【2020年版】秋シーズンのSNSキャンペーン事例10選

秋にまつわるSNSキャンペーンは消費拡大のチャンス

季節やイベントに合わせて「〇〇をした人にプレゼント」といったSNSキャンペーンを行うことは既にそれほど珍しいことではなくなりました。企業としては、予算が許す限り一度でも多くのキャンペーンを行い、競合他社とは違う魅力をアピールしながら自分たちのアカウントのフォロワーを増やしたり、新規顧客を獲得したいと考えている企業も多いでしょう。実際、SNSキャンペーンをきっかけに企業のアカウントの存在を知ってフォロワーとなり、定期的に情報を入手するようになって購入する機会が増えたという消費も決して少なくはありません。

このように企業にとってはアカウントの知名度を上げるだけではなく新たな顧客を取り込めるチャンスでもあるのがSNSキャンペーンです。そんなSNSキャンペーンはクリスマスやバレンタイン、母の日のように大きなイベントに合わせて開催されることが多いですが、秋の時期のSNSキャンペーンも消費拡大のための大きなチャンスになるとして見逃すことはできません。秋にキャンペーンを開催するメリットや実際に開催されている事例、そして実際に開催する際に最大限の効果を発揮するためにも知っておきたい注意点を抑えて、ぜひ秋にSNSキャンペーンを行ってください。

秋にまつわるSNSキャンペーンの開催時期

一言で「秋」といっても南北に長い日本ですのでどの時期に開催すべきかということは非常に難しい問題です。ですが、一般的には9月から11月といった時期に秋にまつわるSNSキャンペーンを開催することが推奨されています。それより前の8月だとどうしても夏のイメージが強くなってしまいますし、12月に入ってしまうとクリスマスシーズンになってしまうので秋にまつわるキャンペーンの存在感が薄くなってしまいがちです。

そのため、9月上旬から11月の中旬くらいを狙って秋にまつわるキャンペーンを行うようにしましょう。この時期であれば純粋に秋を強調するキャンペーンの他にも、クリスマスキャンペーンを先取りして行うことも可能です。早すぎるのは好ましくありませんが、競合他社よりも早くキャンペーンを開催することで存在感をアピールすることができるでしょう。11月の下旬頃に開催するキャンペーンは、秋だけではなくクリスマスも意識しながら準備してみてください。

秋にSNSキャンペーンを行うメリット

春は新生活や母の日、夏は夏休みや海、冬になるとクリスマスや年末年始、お正月やバレンタインなど季節を象徴するイベントやモチーフが多く存在しています。しかし、そうした他の季節に比べると日本の秋はどうしても印象が薄いと考えてしまう人も多いのではないでしょうか。特に最近は夏が長期化する傾向があるため、ますます秋の存在感は薄れていると言われています。

しかし一方で、秋はどのような企業であってもSNSキャンペーンを開催しやすいというメリットがあります。どのようなメリットがあるのか、主なメリットを3つ紹介していきます。

カラフルなため告知画像を作りやすい

秋といえば、真っ先に色鮮やかな紅葉をイメージする人も多いのではないでしょうか。赤・黄色・オレンジなカラフルな紅葉は秋を象徴するモチーフの一つであるだけではなく、SNSキャンペーンを行う際に必要不可欠な告知画像を作る際にも適しています。

SNSキャンペーンを行う際には、バレンタインであればハート、母の日であればカーネーションといったように、そのイベントを象徴するモチーフを使用した告知画像を作ることが推奨されています。しかし、バレンタインのハートやクリスマスのクリスマスツリーのようにモチーフの印象が強すぎるイベントの場合、どの企業も似通った告知画像になってしまいがちといったデメリットもあります。

その点、秋であれば赤・黄色・オレンジと少なくとも三色から企業のブランドイメージを重視した色を選んで告知画像を作ることができるでしょう。さらに紅葉の葉の形もスタンダードな葉の形だけではなく紅葉型など自由度の高い選択ができるようになります。これは、桜満開のイメージが強い春や、強い太陽と海のイメージが強い夏、雪景色のイメージが強い冬にはない秋独自の特徴です。告知画像に力を入れることで、競合他社との差別化に成功することもあるのではないでしょうか。

イベントが豊富で関連付けやすい

バレンタインやクリスマスのようにすぐに思いつくようなメジャーなイベントはない秋ですが、実は9月から11月は小さなイベントが多くある時期だと言われています。たとえば9月は敬老の日、10月はハロウィン、11月はいい夫婦の日や勤労感謝の日などSNSキャンペーンの口実となるようなイベントが多く存在しています。

それぞれのイベントもSNSキャンペーンを実施しやすく、敬老の日や勤労感謝の日は親や祖父母に感謝を伝えるイベントなので景品を用意しやすくなりますし、いい夫婦の日は夫婦のペアものなどの景品が用意できるでしょう。特に、ハロウィンはカボチャや黒猫や魔女といった分かりやすいモチーフがあるだけではなく、テーマカラーがオレンジと目立ちやすく最近注目されているイベントです。

このように開催が望ましいとされている9月から11月の3ヶ月に豊富なイベントがあることも、秋にまつわるSNSキャンペーンを開催する上でのメリットの一つだと考えることができるでしょう。

「〇〇の秋」など汎用性が高い

イベントに絡めたSNSキャンペーンを行うのは定番の手法ですが、企業が取り扱っている商品やサービスによってはどうしてもイベントに絡めることが難しい場合もあります。しかしその場合も、秋は昔から「読書の秋」や「食欲の秋」など「〇〇の秋」といった表現がよく使われる季節ですので問題ないといえるでしょう。

たとえば「旅行の秋」と銘打てば観光業がSNSキャンペーンを行いやすくなりますし、「食欲の秋」であれば飲食店やグルメ系の企業がSNSキャンペーンを行いやすくなります。そうした「〇〇の秋」との親和性がそれほど高くない企業であっても「読書の秋」になぞらえて図書カードをプレゼントするキャンペーンを行うこともできますし、いっそ「〇〇の秋」の「〇〇」の中に自分たちの企業のイメージに合う言葉を自由に埋め込んでも問題ありません。

告知画像を作りやすくイベントが多いだけではなく、非常に自由度が高いという点も秋にまつわるSNSキャンペーンを開催するメリットの一つだと考えられています。今までバレンタインやクリスマスといった有名なイベントの際のSNSキャンペーンを開催したことがないという企業も、秋に合わせて初参加してみるのも良いのではないでしょか。

秋にまつわるSNSのキャンペーン事例10選

色々なジャンルの企業が参加しやすいのが秋にまつわるSNSキャンペーンを行うメリットの一つです。実際、既に多くの企業が秋にまつわるSNSキャンペーンを開催し、フォロワー数の獲得やブランド知名度のアップ、さらに売上達成など多くの効果を得ています。では、実際にどのような企業が秋にまつわるSNSキャンペーンを実施しているのでしょうか。10個の成功事例とそれぞれの企業が施している工夫について解説していきます。

【Instagram】JR東日本

 

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JR東日本が行ったSNSのキャンペーンは、公式アカウントをフォローして過去のものを含めた東北6県の秋にまつわる画像や動画を投稿するというキャンペーンです。ハッシュタグに「#行くぜ東北」と「#秋の東北インスタキャンペーン」をつけて投稿することにより、旅行・宿泊・買い物・食事・ギフトと幅広く使うことができるびゅう商品券10,000円分を10名にプレゼントするという非常に大規模なキャンペーンでした。

商品券の使い道が幅広いことによりユーザーの興味を惹き、さらに過去の画像や動画でも参加可能ということで多くのフォロワーが参加するキャンペーンになったと言われています。もちろん9月から11月にはシルバーウィークなどの連休もあるため写真が好きな人はこのキャンペーンに参加するために旅行先を東北にするという人もいたでしょう。すなわち、JR東日本はこのSNSキャンペーンによって商品券による消費の拡大に成功しただけではなく東北への旅行者を増やすことにも成功したのです。

さらに「行くぜ、東北。」や「行くぜ東北〇〇のご褒美」というキャッチフレーズはJR駅構内の広告だけではなくテレビでも松岡茉優さんを起用したCMで大きく取り上げられていることもありフォロワーに受け入れられやすく、キャンペーンの周知拡大に一役買ったと言われています。

【Instagram・Twitter】ケイウノ①

 

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ジュエリーブランドのケイウノは、2017年に10月1日から10月31日の1ヶ月でSNSキャンペーン「ケイウノオータム」を行いました。秋にまつわる内容に「#ケイウノオータム」というハッシュタグをつけて投稿することによって、抽選で5名にジュエリーをプレゼントするという内容です。

この2017年のケイウノのSNSキャンペーンは盛り上げることを非常に重要視しているキャンペーン内容となっています。こういったキャンペーンでは自社ブランドの商品を一緒に撮ることを応募条件に含めているものも多いですが、ケイウノの場合は特にそういった指定がないため参加のハードルが低く誰でも参加しやすいものとなっています。さらに、応募回数も何回でも応募が可能なため、当選する確率を上げたい人ほど投稿回数が増えて必然的にy間ペーンも盛り上がります。さらに、InstagramだけではなくTwitterでも応募ができるということでフォロワーは普段から自分が使っているSNSを活用することによって無理なく応募することができるのです。

複数のSNSによって参加できるキャンペーンの場合集計のための手間は増えてしまうものの、それぞれのアカウントの存在をアピールすることによってお互いにフォロワーを増やす相乗効果を生み出すことも期待できます。InstagramもTwitterもどちらもアカウントを持っているもののどちらかしかフォローしていないというユーザーは少なくないため、非常に有意義なキャンペーンとなっていることが分かるでしょう。こうしたキャンペーンの方式はどちらかのアカウントのフォロワー数を増やしたい時にも役立ちます。また、今までは作っていなかったSNSに新規でアカウントを開設した時など、積極的にフォロワーを増やしたい時にも役立ちますので覚えておくと良いでしょう。

【Instagram】ケイウノ②

 

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2017年に続き、2018年にもケイウノはSNSでキャンペーンを行っています。2018年は前年とは時期をずらし、11月1日から12月25日といったクリスマスシーズンに合わせて行われました。2017年は秋にまつわるものであればケイウノの商品を一緒に撮影しなくても参加が可能なキャンペーンを開催したケイウノですが、2018年はケイウノにまつわる投稿をすることが参加条件の一つになっています。

2018年のキャンペーンは3タイプ用意され、「#ケイウノ」というハッシュタグとともに「#ケイウノベビー」というハッシュタグをつけてベビージュエリーと赤ちゃんの写真やベビースプーンによるお食い初めの写真などを投稿するキャンペーン、「#ケイウノクリスマス」というハッシュタグに合わせて冬のジュエリーコーデやケイウノ店舗の写真を投稿するキャンペーン、「#ケイウノブライダル」というハッシュタグに結婚式当日の写真やブライダルリングの写真を投稿するキャンペーンを開催し、いずれかのキャンペーンに参加した3名に素敵なプレゼントを送付するというキャンペーンです。

秋にブライダルにまつわるキャンペーンを行うのは意外に感じる人も多いかもしれませんが、実はジューンブライドと呼ばれる6月は縁起は良いものの梅雨時期のため結婚式を避けるカップルも少なくはありません。むしろ、ゼクシィの調査によれば秋は梅雨や台風の影響も去り、さらに雪もまだ振らずに穏やかな気候の地域が多いため結婚式が多いシーズンだと言われています。実際、一年間で結婚式が行われるシーズンを割合毎に比べると、1位が11月で12.8%、次に10月の11.4%、3月の11.1%というデータもあるほどです。

すなわち、秋にまつわるSNSキャンペーンはブライダル業界の大きなチャンスともなるのです。結婚式シーズンに合わせて魅力的なキャンペーンを行うことにより、翌年以降に競合他社よりも選ばれる確率を大幅にアップさせることができるでしょう。さらに、この2018年のケイウノのキャンペーンは11月上旬という早めの時期からクリスマスに向けたキャンペーンを行うことにも成功しています。「#ケイウノクリスマス」のハッシュタグで応募するフォロワーは、自然とクリスマスプレゼントの選択肢にケイウノが入ってくるでしょう。クリスマスはジュエリーの需要が一年で最も高まる時期のため、競合他社よりも早めに存在感をアピールする必要があるのです。

【Instagram】京都市観光協会

 

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秋の代表的なモチーフである紅葉といえば、日本国内では京都をイメージする人が多いでしょう。もちろん京都市の観光協会も観光客を集客するチャンスに大規模なSNSキャンペーンを行うことでさらに集客を試みています。

京都市観光協会は、京都市内の秋のおすすめスポットやグルメの写真を募集するキャンペーンを開催しました。公式アカウントをフォローし「#kyotogenic」と「#autumninkyoto」の2つのハッシュタグをつけておすすめスポットやグルメの写真を投稿するだけで、他のキャンペンとは比べ物にならないほど豪華な景品が当たるというキャンペーンです。用意された景品は京都ホテルオークラ『5万円ペア宿泊券』(1組2名)・(旧三井家下鴨別邸 特別ガイドと非公開のお茶室での呈茶とお食事(1名)・月の桂 にごり酒 純米大吟醸(1名)・玉乃光 備前雄町ひやおろし 純米大吟醸原酒(1名)・京都伝統産業ふれあい館 帆布トートバッグ(2名)となっていて、京都の住民はもちろん観光客にとっても非常に魅力的なことが分かるでしょう。

このように豪華な景品を用意してキャンペーンの参加者を増やすことで京都の魅力をPRするだけではなく、写真の添付を応募条件に含めることで凝った写真によって京都の魅力を広く伝え、来年以降の観光客の確保にも貢献しています。さらにハッシュタグが英語となっていることで漢字の使用が困難な外国人観光客の利便性も高め、言葉の壁を超えて多くの人が参加できるような仕組み作りにも成功しています。

京都は日本人観光客の間でも非常に人気の高いスポットですが、ここ数年は訪日外国人客のインバウンド需要も大きくなっています。そうした京都の現状を考えた上でのハッシュタグの作成はSNSキャンペーンを盛り上げる上で非常に効果的だと言えるでしょう。

【Twitter】ゼクシィ


先ほど2018年のケイウノの事例で秋はブライダル業界の大きなチャンスとなることを説明しました。もちろん、ブライダル業界の大手であるゼクシィも秋にまつわるSNSキャンペーンを行うことによって、その存在感をさらに強めています。

ゼクシィは「いい夫婦の日」である11月22日に合わせてTwitter上でキャンペーンを開催しました公式アカウントをフォローして「#最後に愛してるをつけたら全部セーフになる説」と「#いい夫婦の日おめでとう」、「#ゼクシィ」の3つのハッシュタグをつけてオリジナルの文章を投稿することにより景品が当たるという大喜利要素の強いキャンペーンです。恋人同士のキャンペーンというと2人の写真の投稿を応募条件とするキャンペーンも多いですが、ゼクシィのこのキャンペーンは写真などが不要なためSNS上に自分の顔を掲載したくない人たちでも気軽に参加することができます。さらに写真よりも面白い文章に比重を置いたキャンペーンのためTwitterとの親和性も非常に高くなっているといえるでしょう。

キャンペーン内容としても豪華な景品を用意し、「ふたりの愛の鮮度続くで賞」ではAQUAの冷蔵庫が2名にあたり、「ふたりの愛、包みたいで賞」ではジェラートピケのルームウェアセット5名に、そして「いい夫婦に、ほっこりで賞」では西川のスマートバスタオルセットが10名と他のキャンペーンと比べても多くの当選者が出やすいキャンペーンとなっています。さらに2017年のケイウノのキャンペーンと同様に何度でも応募ができるようにすることで、キャンペーン自体も盛り上がりやすい仕組みが作られています。

既にブライダル業界において十分すぎる知名度を獲得しているゼクシィだからこそ、知名度アップではなくキャンペーンの内容を面白い方向性に振ることによってユーザーからのエンゲージメントをアップすることに注力したキャンペーンであると分析されています。また、公式アカウントのフォローがキャンペーンの参加条件の一つになってますが、ゼクシィの公式アカウントは結婚式場の紹介等だけではなく毎日のように「彼の親に挨拶する時に知っておきたいマナー」や「結婚式に忘れずに持って行きたい花嫁の持ち物」など、結婚を控えている人がチェックしておきたいコラムを配信しています。これにより、キャンペーンがきっかけでゼクシィのアカウントをフォローしたフォロワーも継続的なフォロワーにすることに成功しています。

SNSキャンペーンは爆発的にフォロワー数を増やすことができる一方で、キャンペーンの応募期間や抽選期間が終わった後に急激にフォロワー数が減少してしまうことも珍しくはありません。そうしたフォロワー数の大きな減少を防ぐためにも、ゼクシィのようにフォロワーに「情報が有益だからキャンペーン後もフォローを継続したい」と思わせるような情報発信を続けることが非常に重要です。

【Twitter】イーフローラ

イーフローラは、2013年頃から毎年敬老の日が近くなるとSNSキャンペーンを行っていることで有名なアカウントです。2019年には公式アカウントをフォローして「#2019敬老の日」というハッシュタグとともに祖父母の得意技を投稿した人の中から、抽選で20名に全国のイーフローラ加盟店もしくは日比谷花壇で使えるフラワーギフトカードを1,000円分プレゼントするキャンペーンを行いました。

ここまで紹介してきた事例と比べると、1人あたり1,000円というイーフローラのSNSキャンペーンは景品が豪華ではないためそれほど魅力的に思われないかもしれません。しかしながら、毎年継続的に行っているということでフォロワーに対して「来年も参加したい」という気持ちにさせることが可能なのです。SNSキャンペーンにおいては豪華な景品を用意して一年だけキャンペーンを行うよりも、毎年継続的にキャンペーンを行う方がフォロワーの維持に役立つケースも少なくはありません。SNSキャンペーンの目的は話題を集めてアカウントのフォロワー数を一時的に増やすということではなく、継続的に情報を受け取るフォロワー数を増やすことで企業全体の売上をアップさせることにあるので、その点も意識してキャンペーン内容を考えるのも良いでしょう。

【Instagram・Twitter・Facebook】カフェ クアラ

奥多摩にあるカフェのクアラも一風変わったSNSキャンペーンを行っていることで話題を集めています。通常、SNSキャンペーンというと自身が持っているSNSアカウントで告知をすることで、プレゼントやクーポンコードなどを配布するSNSキャンペーンのことをいいます。しかしながら、クアラはInstagramのアカウントしか持っていない中で、TwitterとFacebookも活用したキャンペーンを開催しました。

秋の行楽シーズンは山間部にあるカフェ等の需要が高まるだけではなく、特に10月3日の登山の日は登山客が増えるため繁忙期になると言われています。そうした状況下でSNSを活用してカフェを検索する人が増えることを見越し、11月末から「山ガールフィッシュバーガー」を注文し、Instagram・Twitter・FacebookのいずれかのSNSに写真を投稿した人の中から、週末先着20名限定で近隣のカフェの特製クッキーをプレゼントするというキャンペーンを行いました。

11月下旬といえば、紅葉シーズンにあたり観光客が増えるシーズンです。その繁忙期にさらに観光客を集め、近隣のカフェよりも選ばれるカフェになるためのキャンペーンだといえるでしょう。自分自身ではTwitterやFacebookのアカウントを持っていなくても、こうしたキャンペーンの方式であれば投稿画面を確認するだけで景品をプレゼントすることができるので十分に実施することが可能です。繁忙期に合わせてアカウントを慌てて作成しフォロワー数が少ないままでキャンペーンを実施するよりも、このような方式でのキャンペーンを検討してみるのも良いのではないでしょうか。

【Instagram】北海道ぎょれん

 

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北海道ぎょれん秋鮭キャンペーン【公式】(@gyoren.akisake2018)がシェアした投稿


北海道ぎょれんの中でも北海道産秋鮭をPRする目的で開設されたアカウントが開催したキャンペーンは、インフルエンサーを起用したことで注目を集めています。秋鮭やイクラを使った料理の写真に「#秋鮭食べつくし」というハッシュタグをつけて投稿することで応募が完了し、抽選で30名に北海道の海の幸が当たるという非常に豪華なキャンペーン内容です。

キャンペーン事例の特徴として、公式アカウントのフォローが必須となっていない点とインフルエンサーに北海道の魅力を発信するローカルインフルエンサーとして活躍しているアンジェラ砂糖(佐藤)さんを起用したことがポイントだといえるでしょう。アンジェラ砂糖(佐藤)さんはInstagramやYouTubeで北海道の観光の魅力をPRする活動を行ったり、自身の大食い動画を投稿したりと、幅広いジャンルでファンを抱えているインフルエンサーです。さっぽろ雪まつりなど北海道の有名なイベントのプロモーション活動も行っているためローカルインフルエンサーの中でも特に知名度の高いインフルエンサーだといえるでしょう。

このように、インフルエンサーを起用する際には単に人気が高いインフルエンサーだけではなくSNSキャンペーンの主旨に応じたインフルエンサーを起用することも非常に重要です。たとえばこの北海道ぎょれんのキャンペーンの場合、単に知名度のみが高くてグルメ系や観光系の投稿をしたこともなく北海道にゆかりのないインフルエンサーを起用しても、これほど反響を呼ぶことはできなかったでしょう。インフルエンサー選定の際には、ぜひインフルエンサーが普段活動しているジャンルにも注目して選んでいってください。

【Twitter】らくやきマーカー


敬老の日にちなんだキャンペーンとして、らくやきマーカーの事例も抑えておくと良いでしょう。らくやきマーカーは陶器に絵や字を書くことができるため、自分用のお気に入りの食器のデコレーションや友達に贈るマグカップにメッセージを書く時などに重宝される文房具です。特にイラストを描くことが得意な人の中には普段かららくやきマーカーを使っているという人も多いでしょう。しかし一方で、あまりそうしたことに興味がない人たちにはそれほど知名度が高くないという欠点もあります。

そこで、敬老の日という「孫がメッセージを書いて祖父母にプレゼントする」ということが起きやすいイベントに合わせてらくやきマーカーはSNSキャンペーンを開催しました。単商品をプレゼントするキャンペーンを行うのではなく、クイズ形式のキャンペーンにして正解者に対しては50,000円分の旅行券をプレゼントするという秋の行楽シーズンに合わせたキャンペーンであると言われています。クイズによって商品の知名度を高めることができるため、さらなる需要を増やしたいらくやきマーカーにとって非常に有意義なキャンペーンであるといえるでしょう。

さらにリプライ形式でクイズに答えるのではなく、敢えてTwitterのアンケート機能を使うことによって簡単にクイズに答えられるようになっています。このようにユーザーの利便性を高めることで、普段はTwitterを使い慣れていないフォロワーも気軽にキャンペーンに参加できるようになることは言うまでもありません。今回、らくやきマーカーはクイズの答えを選択肢として提示しましたが、他にも複数の景品を用意して消費者がそれぞれ欲しいものを選んで応募するようなキャンペーンにもアンケート機能を使うことが可能です。そうしたキャンペーン形式を採用すれば消費者の重要をダイレクトに掴むことができるだけではなく、消費者ごとの表記の揺れを防ぐこともできるため集計作業のコストを削減できるというメリットもあるでしょう。アンケート機能を使用したSNSキャンペーンは多く存在しているので、ぜひ目的に合わせて使い分けてください。

【Instagram】北海道じゃらん

 

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最後に紹介するSNSキャンペーンの事例は、北海道じゃらんが開催したフォトコンテストの事例です。公式アカウントをフォローし「#北海道じゃらん紅葉フォトコンテスト」というハッシュタグと紅葉の写真、そして撮影場所の位置情報を添付して投稿することにより、来年度の北海道じゃらんに掲載されるといった内容のSNSキャンペーンです。

SNSキャンペーンというと景品を用意する応募形式が主流ですが、写真好きにとってはじゃらんの公式アカウントで自分の写真が紹介されたり、実際の雑誌に写真が掲載されたりする方が商品券などが景品になるよりも嬉しいということもあるでしょう。このように消費者の承認欲求を満たすようなSNSキャンペーンは、特にミレニアル世代以降をターゲットとするSNSキャンペーンで徐々に増えてきています。

さらに雑誌の作成のためには多種多様なクオリティの高い写真を用意する必要がありますが、この事例のように読者から応募する形式をとることで企業としても写真を用意するコストを省くこともできます。カメラ好きにとって名誉となるだけではなく、企業としても大きなメリットがあるため非常に費用対効果の高いキャンペーンだといえるでしょう。

カメラ好きを対象としたキャンペーンの場合、ミラーレス一眼カメラを景品にするなど撮影器材のプレゼントを連想してしまいがちです。しかしながら、このような大規模なフォトコンテストに応募してきて、さらに「いいね」の数なども稼ぐような写真愛好家の場合は既に自分のお気に入りの器材があるためどんなに高級なカメラやレンズであっても魅力的に感じられないという人も少なくはありません。このように、SNSキャンペーンの景品を用意する際には応募者となりうる人たちの行動様式に関して考慮するのも良いのではないでしょうか。

秋にまつわるSNSキャンペーンを行う際の注意点

ここまでで10個の事例を紹介したことからも分かる通り、秋にまつわるSNSキャンペーンは多くの企業が参加しやすいキャンペーンになると言われています。行楽シーズンであるため、特に秋に関連する商品やサービスを持っていない企業であっても、旅行券などを景品にすることで参加者を増やすこともできるでしょう。

しかしながら、単に闇雲にSNSキャンペーンを開催するだけでフォロワーから支持されるわけではありません。むしろキャンペーンの内容によってはフォロワーから売名行為だと思われてしまい企業のブランドイメージに傷をつけてしまう恐れもあるのです。最後に、そういった事態を避けるために秋にまつわるSNSキャンペーンを開催する際に、覚えておきたい注意点を3つ紹介していきます。

季節感を意識する

秋にまつわるSNSキャンペーンは、夏休みが終わった9月から11月といった幅広いスパンで行うことが可能です。しかしながら、期間が長いからこそ季節感を意識したキャンペーン内容にする必要があります。

たとえば9月上旬と11月下旬では気候も気温も大幅に異なるでしょう。企業は、SNSキャンペーンを企画する段階から開催時期の消費者の需要を想定して景品を用意しなければなりません。9月の上旬に鍋に使える具材を景品としてもそれほど喜ばれませんし、逆に11月下旬にアイスクリームなどの氷菓子を景品にしても話題を呼ばないでしょう。

さらに、競合他社との差別化のためであっても季節感を先取りしすぎるキャンペーンは好まれません。たとえばケイウノは2018年に11月1日から12月25日にクリスマスキャンペーンの先取りを行っていますが、仮にこれが9月上旬から行われていると消費者から反感を買ってしまう恐れもあります。9月から11月は残暑から初冬、初雪へと気温の変動が大きい時期ですので季節感を十分に意識しながらキャンペーンを開催するようにしてください。

イベントに絡める場合は景品の意識も重要

冒頭で紹介したように、9月から11月は色々なイベントの多い時期です。そのため、イベントに絡めて商品を用意する企業も少なくはないでしょう。しかし、単にイベントの名前を冠しただけでイベントに関係のない景品を用意しても、消費者の心を動かすことは難しくなってしまいます。

たとえばゼクシィであれば「いい夫婦の日」に合わせて家庭で使える家電やペアの景品を用意しています。他にもイーフローラのように敬老の日のプレゼントとして使いやすいフラワーギフトカードなどもイベントとの親和性が高いでしょう。一方、これが仮にAmazonのギフトカード等の景品だった場合、汎用性が高くてもイベントとの関連性がないためそれほど消費者を熱狂させることはないかもしれません。企業はSNSキャンペーンを成功させるために豪華な景品を用意することを念頭に置いてしまいがちですが、消費者は単に景品の豪華さだけに着目して応募するキャンペーンを選ぶよりも「これに応募したら面白そう」や「イベント気分が盛り上がるかもしれない」という視点で選ぶこともあります。こうした消費者心理を抑えておくことも非常に重要になってくるでしょう。

インフルエンサーを起用してキャンペーンの周知を行う

9月から11月は色々なイベントが混在している時期ですが、それぞれのイベントが大きく盛りあがるわけではありません。ハロウィンであれば家族で参加する家庭も多いため少し盛り上がりますが、その他の敬老の日や勤労感謝の日のイベントはバレンタインやクリスマスといったイベントに比べるとどうしても盛り上がりにかけてしまいます。

そのためSNSキャンペーンを成功させるためにはインフルエンサーを起用することも重要です。そうしないと、どんなに豪華な景品を用意して参加しやすいキャンペーンを企画しても、キャンペーンの存在自体が認知されずに終わってしまう恐れもあります。北海道ぎょれんのように、キャンペーンの主旨に合わせた適切なインフルエンサーを起用することはSNSキャンペーンの成否を分けると言っても過言ではありません。

秋にまつわるSNSキャンペーンは季節感を大切に行おう

色々なイベントがありながらそれほど強烈な印象を残すものがない秋だからこそ、どのジャンルにいる企業でも積極的にSNSキャンペーンを開催することができます。工夫次第で多くのフォロワーを掴むチャンスとなる秋ですので、季節感を大切にしてSNSキャンペーンを開催しましょう。

ただし、既に紹介した通り秋は多くのイベントがあるからこそ一つ一つの存在感が薄くなってしまいがちな季節です。その秋という季節でSNSキャンペーンを盛り上げるためにはインフルエンサーの力を借りることが非常に効率的でしょう。キャンペーンにふさわしいインフルエンサーを選定するためには、ぜひトリドリマーケティングにご相談ください。ピッタリのインフルエンサーをご提案させていただきます。

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