【2020年版】敬老の日のSNSキャンペーン事例10選

敬老の日もSNSを活用して消費を拡大させよう

毎年9月の第三月曜日は日頃の感謝の気持ちを込めて祖父母に贈り物をする敬老の日が訪れます。敬老の日というと、正直その他の母の日や父の日と比べると赤いカーネーションや黄色いバラといったシンボルマークもなく、イベントとしてそれほどポピュラーではないと感じる人も多いのではないでしょうか。特に祖父母が遠方に住んでいて核家族で育った人の場合、敬老の日がいつなのかを知らないということも決して珍しいことではありません。

そのため、企業としても敬老の日は軽視してしまうことも多いでしょう。店舗では敬老の日に向けた商品のプロモーションをしつつ、SNSでは何も行わないという企業もあります。しかし、敬老の日の消費が増えづらい理由は単に敬老の日自体の知名度が低いからだと言われています。すなわち、SNSを活用して敬老の日が近くなってきたことをしっかりアピールすれば、今まで敬老の日に無関心だった消費者の消費行動を促進できる可能性もあります。今まで敬老の日を軽視していた企業も、これからはSNSを活用して消費拡大を狙っていきましょう。

敬老の日キャンペーンを企画する前に覚えておきたいこと

まだ注目していない消費者も多いため、敬老の日に合わせてSNSキャンペーンを行うと大きな注目を集める可能性があります。敬老の日をきっかけとして企業の存在を知り、そこから熱狂的な有料顧客になってもらえる可能性もあるでしょう。では、そのようにチャンスが多い敬老の日にSNSキャンペーンを企画するにあたり、どのようなことを覚えておくべきなのでしょうか。キャンペーンを成功で終わらせるために覚えておきたい4つのポイントについて解説していきます。

敬老の日の平均予算

まずは、敬老の日のSNSキャンペーンに最適な景品を用意するためにも平均予算を知っておく必要があります。実は敬老の日は、親世代から祖父母世代にプレゼントを贈るだけではなく、孫世代から祖父母世代に贈ることもあるため予算の幅も必然的に広くなります。

30代~40代の親世代から祖父母世代に敬老の日のプレゼントを贈る場合の予算は、多くの場合5,000円~10,000円程度だといわれています。ただし、これは単に一世帯での予算となっているため、自分の兄弟と合同でプレゼントを贈る際にはこれよりも予算が高くなる傾向があります。

また、10代~20代の大学生や新社会人といった孫世代から祖父母世代に敬老の日のプレゼントを贈る場合の予算は3,000円前後であると言われていますが、これくらいの世代の場合は親世代よりもさらに兄弟と合同でプレゼントを選ぶことが多いため、もう少し高価なプレゼントを買う場合もあります。また、バイトをしていない小中学生や未就学児から敬老の日のプレゼントを贈る場合、プレゼントの送り主の名前としては記載するものの実際にお金を出すのは当然ながら親世代となるため、予算は10,000円前後となる場合もあります。

すなわち、最低でも3,000円前後の商品を用意しつつ、合同で贈るケースがあることも考えると少し高価な商品を用意しても敬老の日が近くなると売れ行きが良くなると予想されます。プレゼントを受け取る祖父母世代の好みにあっていれば、少々予算オーバーであっても選ばれることも多いため敬老の日は企業として大きなチャンスとなるでしょう。

敬老の日の対象となる年齢層

企業が敬老の日に合わせて売上を伸ばすためには、当然ながら求められる商品やサービスを用意しなければなりません。そのためには、予算だけではなくどのくらいの世代の人に向けた商品を用意すべきかを知っておく必要があるでしょう。

敬老の日の対象となる年齢層は、一般的に会社を定年退職した60歳以上、あるいは65歳以上の親や祖父母世代だと言われています。それまでの世代の場合、現役で働いている人に対して「老」という字のつくイベントで贈り物をすることは抵抗感があると考える人も少なくはありません。

ただし、一般的には定年退職後の人に贈られるとはいえ、孫が生まれて「おじいちゃん・おばあちゃん」となった時点で現役で働いていても敬老の日にプレゼントを贈られる対象となるケースもあります。すなわち、早い人では40代くらいから「孫からのプレゼント」として孫の写真入りマグカップなどをプレゼントされることもあるでしょう。そうしたケースがあることも考えて幅広い世代に喜ばれる商品を用意するのもおすすめです。

敬老の日に購入する消費者層

敬老の日のターゲット層は60代以上であることが多いですが、消費者層としては基本的に30代~40代を狙うのがおすすめです。その世代に合わせた予算の商品を多く用意するだけではなく、プロモーション活動を行う際に30代~40代の芸能人、あるいは30代~40代に人気の高いインフルエンサーを起用するのも良いでしょう。母の日や父の日と比べて知名度で劣りがちな敬老の日のため、消費を伸ばすためにはなによりもイベントの存在自体を周知させることも重要です。

また、ポイントカードの情報などを分析すると30代~40代の消費が多いように見える場合でも、単に支払いを行っているのは30代~40代であって実際に購入する商品を決めているのは10代の子どもというケースも少なくはありません。こうした商品の購入決定層と実際の購入層が違う場合、ポイントカードから得られる情報だけを信じて30代~40代向けのプロモーション活動のみを行っていると消費者を逃してしまう恐れもあります。10代の子どもが商品を選んで親が代理で購入するようなケースも考えると、10代の子ども向けのプロモーション活動を行っていかなければならないでしょう。こうしたケースはオンラインショップの情報だけでは掴み切れないため、実店舗などを見回りつつ消費動向を掴むことも非常に重要です。

高齢者向けの景品は喜ばれない

イベント自体は「敬老の日」という名前になっていますが、最近では老人扱いを嫌う人が増えてきています。たとえば還暦の時などにも従来では赤いちゃんちゃんこをプレゼントすることが一般的でしたが、最近ではちゃんちゃんこ自体もあまり使われなくなっているため「赤いスカーフ」、「ルビーのネックレス」、「赤いラベルのお酒」のようにプレゼントの形式も変化しています。

こうした好みの変化があるため、商品を用意する場合だけではなくSNSの景品を用意する場合も、従来のイメージよりも少し若者向けの商品を用意する方が喜ばれるでしょう。あまり「敬老の日」という概念にこだわらず、普段から使えるようなものを用意する方が結果的に消費者の注目も集め企業としてもSNSアカウントのフォロワー増加など良い結果を得ることができます。

むしろ、従来の敬老の日のイメージにとらわれすぎて高齢者のイメージが強すぎるものを用意してしまうと、プロモーション活動にコストがかかってしまう割に思っていたほどのベネフィットが得られず、しかもそれだけではなく消費者視線を把握していない企業として企業イメージが下がってしまう恐れすらもあります。そのためにも、敬老の日のイメージにとらわれて高齢者向けの商品プロモーションをするのではなく、現在の敬老の日の対象者の需要を分析するようにしましょう。

敬老の日にSNSキャンペーンを開催するメリット

今まで敬老の日をそれほど重視したことがない人にとって、敬老の日が大きなチャンスになるという実感はないでしょう。さらにプレゼントをする人の多くが40代以下であるとはいえ、敬老の日にSNSを活用するという相関関係がピンとこない人も多いかもしれません。

そこで、ここでは敬老の日にあえてSNSキャンペーンを開催するメリットを5つ紹介していきます。今後SNSキャンペーンを開催することを検討しているのであれば、ぜひ開催する根拠の参考にしてください。

市場が大きくなりがち

敬老の日の平均予算について調査すると、既に紹介した通り「3,000円~10,000円」という回答が最も多くなります。しかしながら、それとは裏腹に実際に使った金額について調査すると、実は「15,000円~30,000円」という回答が最も多くなります。これは単にデータの分布が大きくて平均値がズレているのではありません。予算としては安く抑えようと考えているものの、実際にプレゼントを選ぼうとする際にはお金を持っている世代へのプレゼントということを考慮して当初の予算よりも高いものを選んでしまいがちになるのです。さらに、孫世代が選んだものを親世代が購入することもあり、一世帯で一つのプレゼントを購入するのではなく、一世帯で複数のプレゼントを購入するというケースも珍しくはありません。

そのため、敬老の日は他のイベントと比べてもプレゼントの市場が大きくなる傾向があります。それぞれの予算が大きくなりがちなだけではなく、購入する人の絶対するも多いためある意味当然のことだといえるでしょう。イベントとしての知名度は低いのでプロモーション活動は必須になりますが、企業としては大きなチャンスになると言わざるを得ません。

男女それぞれの景品を用意しやすい

さらに敬老の日は企業の参加ハードルが低いというメリットもあります。母の日は女性向けのプレゼント、父の日は男性向けのプレゼントとなど、イベントの中には性別に由来するプレゼントしか用意できないものも少なくはありません。性別が関係ないイベントであっても、クリスマスはクリスマスカラーをイメージしたりパーティに使いやすいもの、などイベントのイメージを優先させながら商品やキャンペーンの景品を選ばなければならないことは少なくありません。

しかしながら、敬老の日はそういったイベントの固定観念による影響をそれほど強く受けずにSNSキャンペーンを開催することができます。男女がそれぞれ使いやすいプレゼントを用意することができるというだけでも参加のハードルは下がりますし、イベント自体にクリスマスやハロウィンほどの絶対的なイメージがないこともメリットとして働くでしょう。今までイベントに対応したSNSキャンペーンを開催したことがない企業にとっても、試しに参加してみやすいイベントだと考えられています。

賀の祝いに絡めた展開も可能

賀の祝いとは、還暦やなど一定の年齢になったことを祝う日本の儀礼のことを言います。還暦が最も有名ですが、それ以外にも70歳の古希、77歳の喜寿、80歳の傘寿、88歳の米寿、90歳の卒寿、99歳の白寿、など10年に2回のペースで色々なお祝いのタイミングがあります。また、還暦の赤いちゃんちゃんこ以外にも、それぞれ古希と喜寿であれば濃紫や紺、傘寿と米寿は濃黄色とカラーイメージが存在しています。そのため、そうしたイメージカラーにからめた商品や景品を用意し、敬老の日に賀の祝いの記念品を購入するようなプロモーション活動を行うこともできるでしょう。

先ほど紹介したように「赤いちゃんちゃんこ」など年齢を重ねたことを露骨に連想するプレゼントは嫌う人も多いですが、色だけであればそれほど避けたがる人もいないため企業としても用意しやすくなります。フラワーアレンジメントが有名ですが、それ以外にも色々なグッズに賀の祝いにまつわる色を取り入れることもできるでしょう。

賀の祝いは耳にしたことがあってお祝いしたいと思っていても、該当する年齢を忘れてしまい祝えないという人も少なくはありません。そのため敬老の日が近付いてきた時に「今年は〇〇年に生まれた人が傘寿」のようなプロモーション活動をすれば、消費者のインサイトを刺激することも可能です。複雑で忘れてしまいがちな賀の祝いだからこそ、企業がプロモーション活動を行い消費行動を促していきましょう。

盛り上がりやすい時期にある

実は敬老の日は時期的にもSNSキャンペーンが盛り上がりやすい時期に存在していると言われています。普段から実家が遠くてなかなか帰省できない人は電話やLINEだけでコミュニケーションを取っている人も多いですが、敬老の日はシルバーウィークがあるため実家と離れている人でも帰省しやすく、そのためプレゼントも渡しやすい時期です。家族が連れ立っての帰省となると帰省費用もかさむため、プレゼント代を浮かすために企業の敬老の日SNSキャンペーンを利用したいと考える人も多いでしょう。

2020年は新型コロナウイルスの影響で帰省を控える動きが出ていますが、それでもオンラインショップを利用すれば敬老の日のプレゼントを贈ることは決して不可能ではないので、企業としてもプロモーション活動を積極的に行うべきだと考えられています。

さらに敬老の日である9月の第三週は、夏休みが終わり大きなイベントがなくSNSキャンペーンも盛り上がりやすい時期だといわれています。夏休みやお盆はSNSキャンペーンを行う企業も多いですが、それが終わると10月のハロウィンまで大きなイベントがないためSNSキャンペーンを行う競合他社も少なくなりがちです。そのような状況下ですので、敬老の日に合わせてSNSキャンペーンを行えば他の企業よりも存在感をアピールすることができるでしょう。参加している企業がそれほど多くない現状だからこそ、一足先に参加することに意義があるのです。

インフルエンサーに依頼しやすい

SNSキャンペーンを成功させるためには、インフルエンサーの協力を得ることが重要になります。単にSNSキャンペーンを開催するよりも、インフルエンサーを起用することによってSNSキャンペーンの存在を周知することでキャンペーンへの参加者も増え、必然的に企業の知名度が上がり企業アカウントのフォロワーが増えることにも繋がります。敬老の日にSNSキャンペーンを行うことによって、こうした絶大な力を持つインフルエンサーに依頼しやすいというメリットも享受することができるのです。

敬老の日はイベント自体の固定観念がそれほど強くないため、どのジャンルのインフルエンサーでも起用しやすいというメリットがあります。男性向けの商品でも女性向けの商品でも、それぞれ人気の高いインフルエンサーを起用することによりキャンペーンの訴求力を高めることができるでしょう。特に10代や20代など若年層の消費者を狙ったプロモーション活動を行う際には、積極的にインフルエンサーを起用することによって消費行動を大きく促すことも可能です。

また、インフルエンサー自身も自分のイメージに合った依頼かどうかを吟味して企業からの依頼を受けるかどうかを決めるものですが、敬老の日の場合はイメージアップに繋がりやすいため、商品や企業のイメージが大きく異ならない限り依頼を受けてもらいやすくなるでしょう。普段はあまりコンタクトをとらないような人気のインフルエンサーに依頼することにより、SNSキャンペーンに消費者の注目を集めることもできるのです。

敬老の日のSNSキャンペーン事例10選

市場が大きくなりやすく、企業の参加のハードルも低いということで敬老の日は企業としては注目せざるを得ないイベントです。それほど知名度は高くないものの、プロモーション活動さえしっかり行うことができれば、キャンペーンを開催することによって大きな反響を得られることもあるでしょう。

では、実際に現在行われている敬老の日のSNSキャンペーンとしてはどのような事例があるのでしょうか。最後に、敬老の日のSNSキャンペーンの実例を10例紹介していきます。今後参入を検討している企業は、プロモーション活動や景品の選び方などの参考にしてください。

【Instagram】太田油脂株式会社

 

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対象商品を購入することで、メッセージカードをつけて敬老の日に応じた特別放送を施し、レシピ集を付けることを告知しているのが太田油脂株式会社の敬老の日SNSキャンペーンです。特別価格での販売ということで、普段から太田油脂株式会社の商品を愛用している消費者の中でも注目している人が多いのではないでしょうか。

このような特別なギフトセットを特別価格で販売するキャンペーン自体は珍しいものではありませんが、太田油脂株式会社はさらにInstagramの公式アカウントをフォローし、指定する商品のパッケージにイラストやメッセージを書き「#マルタの敬老の日」というハッシュタグをつけて投稿することにより、抽選で10名に健康オイルとおやつの詰め合わせセットをプレゼントするというキャンペーンを行っています。このように、SNSキャンペーンに参加するために商品を購入することを必須とすることにより、商品の売上に大きく貢献することができるようになるでしょう。

単純に商品の販促活動をSNS情の投稿で行うだけではなく、商品セットの案内も行っていることで消費者に対してもお得感をアピールすることができているでしょう。また、企業の商品自体も敬老の日のプレゼントとしてふさわしい健康関連の商品であるため、キャンペーンの反響は非常に大きなものになったと言われています。

【Instagram】花なまえの詩

 

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名前からポエムを作るということで、敬老の日や勤労感謝の日のプレゼントの定番となっているのが花なまえの詩です。その花なまえの詩は敬老の日に合わせて「敬老の日フォトコンテスト」を開催しました。フォトコンテストでは祖父母と孫が一緒に写っている写真を募集し、応募者の中からAmazonギフト券10,000円分を1名にプレゼントするという景品も用意しました。先ほどの太田油脂株式会社のように自社商品を景品にするのも悪いことではありませんが、この花なまえの詩のように汎用性の高い商品を景品とすることにより、さらにキャンペーンへの応募者数を増やす効果が期待できるでしょう。規模の大きなキャンペーンにしたい場合に覚えておきたい手段です。また、イベントにちなんだSNSキャンペーンに参加したいものも、自社の商品がイベントのイメージとそぐわない時にもギフト券を景品にすることで参加が容易になることもあります。

花なまえの詩の場合、敬老の日の定番のプレゼントになっているため自社商品を景品とすることもできますが、一方で似顔絵や名前ポエムなどは好みが分かれる商品のため景品にはそぐわないと考える人も少なくはありません。企業名と一緒に代表的な商品のプロモーション活動を行いたいのか、それともキャンペーンへの参加者を増やしてアカウントのフォロワー数を増加させたいのか、SNSキャンペーンの目的から最適な景品を考えてみるのも良いのではないでしょうか。

【Instagram】岡山トヨペット

 

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岡山トヨペットも敬老の日に合わせてInstagram上に祖父母との思い出写真を投稿するフォトコンテストを開催しました。SNSキャンペーンでは公式アカウントのフォローを参加の条件としているところも少なくはありませんが、この岡山トヨペットの事例の場合はアカウントをフォローする必要はなく、ハッシュタグ「#岡山トヨペット敬老の日」を付けて投稿するだけで良いので消費者の利便性は非常に高まっていると考えられています。キャンペーンの景品は先ほどの花なまえの詩と同じく商品券が10,000円分と非常に汎用性の高い景品が用意されています。

SNSキャンペーンに参加するためのハッシュタグというと他の企業との差別化や企業名のアピールを狙い過ぎるあまり、独創的なものを用意してしまう企業も少なくはありません。しかしながら、長いハッシュタグや覚えづらいハッシュタグは消費者の負担になってしまいますし、企業名を周知する目的が達成されないケースも決して少なくはありません。この岡山トヨペットの事例の場合、「地名+企業名+イベント名」というシンプルで分かりやすく、参加者が入力しやすく他の企業と被る可能性もないハッシュタグのため、非常に参加のハードルが低いSNSキャンペーンであると考えられています。SNSキャンペーンの事例としてだけではなく、ハッシュタグの効果測定を行う時のお手本としても覚えておくと良いでしょう。

この他にも、岡山トヨペットは独自のフォトコンテストを不定期に開催していますが、そのどれもがイメージキャラクターの名前の周知に役立ちながらも入力が簡単なハッシュタグになっているなど、非常に参加者の利便性が考慮されたハッシュタグです。アカウントを運用する時は、このような視点を持つことで企業のイメージアップにも貢献できる場合があります。

【Instagram】Yanoring

 

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ヤノリングは高齢者の転倒防止に役立つ商品を販売している会社です。敬老の日のプレゼントとしては赤いちゃんちゃんこのように年を取ったことを痛感してしまうような商品は避けられることが多いですが、このように実際に使い道があるものでしたらそれほど避ける必要はありません。むしろ必需品として購入することを検討している人も多いので、キャンペーンを機にプロモーション活動を行っていくと良いでしょう。

ヤノリングは敬老の日に合わせて注文した人全員のギフトラッピングを無料にするというキャンペーンを開催し、それをInstagram内で告知しました。SNSキャンペーンというと、これまでに紹介してきた事例のように「参加者の中から抽選で〇〇をプレゼント」や「アカウントをフォローした人の中から〇名にクーポンをプレゼント」などのように、無料で企業から消費者に対して何かをプレゼントすることが多いでしょう。しかし、イベントに即した景品であればラッピング無料などのそれほど価格が高くないキャンペーンであっても喜ばれますし、十分な訴求力を発揮します。

もちろん敬老の日のSNSキャンペーンなのに若者しか使わないような商品のギフトラッピングを無料などの告知をしても、単なる売名行為だと思われてしまい企業イメージを落としてしまう恐れがあります。しかし、このヤノリングのようにイベントに即した企業であれば、それほど景品に凝らなくても消費者のエンゲージメントを高めることは十分に可能です。

【Instagram】コモナ

コモナは子育てに役立つ情報を発信している情報サイトが運用しているアカウントです。必然的にフォロワーは子育て中の世代が多いため、そのフォロワーの特性を活かした敬老の日のSNSキャンペーンを開催したことで注目を集めました。

コモナのアカウントをフォローして「#comona敬老の日」というハッシュタグをつけて祖父母との思い出の写真を投稿することにより、抽選で3名に子どもの写真をプリントしたオリジナルパズルをプレゼントするというキャンペーンを開催しました。パズルのサイズも写真立てサイズであるSSサイズからA4サイズより少し大きいLサイズまで自由に選べるため、当選した消費者は自分たちの家のインテリアを考えながら好きなパズルをもらうことが可能です。祖父母へのプレゼントとして応募する人が多いのはもちろん、親世代が自分たちの記念品として飾るために応募することもあり、ターゲットが広く参加者が非常に多いキャンペーンとなりました。

SNSキャンペーンというと基本的にはSNS上で告知を行って行われますが、コモナはSNSでは告知を行わずにサイト上のみで告知を行っています。すなわち普段からコモナのサイトを閲覧している既存のファンを主なターゲットとしてるため、このキャンペーンの後はさらにサイトをしっかりチェックするファンが増えるなどエンゲージメントを高めることに成功したと言われています。

【Twitter】あたまナビ


あたまナビは普段から物忘れや認知機能低下の対策に役立つ情報を発信しているアカウントです。実際に自分自身の物忘れを防止するためにフォローしている人もいますし、自分の親や祖父母のための情報収集を目的としているフォロワーも存在しています。まさに敬老の日に合わせてSNSキャンペーンを行うのに最適なアカウントだといえるでしょう。

そのあたまナビは、アカウントをフォローして該当する投稿をリツイートするだけで、抽選であたまサプリなどをセットにして5名にプレゼントするというキャンペーンを開催しました。写真を投稿したりハッシュタグをつけたりする必要がなく、単にリツイートだけで応募を完結することができるため、幅広い世代のフォロワーに非常に優しいキャンペーンだといえるでしょう。

キャンペーンの景品自体もアカウントの普段の活動や敬老の日のイメージにマッチしているため、最初に紹介した太田油脂株式会社のキャンペーン同様に、企業アカウントの知名度を高めながら、フォロワーに喜ばれる内容のキャンペーンにすることに成功しています。

【Twitter】シノアリス


太田油脂株式会社やあたまナビのように敬老の日と親和性の高い企業がSNSキャンペーンを開催することはそれほど難しくはないでしょう。しかし、それ以外に普段の企業活動がそれほど敬老の日と関わりがないのにも関わらず、SNSキャンペーンに参加している事例も存在しています。スマホアプリゲーム「シノアリス」は、主なターゲット層を若者に据えている企業にも関わらず、敬老の日のSNSキャンペーンを開催している事例として有名です。

シノアリスはキャンペーン期間中にゲームにログインすることでプレゼントを行うという敬老の日との関わりは全くないキャンペーンを開催しています。一般的にこのように全く関連性のないキャンペーンを行ってしまうと売名行為だと批判されてしまうこともありますが、このキャンペーンのように消費者がコストを支払う必要がなく、むしろベネフィットを受け取れるキャンペーンの場合なら、それほどリスクはありません。これがログインではなく有料アイテムへの課金者から抽選でプレゼントなどの内容であれば批判される可能性もあったかもしれませんが、そうしたユーザーに負担がかかる内容ではないので炎上リスクを抑えることもできています。むしろ、イベントを口実にゲームを盛り上げることに成功したと考えらています。

また全く無関係のキャンペーンのみを行うのではなく、シノアリスはアカウントをフォローして該当する投稿をリツイートすることでマッサージチェアが当たるというキャンペーンも開催していて、敬老の日を意識していることも伝わってきます。最近ではバレンタインに女性が自分宛のチョコレートを複数個購入することが珍しくないことからも分かる通り、若年層の間ではイベントのそもそもの意味を重視しないことも増えてきました。そのため、フォロワーに若年層が多い場合は、イベントとの親和性が高くない企業であってもSNSキャンペーンを開催しやすくなるかもしれません。

【Twitter】らくやきマーカー


らくやきマーカーは、陶器に絵や字を簡単に書くことができるため食器をデコレーションしたり、敬老の日などのプレゼントにメッセージを入れる際に重宝される文房具です。敬老の日を前にアカウントを検索する人が増えることを見越し、クイズ形式で旅行券が当たるキャンペーンを実施しました。らくやきマーカーはプレゼントなどに多く使われる商品である一方で、そもそも自分でメッセージなどを自作することに関心が低い人も少なくはないため、花なまえの詩のように汎用性の高い景品を用意したと推測されています。

しかしながら、クイズの答えは自社の商品名を使うことによって、今まで絵や字を書くことが好きでらくやきマーカーを日常的に利用していた人たち以外の層に対してもプロモーション活動を行うことが可能になっています。

また、らくやきマーカーのキャンペーン内容として注目すべきなのは、景品の汎用性が高いことや商品名をクイズの答えにしていることだけではありません。らくやきマーカーはキャンペーンへの参加条件となっているクイズの回答に、Twitterのアンケート機能を使用しています。これは答えを選択するだけで簡単にハッシュタグを使った投稿が可能になるため、普段はそれほどTwitterを使っていない人でも簡単に応募することができ、ユーザーの利便性を高めることが可能になるでしょう。

今回、らくやきマーカーはクイズへの回答にアンケート機能を使っていますが、企業によってはSNSキャンペーンの景品を4つまで用意し、消費者にアンケート機能を使うことで好きな商品を選択することができるキャンペーンを行っている企業もあります。こうすることによって消費者は自分の好みに合った商品を購入することができ企業へのエンゲージメントが高まるだけではなく、企業は選んだ4つの商品の中でより消費者からの需要を集める商品がなんであるかを分析することができるため、市場の分析にも役立つと言われています。消費者の消費動向を知る機会はそれほど多くはないので、SNSキャンペーンを開催する際に意識してみるのも良いのではないでしょうか。

【Twitter】イーフローラ

イーフローラは継続的にキャンペーンを開催することによって、SNSキャンペーンによってフォロワーを増やすだけではなくアンフォローを防ぐことも考慮しているアカウントです。2019年にはイーフローラの公式アカウントをフォローし「#2019敬老の日」というハッシュタグをつけて祖父母の得意技を呟いた人んお腹から、抽選で20名に全国のイーフローラ加盟店もしくは日比谷花壇で使えるフラワーギフトカードを1,000円分プレゼントするというキャンペーンを行いました。このキャンペーンは少なくとも2013年から毎年敬老の日に合わせて行われているキャンペーンであり、このように毎年同じ時期にキャンペーンを行うことで、キャンペーンが終わった後もフォロワーに「来年のために継続してフォローしておこう」と思わせる効果が期待できます。

1,000円分のギフトカードということで景品としては正直それほど豪華なものであるとはいえないでしょう。しかしながら、それでも継続して行うことでフォロワーのエンゲージメントを高めることは十分に可能です。豪華な景品を用意するか、単価は下がっても定期的に頻繁に行うかということは、企業イメージも含めてしっかり吟味すると良いでしょう。

【Instagram・Twitter・Facebook】長くつ下のピッピ展

 

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期間中に祖父母と来場し、SNSのフォロー画面を提示した人に対して、毎日先着50名にオリジナルポストカードを配布するという、SNSと現実がコラボしたキャンペーンを行ったのが長くつ下のピッピ展です。さらに来場できない人のために、キャンペーン画像を「#長くつ下のピッピ展」というハッシュタグをつけてリポストした人の中から10名にオリジナルのピッピグッズをプレゼントするというキャンペーンも同時に行っています。美術館と提携したキャンペーンのため来場者数の増加が最大の目的になっているものの、遠方のフォロワーへの配慮もされていることが分かるでしょう。

また、この遠方のフォロワーへの配慮は単にフォロワーのエンゲージメントを高めることだけを目的としているわけではありません。遠方のフォロワーがリポストすることにより、来場できる地域に住んでいるフォロワーに対して長くつ下のピッピ展の存在を周知させ、さらに来場者数を増やせる仕掛けも用意されているのです。

また、SNSとしてはInstagramだけではなくTwitterとFacebookでも同様のキャンペーンが行われています。これにより、単に一つのSNSだけでフォロワーに告知するよりもさらに多くの人の目に触れる機会を用意しています。複数アカウントを運用している企業は、この長くつ下のピッピ展の事例のように複数のSNSでキャンペーンの告知を行うのも良いでしょう。

敬老の日は若者をターゲットにSNSキャンペーンを行おう

イベントに絡めたSNSキャンペーンでは基本的に「夏休みに遊びたい人のための夏休みキャンペーン」や「クリスマスに自分へのご褒美がほしい人に向けたクリスマスキャンペーン」のように、参加者と景品の受取手が一致している場合が多いと言われています。しかしながら、敬老の日の場合はイベントのターゲット層がSNSを活用していることはほぼないので、キャンペーンのターゲット層を若者にしつつ、プレゼントの内容はイベントのターゲット層にするといった仕掛けを施すのがおすすめです。

このように若者をターゲットとしたSNSキャンペーンの場合は、既に紹介した通りインフルエンサーを起用することでキャンペーンの存在を周知し、企業の知名度アップを狙うのがおすすめです。企業のブランドイメージや用意した景品のイメージに合うインフルエンサーを起用したい場合は、ぜひ「コラボマーケティング」にご相談ください。ピッタリのインフルエンサーを多数の登録インフルエンサーの中から紹介させていただきます。

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