フォトジェニックの意味やインスタ映えとの違いとマーケティングへの活用法

フォトジェニックスポットにはマーケティングチャンスがある!

フォトジェニックなスポットというと、単に個人がインスタ映えする素敵な写真を撮るために有名になった場所というイメージを持っている人も多いのではないでしょうか。しかし、そういったフォトジェニックスポットこそが現代のマーケティングを制覇するための非常に重要なスポットです。

現代のマーケティングは、フォトジェニックスポットなしで語ることはできません。今まで業績が良かった企業はフォトジェニックマーケティングを活用してさらに業績を伸ばし、伸び悩んでいた企業も他企業が目を付ける前にいち早くフォトジェニックマーケティングを取り入れてみましょう。

フォトジェニックとインスタ映えの違い

ところで、フォトジェニックという言葉を聞くとインスタ映えを連想する人も多いのではないでしょうか、実際に日常会話の中でそれらの言葉を使う時は、あまり意識せず同じ意味で使っている人もいるほど意味が似ていると認識されている言葉です。

しかし、企業のマーケティングを語る上ではフォトジェニックとインスタ映えの違いはしっかり理解しておかなければなりません。正しくフォトジェニックマーケティングを行うためにも、まずは両者の違いを知っておきましょう。

フォトジェニックという言葉は、実は英語で「写真」を意味する「photo」という単語と、「~に適した」という意味を持つ「genic」という単語を掛け合わせた言葉です。あまり日本語に訳して使う機会はありませんが、「フォトジェニックなスポット」などを日本語で表現しようとすると「写真に適した場所」となるでしょう。

実はフォトジェニックという単語の起源は古く、19世紀の中頃に「photogenic drawing」という言葉がありました。この言葉が生まれた当初は「写真」という意味しか持っていませんでしたが、時代の変遷と共に意味も移り変わり、1930年頃に「写真映りが良い」という意味になり、現在に至ると言われています。

また、日本では場所やスイーツ、人の表情やコスメなど写真映りの良い全てのものに対して「フォトジェニックだ」という使い方をしますが、海外においては基本的に人間を表現する単語として使われているという特徴も持っている単語です。

一方で、「インスタ映え」はInstragramの略語である「インスタ」という単語が入っていることからも分かる通り、最近生まれた新しい言葉です。「写真映えする」という言葉は昔から使われていますが、その中でも特にInstragramで人気が出そうなものに対して「インスタ映え」という表現を使うようになりました。

現在では「この景色、インスタ映えしそうだね」のように被写体がインスタ映えするかどうかを区別するために使われることも多いですが、そもそもは写真がないInstragramの投稿に対しても「いいねがたくさんもらえそう」という意味で「その表現、インスタ映えしそう」のように使われていた言葉です。

このように、フォトジェニックは「写真映りが良い」、インスタ映えは「Instragramのユーザーに人気が出そう」という本来の意味を持っている言葉ですが、現在ではInstragramの投稿のほとんどが写真を中心にした投稿になっているので、フォトジェニックもインスタ映えも同じ意味を持っている言葉として使われることが多くなっています。

フォトジェニックがマーケティングに役立つ5つの理由

では、そのような写真映りの良い場所や食べ物が企業のマーケティングにおいてどのように役立つのでしょうか。なぜフォトジェニックをマーケティングに応用することで企業が業績を伸ばすことができるのか、5つの理由を解説していきます。

商品の世界観を伝えられる

 

この投稿をInstagramで見る

 

プリンセスオータムアフタヌーンティー . ニューヨークラウンジで 11月10日までの期間限定の アフタヌーンティー(*´艸`*) . 美女と野獣をテーマにした感じで 内装はオシャレだし、紅茶は フランス老舗紅茶ブランドの 「マリアージュフレール」が飲み放題。 その他のメニュー含め約30種類のドリンクが 楽しめるのは最高でした。 #愛知 #名古屋 #ストリングスホテル名古屋 #ニューヨークラウンジ #美女と野獣 #アフタヌーンティー #ディズニー #ディズニー好き #内装オシャレ #素敵 #紅茶 #愛知スイーツ #名古屋スイーツ #マリアージュフレール #美味しかった #ごちそうさま #sweets #sweet #tea #beautyandthebeast #afternoontea #newyorklounge #instafood #instagood

Hime(@hime__jsb)がシェアした投稿 –


先ほど紹介したように、現在はInstragramの投稿のほとんどが写真を含めて投稿しています。そのため当然ながら、文字だけで商品の説明を伝えようとするよりも、さらに多くの人に分かりやすく商品の世界観を伝えられるでしょう。

たとえばコスメのPRをする時に「白雪姫の肌のように美肌になれる」という言葉だけで伝えるよりも、実際に美肌のモデルを起用したり白雪姫の世界観をイメージした画像を一緒に投稿することで訴求力が高くなります。商品の世界観を大切にしながら商品を使いたいという層を、フォトジェニックを利用することで大量に取り込むことが可能になるでしょう。

内装や小物だけでも話題になる

フォトジェニックが話題になる以前は、集客は商品の価値にかかっていました。たとえばコスメなら肌の浸透力への効果が重要視され、レストランであれば料理の味だけで勝負する必要があったでしょう。しかし、フォトジェニックを追求することで、内装や小物だけでも顧客の関心を惹くことが可能になります。

「Aという店の料理は美味しい」という口コミだけでは心が動かない層に対しても、実際に画像を見せながら「Aという店は入店した時から〇〇の世界観を伝えるようにしていて、料理や内装も雰囲気を考えながら作られている」という説明をすることで興味を抱かせることができるでしょう。商品自体だけではなく、それを設置する場所の細部までこだわりを持つことで、以前よりも多くの層に対して自社をアピールすることが可能になります。

アプリのダウンロード数を伸ばせる

企業にとって広告費の確保は喫緊の課題です。雑誌やテレビの広告は一定の効果を持っていますが、一方で多額の広告費がかかるので長期間のプロモーションは難しいという悩みを抱えている企業も多いのではないでしょうか。そういった悩みも、フォトジェニックを活用したアプリを開発することで解決することが可能です。

自社のアプリを開発する際に自社製品の世界観を意識したデザインを意識してみましょう。元から自社のファンであった層はもちろん、世界観に惹かれて興味を持った層も取り込むことができるでしょう。アプリがSNSなどで話題になれば、さらに多くの自社ファンを増やすことも可能です。アプリの開発費は長期的に見れば雑誌やテレビへの広告費よりも安価で済むので、経営的にも好ましいと言えるでしょう。

インフルエンサーの影響力は絶大

フォトジェニックな商品を紹介する上でインフルエンサーの影響を無視することはできません。インフルエンサーとは、主にInstragramにおいて多くのフォロワーを持ち、その人の投稿によって購入者を大きく左右する影響力を持つユーザーのことを言います。

インフルエンサーにはトップインフルエンサーとマイクロインフルエンサ―がいて、トップインフルエンサーは多種多様な投稿をすることで多くのカテゴリに一定のファン層を持っているインフルエンサーのことを言います。影響力は絶大な一方で、企業からのオファーも多いため意図的に自社製品をPRしてもらうことは難しい存在だと言えるでしょう。

一方で、マイクロインフルエンサーは特定の層に対する影響力が絶大なインフルエンサーのことを言います。たとえば口笛の世界チャンピオンの名前を多くの人は知りませんが、口笛を趣味にしている人は確実に強い憧れを持っているでしょう。リップクリームを売り出したい場合は、トップインフルエンサーに依頼するよりも、口笛の世界に大きな影響力を持つマイクロインフルエンサ―に依頼した方がコストパフォーマンスが良いという可能性もあります。

フォトジェニック消費も期待できる


フォトジェニックをマーケティングに活用することで期待できるのは、ファン層の獲得だけではありません。最近話題になっているように、フォトジェニック消費も当然ながら期待することができるでしょう。

フォトジェニック消費とは、商品を使うことよりも写真に撮ることを目的として商品を購入することを言います。商品自体の性質よりも、商品がInstragramのフォロワーに与えるインパクトを重視して購入する人も少なくはありません。つまりフォトジェニックな商品を開発し、インフルエンサーの手によって多くのファンに知られれば、フォトジェニック消費を目的に購入する人も増えるでしょう。

フォトジェニックをマーケティングに活用する際の注意点4つ

フォトジェニックは従来の広告に比べて費用が安いながらもより多くの人に対して自社の商品をPRすることが可能になる、現代のマーケティングにおいて無視できない力の1つです。しかしながら、どんな商品をフォトジェニックマーケティングに算入させる場合でも、活用の際には覚えておかなければならない注意点が4つ存在しています。どういった注意点を知ってフォトジェニックマーケティングを行っていくべきなのか、具体的に解説していきます。

見た目だけを追求しない

フォトジェニック消費を期待する場合には、見た目が非常に重要になります。商品の品質よりも見た目を重視して購入する層もいるため、どのような見た目であればフォトジェニック消費が期待できるかを考えるのは非常に大切なポイントだと言えるでしょう。しかし一方で、見た目だけを追求して商品を開発するのは長期的な視点で見るとおすすめできません。

見た目がフォトジェニックな商品でも品質に問題があると、短期的な視点ではフォトジェニック消費が期待できますがリピーターを獲得することはできません。その商品が爆発的に売れる一方で「〇〇社は見た目は良いけど商品の品質がいまいちだから、購入はやめよう」のように他の商品に対するマイナスイメージを与えてしまう可能性もあります。

さらに、フォトジェニック消費だけを意識して見た目にこだわりすぎた商品を開発することで、フォトジェニックマーケティングを始める以前のファン層を失ってしまうというリスクもあります。古くからいるリピーターを失うことは、今後の新商品の発売だけではなく現在の主力商品の売り上げも落としてしまう一因になりかねません。

フォトジェニックマーケティングを成功させるためには「どのように見た目の良い商品を開発してフォトジェニック消費を加速させるか」というよりも「現在の商品のファンを維持したままで、さらにフォトジェニック消費を増やすためにはどのような見た目が良いか」という考え方をする方が経営的なリスクが減るでしょう。

イメージさせる商品や内装を意識する

フォトジェニック消費を主な購買層として商品を展開したい場合、イメージさせる商品に合う内装や広告を意識させるようにしましょう。商品は女性向けの商品なのに、広告や内装が女性に向けたものでなければフォトジェニックマーケティングが失敗に終わってしまう可能性が高くなります。どのような商品を、どういう報告で、どんな層に売りたいかを考えながら開発していきましょう。

インフルエンサーを起用する場合は、インフルエンサーの影響力も含めて商品を開発していく必要があります。特にマイクロインフルエンサ―を起用する場合は、マイクロインフルエンサ―の支持層に訴求力のある商品でなければ商品と広告対象が噛み合わずに終わってしまうでしょう。商品や内装自体の良し悪しに加え、ファン層の購買欲求も意識していく必要があります。

世界観を統一させる

複数の商品をフォトジェニックマーケティングで売り出したい場合は、世界観の統一も必要になります。特にフォトジェニックマーケティングを始めたばかりの頃は、起用するインフルエンサーも少数精鋭である場合がほとんどですので、あまりにも多くの購買層を意識しすぎて複数の世界観を用意しても、刺さる商品と刺さらない商品の差が広がって売り上げが安定しなくなってしまいます。

たとえば「女性が好む幻想的なイメージ」で商品を売り出していくのであれば、3つ目の商品くらいまでは同じような世界観の商品を開発していくようにしましょう。そこから徐々に「男性も好む幻想的なイメージ」や「女性が好む現実的なイメージ」のように少しずつ世界観をズラした商品を開発していくことで、ファン層を広げていくことができます。

これを「女性が好む幻想的なイメージ」の次に「男性が好む現実的なイメージ」の商品を売ってしまうと、インフルエンサーの影響も及ばずに後者の商品の売り上げが落ち込み、経営に大きな悪影響を与えてしまいます。自社のそもそもの顧客や、既に世間が持っているブランドイメージを意識しながら世界観を統一していくことが重要です。

インフルエンサーを起用する場合は人数に注意する

インフルエンサーは雑誌やテレビの広告といった従来の広告媒体に比べて安価での起用が可能とはいえ、あまりにも多くの数のインフルエンサーを起用してしまうと、費用対効果が悪くなってしまいます。インフルエンサーの起用の際には人数に注意しましょう。

基本的には、自社ブランドの知名度自体を上げるためのトップインフルエンサーを1人起用し、それぞれの顧客に対する強い訴求力を期待してマイクロインフルエンサ―を数名起用するという方法が好ましいと言われています。ただし既に十分に自社ブランドの知名度がある場合や、最初から特定の層に向けた訴求力のみを求める場合はマイクロインフルエンサ―のみを起用する方が効果が高い場合もあります。業界における自社の位置づけを分析しながら起用方法を定めていくと良いでしょう。

また、インフルエンサーの起用の際には最低限のルールの構築も求められます。インフルエンサーのフォロワーがどの時間帯に投稿をチェックしているかを確認し、最も閲覧数が期待できる時間帯の登録を義務付けたり、複数のインフルエンサーを利用する際には使用するハッシュタグなども統一するようなルールを制定する方が広告対象に対して、より効果的に自社商品をPRすることが可能になります。

ただし、インフルエンサーの投稿に対してあまりにも多くのルールを課してしまうと、インフルエンサーの個性である創造性が失われてフォロワー数が減ってしまうという本末転倒の事態も招きかねません。起用するインフルエンサーに対してどの程度のルールを制定するかは、各インフルエンサーと個別の打ち合わせをしながら定めていくのが好ましいでしょう。

フォトジェニックのマーケティング応用が成功しやすい業界と失敗しやすい業界

フォトジェニックマーケティングは近年非常に活発に行われていますが、残念ながら全ての業界において期待通りの成果を出せるわけではありません。フォトジェニックマーケティングが成功しやすい業界と失敗しやすい業界があるので、フォトジェニックマーケティングの応用の際には自社の業界特性をしっかり把握する必要があります。どのような業界でフォトジェニックマーケティングが成功、あるいは失敗しやすいのか、実際に5つの業界の例を挙げながら解説していきます。

【成功①】コスメ


フォトジェニックマーケティングにおいて重要なのは、先ほど解説した通り商品の世界観です。コスメは、それに対して非常に訴求力を持たせやすい分野だと言えるでしょう。商品の購買層の年代を分析し、その年代の流行を知ることで商品の外観や好まれるパッケージを分析しやすくなります。また、多くの女性が日常的に使うものですので購入サイクルも速く、一定の購入量も期待できるでしょう。

商品の世界観を構築し、その世界観に合うインフルエンサーを起用することで爆発的なヒットが期待できます。企業側から積極的にフォトジェニックな投稿をしていくことで、さらに世界観をダイレクトに購入層に対して伝えることも可能になります。トップインフルエンサーもマイクロインフルエンサ―も非常に多い分野です。

費用対効果が非常に高い分野ですので、多くの企業も既に参入しています。そのため、今から新規でコスメ分野のフォトジェニックマーケティングを利用する際には、強烈な世界観を打ち出したり影響力の非常に高いトップインフルエンサーを起用するなど、他企業との差別化を図ることが必須となるでしょう。

【成功②】ファッション


ファッション業界もコスメ業界と同じく、世界観を限定しやすい分野です。フォトジェニックマーケティングにおいて必須項目である世界観の特定が容易なため、企業側からの広告も非常に打ち出しやすいでしょう。また、コスメ分野と同じく、購入した消費者が自分のInstragramに投稿することも多いため、企業が意図していないインフルエンサーによって購買層が広がっていく可能性もあります。

そもそも、企業としても既に自社ブランドのイメージを確立しているケースが多いので、起用するインフルエンサーも比較的容易に選定することができるでしょう。一方で、インフルエンサーが年齢を重ねることで企業イメージから乖離していくというリスクもあります。長期的な観点で経営を考えるのであれば、常に新たな次世代のインフルエンサー候補を見つけておくことでさらに経営を安定させることができるでしょう。

【成功③】食品


近年のインスタ映えブームを担っているのは、コスメやファッションよりも食品業界であるという説もあります。コスメやファッションは大半の支持層が女性のみであるのに対し、食品は若年層を中心としながらも男性のフォロワーにも人気が高く、より広い市場が見込める分野となっています。見た目の変化もつけやすく、他企業との差別化が図りやすいという点でもフォトジェニックマーケティングに適していると言えます。

一方で、近年ではフォトジェニック消費を目的として食品を購入したものの、食べずにそのまま捨てるといった行為が社会的に問題視されています。特に食べ歩きの際にポイ捨てされることで、企業ロゴが入ったものが道端に落ちていることになり、企業の意図しないところで企業イメージが悪くなってしまう可能性もあるので、注意しておいた方が良いでしょう。

【失敗①】金融

コスメ・ファッション・食品はフォトジェニックマーケティングの応用しやすい業界として知られていますが、一方で金融はビジュアル面での販促が難しいということから、フォトジェニックマーケティングの応用が非常に難しいとされています。一般的にフォトジェニックマーケティングの対象は若年層であるのに対し、金融に抱くイメージが「おじさんくさい」や「暗い」などターゲット層と一致しないのも一因となっています。

さらにインフルエンサーになって稼ぐことは華やかなイメージがあり若者の憧れの的になりやすいのに対し、株や投資によって稼ぐことは漫画やドラマの影響によって守銭奴のようなイメージを持たれやすいことも、金融業界がフォトジェニックマーケティングを応用しづらい要因の1つとなっています。

【失敗②】ギャンブル

金融と同じく、ギャンブルもフォトジェニックマーケティングの応用が難しい業界だと言えるでしょう。金融は業界自体のイメージがターゲット層と乖離しているのに対し、ギャンブルはトップインフルエンサーの選定が非常に困難になってしまうのが要因だと言われています。

トップインフルエンサーとなりやすいのは、基本的に見た目が華やかでクリーンなイメージのある若い世代です。そういったトップインフルエンサーがファッションやコスメを紹介することは彼らのイメージ自体を維持する助けとなりますが、ギャンブルに関する投稿をすることで彼らのイメージが損なわれ、トップインフルエンサーとしての地位自体が揺らいでしまうリスクが非常に高いでしょう。

ギャンブルにおけるマイクロインフルエンサ―は存在していますが、トップインフルエンサーの確保が難しいため新たな購買層を呼び込むことが出来ません。結果的に、特定の購買層を複数の企業で奪い合うことになるため、どの企業も業績を伸ばしづらいという側面があります。

フォトジェニックマーケティングが難しい業界で成功するためには?

金融やギャンブルといった業界は、残念ながらフォトジェニックマーケティングを応用するのが非常に難しい業界です。しかし、フォトジェニックマーケティングの基礎を考えれば、困難といえどもフォトジェニックマーケティングを応用することは決して不可能ではありません。

金融やギャンブルなどのフォトジェニックマーケティングの応用が厳しい業界で成功することができれば、他企業に対して圧倒的なアドバンテージを持つことも可能になります。では、どのようにすれば応用が可能なのでしょうか。3つのポイントを解説していきます。

ストーリーを作る


フォトジェニックマーケティングにおいて大切なのは、商品の外観はもちろんストーリーです。たとえば「こんなに綺麗な服がある」というだけでは、短期的にはファンを獲得することは可能ですが長期的に自社ブランドのファンとすることは不可能でしょう。綺麗な服を用意するだけではなく「この服を着てどういった行動をしたいか」「この服を着ると周りからどんな印象を抱かれ、どんな人間として扱われるか」といったストーリーを用意することによって、商品価値が分かりやすく伝わり「次もこのブランドの商品を買うことで、さらに自分のストーリーを創出できる」と購買意欲を促すことができます。

金融やギャンブルにおいても、ストーリーを意識することで消費者の購買意欲を刺激することができるでしょう。たとえば金融であれば「お金を稼ぐこと」を憧れにするより「お金を稼ぐことで、こうした消費行動が可能になる」というイメージを与えることが重要になります。「FXをやろう」という広告を打ち出すのではなく「FXをやって〇〇な生活を送ることで、周りに××という印象を与えよう」という分かりやすいストーリーを創出することができれば、現在金融に対して興味がない層への訴求力を発揮することが可能になります。

インフルエンサーを導入する

金融やギャンブルといった若年層の関心が薄い分野においてはインフルエンサーは限られてしまいますが、トップインフルエンサーにこだわらずにマイクロインフルエンサ―を導入することで、自社自ら流行を作っていくことが可能になります。マイクロインフルエンサ―といっても、必ずしも1つの分野だけで人気を集めているわけではありません。マイクロインフルエンサ―の中でも複数の分野への影響力を持っているインフルエンサーを探し、導入していきましょう。

たとえば起業家のインフルエンサーであれば、起業を志す人にとって強い影響力を持っています。その人が起業で手に入れたお金を元手にギャンブルを楽しみ、プライベートを充実させているというストーリーを構築することで、起業によって多額の金銭を手に入れたい層に向けた訴求力が期待できます。それだけではなく、起業家のフォロワーの中に「起業には興味がないけれどその起業家の生活スタイルやファッション、顔が好き」といったフォロワーもいるかもしれません。そうした潜在的なフォロワーにもPRすることで、自社ブランドの知名度を上げていくことができるでしょう。

自社の知名度を上げるにはトップインフルエンサーを起用するのが最も効果的ですが、一方でトップインフルエンサーの起用が難しい業界では複数の分野のファンを獲得しているマイクロインフルエンサ―を起用することでも効果を期待できます。

世界観を押し出す

金融やギャンブルに対しては「おじさんくらい」というイメージを持っている人は多いでしょう。しかし、実際に金融やギャンブルを知り、理解してそういったイメージを持っている人は意外と多くはありません。実際に知っているのではなく、単に漫画やドラマでそう扱われていたから、なんとなくそういったイメージを持っているという人もいます。

そうした「業界を好きではないけれど、特に確固たる理由があるわけではない」というフォロワーに対しては、今までのイメージとは全く違う世界観を押し出していくことで、自社ファンに変化させることもできます。現在、国内のInstragram利用者は約3,500万人だというデータもあります。そうした層の中からファンを発掘することを目標に「若年層にも人気がある」「クリーンな環境でセレブな生活を楽しめる」という世界観を作っていくことで、現在興味を持っていない層を取り込むことも可能になるでしょう。

フォトジェニックを活用してマーケティングを成功させよう!

フォトジェニックは、フォトジェニックスポットで写真を撮ったり、話題の商品を購入して個人間で楽しむだけのものではありません。現代社会においては、個人に直接アプローチできるフォトジェニックはマーケティングにおいて欠かせない要素となりつつあります。現在、自社のファンではない層がどのようなフォトジェニック要素に興味を持っているかを分析し、活用することでファン層を増やしていきましょう。

しかし、実際にインフルエンサーを起用しようと考えてみると、どのような人材が最も適しているのか、自社や商品を最も引き立てられるパートナーは誰なのか、なかなか判断するのが難しい場合がほとんどです。「どのような手順で選んだらいいのか」また「具体的な活用方法を相談したい」等の疑問がある際は、企業とインフルエンサーのマッチングサービス「コラボマーケティング」を活用してみましょう。

「自社に合ったインスタグラマーを探したい」「インスタグラマーを介したマーケティングを今すぐに始めたい」など、些細な疑問から即実行の提案までそれぞれの企業に合った対応が可能です。