Z世代の特徴と消費観とは?Z世代の価値観に向けたマーケティング戦略

新世代Zの特徴と効果的なマーケティング方法

 

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人間の性格、発言や行動に表れるそれぞれが持つ特徴は、経済活動や流行、購買行動など様々なものに影響を与えます。人が独自の性格及び特徴に基づき、言動を起こすことによって流行が誕生し、それらに影響を受け企業が新しい商品やサービスを作り出すのです。その様子が時間と共に、文化や歴史になります。

企業や事業者は、自社の商品またはサービスを「大勢に提供したい」「流行させたい」と考え、商品開発を行い宣伝活動を実施するでしょう。「どのような商品が流行するのか」という部分を前提に、商品やサービスを開発することもあれば、企業発信で特定のものを「流行らせたい」という理由から、宣伝活動を実施する場合もあります。動機がどちらであっても、消費者の特徴や性格をよく理解し、マーケティングに取り入れていくことが大変重要なのです。さらに、後者の動機であれば、商品やサービスと同じくらい宣伝方法が重要となってきます。

これまで、主に注目されていた消費者の世代は、XまたはY世代でした。「X世代」「Y世代」とは、誕生した西暦によって分けたものです。人間の性格や特徴は、幼少期や青年期に過ごした時代背景に大きく影響されるため、購買行動を想定する時やマーケティング方法を考える時に、「世代」を活用します。近年、徐々に消費者として頭角を表し始めたのが、新世代と呼ばれるZ世代です。企業や事業者は、Z世代へ向けたマーケティング方法の確立を迫られているものの、これまで注目されてこなかったため、Z世代の性格や特徴はあまり知られていないのです。

Z世代の定義

 

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企業はこれまで、主にY世代と呼ばれる世代を中心に、マーケティング方法を考えてきました。理由は、Y世代の影響力が大きかったことと、企業側にとってもメリットがある世代だったからです。また、Y世代と近しいX世代後期も、消費者の層として設定することがありました。どちらも、日本経済を支えている世代であり、購買力を持っているためです。XやY世代に加え、近年Z世代と呼ばれる世代も、消費者層として注目されるようになります。

しかしZ世代は、YやX世代と大きく異なる部分を持っているため、効果的なマーケティング方法がわからない、特徴や性格を想定しきれないといった声も聞かれるのです。今後、市場を牽引することが予想されるZ世代について理解を深めておくことは、企業や事業者にとって必須と言えます。今回は、Z世代の定義から、特徴的な性格や言動などを詳しくご紹介していきましょう。

1990~2000年代に産まれた世代

Z世代は、1990~2000年代に産まれた人々の事です。細かく年代を分けると、2001~2015年頃に誕生した人々の事は、Z世代ではなくノーネーム世代と表現します。この世代は、まだ世代としての特徴が把握しきれていないため、ノーネーム世代と呼ばれているのです。ノーネーム世代は、基本的に、Z世代と類似していると考えられています。そのため、1997年以降に誕生した人々の事を一括りにして、Z世代と認識することが一般的です。しかし今後、Z世代とは別の世代としての特徴が発見されれば、ノーネーム世代ではなく、新しい名前が付けられる可能性も大いにあるでしょう。

Y世代の次の世代

Z世代は、Y世代の次の世代として認識されています。マーケティングの現場では、誕生した年代によって人々を分けた「○○世代」という括り方を頻繁に使用するのです。マーケティング現場が世代に注目するのは、マーケティング方法を考えるうえで、世代が持つ特徴が非常に重要だからであり、周知の事実でしょう。

Y世代の前世代に当たるのが、X世代であり、それ以前はベビーブーマー世代やサイレント・ジェネレーションと呼ばれる世代があります。これらは、アメリカで発祥した呼び方であり、日本に置き換えると「団塊の世代」「しらけ世代」「新人類」などです。日本に置き換えた名前を見るだけで、それぞれの世代に大きな特徴があること、それぞれの世代が異なっていることが理解できるでしょう。このような世代は、約20年で分けられます。世代を分け、それぞれを検証することによって、過去を知ることもできますし、未来をある程度予想することも可能です。マーケティング現場において、この未来を予想するという事が非常に重要となります。そのため、マーケティング現場では世代に関する情報を尊重しますし、新しい世代に関して、常に敏感でいる必要があるのです。

Y世代と一括りにミレニアル世代と呼ばれることも

数年前まで、マーケティングの現場では「Z世代」という用語は存在していませんでした。現在Z世代と認識されている、1990年代後期に誕生した人々について、Y世代と一括りにして考えたり、Y世代と混同してミレニアル世代と呼んでいたのです。その理由は、前項でご紹介した「ノーネーム世代」と同じだと言えます。当時、1990年代以降に誕生した世代には、大きな特徴が見られませんでした。幼かったため、購買行動の把握もできませんでしたし、性格的な統計も十分に行えなかったのです。

しかし、彼らが年齢を重ねたことと、マーケティングに関する調査が進展したことによって、1990年後期に誕生した世代と、Y世代は大きく異なることが発覚しました。さらに、ミレニアル世代の特徴とも違うことが判明します。この頃から、Z世代と呼ばれるようになり、特徴が注目されるようになりました。こういった現象は、X世代やY世代でも発生しています。○○世代という名前が付けられる頃には、ある程度その世代の特徴が頭角を表した後であり、大手企業がその世代に注目し特化させたマーケティング方法を確立させた後だと言えるでしょう。つまり、現在ノーネーム世代としてあまり注目されていない世代も、早期に性格や特徴を把握し、彼らに向けたマーケティング方法を確立させておく必要があるのです。

購買力は4兆円を突破する

これまでXやY世代ばかり注目されていましたが、近年Z世代が注目され始めます。それも、非常に急速にです。Z世代はこれまで、購買力が期待されていなかったばかりか、少子高齢化を考慮し、企業は若者に向けたマーケティング方法ではなく、XやY世代などの年配層に特化したマーケティング方法に活路を見出していたのです。世界規模で考えた時、Z世代に属する人口が最も多く、購買力も期待できますが、世界へ事業展開することが難しいなどあらゆる理由から、Z世代は注目され損ねていました。

ところが、インターネットの発展や、デジタル化の進歩による共通通貨などの普及によって全世界に事業展開しやすくなったことをきっかけに、Z世代が大きな注目を集めます。さらに、今後はZ世代だけで購買力4兆円を突破するという試算も発表されました。世界の企業は日本のZ世代に注目していますし、日本の企業も世界のZ世代を見据えたマーケティング方法を確立させる必要があるのです。

Z世代の特徴と価値観

 

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Z世代は、日本の企業や事業者に限らず、世界的にも注目されている世代です。商品やサービスの発展を望むのであれば、Z世代の特徴や価値観をより正確に把握する必要があるでしょう。それではここから、Z世代の特徴と、価値観について詳しくご紹介していきます。Z世代の特徴や、個性的な価値観がなぜ備わったのか、時代背景や理由も合わせて解説していきましょう。

Z世代が育った日本の環境

Z世代が誕生した1990年代後期は、「IT革命」という言葉が流行語になるほど、ITやそれらに関連するデジタル化が急速に発展した時代でした。当然、大きな商業施設だけではなく、個人の自宅や学校でさえインターネット環境が整っており、Z世代はY世代以上にインターネットが身近な環境の中で成長します。また、日本赤軍の最高幹部が逮捕されたり、少年の凶悪事件多発を受け少年法が改定されるなど、経済だけではなく多くの事柄が近代化に向けて進んでいった時代です。

近代化に着実に向けて歩んでいたこと、そして2000年という節目の時代であったことなどから、日本は活気を取り戻します。ところが、消費税やその他税金の増額、インターネットを駆使した新手の犯罪など、これまでなかったトラブルも頻発し、日本は活気を失い始めると同時に、Z世代もまたこのような時代の影響を受け成長していきました。

デジタルネイティブ

Z世代の最大の特徴は、デジタルネイティブな部分です。誕生した時から、インターネット環境が身近に備わっており、自宅でも複数のIT機器に触れられる幼少期を送っていました。テレビやエアコンのリモコンなどのデジタルパネルは、全てタッチパネルだと誤解していたというZ世代ならではのエピソードも存在します。デジタルネイティブなのは、Z世代だけではありません。前世代であるY世代も、デジタルネイティブ世代と言われています。2つの世代の、デジタルに関する大きな違いは、発信がメインなのか受信がメインなのかでしょう。

Y世代は、インターネットの普及から多様性を支持し、オリジナリティを尊重するという特徴を持っていました。しかし、オリジナリティを尊重するあまり、どこにも所属できず孤独感を深め、承認欲求が肥大しやすいという特徴も現れるようになります。そのため、SNSなどのインターネットツールを活用し、自身を発信することが多いと言われているのです。一方Z世代は、前世代であるY世代の、インターネットとの付き合い方を見ています。バランスを崩し承認欲求を暴走させた末路や、インスタグラマーに群がる様子など、冷静に見てきているのです。そのため、インターネットを活用する時、発信よりも受信がメインの世代と言われています。中には、自主的に発信する人もいますが、Y世代の発信者とは異なった特徴が見られるのです。このような状況や人物を、「様子見フォロワー」「ソーシャルよいこ」などと呼びます。

プライバシー観念が定着している

Z世代は、これまでのどの世代よりも、プライバシー観念が定着していると言われています。日本は古くから、大勢で多くのものをシェアする文化を築いていました。例えば、地域全体で子育てを行ったり、井戸端会議などと呼ばれる情報交換を行って、互いの家庭環境を認識し合うなどです。シェアする文化は、Y世代でも見られます。インターネットの普及によって、感動や体験までシェアしやすくなったことから、Z世代でも共有文化は加速するでしょう。

このように、あらゆるものがシェアできるのは、共有してはいけないプライバシー観念がしっかりしているからです。古くから存在した井戸端会議や共同育児などの共有文化とは違い、Z世代は共有するものと共有しないものを明確に分けることができます。Z世代は、Y世代のインターネットに関する失敗や経験を見聞きしているため、より高度な判断基準を持ち合わせているのです。Z世代について前世代の大人たちが、「何でも共有しておかしい」「プライバシーについて慎重になるべきだ」と、注意喚起を行う場面も見られますが、Z世代はどの世代よりも、プライバシーに理解があり、そしてしっかりとした対策を自分たちでたてられるほどデジタルに精通しています。

多様性を尊重する

Z世代は、インターネットを通して、多くの情報を仕入れることができます。日本人に限らず、海外の人々とコンタクトをとることもできますし、文化や流行を知ることも可能です。YやX世代も同様の事が可能ですが、言葉の壁を感じたり、文化の違いによるトラブルを懸念して積極的になりづらいという特徴を持っています。しかしZ世代は、多様性に触れ、それらを尊重し合う幼少期を過ごしているため、異国の文化であっても臆することなく接触することができるのです。

さらに、Y世代のように承認欲求が肥大化しているわけではないため、自身の情報だけを一方的に発信することが少なく、多様性の中でトラブルを起こす頻度が少ないとも言われています。また、他の世代とZ世代の異なる点は、興味がないことや自身と違う点を見つけた時、「踏み込まずに去る」という行動をとる部分です。他世代は、「分かり合うため」と称して言い争いになると想像できても、コミュニケーションを取ろうとします。一方Z世代は、違うという事が認識できた時、受け入れて側にいるか、そのまま接触しないかの2択であることが多いため、自分以外の多様性を尊重してもトラブルを起こしにくいのです。

ありのままを受け入れる

前項でもご紹介したように、Z世代はあらゆるものや関係性を、ありのまま受け入れます。「間違っている」「正しい」と独自に判断することなく、「相手は自分とは違った考え方をしている」といったように、否定も肯定もせずそのまま受け入れるのです。こういった特徴があることから、Z世代との関係性では、ファーストコンタクトが非常に重要だと言えます。

Z世代は、第一印象で興味が持てなければ、その後自分から積極的に知ろうと試みたり、別の一面を探るような努力はしません。インターネットを活用すれば、人との出会いも新しい情報や魅力的な商品も数多く見つけられるため、1つのものに執着する必要がないのです。もっと言えば、第一印象が優れなかったものに時間をかけて接することは、時間の無駄だと判断することもあります。

日常生活を大切にする

Z世代は、ブランドや見かけよりも、本質を重要視する特徴があります。多くの物を持ち、他者に自慢することよりも、日常生活の中で自分がどれだけ楽しいと感じられるか、充実していると感じられるかを大切にしているのです。Z世代は産まれた時から、多くの物や情報に囲まれて過ごしてきました。物資が乏しかったベビーブーマー世代や情報が一方通行だったX世代とは異なり、Z世代は多くものから判断し取り入れるものとそうではないものを判断する必要があったのです。そのため、外見や企業側の一方的な宣伝よりも、本質や口コミなどあらゆる情報を大切にする傾向があります。

Z世代の消費観と消費傾向

 

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特徴や性格は、消費観にも影響します。どのようなものに価値を感じるのか、またどのような事柄に注目しやすいのかなどがわかれば、マーケティングにも活用することができるのです。つまり、特徴や性格から、消費傾向を読み解くことが可能となります。ここからは、Z世代の特徴から、消費観及び消費傾向をご紹介していきましょう。他世代と類似している部分や、Z世代独自の消費観など、詳細に解説していきます。

ブランドよりも品質重視

Z世代は、大手ブランドや、各商品を代表する有名ブランドをあまり重要視しません。商品やサービスには、老舗と言える有名ブランドが存在し、購入する時「有名ブランドだから安心」といった理由で購入する人もいます。X世代やそれ以前の世代は迷った時、「高い」「有名」なものを選択する傾向が強いと言われているのです。

Z世代は、ブランド名や値段、知名度などをあまり重要視しません。固定概念を持たず、より良質な商品を選びたいという欲求を持っているのです。Z世代は商品の品質を見極める時、一般人の口コミや使用レビューなどを参考にします。さらに、口コミ投稿者の素性を調べる場合もあるようです。あまりに美しい写真を添えていたり、レビューが同じ投稿文であった場合、信頼に値しないレビューと判断し、参考にしません。

非現実的な効果・広告に振り回されない

インターネットでの検索中であったり、携帯ゲームの途中、動画再生中の合間など、企業側が作成した宣伝映像が映し出されることがあります。その中には、「飲むだけで痩せる」「必ず儲かる」など、驚くほど魅力的な宣伝が映ることも少なくありません。あまりにも非現実的な内容だった場合、「誰も購入しない」と大多数の人が考えます。しかし、何度も目にすることによって抵抗感が薄れ、当初否定的に捉えていた人でも、「試してみよう」という欲求にかられることがあるのです。そのため、企業は大金をかけ、非現実的な情報を発信しているのです。

Z世代は、このような宣伝広告に振り回されることがありません。不必要だと判断すれば、宣伝動画が放送されないように設定を変えることもあります。宣伝効果が薄いと判断した企業は、宣伝動画に漫画やバーチャルキャラクターを採用するようになりました。ナレーションをあえて素人のように演出し、消費者の抵抗感をなくそうと試みたのです。このような対策も、Z世代には無意味と言えます。インターネットが身近なZ世代にとって、アニメやバーチャルキャラクターは身近な存在ではあるものの、それらに惑わされて商品や内容に興味を持つことはないのです。

消費に関する固定概念がない

Z世代以前の世代は、消費に関する固定概念を持っています。例えば、「家やマンションは購入する必要がある」であったり、「子供は塾に通わせた方がいい」などです。なぜそれが必要か明確ではないものの、大多数が行っているからという理由であったり、それらが一般的だからという固定概念を持っているため、購買行動を起こしてしまう事があります。Z世代は、そもそも固定概念が少なく、消費に関する固執した考え方も持ち合わせていません。

つまり、どのような商品またはサービスであっても、Z世代が必要だと感じれば購買行動を起こさせることが可能だということなのです。これまで実績がない商品であっても、世間の大多数が使用しない商品であっても、どのように周知させるか、どのような情報認識してもらうかによって、購買行動の可能性が大きく変化します。

粗悪なものに時間を割かない

Z世代は日常生活の充実、体験の上質化を目指しています。より素晴らしい物、価格により見合ったサービス及び商品を探しているのです。そのため、粗悪なものに時間を割きません。吟味するために時間を割くよりも、少しでも不信に感じたら、別の新しいものを探しに行く方が効率的だと考えるのです。

「粗悪なもの」と判断する基準は、それぞれが持っている基準によって異なりますが、マーケティング方法にも関係しています。例えば、明らかに不釣り合いなインスタグラマーが商品もしくはサービスのPRを行っていると、企業の雑さが見えてしまい使用前から「粗悪」と判断することがあるのです。これまでの投稿内容と大きくかけ離れたPRも、Z世代に不信感を与えます。

Z世代の頭角と共に見直されるマーケティング方法

 

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Z世代は、これまでの世代とは大きく異なり、独自の判断基準を確立させていることはもちろん、大衆の意見であったり多方面の意見を尊重し、総合的に物事や商品、サービスを判断します。つまり、「なんとなく」で行っている商品やサービス、「これまでと同じ」宣伝方法では、より良質なものを求めるZ世代を振り向かせることはできないのです。

厳しい目を持つZ世代が、マーケティング現場で注目され始めたことと同時に、これまで当たり前だったマーケティング方法が見直されることとなりました。これまで「良い」と判断されていた宣伝方法が、根底から覆ったのです。ここからは、Z世代の頭角と共に見直されることとなったマーケティング方法と、その理由についてご紹介していきましょう。

「枠」から「人」

インターネットに接続すると、画面の上下もしくは左右どこかしらに宣伝動画や画像が表示されます。これは、プログラマティック広告と呼ばれるものです。企業がインターネット上の枠を買い取り、そこに自社商品を掲示させる宣伝方法となります。「誰に」宣伝させるかという「枠」を重要視する考え方から、とにかく多くの人の目に触れさせるようにという「人」重視の考え方に変わり、2017年頃から爆発的に増え始めた広告方法です。

「枠」から「人」という考え方が定着したため、動画配信サービス内やSNS上でも利用者や投稿者と全く関係のない企業宣伝広告が掲示されるようになりました。2018年頃は、この方法が効率的だと認識されていたのです。

「枠」の重要性が露見し始める

活気を見せていた「人」重視の考え方に、陰りが見え始めたのは2018年後半です。Z世代が20歳を超え始め、社会に出たりある程度の購買力を持ち始めた頃となります。プログラマティック広告の効率を確認したところ、効率的だったのは優良媒体に提示されていた広告案件でした。つまり、宣伝広告が表示されるサイトである「枠」が良質であれば、それだけ効率的に、商品やサービスが利用されたという統計がとれたのです。

近年話題となっている、インフルエンサーを活用した宣伝方法も同じだと言えます。フォロワーが多いだけでインフルエンサーを採用し、商品をPRしても、枠が商品とマッチしていなければ消費者を動かすことができないという事なのです。インフルエンサーという枠の特徴を無視し、宣伝広告を掲載すると、企業や商品はもちろん、インフルエンサー自身の信頼を失くしてしまう事にも繋がります。

プログラマティック広告の課題が見直されている

プログラマティック広告は、「人」という考え方も課題となっていますが、掲載方法にも課題が残されています。良質な媒体へ広告を載せた時、効率的に売り上げとなるのであれば、どんな企業でも良質な媒体へ掲載したいと考えるでしょう。

しかし、良質なサイトは広告費が高額になるため、大手企業でないかぎり利用が難しいのです。インフルエンサーマーケティングも、同様でしょう。テレビにも露出するような有名YouTuberやインフルエンサーへPRを依頼した場合、多額の費用が発生します。多額の費用をかけたからといって、必ずしも効果が約束されているわけではないため、企業や事業者にとってリスクが大きすぎるのです。

ブランドセーフティートラブルによる撤退・抑制

プログラマティック広告などの「枠」を重要視しない宣伝方法は、大きな問題へと発展しています。大手ブランドは、「枠」が上質ではなかった場合、ブランドイメージを損ねるリスクがあり、それが頻発したためインターネット広告から撤退を決定しました。「枠」を選択できない宣伝方法には、今後宣伝広告を掲載しないということです。

さらに、大手広告主はリスクが大きすぎるという理由から、インターネット広告を抑制すると発表しました。「枠」が商品やサービスと適切にマッチしていることが重要であり、それらが確認できないのであれば、広告主側にとってリスクでしかないということです。このような動きが世界的に広がり始め、YouTubeでも投稿者の質を厳しく見定めるようになりました。粗悪な投稿者つまり「枠」であれば、広告を載せられないように変更したのです。

Z世代へ向けたマーケティング方法

Z世代の消費観や消費傾向、そして見直され始めたマーケティング方法を考慮しながら、Z世代へ向けた適切なマーケティング方法を考えてみましょう。Z世代はこれまでの世代と異なる部分を持っていますが、全く新しい世代というわけではありません。Z世代以前の世代から受け継いだ、特徴や考え方も持ち合わせているのです。それらをしっかりと理解した上で、複雑でありながら、確かな目を持つZ世代へ向けた、効果的なマーケティング方法を詳細にご紹介していきましょう。

常にインターネットに接続されていること

 

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Z世代へ向けたマーケティングでは、常にインターネットに接続されている必要があります。PRの記事から、直接商品ページへ移動できるようにリンクを設定したり、改めてインターネットページを開きなおす必要がないように設定するなどです。Z世代はインターネットに接続されていることが一般的であり、それらが途切れてしまうと、気持ちも切れてしまいます。わざわざ複数ページを移動したり、別媒体で開きなおしたりするのは、非常に面倒な手間です。

さらに、Z世代が頻繁に活用するインターネット上に、宣伝を掲載する必要があります。例えば、ゲームアプリであったりSNSなどです。検索画面などは頻繁に使うものではないため、目に留まりにくくなります。SNSはほぼ毎日、毎時間見ているため、それらを活用したマーケティングが非常に効果的だと言えるでしょう。

情報発信者への信頼度が重要


Z世代は、商品をPRする情報発信者を重要視します。普段どのような内容を投稿しているのか、どのような分野に精通した投稿を行っているのか、非常に細かくチェックするのです。そのうえで、PR商品やサービスとの関連性を考え、信頼度を判断します。

Z世代を消費者に設定した時は、採用するインフルエンサーをしっかりと選択しましょう。どのような人材を採用するかによって、サービス利用の効率が変化しますし、Z世代へのマーケティングはファーストコンタクトが重要です。1度間違ってしまうと見向きもされないばかりか、瞬く間に情報が広がって企業にとって大きな痛手となってしまいます。

様々な用途・種類を発信する

Z世代は、商品やサービスの本質を重要視します。ただ「可愛い」だけではなく、どのように可愛いのか、その可愛さはどのようなメリットをもたらすのか、詳細な情報発信が必要です。インスタグラマーを活用したPR記事では、質が悪い場合「魅力的」「可愛い」など、商品やサービスの特徴が全くわからないものが散見されます。

そういった記事が複数見られると、企業側の商品にかける思いが霞んでしまいますし、消費者であるZ世代を甘く見ているように受け取られてしまう恐れもあるのです。Z世代へのマーケティングでは、商品やサービスに関する多くの情報や用途を発信するように心がけましょう。そのためにも、宣伝媒体であるインフルエンサーとの打ち合わせは、丁寧に行う必要があります。

頻繁に更新される広告


宣伝内容は、こまめに更新するようにしましょう。Z世代やミレニアル世代は、新しい情報や新鮮な映像に敏感です。見飽きた写真宣伝文句等では、情報として取り込まなくなってしまいます。そのため、インフルエンサーを活用したインフルエンサーマーケティングを実施する時は、商品やサービスに心から惹かれている人材を選択しましょう。このような方法を、アンバサダーマーケティングと呼ぶ場合もあります。

商品やサービスを好意的に受け止めているインフルエンサーであれば、商品に関する宣伝文句は頻繁に更新されますし、魅力的な映像を使用するでしょう。企業側が多くを指示しなくても、自主的により良いPRを行ってくれるのです。インフルエンサーマーケティングを考えている企業は、自社や商品とマッチした人材を選ぶ必要があります。

オリジナリティを発揮できる部分を残す

 

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Z世代は多様性を尊重し、オリジナリティを大切にします。そのため、商品やサービスにオリジナリティを発揮できる部分を残す必要があるでしょう。全ての使用方法を提示するのではなく、ある程度の情報を提示し、使用時の楽しみや想像の余地を残しておくのです。このようなPRを行うには、ある程度の文章構築能力が必要でしょう。インフルエンサーを採用する時は、あらかじめ投稿内容を企業側でしっかりと確認する必要があります。

個性的すぎてはいけない

 

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新しい若い世代だからといって、奇抜なものや個性的なものを好むとは限りません。特にZ世代は、応用できるものや用途が多いものを好むため、あまり個性的な商品を好まない傾向が強いのです。さらに、宣伝方法もオシャレ過ぎて分かりにくいものや、商品以外の印象が強すぎるPRは惹かれにくくなってしまいます。採用するインフルエンサーの特徴を活かしながら、Z世代が抵抗感を持ちにくい適度なアピールを心がけましょう。

Z世代の価値観を掴みマーケティングに上手く活用していこう

大きな購買力が期待でき、今後長い間発展が見込めるZ世代を取り込むためには、価値観を理解し、しっかりと反映させたマーケティングを実行する必要があります。特に、本質に厳しいZ世代を虜にするためには、宣伝媒体であるインフルエンサーの採用に慎重になる必要があるでしょう。「枠」の価値は、大手企業も認めるマーケティングの重要な部分なのです。

「インフルエンサーの選定に不安がある」「どのような人材がいるのか知りたい」と考えている企業または事業者は、企業とインフルエンサーのマッチングサービス「トリドリマーケティング」を活用してみましょう。採用に関する不安から助言まで、インフルエンサーマーケティングに関するあらゆる悩みを解決することができ、すぐにマーケティングを試すことができます。

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