ソーシャルメディアマーケティングの成功事例7つとインフルエンサーの活用方法

インフルエンサーの採用がソーシャルメディアマーケティングの成功を左右する

今後ますます活気づき、世界中のマーケティングの主流となっていくであろうソーシャルメディアマーケティング。実は、ソーシャルメディアマーケティングと呼ばれるマーケティングについて、漠然としたイメージしか持っていない人もいます。さらに、間違った認識をしている人も、少なくありません。一般人であれば、このような勘違いも問題ありませんが、マーケティングを生業にしている人々、商品やサービスを提供する企業側がこれでは話にならないのです。

ソーシャルメディアマーケティングは、今後ますます活気づくマーケティングであり、さらに様々な可能性を生みだしていくマーケティングだと言えます。そのため、誤解によりソーシャルメディアマーケティングの本質を理解できないばかりか、インフルエンサーの起用という画期的で初歩的な取り組みも実施できないからです。多くの企業は今後、ソーシャルメディアマーケティングへの体制を強化し、様々な工夫を凝らしていくでしょう。その中で、出遅れたり、埋もれてしまわないためにも、ソーシャルメディアマーケティングについて、正しい知識を身に着ける必要があります

ソーシャルメディアマーケティングとは

ソーシャルメディアマーケティングについて、最も誤解されやすい部分が、「ソーシャルメディア=SNS」です。ソーシャルメディアとSNSは同じものではありません。そのため、ソーシャルメディアマーケティングは、SNSマーケティングと同一であり、呼び方を変えたものというわけではないのです。ここからは、ソーシャルメディアマーケティングの定義について、ご紹介していきましょう。合わせて、SNSの定義、特徴についても、解説していきます。2つの違い、類似点や共通点を理解し、正しく使い分けていきましょう。

SNS

SNSの正式名称は、「Social Networking Service(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)」です。簡単に表現すると、インターネットの中に、社会を形成するサービスという意味になります。「社会」とは、ものや情報、様々な価値が個人または組織の間を行き来する様です。双方向のコミュニケーションツールと、表現することもできるでしょう。SNSとして最初に大きな注目を集めたのは、Facebookです。

SNSとして、TwitterやInstagramなどを思い浮かべる人もいるでしょうが、厳密に表現するなら、TwitterやInstagramはSNSではありません。実際、Twitter製作側は、「自分たちはSNSではない」と明言しています。インターネットの中に、社会を築こうとしていないというのが主な理由です。Twitterは人と人、組織と人を繋げるために作られたものではなく、情報を拡散することに注力したメディアだと言われています。Twitterを利用する中で、それぞれにソーシャルネットワークが作られていくことは、否定していませんが、目的として掲げていないことを明言していました。

また、TwitterやInstagramは、双方向のコミュニケーションツールとして成立していないことも、理由の1つです。TwitterやInstagramは、双方がフォローし合う必要がありません。気になるアカウントを、一方的にフォローしても成立します。そのため、厳密に表現した時、TwitterやInstagramはSNSとは呼べないのです。それでは、インターネットを介して繋がることのできるTwitterやInstagramは、どのような呼び方でグルーピングされるのでしょうか。

CNS

TwitterやInstagramは、ソーシャルメディアと呼ばれるグループに分けることができます。ソーシャルメディアとは、ユーザーが発信者であり、受信者にもなり得るネットワークメディアのことです。個人や組織、その他立場などの繋がりが重要ではなく、ネットワークを活用して情報を伝達・受信するツールという概念で使用されています。ソーシャルメディアはSNSと比較した時、より大きなカテゴリーという位置付けであり、ソーシャルメディアの1部分が、SNSという事なのです。

現在、大勢が使用しているFacebookやTwitter、Instagramを分類すると、「ソーシャルメディアでありSNSでもあるもの」と、「ソーシャルメディアでありSNSではないもの」に分けることができます。PinterestやYouTubeは、「SNSではないもの」に該当し、LINEは「SNSでもあるもの」に分けられるのです。「ソーシャルメディアでありSNSでもあるもの」は、一般的に「SNS」と呼びます。

「ソーシャルメディアでありSNSではないもの」について、統一された呼び方はないものの、「CNS」という呼び方があるのでご紹介しましょう。CNSとは、「Contents Networking Service(コンテンツ・ネットワーキング・サービス)」のことです。SNSは人と人との繋がりを目的にしていることに対し、CNSはコンテンツによる繋がりを意味しています。趣味や好みなどを通して、広がる世界がCNSです。

マーケティング

SNSとCNSは、どちらもソーシャルメディアであり、活用したマーケティングを行う場合、ソーシャルメディアマーケティングと呼びます。しかし、SNSを活用する場合と、CNSを活用する場合では、マーケティングの方法が異なるため、意識して分ける必要があるのです。SNSでは、どういったコンテンツを発信することよりも、誰が発信するかが重要視されます。影響力も、「人」にフォーカスした方が高くなるのです。一方、好みや趣味・興味で繋がるCNSを利用する場合は、SNSとは逆の内容が必要となります。誰が発信するか以上に、発信する内容が重要となるのです。

ここまでの話を前提にすると、ソーシャルメディアマーケティングの中のSNSマーケティングを実施する際は、インフルエンサーの起用が重要であり、CNSマーケティングではインフルエンサーを起用する必要がないと考える人もいるでしょう。しかし、ソーシャルメディアマーケティングでは、総じてインフルエンサーなどの起用が重要となってきます。その理由は、SNSをもCNSも、ソーシャルメディアであり、特徴を有しているからです。

ソーシャルメディアマーケティングとインフルエンサー

ソーシャルメディアは、現実世界のように物体があるわけではありませんし、際限なく広がっています。1人が複数のツールを管理し、ソーシャルメディアの世界を行き来していることも当たり前です。また、特別な権利がなくても、情報発信者になることも、受信者になることも、また双方を行き来することもできる自由度の高い世界だと言えます。ソーシャルメディアのこういった特徴から、ソーシャルメディアマーケティングを実施する時、インフルエンサーの起用が重要となるのです。

現実世界では、マーケティングのプロとして注目される企業、人であっても、ソーシャルメディアで等しい立場を手に入れられるわけではありません。一般人でありながら、ソーシャルメディアの特徴を熟知し、大きな影響力を持っている人も大勢存在します。その中で、企業が現実世界と同等のノウハウを用いてマーケティングを行っても、非効率であり効果も限定的になることが予想できるのです。CNSは、コンテンツが重要ではあるものの、魅力的なコンテンツを適切に拡散させる必要があります。拡散させることができなければ、際限のないソーシャルメディアで埋もれ、力を発揮することもできないのです。

ソーシャルメディアマーケティングのメリット

ソーシャルメディアマーケティングに限らず、新しいマーケティングを実施する際は、特徴及びメリット・デメリットを正しく理解する必要があります。ソーシャルメディアマーケティングは魅力的で最先端なマーケティングではあるものの、正しい情報を知らずに実施しても、成功できる容易なマーケティングではありません。ここでは、ソーシャルメディアマーケティングが企業に与えるメリットについて、解説していきます。自社、商品に照らし合わせながら、読み進めてみましょう。

コスト

SNS媒体も、CNS媒体も、一般人でも容易に使えるツールであり、基本的な利用料は発生しません。そのため、ソーシャルメディアマーケティングは、圧倒的にコストが低いのです。例えば、自社チャンネルを開設し、運用するだけでもマーケティング効果が期待でき、そこに大きなコストは発生しません。発信するコンテンツによっては、費用が発生することもありますが、情報発信や利用自体に費用がかからないため、企業にとって大きなメリットなのです。

また、地上波メディアでのマーケティングでは、数百~数千万円単位で費用が発生することも、珍しくありませんでした。芸能人や著名人を起用した場合、億単位で発生することもあります。しかし、ソーシャルメディアマーケティングで力を発揮するのは、芸能人ではなくインフルエンサーであり、依頼料はインフルエンサーの方が圧倒的に低いのです。数十万円で採用することも可能ですし、自社商品の提供のみで提携できる場合もあります。

コミュニケーション

ソーシャルメディアマーケティングでは、消費者と直接コミュニケーションをとることもできます。SNSであっても、CNSであっても、発信者と受信者が直接やり取りできる機能が備わっているため、それらを活用し、密なコミュニケーションが可能です。消費者とコミュニケーションをとることにより、生の声をタイムリーに聞くことができます。それらを、商品やサービスに反映させることによって、会社に対する信頼度も向上し、購買行動に繋げることができるのです。

スピード

ソーシャルメディアは、これまでになかったスピードを持っています。一瞬にして、全世界に発信することも、世界のあらゆる情報を受信することも可能なのです。このようなスピード感は、マーケティングに非常に適しています。目まぐるしく変化する流行に、一瞬で便乗し、爆発的に拡散することも可能ですし、より優れたタイミングで商品またはサービスを提供することもできるのです。

スピード感を持ったツールだからこそ、乗り遅れるリスクも存在します。マーケティングの準備に戸惑ったり、拡散に手間取っていては、あっという間にタイミングを逃してしまうのです。ソーシャルメディアが持つスピードは、企業にとって大きな追い風となるため、上手に活用していかなければなりません。

バンドワゴン効果

ソーシャルメディアマーケティングでは、限られた情報の中で、的確に消費者にアプローチしていかなければなりません。なぜなら、情報を発信することも自由ですが、受信するか否かもまた消費者の自由だからです。興味が持てなければ、すぐに視聴拒否されてしまいますし、ネガティブな印象も定着してしまいます。限られた情報で、的確なアプローチを行うためにも、カスタマー心理学を活用していきましょう。カスタマー心理学とは、人間の心理を分析・活用し購買行動に結びつける方法です。マーケティングの専門企業、大手企業などは、すでに取り入れている手法でしょう。

ソーシャルメディアマーケティングでは、カスタマー心理学の1つであるバンドワゴン効果が、大きな力を発揮します。バンドワゴン効果とは、「大人気」「大流行」といった文言を使用し、消費者の購買行動をかきたてる心理学です。「芸能人愛用」「インフルエンサーおすすめ」なども、バンドワゴン効果に該当します。ソーシャルメディアでバンドワゴン効果が発揮されやすいのは、文字だけでアピールする機会が多いこと、一瞬で効果を認識しやすいことなどが要因です。

アンカリング効果

アンカリング効果とは、ファーストインプレッションにインパクトのある情報を提供し、その後の消費者の判断に影響を与える方法です。例えば、同じ値段の物品を販売しようとした時、一方だけに50%OFFという表示を設置します。消費者は、物品そのものの金額は知らないものの「50%OFFならお得なんだ」と判断し、表示された物品を購入しやすくなるのです。他にも、「残り数個」という表示や、「何時まで割り引き」といった表示も、同様の効果を発揮します。

ソーシャルメディアマーケティングでは、消費者は自分1人で判断することが多いため、アンカリング効果が効果的に作用するのです。アンカリング効果を使用する時は、景品表示法の二重価格表示に注意しましょう。提供するサービスや物品の価格を、通常価格以上に表示したのち、割引率を高く見せかけることを禁止する法律です。

ソーシャルメディアマーケティング成功事例

ここからは、ソーシャルメディアマーケティングの成功事例について、ご紹介していきます。マーケティングの特徴から、成功をおさめた理由まで、詳細に解説していきましょう。

すっきりフルーツ青汁


まだ注目が薄かった数年前に、YouTubeやブログでのPRを実施し、1代で大きな成功をおさめたのが、「すっきりフルーツ青汁」です。実施したソーシャルマーケティングの優れた部分は、宣伝色を極力薄めるように、努めた部分だったと言えます。この商品は、栄養価はそのままで、これまでにない美味しさを売りにした商品でした。PRを行ったYouTubeやブログでは、商品を積極的にアピールするのではなく、「美味しさ」「ダイエット効果」は本当なのかという、消費者側として、「検証する」言動の広告となっていました。

最終的に「本当だった」と締めくくることによって、商品に対する信頼を高め、購買行動を促進させます。開発者は、効果的なソーシャルマーケティングにより、巨万の富を得ることになりました。

オンラインプログラミングPR


大きな影響力を持つインフルエンサーを起用し、集客に成功したのが、オンラインプログラミングスクールTechAcademyです。こちらのPRも、宣伝色を薄めるために、検証及び意見という形で動画を作成しています。このマーケティングの優れた部分は、インフルエンサーの選定が適切だった部分です。等マーケティングでは、実業家で知られる堀江貴文さんを起用しています。堀江貴文さんを芸能人と認識する人もいますが、Twitterのフォロワー300万人以上を抱えるトップインフルエンサーです。

宣伝動画では、堀江貴文さんが今後の経済について語り、浮き彫りになった不安を解消できる方法として、プログラミングスクールをアピールするといった内容になっていました。等マーケティングのもう1つの優れた部分は、堀江貴文さんが影響を与えられる範囲が、商品とマッチしていた部分です。堀江貴文さんは実業家であり、経済や日本の将来について、的確に指摘するという特徴を持っています。そのため、抱えるフォロワーは、独立心や野心が強く、固定概念に囚われない生き方を目指す人々です。そういった人々にとって、紹介された商品は適切にマッチしているため、効果的に購買行動を促進することができました。

ペヤング「獄激辛やきそば」


インフルエンサーの特徴を理解し、ソーシャルメディアマーケティングを成功させ続けているのが、ペヤング焼きそばです。ペヤング焼きそばを販売するまるか食品株式会社では、定期的に辛さに特化させた商品を発売しています。「辛い」「甘い」など、何かしらに特化させた商品は、ソーシャルメディアの話題に上がることが多く、実際ペヤング焼きそばの新商品が発売されるたび、多くのインフルエンサーがチャンネルやアカウントで関連映像を投稿しています。

何かしらに特化させた商品は、リアクションが取りやすく、動画としても面白くなりやすいため、インフルエンサーに限らず、注目を集めたい人々がこぞって取り上げる題材です。他にも、罰ゲームやチャレンジ系動画としても扱いやすいため、ソーシャルメディアの中で大変好まれています。PRを依頼しなくても、それぞれ自ら進んで映像を公開するため、コストも発生しません。こういった特徴を理解しているからこそ、的確な商品販売が実現し、ブランドとして確立され、現在もなお大きな収益を誇っているのです。

レシピスト「たおりゅう」/@taoryu_recipist

 

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自社商品のターゲット層である年代へ的確にアプローチするべく、Instagram上に仮想カップルを作成し、マーケティングに成功したのが、資生堂ジャパン株式会社です。仮想カップルに大物有名人を起用し、本物のカップルのような投稿を行います。投稿される日常の中に、自然に自社商品を紛れ込ませ、宣伝色の少ないマーケティングを実施しました。また、より身近に感じてもらえるように、イベント会場も設置、そこでしか見られない仮想カップル動画を作成など、次々と企画を実施します。

ソーシャルメディアであるInstagramで話題を提供、適切な拡散を行い、実際のイベント会場で試供品体験を行ってもらうという、ソーシャルメディアと現実を融合させたマーケティングとなっていました。

きのこの山・たけのこの里paypayコラボ


ソーシャルメディアを活用した選挙活動が話題となり、売り出し中の技術とコラボし成功をおさめたのが、きのこの山・たけのこの里とpaypayです。paypayなどの電子マネーには、様々な種類が存在し、利用者を獲得するべく、ポイント還元やコラボなど、様々な試みが実施されています。paypayは、還元という方法も取り入れていますが、それらと並行して、根強いファンを持つお菓子メーカーとコラボし、他社商品との差別化に成功しました。

還元するマーケティング方法は、複数企業が実施した場合、次第に還元率・額が大きくなっていくものの、顧客獲得という経過目標が伸び悩む時期が訪れ、費用対効果が見込めなくなります。そこで、確実に顧客を獲得するため、ソーシャルメディアで盛り上がった話題とコラボを実施し、差別化に成功したのです。

日清焼きそば/UFO対策


拡散力の高いTwitterを活用し、効果的な宣伝を行い、知名度及び認知度の向上に成功したのが、日清焼きそばです。等マーケティングの優れた部分は、企画の内容がオリジナリティ溢れるものだったため、爆発的にソーシャルメディアで広がった部分でしょう。自社商品と関連性の高い企画を考案し、見事に知名度及び認知度を高めました。景品として用意したクオカードの金額も、商品に関連付ける徹底ぶりで、高評価だったキャンペーンの1つです。

メルカリTikTokコラボ


応募者に複数の特典を用意し、多くの参加者を募り成功を収めたのが、メルカリです。マーケティングに使用したソーシャルメディアは、若年層の女性利用者の多いTik Tokでした。

等マーケティングの優れた部分は、複数の景品を用意した部分です。景品は、10万円分のポイントだけではありません。参加要項は、ハンドメイド作品を手掛ける人物というものであり、応募することによって自身の商品PRにもなると謡ったのです。等キャンペーンは、メルカリ出展者の増加及び、利用者の増加に繋がりました。また、贈呈された数十万円のポイントも、メルカリ内で使用できるものだったため、他社に利益が流出することもなく、効果的なマーケティングだったと言えます。

ソーシャルメディアマーケティングのデメリット

ソーシャルメディマーケティングには、デメリットも存在します。合わせて、失敗事例もいくつも存在するのです。ここでは、ソーシャルメディアマーケティングのデメリットと、実際に発生した失敗事例について、ご紹介していきましょう。

内容

過去に、内容が不適切だったため炎上し、顧客離れを引き起こした事例が存在します。幅広い世代に人気の食料品を、VTuberにPRしてもらう企画でした。しかし、インパクトに特化させようとし過ぎたせいか、動画内で暴力的なシーンが映し出されます。さらに、他社商品を破壊するという過激な演出も加わり、大炎上となりました。商品は現在も販売されているものの、PR動画は1カ月経たないうちに削除し、現在は視聴できない状態となっています。

宣伝頻度

宣伝頻度が原因で信頼を失い、失敗に終わったマーケティング事例が存在します。ソーシャルメディアマーケティングでは、インフルエンサーを起用することも少なくありません。その理由は、インフルエンサーを起用した方が、効果的なマーケティングが可能となるからです。しかし、インフルエンサーの可能性を活かしきれなかったのが、等マーケティングでした。等マーケティングに起用されたのは、人気インフルエンサーです。フォロワーも多く、大きな影響力を持っていたことから、企業から持ちかけられる案件も少なくありませんでした。自身が運営するチャンネルで、頻繁に企業案件を実施します。すると次第に、フォロワーの信頼を失い、動画に対する低評価が増加していきました。

インフルエンサーを起用する場合、インフルエンサーとフォロワーの信頼関係が重要です。信頼関係が成立しなければ、インフルエンサーの発言に訴求力が伴わず、購買行動も期待できません。このような注意点を理解せず、宣伝活動を続け、インフルエンサーとしての地位を失い、企業は知名度及び認知度の向上に失敗、さらにネガティブな印象も付いてしまいました。

ノウハウ

ソーシャルメディアマーケのノウハウがなく、注意する部分、基本的な部分に気づけず失敗に終わったマーケティングが存在します。コスメを開発し、美容系インフルエンサーにPRを依頼しました。美容系として活躍していたインフルエンサーにPRを依頼したため、商品との相性はよく、訴求力も申し分ありません。しかし、問題だったのは商品です。販売したコスメの品質が大変悪く、PRを行ったソーシャルメディアに多くのクレームが寄せられました。

ソーシャルメディアマーケティングでは、大々的に宣伝した方が成功すると誤解している人も大勢います。ソーシャルメディアの中でも今回マーケティングに使用されたInstagramは、好みで繋がるCNSです。発信する人よりも、提供される物が重要となります。また、基本的な事ではありますが、マーケティングにおいて最も重要な事柄は、提供される商品であり、サービスです。提供される商品が優れていれば、ソーシャルメディアでさらに拡散されますし、仮に商品が粗悪だった場合でも、大々的に拡散され周知されます。

ソーシャルメディアマーケティングのポイント

前項の失敗例事例からもわかるように、ソーシャルメディアマーケティングには、注意するべきポイント、成功するためのポイントが存在します。ここからは、ソーシャルメディアマーケティングを実施する際に、覚えておくべき重要なポイントについて、ご紹介していきましょう。

購買行動の理解

マーケティングを行う目的は、消費者の購買行動を促し、商品またはサービスを利用してもらい、利益を得ることです。「周知」「認知度」等は、最終目的を達成するための、通貨目標だと言えます。このように、購買行動には順番があるのです。購買行動モデルと呼ばれることもあるこれらの順番を、適切に満たしていくことがマーケティングでは重要になります。順番を間違ったり、1つの項目を飛ばしても、求めていた結果は得られないのです。ソーシャルメディアマーケティングにおける、購買行動の例をご紹介しましょう。

1つ目はAISCEAS(アイーシズ)と呼ばれるものです。順番は、「認知」「興味」「検索」「比較・検討」「行動」「共有」となります。古い購買行動モデルにはなかった「検索」「比較・検討」「共有」という項目が特徴的です。

2つ目は、ソーシャルメディアマーケティングに特化した購買行動モデルをご紹介します。名称は、SIPS(シップス)です。「共感」「確認」「参加」「共有」「拡散」となります。ソーシャルメディアマーケティングに特化した購買行動モデルとして、VISAS(ヴィサス)というものもありますが、特徴としては「拡散」という項目が含まれている部分です。

このように、購買行動には順番があり、マーケティングに活用する媒体、時代背景によって内容が異なります。購買行動モデルを理解することによって、的確なマーケティング企画、スケジュールを立てることができ、効率的かつ効果的なマーケティングが実施できるのです。

広告内容

マーケティングでは、広告内容も重要です。使用する媒体によって異なりますが、消費者に確実に見せられる時間は、非常に限られています。開始5秒後には、消費者に視聴の判断を委ねるものもあるのです。どのような媒体を使用するかによって、インパクトの配置を変更させましょう。比較的長い時間使用できる媒体であれば、後半に向かうにつれて、消費者の好奇心を高めていく工夫が必要です。また、ソーシャルメディア媒体が、一般的にどのような使われ方をしているかも、考慮する必要があります。一般的に、文字をメインに使用する媒体であれば、文字に比重を置かなければなりません。写真を投稿する媒体であれば、写真によって消費者の興味を惹き付けなければならないのです。

ソーシャルメディアを活用したマーケティングは、地上波で実施していたマーケティングとは異なるものであると理解し、適切な内容のものを作る必要があります。

マッチングリスク意識

ソーシャルメディアマーケティングを成功させるためには、広告内でマッチングリスク意識を回避させる必要があります。マッチングリスク意識とは、購入前に生じる消費者の不安感です。マッチングリスク意識は、値段が高い、安いに関わらず、質の良し悪しにも関係ありません。購入した場合に発生するかもしれないリスクを心配し、購入を踏みとどまってしまう現象のことです。

ソーシャルメディアマーケティングでは、物品を体感させることはできません。提供するものが、映像や音楽だった場合などを除き、ソーシャルメディアマーケティングでは実物を体感させることができないため、マッチングリスク意識を解消させづらいのです。広告内で消費者の不安感を解消できなければ、購買行動に繋げることはできません。そこで活躍するのが、インフルエンサーなどです。企業が発信する情報よりも、第三者であるインフルエンサーの言動の方が、消費者は信頼感が持てます。また、消費者の中で、インフルエンサーは自分たちと同じ消費者という立場であることから、安心感を持ちやすいのです。

損失回避の法則

人間は得をすること以上に、損することを避けようとする傾向があります。時々見られるマーケティングの中に、いかに消費者にとって得か、ということをアピールしたものがありますが、ソーシャルメディアマーケティングでは力不足だと言えるでしょう。現代は、物が溢れかえっています。一般的に暮らしている中で、必要なものはそれほど多くないのです。つまり、不足している物は、ほとんどないのです。こういった中で、どれほど利益をアピールしても、それ程大きな成果は得られません。特に、ソーシャルメディアなど、限られた時間しかマーケティングに費やせない場合、効率的にアピールできる広告を作る必要があります。

消費者に「得」をアピールするのではなく、「損」しない方法を提示するのです。「今」利用しなければ、確実に「損」すると思わせるための広告を作ることによって、購買行動を促しやすくなります。

適切な拡散

ソーシャルメディアマーケティングで重要な事柄は、適切な拡散です。優れた広告を作成し、手順を整備した後、適切に拡散することによって、マーケティングは成功します。「適切」という表現を、「大々的な」と捉える人もいるかもしれませんが、誤認です。使用するソーシャルメディアによって、宣伝広告費は異なりますが、少なからず費用が発生します。中には、消費者の購買行動に関わらず、映し出された回数で費用計算されるものもあるでしょう。費用対効果を考えた時、より購買行動の可能性が高い相手に、広告を提示する必要があるのです。

適切な拡散とは、自社商品を利用する可能性の高い人へのアプローチを意味しています。不特定多数へ向けたマーケティングは、過去のものであり、大変非効率なものなのです。では、どのようにして、自社商品を利用する可能性の高い人を見つければいいのでしょうか。ここでも、インフルエンサーが重要な役割を果たすのです。インフルエンサーには、フォロワーと呼ばれる人々が存在し、インフルエンサーの影響を大いに受けます。フォロワーにはそれぞれ特徴があり、インフルエンサーの特徴を見ても知ることができますし、ソーシャルメディアから算出することも可能です。自社商品の顧客層にマッチしたフォロワーを見つけ、フォロワーを抱えているインフルエンサーを起用することにより、適切な消費者へアプローチすることができます。

インフルエンサーの選定がマーケティング成功の鍵

ソーシャルメディアマーケティングの成功の鍵は、インフルエンサーが握っています。なぜなら、インフルエンサーこそ、ソーシャルメディアを第一線で使用し続けている人々だからです。利用方法を熟知していることはもちろん、ソーシャルメディアの中で、大きな影響力を持っているのもインフルエンサーたちです。マーケティングを成功させるためにも、自社に適したインフルエンサーを起用する必要があります。インフルエンサーの起用で迷った時、何かしらの不安を解消できないときは、インフルエンサーマーケティングの専門企業である、「コラボマーケティング」を頼ってみましょう。適切なアドバイスはもちろん、実施まで様々なサポートを受けることができます。

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