ゲーム機器や携帯アプリケーションなど、様々な場面で活用することができ、時間や労力をそれほどかけず、大きな成果が期待できます。

低コスト

Vtuberは、専用の機器で作成することができます。Vtuberを動かす際は、別途機器が必要になりますが、限定的な動きであれば作成時に設定することが可能です。Vtuberは、1体100~200万円程度で作成することができます。特徴的な動きや何かしらの能力を設定したい場合、さらに費用が発生する場合もありますが、1体当たりの単価は高額とは言えないでしょう。

「何かしらの能力」とは、より立体に見えるアバター作成であったり、操作する人間の表情に合わせて変化させるなどです。Vtuber作成機器は、一般人でも揃えることができますし、機器一式をレンタルすることもできます。また、Vtuberを作成してもらうこともできるため、自社に適したものを選択することが可能です。

低リスク

Vtuberの大きなメリットは、リスクが低いところです。芸能人や著名人など、生身の人間をマーケティングに起用した場合、想定外のトラブルが発生することも少なくありません。これまでの実績や好感度で採用したとしても、起用した直後にスキャンダルが発覚し、企業イメージや商品イメージを大きくダウンさせてしまうこともあるのです。どれだけリスク管理を行っていたとしても、突発的な人為的トラブルを避けることは難しく、企業にとって常に付きまとうリスクと言えます。

しかし、Vtuberであれば、スキャンダルが発覚することも少なく、低リスクです。これまでには、Vtuberを操作する人物が発覚し炎上したこともありましたが、法律に接触するトラブル、イメージを著しく低下させ企業に多大な損害を与えた例は、報告されていません。小さなミス、トラブルが命取りになってしまう昨今では、よりリスクの少ない起用が重要です。

管理がしやすい

Vtuberは生身の人間ではないため、非常に管理がしやすい存在です。Vtuberを操作する人物を複数人用意したり、誰でも操作できる状態に作りこんでおけば、どのようなトラブル・状況にも対処することが可能となります。突然の退職や、伝染病などの社会的トラブルなど、防ぎようのない事態でも、円滑に稼働することができるのです。また、近年積極的に取り入れられるようになった在宅勤務への応用、外注依頼など、幅広い働き方にも柔軟に対応することができます。

マーケティングに注力しすぎることなく、商品開発やその他の事業に集中することもでき、企業にとって大きなメリットだと言えるでしょう。

Vtuberに対する否定的な意見と要因

Vtuberをマーケティングに起用することによって、企業には大きなメリットが発生します。また、これまでに存在したデメリットを排除し、企業や商品の可能性を広げることもできるため、今後積極的に取り入れたい方法の1つだと言えるでしょう。このように、Vtuberは非常に優れた存在ではあるものの、否定的な意見も少なくありません。否定的な意見を発信するのは消費者だけではなく、Vtuberを起用する企業側でも聞かれます。ここからは、Vtuberに対する否定的な意見と、そのような意見が見られる要因について解説していきましょう。

維持と転換

Vtuberは、デジタルで作られたものであるため、当然外見的変化は見られません。変化がない部分は、Vtuberのメリットでもあります。誰でも運用できること、安定して活動できることがVtuberのメリットでもあるのです。しかし、「変わらない」という部分に、否定的な意見も見られます。外見に変化が見られないことから飽きられやすく、動画内容の違いも明確化しづらいのです。このような部分を払拭するため、Vtuberに大きな変化を加えてしまうと、これまでのイメージ崩壊、キャラクター崩壊を招き、登録者離れを引き起こす可能性もあります。

Vtuberを活用し続けるためには、適切な維持とある程度の転換が必要です。しかし、それらを見誤ってしまうと、これまでの実績、登録者を手放してしまう恐れもあるでしょう。

親和性

化学や学習の場面で使用されることの多い「親和性」という言葉は、ビジネスの場面でも使用することができます。親和性とは、それぞれの異なる物質が結合する傾向、様子を表した言葉です。結びつきやすさや、物質同士の相性を表す際に使用されます。

Vtuberを起用したマーケティングでは、この親和性に否定的な意見が見られるのです。マーケティングとは本来、消費者の心を動かし、行動を促す事柄となります。消費者の心を動かせるのは同じ人間であり、マーケティングと無機質なVtuberとの親和性、つまり相性は良くないといった批判です。Vtuberが様々なPRを行っても、消費者の心は動かせず、購買行動に繋がらないといった批判が見られます。Vtuberを起用したマーケティングでは、ある程度の経済効果や成果が報告されているため、必ずしもマーケティングと親和性が低いとは断定できません。しかし、世代や属性によってはVtuberを起用したマーケティングを快く思わない人もいるということです。

共感

Vtuberが持つ「無機質」という特徴に、不安を投げかける企業は少なくありません。Vtuberは表情が豊かではありませんし、外見も人間味があるとは言い難く、消費者に共感を与えることはできないのです。購買行動を促すためには、マーケティング内容に共感が見られ、商品やサービスに信ぴょう性を持たせる必要があります。つまり、Vtuberを起用したマーケティングでは、購買行動が発生しないのではないかという意見です。

また、無機質な存在であることから、企業や商品との関連性を生みだすことが難しく、訴求力にも不安があるという意見も見られました。人間味は、消費者に訴えかける力を持っていますが、Vtuberにはそれらがかけているため、起用に躊躇してしまう企業もいるようです。

ステマ感

Vtuberには、人間味がかけています。人間味を出し過ぎてしまうと、Vtuberが持っている魅力を半減させてしまいますし、Vtuberが得意とする市場で力を発揮できなくなってしまうのです。そのため、ある程度人間味を抑える必要はあるものの、結果ステマ感が払拭できなくなってしまいます。淡々とした口調、人間離れした動きや容姿は、ステマ感や宣伝感をより強調してしまい、企業によってはそれらはデメリットであると考えてしまうのです。

ステマに敵意を持つ消費者は多いものの、Vtuberであれば「許せる」という心理や、「ダメな存在に愛着を感じる」という心理状況も存在します。ターゲットとしている消費者層の分析、商品や企業の特徴を分析し、ステマ感を払拭しきるべきか、ある程度残したマーケティングでも許されるのか、導入時に検討すべきでしょう。

管理

システムで作られたVtuberであっても、AI機能が搭載されていない限り、管理し続けなければなりません。たいていの場合、Vtuberを操作するのは生身の人間であり、その人物を管理し続けなければならないのです。労働時間が短く、場所や時間の自由がきくため、Vtuberの管理は比較的容易だと言われています。しかし、人間同士であるため、契約トラブルが全くないわけではありませんし、体調面など突発的なトラブルもゼロではないのです。また、Vtuberとして活動するうちに、承認欲求が高まり、自ら正体を明かしたり、「匂わせ」という行動を起こす人もいます。

Vtuberを起用または作成する際は、管理者や操作に関するルールを明確に設定する必要があるでしょう。さらに、定期的な打ち合わせや、軌道修正などの管理が必要になります。

飽和状態

Vtuberは、専属の存在を新しく作らなくても、一般人が作成したものを起用することもできます。作成コストをかける必要もありませんし、Vtuberの知名度を自社で上げる必要もないため、企業側にとって多くのメリットが存在します。つまり、Vtuberと呼ばれる存在は、非常に多く存在し、一般人もその市場に参入しているということなのです。

Vtuberは2017年後半に注目されるようになり、爆発的に参加者が増え始めました。その中には、1人で複数キャラクターを操る一般人も居れば、企業で複数キャラクターを管理している場合もあるため、膨大な人数が存在しています。Vtuber市場は飽和状態であり、差別化ができなければ、マーケティングに起用しても望む成果が得られません。コストをかけたにも関わらず、失敗に終わってしまうのではないかと懸念する企業もあるのです。

VTuberを活かしたマーケティング方法

VtuberやVtuberを起用したマーケティングには賛否両論あるものの、今後も目が離せない市場であることに間違いはないでしょう。今後、ますます大きな変化が見込めるVtuberやそれらを取り巻く環境、Vtuberを活かした活動に適用していくため、ここからは正しいマーケティング方法や、Vtuberとの付き合い方を解説していきます。Vtuberの正しい情報を知り、マーケティングはもちろん、オリジナルな活用方法も検討してみましょう。

メリット・デメリットを理解する

あらゆるものに通じますが、メリットだけが存在する事柄も、デメリットだけが存在する事柄も存在しません。VtuberやVtuberを起用したマーケティングでも、メリットがありデメリットも存在します。新しい事柄を試すとき、メリットとデメリットを正しく理解することから始めなければなりません。新しいものだからといって、流行している事柄だからといって、全てを取り入れたり、参入する必要はないのです。企業や商品にとって、適したものと適さないものがあり、無差別に全てを取り入れてしまうことは、リスクとなってしまいます。

マーケティングや経営で重要な事柄は、正しい最新の情報を仕入れ、思考を止めず選択しつづけることです。進み続けなければ、「時代に取り残される」「業績が悪化する」とはよく言われていますが、やみくもに様々な事柄に手を出し続けるという意味ではありません。Vtuberを起用したマーケティングに興味があるのであれば、正しい情報を仕入れることから始めてみましょう。Vtuberを起用したマーケティングは、インフルエンサーマーケティングと呼びます。まずは、コラボマーケティングなどのインフルエンサーマーケティング専門業者に相談することをおすすめします。

採用

Vtuberは、「どれも同じに見える」という人も、少なからず存在するでしょう。しかし、Vtuberには様々な特徴があり、マーケティングに起用する際は、生身の人間を採用することと同じように、特徴などを見極める必要があるのです。Vtuberの採用や新規作成など初動操作によって、マーケティングは大きく変わり、得られる成果も異なります。マーケティングでは、マーケティングに関する企画も重要ですが、人材の採用はそれ以前に重要な事柄なのです。

採用に不安があったり、採用経験がないようであれば、専門業者に依頼してみましょう。自社でVtuberを作成する際も、どのようなVtuberが適しているのか、第三者の意見を取り入れてみてください。

コミュニケーション

Vtuberを起用したマーケティングを行う前に、綿密なコミュニケーションを実施する必要があります。Vtuberであっても、それらを管理し、操作するのは人間であり、コミュニケーションの良し悪しはマーケティングに大きな影響を与えるのです。Vtuberを起用したマーケティングは、最新インフルエンサーマーケティングではあるものの、これまでと同じように人と人であり、コミュニケーションが重要となります。過程や結果の設定はもちろん、日々の運営に関することなど、綿密なコミュニケーションを心がけましょう。小さなほころびを見落とし、大きなトラブルとなってしまわないように、注意が必要です。

Vtuberを理解してマーケティングに取り入れてみよう

Vtuberの特徴を理解すれば、マーケティングに起用することも、企業や商品を活性化させることも可能です。しかし、Vtuberに関する知識がなかったり、専門部署が存在しない企業は、なかなか踏み込めないでしょう。どこから始めたらいいのか、相談する場所はないかなど、右往左往してしまう中小企業も少なくないようです。

こういった不安があったり、スムーズに実行できない場合は、一度インフルエンサーマーケティングの専門企業である「コラボマーケティング」に相談してみましょう。適切なアドバイスや、的確なサポートを受けることができ、より迅速に最新マーケティングを実行することができます。