Instagramのアカウント乗っ取り対策と対処法・実際の被害例

Instagramアカウントが乗っ取られた際の大き過ぎる被害

Instagramやその他SNSの登場により、場所や時間、人種などあらゆる違いを超え、多くの人々と交流が持てるようになりました。これまでに得ることが難しかった、様々な情報を手に入れられるようになったり、一個人が大勢に向けた情報を発信できるようになるなど、ソーシャルメディアの登場によってあらゆるものが大きく変化したと言えるでしょう。

しかし、ソーシャルメディアの活発化は、優れたものだけを提供してくれたわけではありません。ソーシャルメディアを使ったいじめ、インターネット依存や、フェイクニュースの発信など、デメリットも多数誕生しました。アカウントの乗っ取りも、その1つです。

Instagramの個人または法人アカウントが乗っ取られ、大きな被害を出すことも少なくありません。Instagramなどのソーシャルメディアに関するアカウント乗っ取りは、乗っ取られた個人だけではなく、関連する多くの人々に被害を与えることもあり、想像以上の損害を与えます。これからの時代、ソーシャルメディアを利用する人々の常識、そしてモラルの1つとして、アカウントを死守することは、重要課題だと言えるのです。

Instagramアカウント乗っ取り目的

Instagramなどのソーシャルメディアアカウントの乗っ取りは、セキュリティが充実している近年も発生している問題です。大きな影響力を持つ企業アカウント、インフルエンサーに限らず、一般人が活用するアカウントも乗っ取り被害を受けています。10代後半女性に限定したアンケート調査では、約17%の人々が、アカウントを乗っ取られた経験があると回答していました。また、一般人のコミュニケーションツールとして知られているLINEでは、短期間の間に約4,000件もの不正アクセス被害が報告されています。

つまり、ソーシャルメディアアカウントは、日々乗っ取りの被害にあっているという事なのです。ではなぜ、これほどアカウント乗っ取り被害が多発しているのでしょうか。情報を発信したり、受け取ったりするInstagramのアカウントを乗っ取ったところで、何の意味もないように感じる人もいます。それではここから、Instagram等のアカウントを乗っ取る目的について、ご紹介していきましょう。加害者の目的を理解し、今一度自身のアカウント管理について見直す必要があります

偽造品販売

Instagramなどのソーシャルメディアアカウントを乗っ取る理由は、自身のアカウントではできない、悪事を働くためです。ソーシャルメディアは拡散力もあり、時間も場所も限定されず大勢と繋がれることも、悪用される要因だと言えます。Instagramなどのアカウントを乗っ取り、行われる悪事の1つが、偽造品販売です。InstagramやLINEアカウントなどに、突然ブランド品の購入を促すアカウントが追加されたことはありませんか。それらの多くは、アカウントが乗っ取られ、悪用されています。

有名ブランドのコピー商品を製造したり、コピー商品と知りながら販売した場合、商法権の侵害に該当し、法律違反です。違法行為が発覚した場合、1,000万円以下の罰金系や10年以下の懲役刑が下されます。さらに、コピー元に訴えらえた場合、さらに大きな罪に問われる可能性もある、重い罪なのです。

このような犯罪行為を、身元がばれないように行うため、Instagramなどのアカウントを乗っ取ります。乗っ取ったアカウントで売買を続け、仮に発覚したとしても、そこから自身の身元が割れるリスクは低く、再び別アカウントを利用して、犯罪行為を繰り返すことができるため、アカウントを乗っ取るのです。

架空請求

Instagramアカウントを乗っ取られると、架空請求に悪用されることもあります。架空請求とは、サービスを利用していないにも関わらず、利用料や商品代金を請求する犯罪行為です。高額な金銭要求、何度も請求されてしまうなど、多くのデメリットをもたらします。架空請求で乗っ取りアカウントを利用するのも、前項と同様の理由からです。

万が一、犯罪行為が発覚した場合でも、乗っ取ったアカウントであれば、自身の身元をたどられるリスクが低くなります。また、架空請求と同時に、違った犯罪行為を行う場合もあるようです。個別のやり取りや、投稿画面にURLを添付し、フィッシング詐欺を行うケースも報告されています。フォロワーとの信頼関係や、これまでの投稿が信ぴょう性を高めるため、メール等で送りつけるようなフィッシング詐欺よりも、引っかかる人が続出しているのです。

詐欺行為

乗っ取られたアカウントは、フィッシング詐欺以外の詐欺行為にも、利用される恐れがあります。例えば、なりすまし詐欺です。加害者は、乗っ取ったアカウントの利用者になりすまし、知人や家族に詐欺行為を働きます。「オレオレ詐欺」「振り込め詐欺」がInstagramなどのソーシャルメディアでも行われているのです。

ソーシャルメディアを利用した詐欺行為の恐ろしい部分は、スピード感です。乗っ取りが完了した直後から、多くの犯罪行為に利用します。ソーシャルメディアは、個人で複数媒体利用していることも多いため、他媒体でコミュニケーションをとられ、発覚するリスクを恐れているためです。

また、ソーシャルメディアで行われる詐欺行為の手口は、日々巧妙化しているため、泣き寝入りするケースも少なくありません。アカウントを乗っ取った直後、関係者に「怪しいアカウントがある」と発信するのです。事前に発信することにより、本人から「偽アカウントだ」と指摘されても、かわすことができ、その間に逃げ切ることもできます。

個人情報の取得

個人情報を取得するために、Instagramアカウントを乗っ取ることもあります。Instagramでは、様々な個人情報を入手することができるのです。Instagramアカウントを作成する際、電話番号やメールアドレスを登録します。合わせて、名前とユーザー名の登録が必要です。ここまでで、電話番号もしくは、メールアドレスと本名という個人情報があります。

他にも、性別や地域、外部ウェブサイトを個人プロフィールに登録している人もいるでしょう。家族や特別な知人を、非公開で登録している人もいます。このようなプライベートな情報を、アカウント乗っ取りにより、入手することができるのです。Facebookなどの他SNS媒体と連携している場合、さらに多くの情報が抜き取られる恐れがあります。

さらに、Instagramや他SNS媒体には、クレジットカード情報を登録することも可能です。不要な商品を購入されたり、不要なサービスへ登録させられ、高額請求されるリスクも伴います。

いやがらせ

Instagramなどのソーシャルメディアアカウントを乗っ取るのは、前項でご紹介した組織化された悪質なグループばかりではありません。一個人が、他人のアカウントを乗っ取ることもあるのです。個人が他人のアカウントを乗っ取る時、80%以上の確率で、知人であるという調査結果も存在します

それではなぜ、一個人が知人のInstagramアカウントを乗っ取るのでしょうか。それは、嫌がらせです。アカウントの利用者を困らせたり、イメージを下げるなどの嫌がらせ行為を働くため、アカウントを乗っ取ります。嫌がらせによるアカウント乗っ取りのデメリットは、犯人が見つかりにくいという部分です。犯人は身近な存在であることから、動向がコントロールされやすく、発覚の危機を未然に防がれてしまいます。また、乗っ取りが容易というのもデメリットです。身近な存在であることから、アカウントやパスワードを特定しやすく、軽い気持ちで容易にアカウントを乗っ取ることができてしまいます。

知人同士の乗っ取り行為では、乗っ取りに罪悪感を感じ、不用意な投稿がなければほとんどの場合、問題ありません。しかし、個人情報を故意に発信したり、不適切な写真を投稿してしまうなど、大きなトラブルも発生しています

カップル乗っ取り

Instagramアカウントの乗っ取り行為は、知人や友人同士だけで行われているわけではありません。近年頻発しているのが、カップル同士のアカウント乗っ取りです。深い信頼関係を持っているはずのカップルのアカウントを、故意に乗っ取るケースが多発しています。「アカウント 乗っ取る方法」「ばれずに」などが検索上位に上がるほど、頻発している行為です。

なぜ、より深い絆を結んでいるはずの恋人のアカウントの乗っ取る必要があるのでしょうか。それは、浮気を調査するためです。ソーシャルメディアの誕生、発展により、浮気の60~70%はそれらを介して行われると言われています。そのため、ソーシャルメディアを管理できれば、浮気を未然に防げると考え、人々は恋人のアカウントを乗っ取るのです。

このようなケースの場合、個人情報や不適切な写真投稿は見られません。恋人に悟られないように、長期的に観察するのが特徴です。しかし、発覚した場合、信頼関係に大きく影響を与えてしまいます。また、このようなケースで、「プライバシーの侵害に該当する」といった声も聞かれますが、残念ながら起訴へ持ち込むことは難しいでしょう。

Instagramアカウント乗っ取り被害事例

Instagramアカウントを乗っ取る目的は様々あり、組織やグループで行うこともあれば、個人や身近な人物が犯行に及んでしまうこともあります。ここでは、実際に発生したアカウント乗っ取り事例について、ご紹介していきましょう。Instagramのアカウントを乗っ取られた場合、どのような事象が発生するのか、詳しく解説していきます。自身のアカウント、企業アカウントに、これから紹介する事象が発生している場合は、アカウントが乗っ取られている可能性があるでしょう。その際は、すぐに確認する必要があります。

ログインできない


アカウントが乗っ取られた時、最も多く発生する事象が、本人がログインできないといった事象です。ログインできないという事象は、日々膨大な数報告されています。他人のInstagramアカウントを、不正利用しようとするユーザーは、本人の介入を避けるため、アカウント情報を変更するのです。

Instagramは、パスワードを変更するだけでログインできなくなってしまいます。登録したアドレスや電話番号がわかっていても、パスワードが特定できなければ、アカウントを取り返すことは難しいでしょう。

フォロー・フォロワーが知らない人だらけ


Instagramアカウントを乗っ取っていても、パスワードを変更しない場合もあります。パスワードを変更していなければ、当然本人はログインすることができますし、投稿や削除、フォロワーとのコミュニケーションも、これまで通り行うことができるのです。これまで通り使用できることから、アカウントの乗っ取りに気づかず、大きな被害を出してしまったという事象が存在します。

なぜ、自身のアカウントが乗っ取られていることに、気づけなかったのでしょうか。1つ目の理由は、フォロワーの増減が急激ではなかったためです。一般ユーザーであっても、日々フォロワーの人数は増減を繰り返します。インフルエンサーであれば、その割合も大きくなるため、不信感を持ちにくくなってしまうのです。また、Instagram利用者は、毎日自身の投稿全てを見返すわけではありません。毎日頻繁に投稿するユーザーであれば、不適切な投稿がまぎれていても、気づきにくくなってしまいます。

本人がログインできる状態での乗っ取りが発覚する理由は、フォロー・フォロワーの大きな変化です。新規フォロワーが爆発的に増加したり、これまでとは異なる国籍のフォロワーが増加し、発覚するケースがほとんどとなります。Instagramは、国内外で利用されているツールです。そのため、日本だけで悪用されるのではなく、海外で悪用されることもあり、国外のフォロワーが増加するのは、海外で悪用されている可能性が高いでしょう。

大量のスパムコメント


スパムコメントと呼ばれる迷惑行為は、Instagramやソーシャルメディアの中で、特に嫌がられる行為です。投稿内容に関係のないPR、URL等を添付し、外部サイトへ誘導します。投稿に対するコメント欄への記載だけではなく、スパム行為はDMでも見られます。このようなスパム行為に、乗っ取ったアカウントが使用されているのです。

Instagramのアカウントを作成するためには、使用されていないメールアドレスもしくは、電話番号の登録が必要となります。追加された機能によって、アカウントを5つまで所有することが可能となりましたが、悪用するために大量のアカウントを必要としている場合、乗っ取る方がより効率的に入手できるため、乗っ取り被害が後を絶ちません。

フォロワーへの被害


フォロワーへの被害が発生し、フォロワーからの連絡により、Instagramアカウントの乗っ取りが発覚したケースもあります。フォロワーへの具体的な被害としては、前項でご紹介したスパムコメントの投稿であったり、その他の不必要なコメント、不明URLの添付などです。

フォロワーとの関係性が深ければ、不信感を持ち問い合わせを受けることによって、このように発覚させることができます。しかし、それ程関係性が深くなかった場合、フォロワーから外されるだけにとどまってしまい、発覚がどんどん遅れてしまうケースもあるのです。

フォロワーへの被害としては、直接的な勧誘というものもありました。DM等で、外部サービスへの登録や、商品購入を促されたというケースもあります。このような場合、本人と偽って勧誘するため、実際に行動するフォロワーも少なくありません。加害者が見つかった場合は、被害額を取り戻すこともできますが、実際には加害者が見つかるケースは少なく、乗っ取られた本人にも請求できないため、泣き寝入りとなります。

公式アカウント乗っ取り

 

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芸能人や著名人、大手企業が管理する、公式アカウントが乗っ取られた事例も存在します。芸能人や著名人など有名人のInstagramは、ネットニュースやテレビ番組で取り上げられることも少なくありません。また、投稿内容に影響を受け、商品やサービスの購入を検討したり、言動や思想を真似する一般人も存在します。このように大きな影響力を持つアカウントを乗っ取り、不適切な発言を繰り返したり、写真を投稿した事例がありました。

有名人のアカウントを乗っ取る理由は、大きく分けて3つあります。1つ目は、嫌がらせです。乗っ取った後、不適切な発言を繰り返すことにより、イメージを下げることができます。本人が、アカウントの乗っ取りを主張しても、信じてもらえないケースもあり、大きなイメージダウンとなってしまうのです。また、ソーシャルメディアで発信した内容は、一生消し去ることはできません。事情を知らない一般人が掘り返し、何度も炎上する被害も報告されています。

2つ目の理由は、全てを知りたいという欲求を満たすためです。好意を持っている有名人のアカウントを乗っ取り、個人情報や非公開情報を知るために、アカウントを乗っ取ります。3つ目の理由は、影響力の利用のためです。この理由は、インフルエンサーでも見られます。影響力を持つ人物のアカウントを使い、外部サイトへ誘導したり、商品やサービスの購入を促すため、アカウントの乗っ取るのです。

海外


海外でも、Instagramアカウントの乗っ取りによる被害が報告されています。映画の宣伝用アカウントが乗っ取られ、アイコンやプロフィール欄が変更されたり、不適切な投稿が行われ、著しくイメージが低下しました。他にも、有名キャラクターのアカウントが乗っ取り被害を受けたり、新聞社の公式アカウントが乗っ取られたケースもあります。

海外の新聞社が運用する公式アカウントを乗っ取ったのは、有名ハッカー集団です。乗っ取られたアカウントでは、過激な内容の投稿が繰り返されました。公式アカウントだったことから、発信された情報を信じた市民が多く、ダウ平均株価が大きく下落するといった事態にまで発展します。

Instagramアカウント乗っ取り確認方法

前項で解説した通り、Instagramアカウントが乗っ取られるだけで、大きな被害が発生します。個人の資産を脅かすだけではなく、地域や国を巻き込んだ事態に発展することもあるのです。このように、大きなリスクが潜んでいることから、Instagramアカウントは、適切に管理しなければなりません。乗っ取り対策から、乗っ取られていないか定期的な確認作業が必要だと言えるでしょう。ここからは、Instagramアカウントが乗っ取られていないか、確認する方法を具体的にご紹介していきます。企業アカウントではもちろん、個人アカウントでも、定期的に実施していきましょう。

フォロワーの大きな変化


最も分かりやすく、確認しやすいのが、フォロワーの変化です。フォロワーの人数はもちろん、国籍や投稿内容なども注意したい部分です。ビジネスプロフィールに変更した場合、より効率的にフォロワーを管理することができます。一般ユーザーであっても、フォロワーを管理することはそれ程難しくないため、定期的に確認作業を実施しましょう。

また、フォロワーの大きな変化を見逃さないために、フォローバックは控えた方が賢明です。フォローバックとは、自身がフォローする代わりに、自身のフォロワーになってもらう行為のことです。フォロワーを増やしたいユーザーが、積極的に行っています。フォローバックを行うと、どのような相手かわからないうちに、関係を進展させてしまうことになるのです。さらに、自身のフォロワーの特徴が把握しづらくなり、乗っ取りによる大きな変化を見逃しやすくなってしまいます。

不審な投稿


自分では身に覚えのない投稿から、乗っ取りに気づくケースもあります。不審な投稿がないか、投稿を行う際確認するようにしましょう。不審な投稿確認で注意するべきことは、写真だけを確認しないことです。不審な投稿といっても、全く新しい投稿ばかりではありません。これまでに投稿した内容を変更されたり、使用していた写真を転用され、不適切な文言が添えられているケースもあります。

簡単に確認する方法としては、コメントや「いいね」などが不自然に増減した投稿がないか確認する方法です。過去の投稿に、突然コメントが寄せられた場合も、確認する必要があります。

また、徹底した管理が実施できないようであれば、サードパーティアプリの使用は控えましょう。サードパーティアプリとは、Instagramをより快適に使用するためのベットアプリケーションです。予約投稿を行ったり、複数アカウントの一括管理ができるなど、便利なアプリが多数存在します。自分以外へ運用を任せてしまった場合、トラブル発覚が遅くなってしまう恐れがあるのです。適切な管理手順、運用方法が確立できるまでは、控えた方が賢明でしょう。

ログインアクティビティ


Instagramに備わっている、ログインアクティビティを活用して、乗っ取りを確認することもできます。ログインアクティビティでは、Instagramにログインした「時間」「場所」「端末」を把握することが可能です。ログイン履歴として、過去の詳細を確認することもできます。

自分がいつログインしたのかわからない、という場合は、過去数日のログイン履歴の時系列を追ってみるといいでしょう。Instagramの利用には、生活習慣が関係しているため、同じ曜日や日付によって、時間帯等が類似する傾向があります。これまでの傾向とは異なる履歴があれば、前項でご紹介した事象も確認してみるといいでしょう。前項でご紹介した事象がなくても、DMや個人情報が見られている可能性があります。不審なログイン履歴があった際は、乗っ取り対策を講じておきましょう。

Instagramアカウント乗っ取り対策

Instagramのアカウント乗っ取りは、自分だけに被害を与えるものではありません。フォロワーや親しい友人・家族など、多くの人々を危険にさらします。また、企業や組織で活用しているアカウントだった場合、被害はより大きくなってしまうでしょう。このようなリスクを減らすためにも、普段から乗っ取り対策を実施しておく必要があります。ここからは、Instagramアカウントの乗っ取りを未然に防ぐために有効な、具体的対策をご紹介していきましょう。

ユーザー名とパスワード

Instagramにログインするためには、ユーザー名とパスワードが必要になります。ユーザー名は、本人以外でも見ることができるため、ログインに必要なのは実質パスワードのみということです。つまり、不正にログインされ、様々な手を加えられないために、パスワードを慎重に設定する必要があります。ユーザー名と関連性の高いパスワードを使用したり、容易に想像できるパスワードは大変危険です。

複雑すぎるパスワードは、「ログインが面倒になる」「忘れてしまう」などのリスクが考えられます。しかし、使用する端末に、ログイン情報を保存させる方法もありますし、忘れた場合はパスワードの再発行も可能です。まずは、どのような経緯で乗っ取られるのか、パスワードの重要性を理解しておきましょう

定期的な変更

Instagramアカウント管理に使用するパスワードは、定期的に変更しましょう。定期的とは、3カ月に1回程度です。パスワードを定期的に変えることにより、想定が難しくなります。また、親しい人物や近しい人物へも知られにくくなるため、乗っ取り被害を最小限に抑えることができるのです。

定期的に変更することにより、忘れるリスクが高まってしまいますが、フォロワーへの迷惑を未然に防ぐことになります。また、アカウントそのものを失うリスクも防ぐことができるため、是非実施しましょう。パスワードを管理するアプリもありますし、手帳等で管理する方法もあります。自身の生活に合った、管理方法を実施しましょう。

他アカウントと分ける

パスワードやID忘れを防ぐため、他アカウントと同様のIDやパスワードを使用している人もいるでしょう。大変危険な行為のため、他アカウントとは異なるものを使用してみてください。複数媒体で同じID及びパスワードを使用するということは、それだけ乗っ取り被害を受ける確率を高めていることになります。

不規則な英数字

パスワードを設定する時は、不規則な英数字の羅列になるように注意しましょう。リスクマネジメントを徹底している企業であれば、すでに取り組んでいる内容ですが、実施していない企業・個人も少なくありません。企業アカウントを運用している一部の人間にパスワード設定を任せたり、部門全体でパスワードを把握していることも、大変危険な行為です。

パスワードは、利用者を限定するために用いるものであり、簡単に特定できたり、大勢が共有するべきものではありません。覚えにくくはなってしまいますが、規則性のない英語、複数の数字を混ぜたパスワードを使用するように心がけましょう。

メールアドレス

Instagramを利用する際は、必ず目を通しやすいメールアドレスを設定しておきましょう。アドレスを登録しておくことにより、不正ログイン時、通知をもらうことができます。通知によって、すぐに対応することができ、被害を最小限に抑えることも可能です。

目を通しやすいアドレスを設定するのは、通知を見落とさないためです。通知やその他の連絡が鬱陶しいという理由から、携帯電話以外のメールアドレスを使用したり、登録にのみ使用する普段見ることのないアドレスを使用する人もいますが、リスクマネジメントとしては不十分でしょう。自分以外をリスクにさらしてしまわないために、可能な限り対策を実施する必要があります。

2段階認証

アカウントの乗っ取り、不正利用を防ぐため、Instagramには2段階承認証機能が設けられています。Instagramにログインする際、事前に登録していた携帯電話の番号に、セキュリティコードが送信され、入力しないとログインすることができません。この方法は、乗っ取りや不正ログイン対策に、有効な手段です。自身がログインする際、ひと手間となってしまいますが、効果的な対策であるため、実施しましょう。

アプリ連携

様々なソーシャルメディアを連携し、効率的に運用する便利な方法もあります。しかし、こういったアプリ連携は、非常に危険な行為です。アプリを利用する時、様々な承認が必要となります。その中には、SNS操作を可能にしてしまう承認が含まれている場合もあるのです。Instagramの予約投稿アプリ、運用関連のアプリは、SNS操作の承認を求められることも少なくありません。その中には、安全なものもありますが、非常に危険なものも含まれている可能性があります。

アプリ連携に限らず、アプリのダウンロード時に求められる承認行為では、内容をよく確認し、本当に必要なものか考える必要があるでしょう。

URLアクセス

URLへ、不用意なアクセスは控えましょう。突然送られてくるURLに警戒心を持つ人は多いものの、インフルエンサーのInstagramや、SNS媒体に掲載されているURLに対する警戒心は低い人も存在します。URLだけで、安全なサイトか、危険なサイトか判断することは非常に難しく、簡単に説明することもできません。URLチェッカーと呼ばれるアプリもありますが、それらが全て安全とも言い切れないのです。

信頼するインフルエンサーのInstagramであっても、不用意にURLへアクセスしないなど、URLへの対応を徹底しましょう。インフルエンサーのアカウントが、乗っ取られている可能性もゼロではないのです。安全にInstagramを楽しむためにも、リスクマネジメントを怠らないようにしましょう。

Instagramアカウント乗っ取り対処法

どれ程注意していても、様々な対策を実施していても、残念ながら100%安全に管理できるとは言い切れません。Instagramアカウントの乗っ取り行為はもちろん、様々な犯罪行為と予防策は、いたちごっこでもあるのです。安全が100%約束されなかったとしても、Instagramを利用するメリットは十分にあります。そこで、より安心してInstagramを利用するために、万が一アカウントが乗っ取られた場合の対処法について、ご紹介しておきましょう。乗っ取られた場合の対処法を理解しておけば、慌てることなく対応することができますし、被害を最小限に抑えることも可能です。

パスワード変更またはリセット

Instagramでは、パスワードが変更されているか否かで、乗っ取りに関する対応も異なります。パスワードが変更されていない場合は、すぐに新しいパスワードに変更しましょう。その際、自身のメールアドレス、携帯電話番号以外が登録されていないか確認する必要があります。また、パスワードと合わせて、メールアドレスも変更しておきましょう。

パスワードが変更されている、つまりログインできない状態であれば、パスワードのリセットが必要です。パスワードリセットは、ログイン画面の「パスワードを忘れた場合」で実施できます。

サポートリクエスト

Instagramの操作で不具合、不安があった場合は、サポートリクエストを活用する方法もあります。サポートリクエストでは、不正使用や不正ログインの可能性、ログインできない時の対処法などを実施してくれるサポート機能です。しかし、多くの利用者を抱えるInstagramでは、サポートリクエストの返信が遅いという口コミも存在します。サポートリクエストは最終手段だと理解し、その他の方法を実施するようにしましょう。

乗っ取りが原因とは限らない

Instagramにログインできなかったり、操作に不具合が生じるのは、全てが乗っ取りとは限りません。電波状況はもちろん、アカウントやパスワードの不一致、その他の理由も十分に考えられます。操作に関する不具合を感じた時は、ログアウトや再起動、アプリの再インストールなどを試してみましょう。それでも改善されなければ、何かしらの可能性を考える必要があります。

乗っ取り被害を防ぐために適切な対処法を実施しよう

Instagramは、マーケティングにおいても、コミュニケーションツールとしても、大きな可能性を持つソーシャルメディアです。大勢と繋がる媒体だからこそ、1人1人が安全に使用する努力を続けなければなりません。自分の軽はずみな言動で、他社や企業全体を危険にさらしてしまわないように、十分な対策を実施しておきましょう。