Twitterプロモツイートの料金・やり方・仕組み・種類について解説!実際の成功事例も

Twitterのプロモツイートを使いこなそう

Twitterを利用していると「プロモツイート」と呼ばれるものが表示されたという経験を持つ人も多いのではないでしょうか。ブラウザやアプリからTwitterを利用すると目にする機会が多いプロモツイートは、利用者にとって有益な情報を与えてくれるものです。すなわち、企業がこのプロモツイートを使いこなすことで、自社の知名度を上げたり売上額に大きく貢献することも決して不可能ではありません。Twitterアカウントを作成してTwitterを利用したマーケティングを行っている企業は、プロモツイートの仕組みやメリット、覚えておきたいデメリットを知りプロモツイートを使いこなしましょう。

Twitterのプロモツイートとは?

そもそもTwitterのプロモツイートとはどのようなツイートなのでしょうか。実際にTwitterを使っていると、自分がフォローしている相手の呟きやリツイートした内容だけがタイムラインに表示されますが、まれに自分がフォローしていない相手のツイートが表示されることもあります。これがプロモツイートと呼ばれるもので、多くの場合ツイートの左下に「プロモーション」という表示があります。

このプロモツイートはTwitter広告の一種であり、企業がターゲティングしているユーザーに対して表示させることができるものです。通常のユーザーが投稿したオーガニックツイートと同様に返信やリツイート、いいねなどができるためプロモツイートだと気付かずにタイムラインを見ているユーザーも少なくはないと言われています。

プロモツイートに関する詳細な情報はのちほど解説していきますが、タイムラインだけではなくトレンドやアカウント検索の中にプロモツイートが入っていることもあるため、実際に一度でもTwitterを使ったことがある人であれば目にしたことがあるという人も多いのではないでしょうか。

Twitterのプロモツイートの基本情報

では、実際にプロモツイートとはどのようなものなのか詳しく解説していきます。Twitterにおいて自社はどのようなプロモツイートの利用をしていくことで多くの効果を得られるのか、プロモツイートの基本情報を知りながら考えていきましょう。

プロモツイートが表示される場所

「ツイート」という名前がついているくらいですので、基本的にはプロモツイートは通常のツイートと同じようにタイムラインに表示されます。ただしそれ以外にもキーワードやハッシュタグで検索した際に関連性の高いプロモツイートが検索画面の上部に表示されることもあれば、トレンドの中に「プロモトレンド」として表示されることもあれば、プロフィール画面を開いた時に表示されることもあります。

しかしながら、必ずしもプロモツイートが常に表示されるわけではありません。アプリなどを使わずにTwitterの公式サイトやTwitter for iPhoneおよびTwitter for Androidといった公式が提供しているアプリでTwitterを閲覧している時は表示される場合でも、使用しているアプリによってはそもそもプロモツイートの表示を非表示にしているアプリもあります。確実にプロモツイートを表示させたい場合には、サードパーティアプリではなく公式が提供しているアプリを使うようにすると良いでしょう。

プロモツイートの種類

単にツイートのみを表示されるプロモツイートの他にも、プロモツイートには様々な種類があります。最もスタンダードなタイプは「Twitterプレーンテキストツイート」と呼ばれているもので、その名の通り文章のみのツイートを表示させることができるプロモツイートです。Twitterの文字数制限である280文字(日本語の場合は全角なので140文字)を上限とし、企業や商品、サービスのプロモーションを行うことができます。URLリンクを入れて自社サイトへと直接誘導することもできますが、URLの文字数は23文字に相当するため文字数の上限が半角で257文字となり注意が必要です。

さらに、より訴求力を高めるために画像を表示させるプロモツイートも存在しています。この画像タイプのプロモツイートの場合も文字数の上限は変わらず、280文字(リンクを使用する場合は257文字)です。画像に関しては最小横幅は600ピクセルが推奨されていますが消費者のクリックを誘導して画像を大きく表示させる場合には1200ピクセルが適していると言われています。縦幅に関しては特に制限などは設けられていないので自由に設定することができます。ただし、縦幅が横幅より大きい画像の場合は投稿の際に自動的に縦横比が1:1にトリミングされてしまいます。縦横比は2:1~1:1であれば問題はありませんが16:9を超える場合も同様に自動的に16:9にトリミングされます。画像付きのプロモツイートを設定する場合には注意しましょう。

画像だけでは商品やサービスの魅力を伝えきれない場合、GIF画像を添付するプロモツイートを利用することもできます。こちらも文字数やGIF画像の縦横比に関しては既に紹介した画像付きのツイートと制限は変わりありません。また、GIF画像に関しても5MB以内であれば自由に設定することができます。動画を添付することで画像よりも情報量が多くなり訴求力高まるのはもちろん、目を惹く動画を使うことでユーザーをプロモツイートに注目させる効果も期待できるようになります。魅力的な動画を作成し、ユーザーに対してアプローチをしていくようにしましょう。

料金

意図したユーザーに表示させることができるなど、訴求力の高さが注目されているプロモツイートですが、プロモツイートが注目を集めている理由はそれだけではありません。非常に低コストで運用できるのもプロモツイートの魅力の一つです。プロモツイートは広告を表示させるだけでは費用はかかりません。

プロモツイートの費用が発生するのは、ユーザーがそのプロモツイートに対してリアクションをした場合のみです。すなわちユーザーがプロモツイートに対して動画を再生させたり、コメントやリツイートをした場合に料金が発生します。その他にもアプリの広告をクリックした時点やお気に入りに登録した時点で料金が発生することもありますが、いずれにせよ料金が発生するということはごく一部の誤操作によるリアクションを除いてユーザーが興味を持ってくれたということに他なりません。Twitterマーケティングを活発に行っている企業にとってはプロモツイートはコストを抑えながら自社の知名度を上げられる便利なツールだと言えるでしょう。

プロモツイートの仕組み

低コストで多数のユーザーに対する訴求力が期待できるプロモツイートですので、当然ながら多くの企業がプロモツイートの設定をしてします。しかしながら、ユーザー目線で考えてみるとプロモツイートの多くは自分にとって興味がある内容である場合がほとんどなのではないでしょうか。一人暮らしを検討している時に賃貸の広告が多く表示されたり、保険の見直しを行っている時に保険会社のプロモツイートが多く表示されるなど、ユーザーのニーズを把握したプロモツイートが多く表示されるようになっています。

この仕組みは、Twitter側でユーザーが検索したことのあるキーワードを元に表示させるプロモツイートを自動的に決定しています。もちろんTwitter内の検索キーワードだけではなく、Googleなどの検索エンジンで検索したキーワードやユーザーがフォローしているアカウント情報を元に決定される場合もあります。いずれにせよ、全く関係のないプロモツイートが表示されることはほぼないのでユーザーの興味を惹きやすいと言えるでしょう。さらに主に若年層など、普段からネット検索を使っている層であればあるほどプロモツイートの精度は上がっていきます。すなわち、そもそもTwitterの利用者層は10代~20代が50%、30代~40代が20%となっていますが、その中でも特に若年層に対してプロモツイートは効果を発揮しています。

Twitterのプロモツイートの設定方法

若年層を主なターゲットに据えている企業にとって、Twitterのプロモツイートは非常に有効な広告手段です。では、そのTwitterのプロモツイートを設定するにはどうすれば良いのでしょうか。プロモツイートの設定方法を順を追って解説していきます。

Twitterアカウントの作成

プロモツイートはどの企業でもすぐに利用できるわけではありません。Twitterにアカウントを持っている企業でないとプロモツイートは利用できないので、まずはTwitterアカウントを作成しましょう。さらにTwitterアカウントを作成してもすぐにプロモツイートを開始できるわけではありません。Twitterアカウントの開設から2~3週間経たないとサービスの開始ができません。また、その開設したアカウントは放置せずにプロモツイートを始めるまでの間にも運用している必要があります。

既にTwitterアカウントを持っている企業の場合は問題ありませんが、まだアカウントを運用していない企業は早急にTwitterアカウントを作成して運用を始めましょう。プロモツイートを始める前にも自社のアカウントを作成して商品やサービスをプロモーションしていくだけで以前からのファンの購買意欲を増進させる効果も見込まれます。新規でアカウントを開設した際は自社の公式HPやInstagramなどのその他のSNSでも告知を行うなど、まずはTwitterのアカウント自体の知名度を上げるような働きかけをすることもおすすめです。

また、日本の企業の場合は問題ありませんがTwitter広告がサポートされていない国の場合はいくらアカウントを作成してもプロモツイートを使用できない可能性もあります。日本国外の企業でプロモツイートの利用を考えている場合は、アカウントを開設する前にサポート対象の国であるか確認しておくようにしましょう。

企業のアカウントであれば基本的には問題ない場合がほとんどですが、アカウントが非公開設定になっていないかも確認しておく必要があります。アカウントを作成した時点では公開アカウントとなっていますが、念のため「設定とプライバシー」の「プライバシーとセキュリティ」から確認し、ツイートが非公開になっていないかどうかチェックしておくと良いでしょう。

広告アカウントを設定

アカウントを作成してプロモツイートの設定ができるようになった次は広告アカウントの設定をしましょう。広告アカウントの設定は、Twitterアカウントにログインして「Twitter広告を始める」というボタンをクリックするだけで簡単に設定が可能です。同じSNSでもInstagramの場合は個人アカウントからビジネスアカウントに切り替える必要がありましたが、Twitterはそうしたアカウントの切り替えが必要ないので誰でも簡単にプロモツイートを開始することが可能です。

広告アカウントとして設定する際には、国とタイムゾーンを選択してから消費税の請求に関して選択する必要があります。選択肢は「ビジネス」と「個人」のどちらかですが、企業として利用する場合には素直に「ビジネス」を選択して問題ないでしょう。その後、企業名や企業の住所といった企業情報を入力し、最後に支払いの際に必要になるクレジットカードの情報を入力すれば広告アカウントの設定は完了です。なお、支払い方法はクレジットカードしか選択できないので注意が必要です。

キャンペーンの作成

次に、キャンペーンから広告であるプロモツイートの目的を設定する必要があります。画面内に「キャンペーンを作成」というプルダウンがあるため、そこを選択し「ツイートのエンゲージメント」、「プロモビデオ再生数」、「ブランド認知度の向上」、「ウェブサイトへの誘導数またはコンバージョン」、「インストリーム動画再生数(プレロール)」、「フォロワー」、「アプリのインストール数または起動回数」の7つの選択肢からプロモツイートの主な目的としたいものを選択しましょう。これらの目的を達成することで、既に解説したプロモツイートの料金が発生するようになります。

このキャンペーンの選択を誤ってしまうと、企業が全く意図していない状況でプロモツイートが表示されてしまい効果が発揮されない可能性が高くなってしまいます。ユーザーのアクションがあるまで料金が発生しないとはいえ、無意味なプロモツイートを表示させておいても意味はないので十分に注意してキャンペーンを選択するようにしましょう。

ターゲットを指定

キャンペーンを選択した後は、どのようなターゲットに対してプロモツイートを見せるのかというターゲッティングの作業に入ります。基本項目としては「配信地域」、「性別」、「言語」、「端末、プラットフォーム、携帯電話会社」といった5つの項目を設定します。たとえば日本の女性に向けたプロモツイートを配信したい場合には「日本、女性、日本語、全て」といったように設定しておくことでプロモツイートの効果を上げることができます。

さらに、詳細設定では「キーワード」、「フォロワー」、「興味関心」、「テイラードオーディエンス」、「テレビターゲティング」、「イベントターゲティング」といった項目も設定できます。このうち、「キーワード」と「フォロワー」は既に紹介したように特定のキーワードの検索が多いユーザーに対してプロモツイートを表示させたり、特定のユーザーをフォローしているユーザーに対してプロモツイートを表示させたりするように設定することができます。このうち「興味関心」も「キーワード」と似ている項目で、選択したカテゴリに興味があるユーザーをツイート内容から分析してプロモツイートを効果的に表示させることが可能です。

「テイラードオーディエンス」はTwitter者が保有しているTwitter IDや携帯電話の番号、Twitter内の検索履歴から見えてくるユーザーの興味関心を分析してプロモツイートを表示させることができる機能で、ユーザー側の潜在的な欲求を刺激するようなプロモツイートが可能になると言われています。さらに、「テレビターゲティング」と「イベントターゲティング」はそれぞれ特定のテレビが放映されている時間帯や特定のイベントの名前を含むツイートをしているユーザーへのプロモツイートの表示を可能にします。たとえば「NHKの大河ドラマ、今回は面白い」のように頻繁にツイートしているユーザーには歴史関連のサービスのプロモツイートが多く表示されたり、「ディズニーのハロウィンが楽しみ」のようなツイートが多いユーザーに対してはディズニーグッズやハロウィンパーティーに関するプロモツイートの表示が多くなります。

この中でも特に「テレビターゲティング」に関しては、最近Twitterの利用法として若年層の間に「実況」と呼ばれる利用方法が広まっています。これは特定の番組を見ながら番組に対するツッコミや個人の感想をツイートするものであり、たとえば「主人公、後ろに犯人がいるよ!」や「ここで勇気を出して告白して!」のように放送されている内容とリンクしているツイートが増える現象です。映画や舞台の応援上映のTwitter版ともいえる実況ツイートは、ユーザーがリアルタイムに見ているものを分析しやすいため企業のプロモツイートにおいて非常に価値の高い情報であると考えられています。

予算を設定

SNSを使った広告の中でも低予算で運用することができるのがプロモツイートの特徴です。しかしながら、ユーザーからの知名度やユーザーの興味関心が高い企業の場合、必然的にユーザーからのリアクションも増えてしまうためプロモツイートを大量に流してしまうと予算していないレベルの請求額になってしまう可能性もあります。それを防ぐために、プロモツイートを運用する場合には必ず予算を設定する必要があります。

予算の設定では「1日の上限予算」を必須項目として設定しなければなりません。これは設定した金額を達成した時点で、その日は全てのユーザーのタイムラインに表示されなくなります。少なく設定してしまうとあっという間に上限金額を達成してプロモツイートが表示されなくなってしまう恐れもありますので、無理のない範囲の最大予算を設定しておくと良いでしょう。

他にも予算総額や入札価格など、選んだキャンペーンの内容に応じて設定できる項目が異なってきます。しかしながらいずれも、予算額が高ければ高いほどプロモツイートがユーザーの目に触れる可能性が高くなりますので、可能な限り高めに設定しておくことをおすすめします。

クリエイティブを設定

最後に、「クリエイティブ」という項目を設定する必要があります。これはプロモツイートの種類の項目で紹介した「Twitterプレーンテキスト」や「画像つきのツイート」、「GIF画像つきのツイート」などプロモツイートの種類を決めることができる項目です。この画面で新たにツイートを設定してプロモツイート用のツイートを作成することもできますし、開設したアカウントで既に投稿されているツイートをプロモツイートに選ぶことで、フォロワー以外の多くのユーザーの目に触れる機会を増やすこともできます。

また、アプリのインストール数を伸ばしたりハッシュタグを利用したい場合にはApp StoreやGoogle Play、ハッシュタグ入力が可能なプロモツイートであるカンバセーショナル広告など画像やGIF画像だけではなく様々な種類のプロモツイートを必要に応じて選ぶことも可能です。消費者に対する訴求力を高めるにはどの形式が最も適しているのか、プロモーションしたい内容と併せて総合的に判断するようにしましょう。

Twitterプロモツイートのメリットとデメリット

安価で始めることができ、効果があった時にしか費用が発生しないTwitterのプロモツイートは、Twitterマーケティングを考える企業にとって非常に魅力的なシステムだと言えるでしょう。既に個人の趣味であってもTwitterを運用したことがある人であれば、プロモツイートを新たに作成するのもそれほど手間がかかるわけではありません。

しかし、魅力的なシステムであるTwitterプロモツイートですが、メリットだけではありません。Twitterプロモツイートならではの出めりとも存在しています。Twitterプロモツイートにはどのようなメリットやデメリットがあるのか、両者を把握しておくようにしましょう。

【メリット①】ターゲットを絞って情報を発信できる

既に設定方法の項目で触れた通り、Twitterのプロモツイートは無差別に全てのユーザーに対して表示されているわけではありません。また表示させたいユーザーをTwitter側の意図に全て任せなければならないわけでもなく、企業側である程度国籍や言語といったターゲットを絞ってプロモツイートの表示を選ぶことができます。

たとえばdocomoがプロモツイートを表示させるのであれば、無差別にプロモツイートを表示させてしまうと自社のスマホや携帯を既に使っているユーザーにも広告を表示させてしまう可能性があります。これは広告を表示させる意味がないだけではなく、過剰な広告によってユーザーに嫌悪感を与えてしまい、ユーザーが離れる原因を作ってしまう恐れもあります。しかしながら、事前の設定でauやsoftbankといった競合他社を利用しているユーザーにのみ表示させる設定にすることで、そのリスクを減らすことができるでしょう。

さらに、コスメやジュエリーといった一般的に女性向けの商品に関しては基本的には若年層の女性をターゲットにしてプロモツイートを表示させることで効果を発揮します。しかしながら、11月中旬から12月にかけてのクリスマスシーズンや2月下旬から3月にかけてのホワイトデーシーズンに関しては女性だけではなく男性に対してもプロモツイートを表示させる方が売上額への貢献は期待できるでしょう。もちろん若年層の男性全てに女性向けの商品を表示させても効果は期待できません。しかしながらキーワード設定で「デートスポット」や「プレゼント」といったキーワードの検索が多い若年層の男性という設定をすることで、女性向けの商品の需要がある男性に対してプロモツイートを表示させることができます。

このように、最初に設定した一部のターゲットに限らず時期やプロモツイートの内容に応じてプロモツイートを表示させるターゲットを臨機応変に選択しながら活用できるのがプロモツイートのメリットの一つです。企業の取り扱っている商品やサービスの幅が広ければ広いほど、この恩恵を受けることができるでしょう。

【メリット②】情報が拡散されやすい

Twitterの最大の特徴として情報の拡散力が他のSNSと比べても非常に高いというものがあります。特に「リツイート」によって自分のフォロワーに特定のツイートを共有する拡散力は非常に高く、仮にフォロワー数が多いユーザーに拡散させることができれば数千人のフォロワーがプロモツイートを目にすることになります。

こうした拡散機能はFacebookやInstagramのシェア機能でも同じ効果を発揮しますが、それらと比べてTwitterは「情報を拡散すること」を目的として使っている層も少なくはありません。FacebookやInstagramであれば「自分の私生活を発信する」という目的で使っている人が多く、興味深い情報を見つけても拡散を躊躇うような場面でもTwitterならむしろ積極的に情報が拡散されていくでしょう。

そのため、多くの場合企業が想定しているよりもさらに幅広い人にプロモツイートを見てもらうことが可能になります。特に「〇〇というハッシュタグを付けて呟くと、10名様に限定商品をプレゼント」などのプレゼント企画があるプロモツイートでは拡散力も爆発的に高くなり、プロモツイートを実際に目にしていない人に対しても認知度を上げられるという効果が期待できる場合もあります。このように大規模な拡散が起こる例は決して珍しい例ではないので、企業としては嬉しい誤算が生じる場合も多いでしょう。

【メリット③】ローコストハイリターン

多くの人に目に留まる機会があるプロモツイートですが、実は二次拡散以降は費用は発生しません。具体的に説明すると、実際に自分のタイムラインでプロモツイートXを目にしたAが興味を持ち、そのプロモツイートXをリツイートしたとします。この時点でプロモツイートXに料金は発生しますが、その単価は数十円くらいである場合がほとんです。さらに、Aに100人のフォロワーがいたとして、その中のBとCもプロモツイートXに興味を持ち、リツイートをしたとします。BもCもそれぞれフォロワーを100人ずつ抱えているユーザーだった場合、AのタイムラインにプロモツイートXを表示させただけで300人のユーザーがプロモツイートXを目にする可能性がある計算になります。

しかしながら、このプロモツイートXに対して発生する費用はAがリツイートした一回のみです。その後、BやC、あるいはその二人のフォロワーがどんどんリツイートしたとしてもその分の費用を企業が負担する必要はありません。企業が負担しなければならないのは、あくまで企業がターゲットとして設定したAのリアクションに対する費用のみです。

すなわちAのリツイートという数十円の単価だけで大勢の人に企業を認知する機会を与えることが可能になるのです。ここではそれぞれ100人のフォロワーを持つAとBとCを例に挙げましたが、実際はさらにフォロワーを持っているアカウントを珍しくはありませんし、Aのフォロワーの中でBやCだけではなくDやEも反応することもあるでしょう。その中には、今まで企業の存在自体を知っていても購買意欲を持っていなかった層だけではなく、購買意欲はあるのに企業の存在自体を知らなかった潜在的な顧客も含まれているかもしれません。拡散力が高いTwitterのプロモツイートは、新たな顧客を発掘できるという点でハイリターンが期待できる広告ツールなのです。

【デメリット①】Facebookに比べ精度が低い

拡散力が高くターゲットも可能なTwitterのプロモツイートですが、実はFacebookに比べると精度はそれほど高くありません。Facebookの場合は本名で利用している人も多く、登録時に自分の住んでいる地域や性別や年齢を入力する必要があります。本名で利用することが前提のSNSのため、そういった情報の入力も正しい情報を入力するユーザーが大半であり、Facebookのプロモーションはそれらの情報を元に表示させているため非常に精度が高いと言われています。

しかしながらTwitterの場合、本名で利用しているユーザーはそれほど多くありません。登録の際に住んでいる地域や年齢や性別を入力する項目はありますが、Facebookと違い入力は必須ではないので入力しないユーザーも少なくはありませんし、それどころか敢えて偽りの情報を入力して利用を楽しんでいるユーザーもいます。

そのためTwitterのターゲティングは、ユーザーのフォロワーやツイート内容からTwitter社が類推して行うこととなります。正しい情報をユーザー側が積極的に開示して登録してくれるFacebookと比べて精度が低くなってしまうのも、致し方ないことでしょう。

【デメリット②】非公式リツイートは削除できない

プロモツイートを投稿する際、誤った情報を投稿してしまうこともあるでしょう。その際、通常であればツイート自体を取り消すことでプロモツイートを削除することは可能です。仮にその誤ったプロモツイートが多数のユーザーにリツイートされていた場合でも、元のツイート自体を消せば特別な操作を必要せずリツイートを取り消すことができます。

ただし、こうしたいわゆる「公式リツイート」と違い、非公式リツイートの場合は任意で削除することができません。ユーザーがコメントをしながらツイートを引用している非公式リツイートの場合、情報が誤っていることに気付いて元のツイートを削除しても引用されたツイートを削除できない場合があります。公式アカウントで「先ほどのプロモツイートは誤りでした」と訂正することはできますが、誤ったプロモツイートを見た全員が公式アカウントをチェックしてくれるとは限らないため、誤った内容によっては企業にマイナスイメージを与えてしまう恐れもあります。

【デメリット③】ユーザーが非表示にすることもある

既に触れたように、ユーザーがサードパーティアプリを使っている際にはプロモツイートが表示されない場合があります。つまりターゲティングして特定のユーザーにプロモツイートを届けたいと思っても、ユーザー側の操作によっては必ずしもユーザーにプロモツイートが届くとは限りません。

Twitterをたまに利用している程度のユーザーであれば公式アプリを使っている可能性が高くプロモツイートを目にする機会も増えますが、一方でライトユーザーはプロモツイートを見かけてもあまり拡散しないなどのデメリットが存在しています。しかしながら、積極的にツイートを拡散していくようなヘビーユーザーの場合はプロモツイートがそもそも表示されない設定をしていたりサードパーティアプリを利用することによってプロモツイートをシャットアウトしている場合も多く、企業が期待している効果が得られないケースも少なくはありません。

Twitterのプロモツイートの成功事例5例

いくらかのデメリットはありますが、それでも企業によっては爆発的な拡散力が期待できてローコストで運用することが可能なTwitterプロモツイートは非常に魅力的なツールであると言わざるを得ません。では、具体的にはどのような企業がTwitterプロモツイートの運用に成功しているのでしょうか。ここでは最後に5つの成功事例を紹介していきます。

ゴフクヤサン・ドットコム


ゴフクヤサン・ドットコムは大阪にある昭和40年代に創業された老舗の呉服屋です。インターネット販売やオリジナル柄の着物の作成など、これまでにも着物の需要が減りがちな現代にも適応するために様々な施策を繰り出してきましたが、それでもやはり主な利用層が30代~50代の女性ということもあり、なかなか新規顧客の獲得には至りませんでした。

しかしながらTwitterのプロモツイートを活用したことで、10代~20代といった若年層にも知名度を上げることに成功しました。10代~20代の女性は頻繁に着物を着ることはあまりありませんが、成人式や学校の卒業式などのイベントごとに着物を着る機会は持っています。実際、今までのTwitterでのツイートでは既存の顧客に対する情報発信しかできなかったものの、プロモツイートを用いて30分でオリジナルの着物を作れるメリットなどを広範囲にプロモーションした結果、Twitter広告を始めてからECサイトの売上が2倍になったというデータも存在しています。

アサヒビール


アサヒビールは2016年のリオ五輪の際に日本の選手団を盛り上げるという目的でハッシュタグを用いたプロモツイートを投稿しました。「#みんなでカンパイ」というハッシュタグを付けたツイートをTwitterユーザーが投稿し、その投稿数が1日の目標数に達することでユーザーの中から抽選で豪華賞品をプレゼントするというキャンペーンです。

企業が主導するキャンペーンは、どんなにプレゼントが魅力的であっても企業が広告を誘導しているというスタンスを嫌って参加しない人も少なくはありませんが、このアサヒビールのキャンペーンの場合は「日本選手を応援する」というスタンスで行われているため、普段はこうしたキャンペーンへの参加に難色を示すユーザーにも浸透しやすかったと分析されています。

さらにこの際、アサヒビールのTwitter担当者は複数人体制で24時間アカウントの運用を行いました。その結果、時差が大きいリオ五輪においてもリアルタイムに競技を実況するなど五輪の盛り上がりに比例してアカウントのキャンペーンも盛り上がりました。結果としてキャンペーンによって獲得したフォロワー数は約10万人、キャンペーン参加ツイート数は約14万ツイートという成果をあげています。

また、このハッシュタグはその後も定期的に使われるなどアサヒビールが開催するキャンペーンの定番ハッシュタグとして定着しました。

セブンイレブン


セブンイレブンはTwitterの特性を意識したキャンペーンを行いました。Twitterのユーザーの中には「〇〇の日」や「〇〇記念日」といった話題が好きな層も多く、セブンイレブンは「7月11日はセブンイレブンの日」というツイートを一週間前の2016年7月4日から積極的に行いました。結果的にハッシュタグはセブンイレブンの公式アカウントだけではなく他の企業や一般ユーザーも多く投稿し、商品の口コミと一緒にハッシュタグを使う人も多くユーザーの生の声を聞く機会を増やしたと言われています。

さらに7月11日当日にはハッシュタグによるプレゼントキャンペーンが行われましたが、そのプレゼントキャンペーンへの応募総数は1万件を超えるなど大きな反響を生んだと言われています。

ブックオフオンライン


ブックオフでは2009年からフォロワーの獲得や限定キャンペーンの周知を主な目的としてTwitterプロモツイートを利用しています。結果としては、プロモツイートを利用する前は1年以上かかっていたフォロワーの獲得数を、プロモツイートを開始してからは1ヶ月で達成するなど高い効果を実感していると言われています。

ブックオフオンラインは本に興味のあるユーザーをキーワード設定によってターゲティングしました。たとえば人気漫画である『ONE PIECE』をキーワードに入れておくと、漫画に興味のあるユーザーを効果的にターゲティングすることができます。一方で「ワンピース」はキーワードから外しておけば、一部のユーザーを取りこぼすリスクはあるもののファッションに興味のあるユーザーに対して無意味なプロモツイートを表示させるリスクを削減することができます。設定するキーワード数は多ければ良いわけではなく精査する必要があることが分かる好例だと言えるでしょう。

にんにくや岡崎商店


株式会社岡崎屋はにんにくの製造をしている会社です。その中でもECサイトのにんにくや岡崎商店は中高年以上のターゲット層を中心ににんにくの販売をしていますが、さらなる顧客獲得のためにTwitterを主に利用している若年層をアカウントのフォロワーにしようと考えました。

Twitterのプロモツイートを使い「20代」、「30代」といった年齢層にプロモツイートを表示するようにしただけではなく「仕事」や「残業」、「疲れ」など滋養強壮効果のあるにんにくに対する潜在的な需要を持っている層に対してもプロモツイートを表示させたと言われています。その結果、リツイートが広まって多くのフォロワーに認知されました。しかしながら、先ほど解説した通り当初ターゲットに据えたフォロワー以外のリツイートには料金はかからないのでローコストハイリターンに成功した事例です。

Twitterのプロモツイートを使いこなして自社の認知度を上げよう

Twitterのプロモツイートは、ターゲティングの精度がFacebookに劣ったりユーザーによっては非表示になったりというデメリットはあるものの、その一方で一度リツイートされればローコストで多くのユーザーの目に留まり、ECサイトの利用者が増えたりフォロワー数が増えて企業自体の認知度が上がったりというメリットが存在しています。

マーケティング戦略の中にTwitterの利用がある企業は積極的にプロモツイートを利用して自社の認知度の上昇に貢献していくと良いでしょう。また、ユーザーの目を惹くようなプロモツイートはどのようなツイートにすべきか分からないといった疑問や、プロモツイートを作ったは良いもののどういったユーザーをターゲットにすべきかといった相談を「コラボマーケティング」にすることで、プロの視点から解決することができます。Twitterに限らず、Instagramのインフルエンサーを利用したマーケティング戦略にも専門的な知識を持ったスタッフが対応しますので、ぜひ一度利用してみてください。