Twitter広告の種類・費用・効果から運用方法・事例まで

Twitter広告について徹底解説!

インフルエンサーマーケティングやコミュニティマーケティングを始めとしてSNSをマーケティングに活用している企業は年々増えています。投稿内容のクオリティを高めたりフォロワーとの交流を活発にすることによって企業アカウントのフォロワーを増やすことができ、そこから消費に結びつくことも十分にあるでしょう。

しかし、そうした運用面の工夫だけで企業アカウントのフォロワーを増やしていてもいずれ限界が訪れてしまいます。企業のことを認知すらしていない層、企業のことを知らないながらも潜在的なニーズは持っている層、そして企業の競合他社のファンとして既に商品やサービスの価値を知っているため、自社のファンになることですぐに効果を発揮する層をフォロワーとするためにはTwitter広告も有効に活用していかなければなりません。

では、Twitter広告にはどのようなものがあるのでしょうか。Twitter広告の種類や必要となる費用、そしてTwitter広告に期待できる効果や実際に活用している事例を紹介していきます。また、最後にTwitter広告を出す際に必ず覚えておかなければならない注意点も解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください。

Twitter広告とは

Twitter広告とは、従来のテレビや雑誌の広告のように直接的に購入を促すことだけを目的とした広告ではありません。もちろん商品やサービスをプロモートすることで、新規購入者やサービスの利用者を増やすことを目的としている広告もありますが、それ以上にTwitter広告は従来の広告よりも幅広い用途で使われます。Twitter広告の表示場所は様々な場所にあり、PCでTwitterを見ている場合とスマホでTwitterを見ている場合とでも微妙に異なります。基本的には自分がフォローしているアカウントの投稿が表示される場所に出てくる「プロモツイート」と、自分がフォローしているアカウントと似ているアカウントが表示されるおすすめユーザーの欄に表示される「プロモアカウント」、そして自分が設定している地域で多く投稿されている単語が表示されるトレンド欄に表示される「プロモトレンド」欄の3種類に分けられます。

いずれも商品やサービスの購入者を増やすことだけを目的としているのではなく、フォロワー数の増加や特定のツイートにアクセスするリーチ数の上昇、外部サイトへの誘導、そして情報拡散といった様々な目的を持って設定されています。そういった出稿する企業側の意図に合わせて出稿形式を任意の形に決定し、最も広告が効果を発揮する広告手法を選べるのがTwitter広告の特徴です。

また、さらにTwitter広告はターゲティングが可能ということでも知られています。従来のテレビの広告では番組を見ている視聴者や時間帯によって流す広告を変えたり、雑誌の広告ではそもそもの購買層の需要を想定してたターゲティングしかできませんでした。しかしながら、Twitter広告はそれぞれの投稿の内容やフォローしているアカウント、Twitter以外のブラウザての検索履歴を含めて広告を出稿することが可能です。たとえば同じ20代の男性でも、独身で自分の趣味に関する検索を頻繁に行い、自分の趣味に合ったアカウントをフォローしているユーザーに対して出稿される広告と、20代男性ながら既に結婚していて子どももいてマイホームの購入を考えているユーザーに対して出稿される広告は大きく異なります。同様に、同じように住宅購入の広告であっても普段から子ども用品を多く購入していればファミリー向けの物件が表示されますし、シニア向けの商品に対する関心が高いユーザーに対してはバリアフリーだったり二人暮らし用の物件が表示されるなど細かなターゲティングをしながら広告を表示させることが可能です。

すなわち企業としては、あらかじめ広告の出稿をTwitterで設定する際にターゲットとなる層を詳しく設定すればするほど、自分たちの提供する商品やサービスに対して興味や関心、潜在的なものを含めたユーザーに向けて広告を出すことができるのです。同じユーザーであってもその時の検索内容や投稿内容によって表示される広告は大きく変わります。この特徴を見るだけでも、従来のテレビや雑誌といった広告手法と比べて非常にターゲティングの精度が高いことが分かるでしょう。

Twitter広告の特徴と期待できる効果

従来のテレビや雑誌の広告と比べてターゲティングの精度が高く、ユーザーの興味や関心を把握しながら企業が意図するユーザーにしっかり広告を届けることで効率的なプロモーションを可能にするのがTwitter広告の特徴です。しかしながら、これはTwitter広告に限らずSNSを利用する広告では基本的に可能なことです。むしろ匿名性が高く自分の名前はもちろん、性別や年齢まで偽って登録している人が多いTwitterよりも、実名で登録して自分の住んでいる地域や勤めている企業まで後悔している人が多いFacebookの方がターゲティングの精度が高くなるでしょう。

すなわち、Twitter広告はターゲティング精度という観点で見るとFacebookには遠く及びません。しかしながら、だからといって企業側がTwitter広告への出稿を取りやめてFacebook広告に全て予算を充てる必要は全くありません。Twitter広告はターゲティングの精度こそFaceboo広告に劣るものの、他のどのSNS広告にも負けない特徴として拡散力の高さを持っています。

そもそも、Twitterを利用したことがある人であれば分かる通り、Twitterには自分がフォローしている公開アカウントの投稿をそのまま自分のフォロワーに拡散することができる「リツイート」という機能が実装されています。このリツイート機能は普段から多用している人が多い機能ですが、単に自分がフォローしているアカウントの投稿だけではなく企業が出稿しているプロモツイートにも使うことができる機能です。さらに、このリツイート機能を「自分が興味を持った情報の価値が非常に高いので自分のフォロワーにも見てほしい」という意図で使う人もいれば、「自分は興味がないが、フォロワーのAさんとBさんは興味を持ちそうだから見せるためにリツイートしておこう」という意図で使う人もいます。いずれにせよ、一人のフォロワーが一度リツイートするだけで、企業が意図している以上の人間が企業のプロモツイートを見ることになるでしょう。仮に企業が出稿した広告を100人のフォロワーを抱える5人のユーザーが見たとして、その5人のうち3人がリツイートするだけで5+100*3=305人のユーザーが企業のプロモツイートを目にすることになります。

この拡散力は、FacebookやInstagramといったその他のSNSとは質の違うものです。そのためTwitterに出稿する際には、Twitter独自の拡散力によって広告が意図していないユーザーにも届くことを想定しながら出稿することが可能です。もちろん広告の内容自体も、ユーザーに思わず「この広告は価値が高いからフォロワーの人たちにも見てほしい」と思わせるような広告にしておくことで、さらに拡散される可能性を高めることができるでしょう。

Twitter広告の種類と費用

Twitter広告には、プロモツイートとプロモアカウント、そしてプロモトレンドの3種類の出稿形式があることは既に紹介しました。では、それらはそれぞれどういった目的を持って使われることが多いのでしょうか。また、それぞれどれくらいの予算を想定しておく必要があるのでしょうか。ここでは、先ほど軽く紹介した3種類の出稿形式に関して、それぞれの特徴を詳しく説明しながら必要となる費用についても解説していきます。

課金方法は2種類

Twitterに限らず、SNSに広告を出稿する場合は基本的に「目的を達成した投稿数に応じて料金が発生する」という形式の成果方式を選択する企業が多いと言われています。たとえばTwitterであれば「プロモツイートをリツイートしたユーザーの数×単価」に応じて金額が決まったり「表示されたプロモアカウント経由でフォロワーになった人数×単価」というように金額が決まります。こういった成果によって発生する金額が変わる方式は、初めてSNSに広告を出稿する企業でも予算を設定しやすくなりますし、設定した予算の上限を達成した場合は自動的に広告が表示されなくなるので企業としても安心して利用できるというメリットがあります。しかし一方で、全く広告が表示される場所やユーザーの動向を知らないままに予算を設定してしまうと、予算が少なすぎてせっかくの良い広告が一瞬で表示されなくなってしまうといったリスクもあります。

そういったデメリットを防ぎたいのであれば、Twitter広告を出稿する際にオートプロモートの機能を使うのがおすすめです。このオートプロモートという機能は、月額9,900円の固定費用をあらかじめ支払うことによって、継続的にTwitter側で広告を出稿してくれる機能です。最初に設定した広告だけではなく、設定してから投稿した内容の中からユーザーの反応が良かった広告を選んで表示されるなど、企業側に運用の手間がかかることはありません。そのため普段から積極的に自社のアカウントに投稿を行っている企業としては、自分で細かな設定をしなくても自動的に新規投稿の中でも優れたものがユーザーに表示されるため効率的にプロモーションを行うことができるでしょう。予算は毎月固定となってしまいますが、反響が大きければ大きいほど費用対効果も上がるためある程度知名度があったりTwitterのユーザー層に好まれる広告を持っている企業としては、こちらのオートプロモート機能を使うのもおすすめです。

広告の種類①プロモツイート

Twitter広告の中でも、プロモツイートは最も有名でメインに利用している企業も多い広告手法です。PC版のTwitterでもスマホ版のTwitterでもユーザーがフォローしているアカウントの投稿が流れるタイムラインに表示されるため目にする機会も多く、さらにリツイートによる二次拡散も狙えるので企業としては非常にコスパが良い広告手法だと言えるでしょう。

基本的にプロモツイートは、商品やサービスをユーザーに対して周知させる目的で使われる場合がほとんどです。また、それ以外にも外部サイトへのURLを投稿することで、ユーザーをTwitter外の自社が作ったサイトに流入させることもできるでしょう。そうした「ユーザーがリツイートを行った」や「ユーザーが外部サイトへのURLをクリックした」というアクションに対して料金が発生し、事前に設定した上限金額を達成するまでは企業側がターゲティングしたユーザーに表示されることとなります。

ただし、企業がターゲティングしたユーザーAが、自分のフォロワーであるBに対してリツイートを行い、それを見たBが同じようにリツイートした場合や外部サイトに接続した場合は料金は発生しません。Twitter広告の中でもプロモツイートは、あくまでターゲティングしたユーザーが設定した行動を達成した場合にのみ料金が発生します。そのため、ユーザーAのフォロワーBがさらにリツイートして、そのフォロワーたちの大半が外部サイトを使用した場合でも発生する金額はAがリツイートした一回分のみです。拡散力が高いTwitter広告において、このように二次拡散では料金が発生しないというのは企業側にとっては非常にコストパフォーマンスが良くなります。しかもプロモツイートはリツイートだけではなく、ユーザーがプロモツイートに「いいね」をした時やコメントをした時にもユーザーのフォロワーに通知される場合があるので、拡散力は非常に高いといえるでしょう。

しかし一方で、Twitterユーザーの中にはプロモツイートなどの広告を目に入れたくないと考えるユーザーも少なくはありません。また、TwitterはFacebookやInstagramといったSNSよりもサードパーティーアプリが充実しているため、そうしたサードパーティーアプリを使ってそもそもプロモツイート自体を非表示にしているユーザーも少なくはないことは覚えておいた方が良いでしょう。

広告の種類②プロモアカウント

PCの場合は右側、スマホの場合はタイムラインの途中に自分でフォローしているアカウントと類似したアカウントや、自分がフォローしているアカウントの大半がフォローしているアカウントが表示される場所があります。その部分に「おすすめのアカウント」として表示されるのがプロモアカウントです。プロモツイートが商品やサービスの周知や外部サイトへの流入を目的として使用されるのに対し、プロモアカウントは企業のアカウント自体の知名度を高めたり、企業アカウントのフォロワーを増やす目的で使われる場合がほとんどです。そのため、料金もプロモアカウントとして表示されたユーザーがどれだけフォロワーとなったかによって加算されていきます。

通常、Twitterアカウントを解説した場合はInstagramなどの既に活用しているSNSで告知したり公式ホームページや店舗の入り口、あるいは店舗のレジなどで告知してフォロワーを集めていくのが一般的ですが、それだけだとどうしてもフォロワーの取りこぼしが発生してしまう恐れがあります。そのため、プロモアカウントも設定して一定数まではフォロワー数を獲得するように動いていくと良いでしょう。

ただし、こちらのプロモアカウントもプロモツイートと同様に公式アプリではなくサードパーティーアプリを利用しているユーザーの目には入らない場合がほとんどです。また、企業としては顧客に抱えたいほどのユーザーであっても、そもそも自分自身の趣味のためにTwitterを活用しているユーザーの場合はおすすめアカウントとして認識することはあってもフォローには至らないケースもあります。プロモアカウントに設定しても必ずしもフォロワー数が伸びるわけではないことはしっかり認識しておくようにしましょう。

広告の種類③プロモトレンド

Twitterユーザーの中で話題にあがる頻度を増やしたいのであれば、プロモトレンドの活用が最もおすすめです。プロモトレンドはトレンド欄に表示されるため、ユーザーが興味を抱くようなプレゼントキャンペーンなどの投稿を設定しておけば、キャンペーンの応募数を増やして盛り上がりやすくなるでしょう。

プロモトレンドに設定した場合の料金としては、事前に設定した上限回数までユーザーがハッシュタグを利用して検索を行ったり、ハッシュタグを含んだツイートをすることで発生します。予算に余裕をもって設定しておくことで、企業が既に抱えているユーザーのみがキャンペーンに参加するよりも大きな盛り上がりを見せることもあります。キャンペーンが盛り上がれば盛り上がるほど企業の知名度も上がりますし、フォロワーが増える可能性も高くなります。プロモツイートやプロモアカウントと比べると比較的知名度の低いプロモトレンドですが、忘れずに積極的に活用していくのがおすすめです。

Twitter広告を運用している実際の事例10選

個人でTwitterを利用したことがある人であれば、今までに何度もここで紹介したようなTwitter広告を目にする機会はあったでしょう。しかし、意識していないとそれぞれの企業がどのような使い方をしているかは把握できていない場合もあります。

そこで、ここでは実際にTwitter広告を有効活用している企業の事例を10個紹介していきます。それぞれの使い方を参考にしながら、Twitter広告の特徴を把握して自社アカウントの効率的な運用に活かしていきましょう。

セブンイレブン


Twitterを含めてSNSのユーザーには「同じことを離れた場所に住むユーザーと同時に楽しめる」ということが好きな人が多いと言われています。そうしたユーザー心理を利用して、セブンイレブンはTwitter広告の中でもプロモトレンドを利用して「#セブンイレブンの日」というハッシュタグを周知し、7月11日はセブンイレブンの記念日であるというイメージをユーザーに与えました。

当日だけではなく一週間前からハッシュタグやプロモトレンドを使って記念日であることを周知し、さらに7月11日当日にはプレゼントキャンペーンを実施することで従来よりも多くの参加者を獲得することに成功しました。このキャンペーンへの応募総数は10,000件を超えていたと言われ、SNSを利用したキャンペーンとしては群を抜いているものであることが分かります。社名を知らない人はいないほど有名なセブンイレブンだからこそ、その名前を活かしてユーザーをお祭りに引き込んだ事例だと言えるでしょう。

アサヒビール


アサヒビールの事例は、セブンイレブンのようにゼロからキャンペーンを生み出すのではなく既に多くの人が注目しているイベントと自社商品の特徴を組み合わせた事例です。アサヒビールは2016年のリオオリンピックの際に「#みんなでカンパイ」というハッシュタグを使って投稿することで、一眼レフなどの豪華な景品が当たるキャンペーンを実施しました。

さらにアサヒビールの担当者が24時間体制でアカウントの運用を行い競技の盛り上がりに合わせて企業アカウントを更新したり、オリンピックに関連したキーワードを盛り込んだプロモツイートやプロモトレンドなども実施することでさらにキャンペーンの盛り上がりを後押ししました。

通常、プレゼントキャンペーンというと景品の豪華さを前面に押し出したものが多く参加しやすいと感じるユーザーも少なくはありませんが、このアサヒビールの事例の場合は「選手を応援するための投稿」という雰囲気を作っているため、普段はプレゼントキャンペーンに参加しないユーザーも参加のハードルが下がったと言われています。

アサヒグループ食品


アサヒグループ食品が販売している「1本満足バー」は、誰でも手軽にすぐに栄養を補給できると多くのユーザーの支持されている商品です。その1本満足バーに、2018年10月から「プロテインシリーズ」が加わったことはご存知でしょうか。既存の1本満足バーは味によってそれぞれターゲット層が異なるものの、基本的には「忙しくて食事に時間をかける暇がない」や「間食も栄養バランスを意識したい」と考える層をターゲットとした商品でした。しかしながら、プロテインシリーズのターゲット層は従来のターゲット層とは大きく異なり、「筋トレをした直後に適切な栄養を手軽に補給したい」と考える層がターゲット層となっております。このターゲット層は言うまでもなくニッチな層ですので、従来通りのテレビや雑誌を使った大々的な広告よりもターゲットに対してのみ届けるような広告の方がコストパフォーマンスが良くなります。

そこでアサヒグループ食品が利用したのが、Twitter広告のプロモツイートです。普段から「トレーニング」や「プロテイン」、「筋トレ」や「タンパク質」などの単語を多く呟いているユーザーをターゲットとして設定し、そういったユーザーのタイムラインに1本満足バーの中でもプロテインシリーズの広告を流すことで、多くのユーザーに一斉に認知されるよりも高い宣伝効果を得ることに成功したのです。Twitter広告の効果自体も非常に高く有用な広告であることは間違いありませんが、Twitter広告を利用する以前にしっかり市場分析やターゲット選定を行うことでさらに効果を高めることができることを照明している事例でしょう。

ブックオフオンライン


中古の本屋ゲームを販売しているブックオフですが、実は実店舗だけではなくオンラインショップも開設しています。そのブックオフオンラインのスマホ版サイトへの集客を目的としてTwitter広告を利用し、導入することによってたった1ヶ月で今までの1年分に匹敵する量のフォロワーを獲得することに成功しました。

ブックオフもアサヒグループ食品が「プロテイン」などのキーワードを呟いているユーザーを中心にプロテインバーのプロモツイートを表示させたように、本に関係のある投稿が多いユーザーに対してスマホ版オンラインショップの存在を周知させるようなプロモツイートを表示させました。ただし、本といっても人気漫画の「ONE PIECE」や「NARUTO」といった本の場合は「ワンピース」や「ナルト」といったカタカナ表記のキーワードもプロモツイートを表示させるユーザーとして含めてしまうと、「新しいワンピースをデートのために買いたい」や「ナルトの乗っているラーメンを食べたい気分」などの投稿をしているユーザーに表示されてしまう恐れがあります。これでは企業としてもコスパが悪くなるだけではありません。興味のないユーザーに大量に表示させてしまうと、企業自体に押しつけがましいイメージを持たれてしまい企業イメージを損なってしまう恐れがあります。

そのため、ブックオフはTwitter広告を表示する相手を選ぶ際に「ワンピース」などのカタカナ語の表記を避けて「ONE PIECE」などの正式表記をしているユーザーのみを対象にしました。これにより、プロモツイートの表示件数自体は減ってしまうものの、本来のターゲット層に対して確実に届けるTwitter広告が可能になったのです。

コカコーラ


スペインのコカコーラは、スペイン国内で最も早くストリーム動画広告を導入したことで知られている会社です。そのコカコーラはクリスマスシーズンにコカコーラの売上を伸ばすことを目的にTwitter広告を利用しました。クリスマスに家族や恋人とコカコーラを飲むことを広めるため、ハッシュタグの「#EstamosMásCerca」(訳:もっと触れ合おう)を利用してコカコーラを飲む動画をTwitter上で広めたのです。

動画の内容がスペイン語圏の人々の心情にマッチするクオリティの高いものだったこともあり、動画再生回数は大きく伸び53万回以上再生されたと言われています。通常、TwitterはInstagramとは違い文字だけの投稿を好むユーザーが多いため動画が再生されることはそれほどないことを考えると、このコカコーラの動画がいかにユーザーの嗜好にマッチしていたかが分かります。

株式会社2cycle


2cycle「俺の夜行バス」という、夜行バスの料金比較や夜行バスの種類などを紹介するサイトを運営しているのが株式会社2cycleです。サイト自体が「夜行バスの旅に慣れたお兄さんが、自分の弟分に対して夜行バスの長所や選び方などを分かりやすく教えてあげるというコンセプトを貫いているのが特徴です。

そうした他のサイトとの違いを活かしつつ、「俺の夜行バス」自体の利用者を増やすことを目的として2cycleが利用したのがTwitter広告です。プロモアカウントで旅行を頻繁に行っているユーザーに対してアカウントの存在感をアピールすることでフォロワーの増加を狙いました。それだけではなく、Twitter上で「俺」である「お兄さん」キャラがユーザーと積極的に交流することによって、プロモアカウントを表示させる対象となっていないユーザーに対しても「面白いアカウントだからフォローしてみよう」という興味を抱かせフォロワー数を大きく増やすことに成功しました。

夜行バスは幅広い年齢層の人が使う移動手段ですが、インターネット経由で予約するのはほとんどが10代や20代といった若年層であると言われています。すなわち、Twitter広告を通じてユーザーにプロモーションを行うことにより、アカウントのフォロワーだけではなくサイトの利用者を増やすこともできるのです。このように、多くの人が利用する商品やサービスであっても、インターネットの利用に着目した場合は若年層に偏っているケースもあることを忘れてはいけません。

サイボウズ


クラウドベースのグループウェアや業務改善サービスを主に取り扱っているサイボウズは、社会人としては耳にする機会の多い会社ですが、一方でB to Bの会社であるというイメージも強く個人として利用している人はほとんどいませんでした。

そこでサイボウズは、Twitter利用者の中でも特に学生サークルに所属して運営業務を担っている人たちや、同人サークルに所属している人たちのタイムラインに自社のサービスを周知させようとプロモツイートを流しました。それにより商品の購入や申し込みを意味するコンバージョンは大幅にアップし、企業だけではなく個人ユーザーの利用も増えたと言われています。

グリコ


グリコのポッキーといえば「11月11日はポッキーの日」というフレーズを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。SNSが流行する前からテレビCMなどで有名なフレーズですが、最近ではTwitterも活用することでさらに11月11日当日の盛り上がりを大きくしています。

グリコはプロモツイートを活用し、ポッキーの日の当日に「最もツイートされた菓子名ブランド」というギネス記録を作るキャンペーンの告知をしました。グリコはTwitter以外でも頻繁にギネス記録の樹立に挑戦しているメーカーとしても有名ですが、実際の店舗などで記録樹立に挑戦する場合、臨場感はあるものの遠方のユーザーは参加できないというデメリットがありました。しかしながらTwitterを使って誰でも気軽に参加できるキャンペーンにすることで、よりキャンペーンを盛り上げることに成功したのです。

結果的に、目標とする111万ツイートを大きく上回る184万ツイートを記録し、2012年11月16日に正式にギネス記録であることが認定されました。また、グリコはその後も定期的にこのキャンペーンを行っているため、プロモツイートを目にしていないユーザーに対しても、11月に入ると「そろそろグリコがキャンペーンをするかもしれない」というワクワク感を抱かせることが可能です。

マダム・タッソー


アミューズメント施設のマダム・タッソーはリアルな著名人の蝋人形と一緒に写真を撮ることができると、デートや観光に人気のスポットです。そんなマダム・タッソーはプロモツイートで「2人で1人分の料金」で入場できるキャンペーンを告知しました。

一般的にTwitter広告はTwitterを利用しているユーザーの中から企業の顧客になる可能性が高いユーザーをターゲットとして配信されますが、このマダム・タッソーのようにプロモツイートを目にしたユーザー以外にもベネフィットがあるキャンペーンを企画することによって、プロモツイートの二次拡散が期待できるだけではなくTwitter自体を利用していない層の集客も期待できるようになります。どの企業であっても使える手法ではありませんが、ターゲティングをする際にはこのように副次的な効果を期待しながらターゲティングしてみるのも良いのではないでしょうか。

にんにくや岡崎商店


健康のためににんにくを食べるのは基本的には40代以降が多いと言われています。しかし、そうした状況に対してにんにくや岡崎商店は若年層にも顧客を生み出そうと、Twitterを活用したプロモーションを開始しました。

プロモアカウントでアカウントの認知度を高めながら、プロモツイートも併用して商品の魅力を紹介することによって一気にフォロワーを獲得し商品の売上をアップさせることにも成功しました。単に若い世代に絞ってターゲティングするだけではなく、若い世代の中でも素ポーツの後の疲れに悩んでいる人や免疫をアップさせたいと思っている人など、細やかなターゲット設定をすることによってTwitter広告の効果をより高めたと言われています。

Twitter広告を出す際の注意点

既に紹介した事例からも分かる通り、Twitter広告はサードパーティアプリを使っている人には非表示になっている恐れはあるものの、目にするユーザーも多く低コストで大きなベネフィットを期待できる広告手法として既に知られています。しかし、Twitter広告の重要度を多くの企業が認識しているからこそ、単にTwitterを設定するだけでは期待ほどの効果は得られなくなってしまうでしょう。そこで、最後にTwitter広告の効果を最大限に引き出すために、設定時に覚えておきたい注意点を4つ紹介していきます。Twitter広告を検討している人は、ぜひこちらも併せてご確認ください。

市場をセグメント化しておく

新商品の企画を考える上でも新しい広告の企画を考える際にも、市場を分析してセグメント化することは非常に重要です。しっかり市場をセグメント化して利用する顧客の行動が分析できていれば、たとえばマダム・タッソーの事例で紹介したようにターゲットに設定してコストをかけて広告を出すユーザー以外の集客も可能になる場合もあるでしょう。

マダム・タッソーのような観光地であれば一人で来る顧客は少ないことは容易に想像できますが、それ以外にも2人の利用が多いのか3人の利用が多いのか、あるいは団体客が最も多いのかなどを分析することでターゲットとすべき層が自ずと分かる場合もあります。Twitter広告を活用する場合も、従来までと同じように市場をセグメント化するようにしましょう。

ターゲティングをしっかり行う

従来の広告よりも圧倒的にコストパフォーマンスが高いTwitter広告ではあるものの、だからといってターゲティングせずに闇雲に設定させていても意味がありません。やはりしっかりとターゲティングをして、届けるべきユーザーに対してプロモーションを行うことが重要です。

たとえば事例の中で紹介したアサヒグループ食品の場合は、単に一本満足バーを既に食べている顧客に対して新たな商品を案内するだけではなく、今まで一本満足バーを食べたことがなかった層の中からプロテインに興味を持つ層に向けてのアプローチを行いました。また、ブックオフのようにキーワードが2つ以上の意味を持っている場合にはユーザーが企業に抱くイメージを損ねないように厳密に広告の配信設定をすることも必要でしょう。興味のないユーザーに対して広告を表示しないようにしながらも、潜在的なニーズを持っているユーザーに対しては積極的にアプローチできるようにターゲティングすべき層を企業側がしっかり把握しなければなりません。

検索方法の独自性を知る

通常、YahooやGoogleの検索を使う場合には「ワンピース 漫画」のように分かりやすい単語で調べる人が多いでしょう。しかし、Twitterはそもそも自分が日常的に感じていることなどを投稿する場ですので、そういった検索のようにしっかりとしたキーワードで投稿されているケースの方が稀だと言われています。

たとえば、「美白に興味があるユーザー」をフィルタリングしたい時に「美白」というキーワードだけでユーザーを検索しても一部のユーザーしか見つけることはできません。「美白」以外にも「色白」、「日焼け嫌だ」、「美顔器」などユーザーが日常的な出来事を呟く時に使いそうなキーワードを企業側で想定して、どういったユーザーがTwitterを利用しているのかを分析する必要があります。今までのブログなどとも違い、口語調の投稿が多いことはTwitter独自の特徴と言えるでしょう。

企業アカウントもしっかり定期的に運用する

フォロワーを増やすためには基本的にプロモアカウントの利用が最も効率的だと言われていますが、一方でプロモツイートやプロモトレンドを利用する際にも企業アカウント自体をしっかり運用しておかなければなりません。企業アカウントをしっかり運用しておくことで、たとえば2cycleのようにユーザーとの親密度が上がり実際のユーザー以外をフォロワーとすることも可能になるでしょう。

ユーザーと積極的に交流しない場合でも、Twitter広告を見て興味を持った顧客がアカウントの最近の投稿を見に来たら、最後に更新されたのが半年前といった状況だと顧客のテンションを下げてしまう恐れがあります。Twitter広告を利用する際には広告向けの投稿だけではなく定期的な投稿も行っておくと良いでしょう。

もちろん、Instagramなどのようにインフルエンサーを積極的に活用するのもおすすめです。インフルエンサーを活用してアカウントを盛り上げることができれば、インフルエンサーのフォロワーが企業のフォロワーになってくれたりインフルエンサーのファンとの交流が生まれたりするなど、普段のアカウント運用やTwitter広告の利用だけでは見込めない効果を見込める場合もあります。インフルエンサーというとInstagramでしか活動しないと思っている人もいるかもしれませんが、最近ではTwitterにも活躍の場を広げてきているのでぜひ活用してみてください。

Twitter広告に出稿し、企業の知名度を上げよう!

多くの企業が重要視しているTwitter広告を利用することによって、商品やサービスのファンが増えるだけではなく企業自体の知名度をさらに上昇させたり、消費者から親しみを持たれる企業になることも不可能ではありません。今、既にTwitterアカウントを持ちながらも情報発信しかしていなくてTwitter広告を利用したことがないという人は、ぜひこの機会にTwitter広告を設定して今までよりも精度の高いプロモーション活動をしてみるのも良いのではないでしょうか。

また、そうした活動の際には最後に紹介したようにインフルエンサーの力を借りるのが非常に効率的です。人気のあるインフルエンサーの場合、SNSという空間では芸能人以上の影響力を持っているケースも珍しくはありません。そうしたインフルエンサーを起用し、さらにTwitter広告の効果を上げたいと考えているのであれば、ぜひ「コラボマーケティング」にご相談ください。