若者にターゲティングしたTikTokキャンペーンの成功事例7選

若者向けのキャンペーンにはTikTokの活用がおすすめ

SNSを使ったプレゼントキャンペーンは、InstagramでもYouTubeでも数多く行われているため趣味でSNSを利用している際に目にする機会も多いのではないでしょうか。SNSのキャンペーンといえば「フォローした人にプレゼント」や「アンケートに答えてクーポンをゲット」などのお得感のあるキャンペーンが主流ですが、実はそういったキャンペーン以外にも「みんなで〇〇をしてみよう」など、単にSNSを使って楽しむだけのキャンペーンが行われることもあります。

このようにSNSを利用したキャンペーンはバリエーションが豊富であり、さらに活用されるSNSもInstagramだけではなくYouTubeやFaebook、LINEやTwitterなど多岐にわたるため全てを把握するのは難しいでしょう。そんなSNSを利用したキャンペーンの中には全世代を対象にしたキャンペーンもあれば、特定の年齢の男性のみ、のように年齢や性別を特定したターゲティングを行うキャンペーンも存在しています。キャンペーン内容やターゲット層を考えて活用するSNSを決定することが大切ですが、とりわけ若者をターゲットにしたキャンペーンではTikTokを活用することが推奨されています。

なぜInstagramなどの知名度が高い他のSNSではなくTikTokの活用が推奨されているのか、TikTokと他のSNSとの特徴を比較しながら考えてみましょう。また、TikTokでキャンペーンを行うことで得られる特有のメリットや実際のキャンペーン事例、開催する時に効果を高める秘策も把握し、TikTokを使いこなすことに挑戦してみてください。

TikTokと他のSNSとの違い

同じSNSではあるものの、TikTokは他のSNSと比べては比較的歴史も浅くユーザーも基本的には若者が多いという特徴を持ったSNSです。そのため、なんとなく若者の間で流行っているSNSだという認識は持っていても、TikTokを実際に触ったことはなくどのような特徴を持っているのか知らないという人も多いのではないでしょうか。まずはTikTokとその他のSNSの違いという観点からTikTokの特徴を把握していきましょう。

TikTokの利用者数

「SNSでマーケティングを行うのであればInstagram」というイメージを抱いている人は多いでしょう。確かにInstagramは日本における月間アクティブユーザーも3,300万人と非常に多く、10代~30代といった幅広い年齢層が利用しているためマーケティングの際に利用している企業が非常に多いSNSです。それに比べると、月間アクティブユーザーが950万に留まるTikTokを敢えて利用するメリットはないと考える人が多いのも自然なことです。

しかしながら、TikTokはアクティブユーザー数こそは少ないものの中学生や高校生が多く使っているため、一日の視聴回数は多いという特徴を持っています。Instagramの場合は社会人が利用しているケースも多く頻繁にユーザーがチェックできないため、企業としても一日に一枚程度の投稿に留めないとユーザーの利便性を下げてしまう恐れがあります。しかし、TikTokの場合は多くのユーザーが一日に数回というペースでチェックするため、企業はどんどん投稿を行って自らの存在を消費者にアピールすることが可能なのです。

さらに、中学生や高校生の利用が多いため、SNSでマーケティングを行っても即座に売上に結び付くわけではありません。しかしながら、だからこそ今のうちに中高生に向けて企業の存在感をアピールしていくことで顧客の青田買いが可能になるのです。企業が継続的に成長していくためには、新規顧客を継続的に獲得することが必須となります。コストを抑えつつ中高生のファンを増やせるTikTokは、その点において他のSNSよりも優れていると言わざるを得ないでしょう。

拡散力が高い

TikTokは動画投稿をするためのSNSとして使われています。もちろんTikTok以外にもInstagramのストーリーズなど動画を投稿できるSNSも存在していますが、TikTokの動画投稿はその他のSNSとは違い15秒~1分の動画しか投稿できません。これは一見デメリットに思えるかもしれませんが、実はこれこそがTikTokの拡散力を高めている要因だと言われています。

YouTubeなどのように長時間の動画を投稿できるSNSは、確かに動画自体が持つ情報量も多くなるため視聴者に対して商品やサービスの特徴を紹介するのに適しています。しかし一方で、情報量が多くなればなるほど動画の時間も長くなってしまうため気軽に視聴できないというデメリットがあります。

しかしながら、TikTokの場合は15秒~1分という短い動画なので通学中の電車の中などで気軽に見ることができます。さらにスマホを持ちこめる学校であれば休み時間に友達に見せることによって口コミで拡散することもあるでしょう。

さらに、TikTokの拡散力を高めているのは他のSNSへの共有です。TikTok自体の機能として、TwitterやInstagramといったTikTok以外のSNSに対しても動画投稿ができる機能が実装されています。特にTwitterは各種SNSの中でも非常に拡散能力の高いリツイートという機能が実装されているため、TikTokの短い動画を投稿することでTwitter内でも爆発的に拡散していくことが期待できるでしょう。

特別な技術がなくても利用しやすい

動画投稿というと、基本的には動画の編集技術などが要求されます。もちろんSNSに趣味として投稿する場合は撮影した動画をそのまま投稿しても問題ありませんが、企業が投稿する動画や、あるいは趣味の動画であっても拡散されたいのであれば編集した方が見やすく綺麗な動画になるため拡散されやすくなります。これは写真などの静止画でも同じことですが、動画の場合は静止画よりも高い編集技術や専門的なソフトが必要となる場合が多いため、どうしても投稿のハードルが高くなってしまいます。

しかし、TikTokはそうした特別な技術やソフトを持っていなくても簡単に可愛い動画を投稿することができます。基本的にTikTokは音楽は既に用意されているため、自分は口パクをして歌っているふりをするだけで拡散されるような動画を撮影することができるのです。このようにテンプレートが用意されているのも、TikTok独自の特徴だと言えるでしょう。いつでも誰でも簡単に、手軽に動画が投稿できるという点でも中高生に親しまれているのです。

その他のTikTok独自のメリット

その他のTikTok独自のメリットしては、最近ではTikToker(ティックトッカー)の台頭を上げることができるでしょう。インフルエンサーの中でもInstagramで活躍する人をインスタグラマー、YouTubeで活躍する人をYouTuberのように独特な呼び方をしますが、TikTokで活躍するインフルエンサーのことをTikTokerと呼ぶことがあります。芸能人だけではなく、一般ユーザーもTikTokerとして活躍する人が増えてきているので、TikTokを利用したインフルエンサーマーケティングを行える可能性も多くあります。

さらにTikTok自体も2017年にはiOS無料アプリランキングで1位に輝き、2019年の8月からは「TikTokプロアカウント」という機能が実装され、コンテンツごとに視聴回数やフォロワー数の推移や分布なども簡単に確認できるようになりました。すなわち利用者が右肩上がりで上昇しているだけではなくTikTokerと呼ばれるインフルエンサーも増え、投稿ごとの分析が容易になったことにより企業がマーケティングに活用する際にも自社の投稿がどれだけユーザーに受け入れられているかを確認することができるのです。

今まではその他のSNSに比べると少し遅れを取っていたと言わざるを得ないTikTokですが、こうした状況を鑑みると今後発展していく可能性が非常に高いことが分かります。

TikTokキャンペーンを行うメリット

現在は他のSNSと比べると限定的な使われ方をすることも多いTikTokですが、それでも将来的には大きなSNSに発展する可能性は十二分に秘めています。それでは、現在TikTokでキャンペーンを行う際にはどのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは、TikTokキャンペーンを行う主なメリットを3つ紹介していきます。

若者向け商品のプロモーションが容易

既に紹介したように、TikTokは他のSNSと比べても圧倒的に中高生の利用率が高いSNSです。そのため、当然ながら若者向けの商品プロモーションが容易になるというメリットがあります。もちろんInstagramなどのTikTok以外のSNSでも若者向けの商品やサービスのプロモーションを行うことは可能ですが、そういったSNSでは中高生をターゲットとしていない商品のマーケティングも活発なため、埋もれてしまう恐れがあります。また、そもそもInstagramであってもTwitterであっても中高生よりも20代~30代の利用率が高いため、そちらでプロモーション活動をしてもそれほど効率が良くない場合も少なくはありません。

しかし、TikTokであれば基本的に中高生が利用しているためプロモーションを活動を行うことでターゲット層に対してダイレクトにアプローチをすることができます。その他のSNSを利用するのも悪いことではありませんが、TikTokの方がその他のSNSと比べて費用対効果が高くなることは間違いありません。

拡散力が高い

TikTok自体には残念ながらそれほど拡散力はありません。基本的にスマホでしか視聴できず、PCユーザーの視聴を想定していないということもTikTokの拡散力を下げる一因となってしまってるでしょう。しかし、TikTokの特徴として紹介したようにTikTokはInstagramやTwitterなどの外部SNSに動画を投稿することができます。そのため、TikTok自体にはそれほど拡散力がなくても、結果的には非常に多くの人が動画を目にする可能性が高まるのです。

さらにTikTokの場合、中高生が主に使っているためSNS上だけではなく口コミでも拡散することが多いと言われています。友達と学校や塾などで、話題になっているTikTokの動画の真似をすることで、そもそもTikTokを利用していないユーザーにも拡散していく可能性があります。この口コミによる拡散は、憧れてとしている芸能人あるいはTikTokerを起用するほど拡散力が高まっていきます。企業としては、インフルエンサーの選定には最大限の注意を払って行うことで費用対効果をさらに上げることができるでしょう。

低コストで動画を作成可能

特に動画編集の知識がない高校生でも簡単に動画を投稿できるのがTikTokのメリットと人気の理由ですが、それは企業に関しても同じことが言えるでしょう。たとえばInstagramでのマーケティングに3名の芸能人やインフルエンサーを起用する場合、その3名それぞれのイメージに合わせた上で企業のブランドイメージに合う動画を作成し、その魅力を最大限活かすように編集する必要があります。それにどれだけのコストがかかるかは、特に動画編集に対する専門的な知識がなくても察することはそれほど難しくありません。

一方で、TikTokの場合は企業が一つの商品やサービスに用意する音楽は一つである場合がほとんどです。すなわち企業のブランドイメージを活かした音楽や振付を1セット用意することができれば、そこに芸能人やインフルエンサーを起用するだけで広告用の動画を用意することができるのです。

もちろん音楽を作曲して振付を作成し、さらにそれらのイメージに合う芸能人やインフルエンサーを選定することも決して簡単なことではありません。しかしながら、それでも芸能人やインフルエンサーを選定し、起用した人物に合う動画を一から作り続けることに比べると圧倒的にコストを抑えることができるでしょう。若者向けの商品やサービスは、宣伝にかかるコストは他の世代と変わらないのに単価が安く利益をあげるのが難しいという一面があります。しかしながら、TikTokを活用することで広告費用自体を大きく抑えることができるのです。TikTokキャンペーンを効率的に利用すれば、今までよりも大幅に利益率を上げることも決して不可能ではありません。

TikTokキャンペーンの成功事例7選

TikTokはPCでの視聴が現時点では基本的にできないため、TwitterやInstagramと比べると目にする機会が少ないと感じている人も多いのではないでしょうか。そのため、TikTokキャンペーンにどのようなものがあるのか知らないという人も少なくはありません。そこで、ここではTikTokキャンペーンの中でも特に話題を集めて成功している事例を7例紹介していきます。若者の行動特性と併せて成功事例をチェックしていってください。

サントリー食品


サントリー食品は、2018年4月に同社から販売しているペプシJコーラのCMをTikTokを活用して制作したことが話題になりました。TikTok内でも注目を集め、累計再生回数は1,500万回を超えたためTikTokユーザーはほぼ全員が目にしたのではないでしょうか。

このサントリー食品が作成した動画はダンスの振付が非常に踊りやすいだけではなく、演歌歌手の石川さゆりさん、青森県のゆるキャラであるにゃんごすたー、LUNA SEAやX JAPANで活躍しているSUGIZOさん、声優の上坂すみれさん、サッカー選手の本田圭佑選手なども参加しているということで、中高生だけではなく幅広い世代から注目を集めました。

有名人が多く出演することでCMが話題になり、さらに真似も容易にできるダンスということで若者が注目しないわけはありません。実際、このペプシJコーラのCMは多数の中高生が「踊ってみた」動画を投稿したことでも話題になりました。そのためSNS上の拡散だけではなく口コミでも非常に話題になり、どんどん再生数が伸びていったといわれています。

ローソン


ローソンはホットスナックの主力商品でもある「Lチキ」の若者需要をさらに伸ばすため、TikTok内で「Lチキチャレンジ」というプロモーション活動を行いました。Lチキチャレンジの内容は、Lチキのテーマソングである「いつでもLチキ」の曲に合わせて踊り、「#いつでもLチキチャレンジ!」というハッシュタグをつけてダンス動画を投稿するという内容です。

一般的にSNSのキャンペーンというとハッシュタグをつけて投稿した人に対して抽選でクーポンなどを配布するというものが知られていますが、このローソンのLチキチャレンジはそのような景品の配布がなくても大きな盛り上がりを見せたTikTokキャンペーンです。

Lチキチャレンジに使われている踊りが「人差し指でLの形を作りながら踊り、最後に食べる仕草をする」という可愛い踊りであったため、中高生の中でも特に女子高生の中で人気が沸騰し、景品を用意しなくても「真似したい」というモチベーションを抱かせることに成功したのが、このTikTokキャンペーンが成功した要因の一つだと言われています。

さらにLチキキャンペーンでは可愛らしいダンスを用意するだけではなく、キャンペーンモデルとして雑誌「PopTeen」でリコリコと呼ばれて活躍している人気モデルの国末莉子さんを起用しました。国末さんは雑誌モデルとして活躍しながら、TikTok内でも45万人を超えるフォロワーを抱える人気TikTokerとしても活躍しています。そのため国末さんのフォロワーは特にLチキチャレンジに挑戦した人が多く、1,000人以上が真似した動画を投稿したと言われています。

このように、宣伝したい商品、売上額をアップさせたいサービスのプロモーション活動をTikTok内で行い、インフルエンサーとなる人物を起用して一気に拡散させるというのはTikTokキャンペーンの王道の手法です。非常に真似しやすい手法のため覚えておくと良いでしょう。

ワイモバイル


テレビCMで既に話題になっているCMを利用しTikTokキャンペーンを行う事例も存在しています。ソフトバンク株式会社のワイモバイルで行ったキャンペーンの「『#と思いきやダンス』CM出演チャレンジ」は、その事例の中でも最も有名な事例だといっても良いでしょう。

音楽に合わせてダンスしている動画を投稿することで、実際にワイモバイルのCMに出演できるというTikTokキャンペーンの中でも非常に大きな特典が話題になった本キャンペーンは、多くの中高生から注目を集めただけではなく他の世代にもTikTok自体の知名度を高めることにも貢献したと言われているほど話題になりました。

吉岡里帆さんや出川哲郎さんなど、高校生に人気のある芸能人と同じCMに出演できるという特典ですので、関心が高まるのも至極当然のことでしょう。投稿された動画の中から一名しか出演できないとはいえ、芸能界に興味がある高校生にとっては大きなチャンスとなることは間違いありません。


このワイモバイルの「『#と思いきやダンス』CM出演チャレンジ」も、先ほど紹介したLチキチャレンジの事例のように、TikTokerあるいはYouTuberとした活躍しているインフルエンサーの「ねお」さんを起用することにより、さらに話題性を高めました。さらにTwitterに実際にTikTok内で踊っている動画を投稿することにより、TikTokを利用したことがないユーザー層にもキャンペーンの存在を周知することに成功しました。TikTokと他SNSとの連携を成功させた事例だということができるでしょう。

「『#と思いきやダンス』CM出演チャレンジ」はTikTokキャンペーンの中でも意外性があり人気があるCMの出演権が得られること、CMに起用されている芸能人が中高生の中でも特に人気が高いこと、さらにダンス自体の難易度はそれほど高くなく真似しやすいということで一気に拡散されたチャレンジです。

AbemaTV

 

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数年前から「若者のテレビ離れ」という言葉が話題になっています。実際、テレビを日常的に見る若者は年々減少していて、見るとしても気になるテレビだけを録画して後から見る若者が多く、以前よりもテレビに割く時間は確実に減っているといわれています。しかし若者が全くテレビを見ないかというとそういうわけでもなく、インターネットテレビ局の一つであるAbemaTVは見やすく面白い番組が多いということで中高生から人気を集めています。

そのAbemaTVの中でも、特に人気の高い番組「今日、好きになりました。」の番組に関連する「今日好きダンス」もTikTokキャンペーンとして話題になりました。とはいえ「今日好きダンス」は単純にダンスだけがTikTok内で有名になったわけではありません。

「今日好きダンス」のTikTokキャンペーンは、まずはTikTok内に限らずTwitterやInstagramといったその他のSNSでも「今日好き」に関する投稿をすることで広くユーザーの関心を集めました。その後、十分にユーザーの関心を集めてからTikTok内で「今日好きダンス」の動画を投稿することにより、先ほど紹介したペプシJコーラの事例と同じように中高生たちによる「踊ってみた」動画が多数投稿されて有名になったのです。最初からTikTok内だけで盛り上がりを完結させるのではなく、他のSNSも巻き込んで話題を作ったため拡散力が高いのも納得できることではないでしょうか。

実際、「#今日好き」というハッシュタグはTikTok内で急上昇ハッシュタグとして表示されるようになるなど、多くのTikTokユーザーが注目を集めたことが証明されています。番組を好きな番組のファンたちが単に番組に感化されて「踊ってみた」動画を投稿するだけでは、これほどの話題性を獲得することはできなかったでしょう。「踊ってみた」動画を見たことをきっかけに番組に興味を持つような、いわゆる「逆輸入」のファンを作ることで話題性を獲得したのです。まさに気軽に動画投稿ができることがメリットのTikTokを利用したマーケティング施策としては理想的な形だといえるのではないでしょか。

午後の紅茶

 

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キリンが午後の紅茶に関連して開催したTikTokキャンペーンは、TwitterやInstagramといった他のSNSへの動画共有が容易というTikTok独自の機能を有効活用したTikTokキャンペーンとして広く知られています。動画投稿からたったの2ヶ月で動画再生回数は6,200万回を越え、さらに関連する投稿が12,000件を突破したという異例の注目を集めたキャンペーンです。

高校生も紅茶を飲む人はいますが、どちらかというとスタンダードな紅茶よりもフルーツティーを好む人の方が多く、中でも味のバリエーションが豊富で季節限定のフレーバーも多数出すリプトンを好む割合は高いでしょう。そうした高校生の嗜好に対し、午後の紅茶という選択肢を与えるために開催されたのが「ほほティー」のキャンペーンです。

動画の中で行われている温かい午後の紅茶を頬に当てる「ほほティー」というポーズが可愛いと話題になり、ポーズを真似して投稿する中高生が続出しました。さらにTikTok内だけではなくTwitterやInstagramでも同様のポーズを投稿する中高生が増えたと言われています。当然ながら、その「ほほティー」動画を撮る、あるいは「ほほティー」のポーズをするために午後の紅茶を購入する人も増え、話題だけではなく売上額のアップにも繋がったのが午後の紅茶が仕掛けたTikTokキャンペーンの特徴だといえるでしょう。

寒い冬に飲みたくなる商品の季節的な特性だけではなく、「可愛いポーズを真似したい」という若者の心理や行動特性を総合的に判断し、成功した事例として広く知られています。さらに、この「ほほティー」ポーズはTikTok内で話題を集めるだけではなく、先ほど紹介した「今日好き」とのコラボも行われてプレゼントキャンペーンに発展するほど話題になりました。このように、他のSNSへの投稿が容易なTikTokだからこそ、コラボレーションも成立しやすいというメリットもあります。

J:COM


J:COMはTikTok内でJ:COMの人気キャラ「ざっくぅ」と一緒に踊るダンス動画を募集するキャンペーンを開催しました。ハッシュタグ「#もののけついてんね」がつけられた動画の中から、「『ついてんね』賞」や「『なついてんね』賞」などユニークな賞に選ばれた9つの作品を、渋谷スクランブル交差点の街頭ビジョンで300回以上を5日間にわたって放映することを確約するという非常に豪華なキャンペーンです。先ほど紹介したワイモバイルのキャンペーンと同様に、景品という形での報酬はないものの、中高生から注目を集めることは不思議ではありません。

キャンペーン内容はもちろん、キャンペーンを周知させるための仕掛けも非常に豪華で、ワイモバイルのキャンペーンでも起用されたインフルエンサーの「ねお」さんだけではなく、楠ろあさんや、TikTok公式に認定されているバーチャルタレントの琴吹ゆめも起用されるなど、幅広い年代・性別に対するプロモーション活動も行いました。結果として、このキャンペーンに参加するためのハッシュタグである「#もののけついてんね」の表示回数が1,000満開を超えるなど、注目を集めていることが数字からも一目瞭然のキャンペーンとなりました。

Lチキチャレンジの項目でも触れましたが、若者をターゲットとしたキャンペーンの場合は物質的な景品を用意することは必須ではありません。むしろ景品を用意するよりも「可愛いダンスを踊って注目されたい」や「人気のあるCMに出て芸能人と一緒の画面に映りたい」あるいは「よくみるビジョンに自分の姿を映したい」など、中高生の需要をしっかり掴むことができれば、このようにTikTok内での話題性を高めることも可能になるでしょう。

コカ・コーラ


TikTok特有の機能である「チャレンジ」を利用したキャンペーンはここまでの紹介からも分かるように非常に多いですが、コカ・コーラもそのチャレンジを利用したTikTokキャンペーンを開催しています。「リボンでありがとうキャンペーン」を展開し、ハッシュタグ「#リボンでありがとう」をつけた上で、誰かに対して「ありがとう」と言う動画を投稿するという主旨のキャンペーンは、他のキャンペーンのように決まった振付などがないながらも、お題がそれほど難しくはなく、かつ誰かに日頃の感謝を伝えることができるということで注目を集めました。

もちろんキャンペーン内容だけで注目を集めただけではありません。コカ・コーラの「リボンでありがとうキャンペーン」に選ばれると、渋谷の屋外ビジョンで投稿動画を流すとともにQUOカード1,000円分をプレゼントするという景品を用意しました。TikTokのように若者を対象としたキャンペーンの場合は景品がなくても注目を集めやすいと言われていますが、全ての若者が景品に興味がないわけではないので、このコカ・コーラの事例のように景品を用意することで、普段はチャレンジキャンペーンに参加しないユーザーの参加を促すこともできるでしょう。

また、コカ・コーラはキャンペーンの認知度を高めるためにインフルエンサーを起用しています。Lチキでも起用した国末莉子さんを起用することにより、日常的にコーラを飲む若者たちへの周知をさらに効率良く行うことができるようになるでしょう。このように、商品のターゲット層に対して強い影響力を持つインフルエンサーを起用することも、キャンペーンを成功させる上では非常に重要です。

TikTokキャンペーンをさらに有効活用するためのポイント

若者に対してクリティカルに影響力を発揮できるのがTikTokキャンペーンの特徴です。しかしながら、単にTikTokでキャンペーンを行うだけでは期待していたほどの効果を得られない場合もあります。では、期待以上の効果を発揮するためにはどのようなポイントを抑えておけば良いのでしょうか。TikTokキャンペーンを行う上で覚えておきたいポイントを3つ紹介していきます。

景品を用意する場合は若者向けのものを用意する

若者をターゲットとしてTikTokキャンペーンを行う際、可愛い踊りや真似したくなるポーズを用意することができれば景品を用意することはそれほど重要ではありません。しかしながら、やはり分かりやすい景品があった方が訴求力が高まるのも事実です。

もしTikTokキャンペーンで参加者を増やすために景品を用意するのであれば、ターゲット層に合わせて若者向けの景品を用意するようにしましょう。たとえばQUOカードであれば10,000円が1人に当たるよりも1,000円が10人にあたるといったキャンペーンの方が若者にとっては身近で分かりやすい景品となります。

中学生~高校生の月々のお小遣い額は3,000円~5,000円と言われているので、あまりそこから逸脱してしまうのは歓迎されません、もちろんクリスマスなどのように特別なイベントに合わせてTikTokキャンペーンを行う際には景品を少し豪華にするのも良いですが、基本的には日常生活での使い道がすぐに思い浮かぶような価格帯で景品を設定するのが良いといわれています。

難易度を高くし過ぎない

TikTokは企業がキャンペーンに活用する場合以外でも「手軽に視聴でき、手軽に投稿できる」というのが独自のメリットです。そのため、キャンペーンとして決まった振付を用意する際にも難易度を高くし過ぎないようにしましょう。ダンス部などに入っていなく、運動が苦手な中高生であっても少し練習をすることで簡単に真似できるようなダンスを用意することが大切です。

もちろん、振付自体にも真似したくなるようなかっこいいダンス、可愛いダンスを用意することも重要です。どんなに簡単でも、TikTokに投稿して学校の友達に見られた時にいじられてしまうような恥ずかしいダンスは歓迎されません。お笑い芸人が人を笑わせるような動きだと、友達の目を気にして投稿しづらいと感じる中高生が多くなってしまうので、誰でも簡単に可愛くなれるようなダンスを用意しましょう。

InstagramなどのSNSの場合、顔見知りのフォロワーはいなくて自分を知らない人ばかりとネット上のみの繋がりを持っている例も少なくはありません。しかしながら、TikTokは基本的にクラスの友達や部活の友達など、普段の生活で顔を合わせる人をフォロワーに選びがちです。そのため、企業が用意するチャレンジによってそうした人間関係に悪影響を及ぼさないように配慮する必要があります。

インフルエンサーを起用する

魅力的な景品や可愛いダンスを用意することができても、それだけでTikTokキャンペーンが盛り上がるわけではありません。キャンペーンを盛り上げるためには、やはりキャンペーン自体の認知度を高めることが重要です。冒頭で紹介した通り、TikTokの月間アクティブユーザー数は950万人と、Instagramの3,300万人に比べると少ないと言わざるを得ません。そのため、インフルエンサーもTikTok内だけで人気がある人よりも、InstagramやYouTube、Twitterなどその他のSNSでも知名度の高い人を起用すると良いでしょう。

既に紹介したように、国末莉子さんやねおさんなどの他のSNSでも活躍している人をインフルエンサーとして起用することで訴求力はTikTok以外にも高まります。キャンペーンの参加者あるいは視聴者を増やすためにも、影響力の強いインフルエンサーを起用してみてはいかがでしょうか。

若者にターゲティングしたキャンペーンはTikTokを有効活用しよう

TikTokは、最近の若者が最も利用しているSNSであると言われるほど人気の高いSNSです。若者にターゲティングしたキャンペーンは、TikTokを活用して開催することでクリティカルな効果を発揮できるでしょう。今までTikTokアカウントを取得したことがないという企業も、一度TikTokアカウントを作成して活用を検討してみるのも良いのではないでしょうか。

また、もしTikTokキャンペーンを計画している段階でどのようなインフルエンサーを起用すべきか悩んだ場合には、ぜひ「コラボマーケティング」にご相談ください。多くの在籍しているインフルエンサーの中から、キャンペーンのターゲット層を踏まえて最適なインフルエンサーをご提案させていただきます。

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