目次
今、インスタのダイエットアカウントが話題沸騰中!
いつの時代も「美しい姿を維持したい」という需要は尽きないものです。そうした需要がある中で、現在は男女ともにInstagramのダイエットアカウントをフォローしている人が増えていると言われています。
ダイエットアカウントと一言でいっても、様々な内容があります。ダイエットに良い商品のレビューを投稿するアカウントもあれば、自分で考案した筋トレや食事メニューを投稿してフォロワーの参考になるアカウントもあります。また、他にも自分自身のモチベーションを維持するために毎日同じ時間に体型た体重をアップして自分のダイエット記録をつけているアカウントも少なくはありません。
そうしたダイエットアカウントはインスタ映えするような写真も投稿しやすく、フォロワーも稼ぎやすい傾向があります。そのため、食品会社を中心にダイエットアカウントに関する企業の関心も高まっています。また、この記事で紹介する事例にもありますが、食品会社や美容会社に限らずダイエットインスタグラマーを起用している企業も少なくはありません。
多くの人の注目を集めつつ、そのブームが一過性で終わりリスクも低いダイエットアカウントは企業にとって非常に安心して起用できるインフルエンサーだとも言えるでしょう。なぜダイエットアカウントがフォロワーの人気を集めるのか、どのようなダイエットアカウントが実際に企業と提携しているかを紹介していきます。
ダイエットアカウントが人気を集める理由
ダイエットに関心がある人は多いですが、その人たちの中でも他の人のダイエット活動に興味を持つ心理が分からないという人も少なくはないでしょう。ここでは、まずダイエットアカウントが人気を集める主な理由を4つ紹介していきます。若い女性はもちろん、男性からも絶大な支持を集めるダイエットアカウントの理由を理解していきましょう。
憧れの体型を明確にできる
テレビに出ている芸能人や雑誌のモデルは抜群のスタイルをしていますが、一方で維持のために高級エステに通ったりジムで専属のトレーナーによるトレーニングを受けていたりと、一般人とは違う世界に生きながら体型を維持している場合も少なくはありません。そうした芸能人やモデルの体型は一般人にとって理想的ではあるものの、一方で「こうなれたら素敵だけど、自分には無理に決まっている」という諦めの気持ちを抱かせてしまうこともあるでしょう。
しかしながら、ダイエットアカウントの運営は多くの場合「筋トレが趣味の一般人」や「食事制限に興味を持っている一般人」であることがほとんどです。彼らの行っているダイエットは、芸能人やモデルのものと比べて特別な器具やトレーナーによる過酷な食事制限を必要としません。だからこそ、自分と似た身長や体重のアカウントをフォローすることで「現実的に憧れることができる目標体型」を具体化できるのです。
自分のダイエットのモチベーション維持ができる
ダイエットを始めた人であれば分かりやすいかと思いますが、どれほど目標があってもダイエットのためのモチベーションを維持するのは簡単なことではありません。「一ヶ月後のデートのために絶対に痩せたい」と目標を設定しても会社の飲み会には欠席できなかったり、疲れた日には甘い物やファストフードを食べてしまうなどカロリー制限が甘くなってしまうこともあるでしょう。毎日運動をしようと思っている人でも、天気が悪かったり疲れが溜まっている日は、ついついサボってしまいがちです。
しかし、普段から見ているInstagramでダイエットアカウントをフォローしていれば「誰かと一緒にやっているわけではないからサボっても良いかもしれない」という甘い気持ちがなくなると言われています。同僚など、身近な人に対しては恥ずかしくてダイエットをしていると言えない人も、ダイエットアカウントをフォローすることで「この人も頑張っているから私も頑張ろう」のようにモチベーションが維持できるようになると言われています。
正しいダイエット方法が分かる
老若男女問わず、ダイエットに対して興味を持っている人は少なくありません。そのため、ダイエットにおすすめの方法は色々なメディアに溢れていますし、その中には確実に痩せられるものの健康には好ましくないものも多く含まれています。しかしながら、情報が多いために専門的な知識がない状態では「どのダイエット方法が自分に向いているのか」や「どのダイエット方法が健康的に痩せられるのか」を判断することは非常に難しくなってしまいます。
そういった場合でも、ダイエットアカウントをフォローすることで正しいダイエット方法を知ることができます。ダイエットアカウントの中でも特に、「現在は太っているけれど実際に痩せる過程を掲載しているアカウント」を選択してフォローすることで、紹介されているダイエット方法の実際の効果を知ることができるでしょう。多くの情報を簡単に手に入れることができる現代だからこそ、正しいダイエット方法を知るためにダイエットアカウントは必要とされています。
おすすめのダイエット商品・食品が分かる
様々なダイエット方法があるのと同じように、ダイエットのための器具やダイエット食品も非常に多く売られています。それらを全て試すことは健康上好ましくないのはもちろん、金銭的にも不可能である場合がほとんどでしょう。しかし、実際に器具を使ったりサプリを飲みながらダイエットを行っているダイエットアカウントをフォローすれば、どの商品・食品がダイエットに効果的なのかを実際に自分の目で見て判断することができます。
広告上は「飲むだけで1ヶ月に15kg痩せる」などの謳い文句があるサプリメントも珍しくはありませんが、実際にそのサプリメントに効果があるのか、健康上に問題がないのかということは広告だけでは判断できません。そういった状況下において、インスタグラマーの使っている様子を見ることができれば安心して商品・食品を試すこともできるでしょう。
また、ダイエット器具の中には口コミなどによる評判が良くて自分でも買ってみたものの、使い方がいまいち分かりにくいものも少なくはありません。そうしたダイエット器具を使う際に、ダイエットインスタグラマーの使用動画を見ながら使うことで適切な効果を得られる場合もあります。
サプリメント販売にインフルエンサーが適している理由と成功事例5選 | インフルエンサーマーケティング研究所
この記事では、サプリメントや補助食品など、体内に取り込む商品を販売する際、なぜインフルエンサーが効果的に働くのか、詳細及び活用事例をご紹介していきましょう。実際に行われたマーケティング具体例から、サプリメント販売に適しているインフルエンサーの見つけ方まで、詳細に解説していきます。
Instagramで人気のダイエットアカウント15個と企業との提携事例
老若男女問わず、多くのユーザーが各々の目的に応じてダイエットアカウントをフォローしています。では、その中でも特にInstagramで人気のダイエットアカウントにはどのようなアカウントがあるのでしょうか。実際の企業との提携事例と併せて紹介していきます。
本島 彩帆里
1年3ヶ月という短い期間で20kgの減量に成功した本島 彩帆里さんは多くの女性たちがお手本にしているダイエットアカウントです。ヴェレダのボディブラシなど、比較的安価で購入できるダイエット方法も紹介しているので誰でも真似しやすいのも人気の秘密です。本島さんはご自身でダイエットに関する本も出版しているため、数多くのダイエットインスタグラマーの中でも信頼度の高い存在だと言えるでしょう。
そんな本島さんは、ご自身がプロデュースしているセルフケアブランドの「eume」のイメージキャラクターとしても活動しています。eumeは「はらまきパンツ」や「めぐりソックス」など、ダイエット中の女性の悩みを解消してくれるような商品を非常に多く販売している会社です。減量に成功している本島さんがプロデュースし、ご自身のInstagramアカウントでも紹介しているということで多くの女性から支持を集めています。
森拓郎
あなたのオフィスに当社のトレーナーが出張し、ストレッチトレーニングを実施いたします。森拓郎が監修したオリジナルストレッチメニューで従業員満足度アップ!皆さまのこころと身体に健康を!https://t.co/gwKaWgGsfa pic.twitter.com/ZtdCtzGcYE
— ゴールデンタイムZ (@goldentimez_) February 2, 2018
ダイエットアカウントは女性だけではなく、男性のインスタグラマーも数多く存在しています。その中でも森拓郎さんはダイエットの効果が分かりやすいように一度わざと太ってから減量していくというプロ意識の高いダイエットインスタグラマーとしても知られています。保本島さんのように本も出版されていて、「筋肉をつけながら痩せたい」という女性のみならず「筋肉を落とさずにかっこいい身体を作りたい」という男性からも注目されているインスタグラマーです。
インスタグラマーの企業との提携事例というと一般的には自身のアカウントで特定の企業の商品を紹介する方法が取られていますが、森さんの提携事例はそれらとは少し異なります。森さんの提携事例は、特定の企業に限らず要望があった企業に対して実際にオフィスまで出向いて本人が監修したストレッチメニューをオフィスの従業員に紹介するといった形で活動しています。もちろんその活動の様子は森さんのInstagramで紹介されているので、企業の福利厚生として「従業員の健康に配慮している」というPRが具体的にできるなど、現在多くの企業からの注目を集めています。
MariIryu
MariIryuさんは1年半で40kg痩せたという実績を持つダイエットインスタグラマーです。自分の運動の様子をアカウントで紹介していることも人気の秘密であり「どのような運動をすれば効率的に痩せられるのか分からない」という人たちに対して分かりやすい動画が人気を集めています。
そんなMariIryuさんの企業との提携事例は、「Pecora 着圧ソックス」とのコラボです。立ち仕事で足が疲れている人が履くことの多い着圧ソックスですが、MariIryuさんは「足の疲れを取る」だけではなく、さらに「寝ている間に痩せることができる」という付加価値を付けた商品をプロデュースしました。これらは足が疲れているという本来のターゲット層はもちろん、「運動する時間がないけれど痩せたい」と思っている人や「ダイエットを継続しているが下半身の効果がいまいち」という不満を持っている人たちの間で評判を呼んだと言われています。
MONA
MONAさんは、乳幼児がいてなかなか定期的にジムに通うことができない女性から支持を集めているダイエットインスタグラマーです。MONAさん自身も、産後太りによって体型が変わってしまったことにコンプレックスを抱いていました。しかしながら、食べながら痩せることができる「食べ痩せダイエット」とジムなどに通わずに自宅でできる「自宅トレーニング」を実施し、産後1年で7kgの減量に成功したと言われています。
MONAさんの企業との提携事例は、ダイエットを推奨する企業として非常に有名な株式会社RIZAPとのコラボレーションです。MONAさんは「ライザップ ダイエットダイアリー90Days」にモニターとして登場しているだけではなく、自身が登場したダイエット本として自分のInstagramでPRしました。「自宅でも減量に成功したMONAさんがPRしている」とのことで、ライザップの利用者はもちろん利用したことがない層にも訴求力が高かったPRだと言われています。
KIKI
芸能人並に可愛いと、女性だけではなく男性からも人気を集めているのがKIKIさんというインスタグラマーです。KIKIさんはダイエットに関係する投稿だけではなく、多くの女性インスタグラマーと同じようにファッションや美容、メイクなどの投稿も行っています。したがって、ダイエットに関心があってKIKIさんをフォローしているフォロワーがKIKIさんと同じコスメを購入するなど、非常に幅広いジャンルのフォロワーに対する影響力を持っているインスタグラマーとしても知られています。
KIKIさんは趣味でキックボクシングを行うなどダイエットに関する努力を惜しまないインスタグラマーとしても知られています。また、企業とのコラボ事例としてはスマホのダイエットアプリとして有名な「みんなのダイエット」とコラボしています。インフルエンサーマーケティングでは自分のアカウントで提携した企業の商品やサービスを何度も紹介するという手法が一般的だと言われていますが、KIKIさんの場合はあまりアプリ自体を強烈にPRした投稿は行っていません。むしろ「ダイエットに成功した時に、使っていたアプリ」という雰囲気で、ほぼPRしていないと言っても良いでしょう。
しかしながら、一般的な企業の広告とは違いインフルエンサーマーケティングは「消費者に対して企業広告らしさを見せない」という点も重要なポイントとなっています。実際、PRであることを明言してステルスマーケティングだと批判される要素を排除しつつ、「口コミ感」を前面に押し出すことでアプリのインストール数を増やしたと言われています。
ひかる
詳細なレビューで人気を集めているのは、ひかるさんというダイエットインスタグラマーです。ダイエットをしたいと思っても、商品やサービスがたくさんあるため、どの方法が最も良いのか考えるだけで疲れてしまうという人も多いのではないでしょうか。そうした人たちが詳細にレビューを知りたい時に、ひかるさんのアカウントを見ていると言われています。ひかるさんは自分が使ったダイエットの商品やダイエット体験に対して、率直なレビューを投稿し続けています。そのため「ひかるさんが良いと言うなら使ってみよう」と消費者の行動に対して大きな影響力を与えることができるインスタグラマーとして知られています。
カロリーゼロの自然派甘味料「ラカント」は食事を制限するダイエットに興味がある人であれば、耳にしたことがあるという人も多いのではないでしょうか。ひかるさんはそのラカントのアンバサダーとして活動し、ラカントの魅力を多くのフォロワーに発信しています。
インフルエンサーと企業との提携事例は短期間で終わってしまうことも多いですが、アンバサダーは長期的な契約をして企業の商品をPRするという特徴があります。「アンバサダーマーケティング」と呼ばれることもありインフルエンサーマーケティングとは違ったものであると考えられることもありますが、それほど長期的な契約を結ぶコストを使ってもひかるさんの消費者への訴求力は高いと企業に認識されていると考えられるでしょう。
「ニーズ」「シーズ」の違いと現代に必要とされるマーケティング発想 | インフルエンサーマーケティング研究所
今回は、「ニーズ」及び「シーズ」発想の正しい意味と、どちらを選択するべきか、選び方やポイントについてご紹介していきましょう。合わせて、「ニーズ」「シーズ」発想の活用術と今後の傾向予想についても、解説していきます。
新田仁美
新田仁美さんは美しい姿勢の維持やストレッチを中心にダイエットを行うダイエットインスタグラマーです。通常、ダイエットのストレッチというと身体全体を使うものが多く、広いスペースを必要とするものや全身が筋肉痛になってしまい翌日に響いてしまうというものも少なくはありません。しかしながら、新田さんの提唱するダイエットストレッチは「最小限の動きで最大の効果を得る」ということをモットーにしているため、一人暮らしなどでスペースの確保がしづらい人や、日々ハードな仕事をしていてストレッチでまでハードな動きをしたくないと考える人たちからも支持されています。
新田さんの企業との提携事例は、株式会社FiNCの商品である「コッコアポ錠」との提携です。コッコアポ錠は代謝をコントロールすることを目的としている商品ですので、ダイエットインスタグラマーのPR商品として最適なことが分かるでしょう。ダイエットインスタグラマーのフォロワーの中には「筋トレだけを知りたい」という人もいますが、こうした美容ケア用品に関しても決して需要がないわけではありません。
すなわち「美容ケア用品のフォロワーを多く抱えているインスタグラマー」に美容ケア商品のPRをしてもらうことはフォロワーへの訴求力は高い一方で、新たな顧客開拓に関しては不満が残る側面があります。一方で「美容に関心を持つフォロワーを抱えているダイエットインスタグラマー」であれば、これまでに自社ブランドの存在すら知らなかった消費者を開拓することも可能になるのです。
miey
mieyさんは日本に住んでいる韓国人のダイエットインスタグラマーです。ネイティブと遜色なく日本語を操ることができるため、既に筋トレを中心にトレーニング関連の書籍も出版しているなど、日本を中心に活躍しています。Instagramの投稿も筋トレや食事に関する内容が多く、産後から10kg以上のダイエットに成功したという経歴とともに注目を集めているダイエットインスタグラマーだと言えるでしょう。
ドン・キホーテの「日本で初めて飲めるギリシャヨーグルト」である「takegreek」とコラボしたmieyさんは、単に製品をPRするだけではなく開発段階から深く商品に関わっています。単に商品を紹介するだけだと「本当は使っていないかもしれない」と疑ってしまいがちなフォロワーも、実際に開発したという情報があると「これならカロリー制限ができるかもしれない」というポジティブなイメージを抱くことは間違いありません。一言でコラボレーションといっても「商品を使用してPRを行う」だけのものから、このmieyさんの事例のように「商品の開発段階から関わってPRも行う」というものもあります。商品の特性や起用するインフルエンサーの特徴に合わせて、どちらのコラボレーションが適しているか考えてみると良いでしょう。
みみねこ
みみねこさん(ダイエット中は「ダイエットみみこ」という名前で活動中)は、普段は肌の露出が多い服装を中心に紹介するファッションインスタグラマーとして活動しています。ダイエットインスタグラマーというと、先ほど紹介した本島さんやMariIryuさんのように短期間で劇的な減量に成功したインスタグラマーが注目されてしまいがちですが、現実的にはそうしたダイエットへの憧れを抱きつつも付き合いの飲み会に出席する必要があるなど、なかなか減量に対してストイックな生活を送れないという人も多いでしょう。
しかし、みみねこさん、あるいはダイエットみみこさんはそうした一般的なフォロワーに対して心強い味方となってくれるダイエットインスタグラマーです。ダイエットをしていない期間があることからも分かるように、みみねこさんのダイエットは基本的に緩めでマイペースなダイエットです。時には間食を楽しみつつもダイエットに成功していく姿は「私でもできるかもしれない」とフォロワーの共感を呼びます。
そんな独特なゆるさが人気のみみねこさんは、株式会社Plezの「オンラインダイエットサービス」とコラボしています。オンラインダイエットサービスはその名の通り、LINEを通してダイエットトレーナーと食事や運動を含めたトレーニングができるサービスです。実際にみみねこさんはこのサービスを使い3kgの減量に成功し、サービス開始前後の比較写真を載せるなどフォロワーに対して分かりやすくサービスをPRしています。
石井里奈
石井里奈さんは、本業としての会社員の他の読者モデルやヨガインストラクターとして活動するなど精力的な活動が目立つインスタグラマーです。トレーニングやダイエット以外にも、ファッションや美容、メイクといった女性が知りたい情報を網羅できるかのように幅広いジャンルの投稿をしているのが特徴のインスタグラマーで、旅行やグルメの情報を見るために女性だけではなく男性のフォロワーも多いと言われています。
日清オイリオグループ株式会社とタイアップして「日清MCTオイル」のPRをした事例は、目にしたことがあるという人も多いのではないでしょうか。実際にサラダに日清MCTオイルをかけて食べる画像はもちろん、製品の特徴や自分が実際に行った使い方も投稿しているのが特徴です。もともと男性のフォロワーも非常に多い石井さんですので、このコラボレーションも体型を気にする女性や普段料理を作っている主婦だけではなく、筋トレを趣味にしている男性にも効果があったと言われています。
ゆきりち
食事を制限しながら痩せるダイエットの中でも「美味しく食べて健康的に楽しく痩せる」ことをコンセプトにしているゆきりちさんは特に人気のあるダイエットインスタグラマーです。特に糖質制限ダイエットが得意で、実際に夫婦合わせて3ヶ月で10kg痩せることに成功するなど、実績が人気を集めています。レシピなどを集めた経験が書籍化されているので、本屋で名前を目にしたことがあるという人も多いのではないでしょうか。
そんな食事をテーマにしたダイエットが得意なゆきりちさんの企業との提携事例は、もちろんグルメ系の企業とのコラボレーションです。「北海道の旬の食材を使った釜めし」を提供している株式会社いちえ北海道の「釜スイーツ」をPRした投稿は、普段からゆきりちさんの食生活を真似たいと考えているフォロワーに「私も食べてみたい」と思わせるなどの効果が確認されています。まさに「インフルエンサーがもともと抱えているフォロワー層」と「企業のターゲット層」がしっかり一致した事例だと言えるでしょう。
フォーマム
ダイエットや筋トレに関する投稿は、動画や画像を使ってトレーニング方法やレシピを紹介するだけではなく「それによってどのくらいの効果が得られたか」を画像比較によってフォロワーに実感させやすいジャンルだと言われています。実際に、先ほど紹介したみみねこさんのようにダイエット開始前後の写真を投稿して効果を実証しているというフォロワーも少なくはありません。
フォーマムさんは、そうした画像の公開だけではなくダイエット中の体重や筋肉量、体脂肪率といったかなり詳細な数値をオープンにInstagramに投稿しています。画像の投稿だけだとフォロワーに「画像編集ソフトを使っているかもしれない」と思われるリスクもありますが、このフォーマムさんの事例のように詳細な数値をオープンにすることでよりダイエットの効果に対する信憑性が高まると言えるでしょう。
しかしながら、このようにダイエットに対して分かりやすく解説しているフォーマムさんの企業との提携事例はダイエット食品ではありません。スウェーデンのワイヤレスイヤホンブランド「sudio」とコラボしているので、意外に感じる人も多いのではないでしょうか。しかしながら、先ほどの新田仁美さんの美容ブランドMIMURAとのコラボのように、ワイヤレスイヤホンも全くダイエットに関係がないというわけではありません。
ジョギングを始め、トレーニングの際にモチベーションの維持や気分転換として音楽を聴きながら運動しているという人は決して少なくないでしょう。sudioはそういった点に着目し、ワイヤレスイヤホンのPRにダイエットインスタグラマーを起用しました。実際、フォーマムさんのように運動しながらダイエットを行っているフォロワーに対する訴求力は十分にあったと考えれているでしょう。商品をPRする際に起用するインフルエンサーを選ぶ時には、商品のイメージだけではなく利用シーンまで掘り下げて考えることで幅広いジャンルのフォロワーを自社のファンにできる可能性があるという一例となります。
池ももこ
普段から料理家として活動されている池ももこさんは、過去に15kgの減量に成功したという経歴を持つインスタグラマーです。料理家だけではなく空間スタイリストやテーブルウェアスタイリストとしても活躍されているため、Instagramに投稿する料理の写真も雑誌の切り抜きのように美しいものが多いという特徴を持っています。他にも、手作りのスイーツがアート作品のように美しいためダイエットのためだけではなくスイーツ作りが好きなフォロワーからも絶大な人気を誇っています。
池さんの提携事例は、株式会社ニコリオが発売している「こうじ酵素」とのコラボレーションです。普段の池ももこさんの投稿と同じように魅力的な写真と、詳細な商品の紹介が人気を集めています。特に製品の特徴に関しては自分が実際に使った体験談も交えて紹介しているため、専門性が高いKOL(=Key Opinion Leader)としての発信として信頼性が高いとフォロワーからも認識されています。
ゆき
日本ダイエット協会に認定されている認定ダイエットインストラクターのゆきさんは、食育や生活習慣病の予防に対して詳しい知識を持っているインスタグラマーです。専門的な知識を持っているため、先ほどの池さんと同じようにKOLと言っても差し支えないでしょう。そんなゆきさんの投稿はやはり「食」に関するものが中心で、食事制限がある人から人気を集めています。特にキャプションでは写真だけではなくカロリーやタンパク質、糖質や含まれている栄養素なども紹介されているため、非常に説得力が高い投稿ばかりとなっています。
ゆきさんは日立グループの傘下である日立グローバルライフソリューションズが提供しているアプリ「ペロリッヂ」をPRしています。ペロリッヂは食事や料理を通して遠くに住んでいる人ともコミュニケーションが取れるアプリとして注目されていて、自分の作った料理の情報を発信したり、他の人が発信した情報を共有したりすることができます。
ゆきさんもこのアプリを実際に利用していて、Instagramだけでは見られないダイエットに関する豆知識なども積極的に共有しています。そのためInstagramのフォロワーがさらに詳細なダイエット情報を知るためにペロリッヂをダウンロードするなど、アプリの知名度アップに大きく貢献しています。
吉川ひなの
芸能人の吉川ひなのさんもダイエットインスタグラマーとして活躍されているのはご存知でしょうか。ファッションモデルとしての活躍も多いのでファッションに関する投稿も多いですが、吉川さんは美容製品のプロデュースなどをされているお兄さんの高田一也さんとサプリメントの共同開発なども行うなど、美容系に関する投稿も多くのフォロワーに支持されています。
テレビで目にする機会も非常に多い吉川さんですが、Instagramでは清涼飲料水の「コンブチャクレンズ」をPRしています。普段からコンブチャクレンズを愛用しているという吉川さんは、自身のプライベートショットの中でコンブチャクレンズと一緒に撮った写真を投稿しています。インスタ映えする写真なのはもちろん、普段から美しい吉川さんが愛用しているということで興味を持つフォロワーも決して少なくないのではないでしょうか。
ダイエットの注目度は高い!人気のアカウントを起用して自社の知名度をあげよう!
健康に対する関心が高まれば高まるほど、ダイエットインスタグラマーへの注目度は高まります。以前はダイエットというと若い女性が主なターゲットでしたが、現在は筋トレをしている若い男性や健康に気を使いたい世代である中年の男女も大きな顧客になる可能性を秘めています。そうしたホットな市場において、強い説得力を持つダイエットアカウントを起用すれば自社の知名度を飛躍的に上げることができるでしょう。
しかしながら、元々ダイエットに関連する商品や食品を売っている企業であればダイエットインスタグラマーの起用も簡単ですが、ここの例で紹介したアプリやワイヤレスイヤホンなど、一見ダイエットとは関連性が低い商品やサービスを提供している企業にとっては、どのダイエットインスタグラマーを起用してどのような戦略で活用していくかの見通しをつけるのが非常に困難になってしまいかねません。
そうした時には自社内だけで人気のダイエットインスタグラマーを探すよりも、インスタグラマーマッチングサービスである「トリドリマーケティング」を利用することをおすすめします。トリドリマーケティングを使うことで、自社ブランドの商品に最適なインスタグラマーを紹介してもらえるだけではなく、そのインスタグラマーをどのように起用していけば良いかのアドバイスも得ることができます。専門家による第三者の視点からのアドバイスを受けるためにも、トリドリマーケティングの利用を検討してみてください。