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インスタグラムはただの娯楽SNSではない

流行に敏感で、柔軟な思考及び行動力を持っている企業であれば、すでに何かしらの形で事業にInstagramと呼ばれるSNSを活用していることでしょう。Instagramと呼ばれる媒体は、消費者が写真投稿する娯楽SNSを経て、今やビジネスツールという特徴も持ち合わせるようになりました。企業がビジネスの場に、Instagramを取り入れることによって、様々なメリットを得ることができるようになったのです。
そもそも、Instagramがビジネスの場でどのように活用できるのか、また、なぜSNS媒体の中でもInstagramだったのかなど、詳細が理解しきれていない企業もいることでしょう。そこで、この記事では、ビジネスでのInstagram活用方法を徹底的にご紹介していきます。具体的な理由、特徴など、理論的にご紹介していきましょう。
創られた瞬間を発信するツール
まず、InstagramのSNS媒体としての特徴について、ご紹介していきましょう。Instagramとは、写真を投稿するツールです。動画を投稿することも可能ですが、主に写真投稿ツールとして活用します。投稿する写真に合わせ、文字やハッシュタグと呼ばれる検索ツールも追加することが可能です。
Instagramの特徴は、写真によって、創りこまれた瞬間を発信できる部分でしょう。動画のように、全てを赤裸々に表現する必要がありません。また、文字のように、誤字脱字による誤解も生まれないのです。自身が納得するまで、何度でも撮影しなおし、そして投稿することが可能です。つまり、撮影技術の乏しい一般人であっても、クオリティを楽しむことができ、自身の世界観を表現できるツールということです。
2017~2018年にかけて、Instagramは創りこむものとして活用されます。投稿者は、誰もが憧れる世界を投稿し、フォロワーは非現実的な世界観を眺め楽しみました。この時期から、Instagramを活用する企業が表れ始め、「インスタ映え」「フォトジェニック」などの言葉が流行します。
リアルの発信
2019年に入り、Instagramの使用方法に変化が見られました。それは、インスタ疲れが発端です。魅力的な瞬間を創り写真を投稿することに、人々は疲れを感じるようになってしまいます。投稿された写真を見る側であるフォロワーもまた、非現実的な世界を押し付けられているようで、苦痛に感じるようになったのです。Instagramは、2019年以前に見られた「美しすぎる世界」の発信から、「リアルの発信」へと大きく変っていきます。人々は、映え写真を投稿するのではなく、飾らない日常生活、本来の自分を投稿するようになりました。このようなムーブメントに影響され、「ストーリーズ機能」の使用者が増加します。
ストーリーズ機能とは、大勢にシェアするほどではない事柄、他愛のないプライベートな様子などを公開するツールです。24時間で投稿内容が消えるという特徴が魅力であり、プライベートな姿を抵抗感なく投稿することができます。Instagramを使用している人々の約70%以上が、このストーリーズ機能を愛用していることからも分かるように、よりリアルな姿、身近な姿を発信するツールとしてInstagramは大きく変化しました。この大きな変化が、Instagramのマーケティングにおける可能性を大幅に広げます。
宣伝に関する嫌悪感
消費者は企業が行う宣伝活動に、嫌悪感を抱いていました。インターネットが普及し、多くの情報が個人で手に入れられるようになったため、企業が行う一方的な情報発信は、不要なものであり不快なものへと変わりました。お金を払ってでも、宣伝を排除する人がいるほどです。しかし、多すぎる情報や溢れかえる物に、選択のパラドックスを抱える消費者は、Instagramを活用するようになりました。リアルを発信するツールであるInstagramに絶大な信頼を置き、選択をゆだねるようになったのです。インフルエンサーが爆発的に増加したのも、こういった事情が関係しています。
消費者は、Instagramに絶大な信頼を寄せていること、そして発信される情報を素直に受け取り影響されることなどから、Instagramはマーケティングに適しているのです。2019年以前も、Instagramまマーケティングに活用されていましたが、近年の活用方法はより洗練され進化した方法となっています。
インスタグラムの可能性

Instagramは、利用者の声を瞬時に聞き入れ、様々な修正及び新機能の追加を行っています。そのため、多くの可能性を秘めたSNS媒体だと言えるのです。ここからは、Instagramが持っている可能性と、今後持つであろう大きな可能性について、ご紹介していきます。Instagramが持っている可能性が、消費者や企業にどのような影響を与えるのかも、合わせてご紹介していきましょう。
「いいね」の非表示
Instagramは2019年、「いいね」を非表示にする機能を追加しました。「いいね」は、フォロワーから寄せられる応援ではあるものの、劣等感や不安感を増長させ、心身に悪影響を与えるとも言われています。また、「いいね」を欲するためだけに行動するようになってしまうため、よりフォロワーに媚びた投稿になりやすいというデメリットも持っているのです。「いいね」の表示が選択できるようになったことで、今後はより自分らしくInstagramを利用できるようになるでしょう。誰かの反応を気にすることがなくなるため、個性やクリエイティブさが目立つ投稿が見られるようになりますし、それらに特化した活用術が生み出されることも期待できます。
ライブ配信またはストーリーズの活用
Instagramには、ライブ配信機能やストーリーズ機能が存在します。「残す」「保存する」という、これまでのSNSの概念を打ち破った、「消える」ことを目的とした機能です。このように、消えてしまう機能が誕生したことによって、人々はこれまで以上にInstagramの通知に敏感になりました。一瞬を見逃してしまわないように、これまで以上にInstagramへ神経を向けるようになったのです。また、ライブ配信機能は、フォロワーとより親密に交流することができます。今後は、このような特徴を活かしたマーケティング、発展が期待できるでしょう。
交流
Instagramでは、日々特徴的なハッシュタグが誕生しています。「#〇〇な人と繋がりたい」「#〇〇倶楽部」などです。ハッシュタグによって、不特定多数と交流することもできれば、非常に限られたコミュニティと交流することもできます。また、国外へ向けたハッシュタグを添付すれば、国外の人々とさえ交流することが可能です。ハッシュタグの特徴、国内外の求めている人々に的確にアプローチできるという特徴を合わせ、出会いの場としてはもちろん、マーケティングや、市場としての活用も期待できます。
日常と非日常
Instagramは、非現実的な美しい世界を発信する媒体から、リアルな現実を紹介する媒体に変化しました。しかし、どちらかに、完全に統一されたというわけではありません。Instagramの中には、日常生活と非日常生活が混在しています。そのため、自身の生活と似た世界を覗くことも可能ですし、かけ離れた世界に思いをはせることも可能なのです。日常と非日常どちらであっても、大勢の要望を叶えるInstagramは、今後ますます利用者が増えていくでしょう。
国外への発信
Instagramは、世界各国で使用されています。そのため、国外へ情報を発信することも、国外の情報を取り入れることもできるのです。世界中とタイムリーに繋がれるということは、全く新しい文化を創り出すことができるということです。さらに、自身の能力を存分に発揮できる場所を見つけることもできます。
ビジネスへの応用
世界中と繋がれること、そして特定の人物にアプローチする方法があることから、Instagramをビジネスへ応用することも可能です。企業でInstagramを運用し、ブランディングを行うこともできますし、情報発信ツールとして活用することもできます。ブランディングを行うと、的確に消費者にアプローチできますし、さらに固定客もつかみやすくなり、企業の安定と市場拡大を可能にします。
インスタグラムがビジネスに適している理由

Instagramには様々な可能性があり、その1つがビジネスへの応用です。前項でご紹介した以外にも、ビジネスに適している理由が存在します。ここからは、Instagramがビジネスに適している理由を、ご紹介していきましょう。
拡散力
Instagramは、大きな拡散力を持っています。その理由は、利用者の人数です。Instagramは、全世界で10億人以上が利用しており、今後ますます増え続けると言われています。また、利用時間も、年々増加しているのです。つまり、多くの人々が、多くの時間Instagramを見ているということになります。そこへ企業に関する紹介、商品に関する宣伝を掲載できれば、企業にとって大きなメリットとなり得るのです。
信ぴょう性の高さ
Instagramは、信ぴょう性の高いSNS媒体だと認識されています。「写真」という実際に存在するものを添付すること、投稿者と観覧者がコンタクトをとれる部分が要因です。消費者の購買行動を促す際、信ぴょう性や信頼度は大変重要な項目になります。信頼していない人物が、どれだけ積極的なマーケティングを行おうとも、消費者の心を動かすことはありません。
SNSとの連携のしやすさ
Instagramは、TwitterやFacebookなど、他SNS媒体と連携しやすいという特徴を持っています。他SNSと連携することで、他SNSから顧客を取り込むこともできますし、購買動線を確保することもできるのです。また、Instagramが連携できるのは、SNS媒体だけではありません。自社HPや他サイトなど、インターネットを介して、様々な動線を作ることができるのです。動線を明確にすることによって、購買行動を促せますし、なにより消費者に手間をかける心配もありません。このような状況を、「シームレス」と表現します。縫い目・垣根がないという意味であり、隔たりなくスムーズに実行できるという意味です。Instagramを使えば、魅力的だと感じた商品を、その場で購入することもできますし、決済まで済ませることも可能となります。
アルゴリズム
アルゴリズム上の評価によって、消費者への影響力が変化します。消費者にとって、魅力的なコンテンツだと評価された場合、積極的に表示されますし、「魅力的ではない」「必要ではない」と評価された場合、表示頻度が減少し、リーチ力が低下するのです。これまでのマーケティングは、資金力があれば積極的に露出させることができ、結果多くの顧客を確保できました。しかしInstagramでは、資金力で表示頻度が左右されません。より、消費者に適切なもの、求められている物が多く表示される仕組みとなっているため、どのような企業、商品にも大きな可能性があるのです。
インフルエンサー
インスタグラマーと呼ばれるインフルエンサーをマーケティングに活用した場合、より効率的で効果的に多くのメリットを手に入れることができます。インスタグラマーとは、Instagramを活用して、消費者から注目を集め、大きな影響力を持った人々のことです。つまり、どのような方法を使えば、「注目を集められるのか」「影響を与えることができるのか」といった部分を熟知している人物だと言えます。インスタグラマーを起用した場合、再び提携したいと思えば、自主的に宣伝活動を行ってくれますし、より優れた情報を発信するなどの努力を行ってくれるため、企業が多くの時間をさかなくても、マーケティングを実行することができるのです。
インスタグラムのビジネス活用事例
それではここから、Instagramを活用したビジネス事例について、ご紹介していきましょう。具体的にどのようなマーケティング方法があるのか、またそれらがどのようなメリットを企業側にもたらすのか、具体的に解説していきます。
PR
Instagramのビジネス活用として、最も頻繁に行われているのがPRです。インスタグラマーに依頼し、自社商品やサービスを宣伝してもらいます。どのようなPRを行うのか、写真や記載内容の確認が必要です。また、商品やサービスの提供や、依頼料が発生することもあります。しかし、影響力を持つインスタグラマーがPRすることによって、認知度を向上させることができますし、フォロワーの購買行動が促され、売り上げ増加も期待できるでしょう。
PRで注意することは、商品とインスタグラマーの相性をしっかりと見極めることです。インフルエンサーが影響を与える層が、消費者として設定している層と合っているのか、抱えているフォロワーの特徴と合っているのかなど、事前に確認する必要があります。
企業情報の発信(公式アカウントの作成・運用)
インスタグラマーを起用しなくても、Instagramを活用する方法があります。それは、企業がInstagram運用する方法です。現在でも、多くの企業が実施しています。Instagramを運用することによって、企業に関する情報や新商品の宣伝をタイムリーに行うことができるのです。また、観覧者やフォロワーの情報を集めることもできるため、今後の発展に活用することができます。
プロモーションコード
Instagramでは、プロモーションコードまたはクーポンコードと呼ばれるコードを発行し、割引を行ったり、何かしらの付加価値を消費者に与えることができます。プロモーションコードのメリットは、宣伝活動に見えにくいという部分です。消費者は付与されたコードでお得感を感じることができますし、購買行動を促すことができ、双方にとってメリットがあります。また、クーポンコード取得に関して、何かしらの作業を要求すれば、フォロワーを増やしたり、自社HPへの登録を促すこともできるので、工夫次第で多くの可能性があると言えるでしょう。
イベント開催
Instagramで、イベントを開催することもできます。イベントによって、企業名や商品名の認知度を向上させることもできますし、フォロワーの増加や、販売促進などが期待できるのです。Instagramで行われるイベントの特徴としては、フォロワーになることが応募条件であったり、写真投稿に関連する事柄が多くなっています。
アンバサダー
企業または商品のアンバサダーを選定し、様々な宣伝活動を行ってもらう方法もあります。インスタグラマーは、自身のInstagram内に「アンバサダー」と表記することを好む傾向があり、高額な依頼料を支払わなくても、交渉が成立しやすいというメリットがあるのです。アンバサダーとしてインスタグラマーを起用する際、いくつか確認事項があります。例えば、アンバサダーのような企業案件を専門に扱うアカウントではないか、フォロワーとの関係性は良好かなどです。インフルエンサーを起用するマーケティングでは、起用が最も大切になります。
インスタグラムのデメリット

大きな可能性、幅広い活用法を有しているInstagramであっても、マーケティングにおいて万能というわけではありません。ネット記事、宣伝HP等では、マーケティングにおけるInstagramのメリットばかりを発信していることも少なくありませんが、Instagramの活用を検討する際は、デメリットについても理解しておく必要があるのです。
近年は特に、消費者の目が厳しく、時には大きすぎる制裁を与えられます。企業側は正しい情報を知り、冷静に判断したうえで実行し続けなければなりません。自社や商品に対するリスクを最大限減らすためにも、デメリットについてよく理解しておきましょう。
拡散に特化したSNSではない
Instagramには様々な機能が備わっているものの、拡散に特化したSNS媒体ではありません。例えば、Instagramを活用したイベントを打ち出したとしても、それらが大勢に周知されないことも珍しくないのです。拡散に大きな意味を持たせるのであれば、TwitterやFacebookの方が適しています。つまり、何を目的にするかによって、使用する媒体を選択したり、インフルエンサーの起用など、補足する必要があるということです。
飽和状態
Instagramがマーケティングツールとして大きな注目を集め、企業提携が盛んにおこなわれるようになってから、1年程度経過しています。たった1年ではあるものの、Instagramも、インフルエンサーも飽和状態となっているのです。これまでInstagramは、リアルな世界を発信し、忖度のない表現が大きな信頼を集めていました。ところが、多くの人々が集まり、大小インフルエンサーとして活動するようになったため、「リアル」より「商売」「宣伝」色が強くなりつつあるのです。
「商売」「宣伝」色が今以上に強くなってしまえば、Instagramの活用及びインフルエンサーの起用に大きなメリットはありません。一般人という強みを最大限に活用しなければ、芸能人や著名人の起用と大差ありませんし、知名度や認知度の高い後者を起用した方が、企業にとってメリットになり得ることもあるのです。Instagramもしくはインスタグラマーをマーケティングに取り入れる際は、差別化が重要であり、一般人という強みを活かせる人材を起用する必要があります。
投稿してしまうと消すことができない
Instagramに限ったことではなく、SNS媒体全てに共通するデメリットは、投稿したものは一生残るという部分です。投稿を削除したとしても、様々な方法で保存、転換することができるため、完全に消し去ることは不可能となります。そのため、投稿する内容には、十分注意する必要があるのです。
企業側で問題ないと判断された投稿であっても、受け取った消費者が過敏に反応してしまう場合もあります。このようなトラブルが起こる要因は、企業側と消費者の立場が遠すぎるからです。消費者は、企業側の思いや背景を想像することは、ほとんどありません。常に、消費者の目線で受け取ります。
つまり、企業側が消費者に寄り添ったものを発信し続けるしかないのです。しかし、企業側にとって譲れない部分や調整が難しい部分、想像しきれない事柄など、消費者に寄り添えないことも少なくありません。そこで、企業という立場と消費者の思考を繋ぐのが、インフルエンサーマーケティングの専門企業なのです。難しい事柄を悩み続けても、必ずしも解決策が見つかるとは限りません。優れた人材、企業を配置し、効果的にマーケティングを進めてみましょう。
企画のミス
インフルエンサーマーケティングを行ったことがないまたは、経験が少ない企業に発生しやすいデメリットが、企画のミスです。インフルエンサーの特徴や、Instagramの特徴を理解しきれないがために、メリットを活かしきれない企画をたててしまうことがあります。また、成功例を鵜呑みにし、他者が行った企画をそのまま実行してみたり、小さな変化だけを加えて実行し、失敗に終わるケースもあるのです。Instagramやインフルエンサーを活用したマーケティングの企画は、SNS媒体の特徴を理解するとともに、それらを自社商品の特徴に当てはめて考案する必要があります。
採用するインフルエンサーも、自社商品に適していることはもちろん、会社そのものに合っているかも確認する必要があるのです。企画のミスは、該当の商品だけに影響するわけではありません。企業全体にも、ネガティブな印象を残してしまう恐れがあります。他社の成功企画が必ずしも自社に当てはまるわけではないこと、インフルエンサーは影響力があればいいというわけではないことを理解しておきましょう。
データ分析の必要性
インフルエンサーマーケティングは、ただ投稿し、集客を目指すマーケティング方法ではありません。Instagramを使ってマーケティングを行うと、様々な情報を手に入れることができます。例えば、どの年代が最も大きな反応を示しているのかであったり、女性や男性はもちろん、時間帯や反応傾向も知ることができるのです。インフルエンサーマーケティングの魅力は、そういったデータが全て数値として把握できる部分でしょう。感覚であったり、少人数へのリサーチなどによる曖昧なデータではなく、具体的な数値及び膨大な件数を手に入れることができます。手に入ったデータを分析すれば、様々な場面で応用することができるのです。
インフルエンサーマーケティングのデータ分析について、取り組んだことがない企業も多いことでしょう。その場合は、専門企業であるトリドリマーケティングに相談してみてください。分析のポイントはもちろん、データの具体的な活用方法、企画など様々なアイディアをもらうことができます。
コスト
インフルエンサーマーケティングは、低コストで実施できるのが魅力の1つです。しかし、フォロワーが多すぎるインフルエンサーを起用した場合、想定していた以上のコストが発生してしまう恐れがあります。できるだけ影響力を持っている、フォロワーの多いインフルエンサーに依頼したいと思ってしまう心理も理解できますが、インフルエンサーマーケティングのメリットを活かしきれていないと言えるでしょう。
フォロワーが多いインフルエンサーの起用に関するリスクは、コスト面だけではありません。私生活でトラブルを起こし、それらが発覚するリスクや、依頼がスムーズに進まないというリスクも存在します。大勢のフォロワーを抱えるインフルエンサーは、芸能人のような扱いを受けている場合もあり、私生活が世間に露見しやすい状況なのです。また、依頼が殺到するため、スケジュールの調整がつかず、契約が進まない、企画が実行できないといったケースもあります。インフルエンサーマーケティングを実施する時は、メリットを最大限に活かし、デメリットをできるだけ減らす工夫を行いましょう。そのためにも、メリット及びデメリットをよく理解しておく必要があります。
インスタグラムによるマーケティングのポイント

Instagramや、Instagramで活躍するインフルエンサーを適切に活用すれば、企業側は多くのメリットを得ることができます。最後に、Instagramをマーケティングで活用する具体的なポイントについてご紹介していきましょう。これから紹介するポイントの根拠や、具体例なども合わせて解説していきます。
写真
Instagramで消費者の注目を集めるものは、写真です。企画や景品、それらを紹介する文言ではありません。Instagramは、分かりやすい視覚刺激を活かす場所であり、掲載する写真が最も重要なのです。Instagramに投稿した写真を、「魅力的な写真である」と消費者に認識させる方法はいくつかあります。
例えば、統一性です。投稿する写真には、統一感を持たせましょう。同じアングルでの撮影であったり、記載する文字のフォントや大きさ、色味を揃えるなどです。整った写真は、洗練された印象を与えることができ、さらに認識しやすいというメリットもあります。他には、背景色やメインのコントラスト、メリハリなどです。Instagramに投稿する写真には、様々なポイント及び注意点が存在します。企業としてInstagramを始める前や、インスタグラマーを採用する際に注意深く確認してみましょう。
ハッシュタグ
Instagramは、ハッシュタグ設定が大変重要です。ハッシュタグ検索によって、大勢の目に触れさせることができます。つまり、検索されないハッシュタグであったり、長すぎるハッシュタグを設定していた場合、消費者の検索にヒットせず、広告としての役割を果たせなくなるということです。頻繁に検索されるハッシュタグ、設定回数が多いハッシュタグなどはある程度限定されています。また、国外へ向けたハッシュタグも存在しています。自社がどのような目的を持っているかによって、ハッシュタグを使い分けてみましょう。
インフルエンサーの選定
Instagramを自社で運用したり、何かしらのイベントを企画しても、それらが大勢に周知されなければ意味がありません。TwitterやFacebookなど、他SNSを活用して拡散する方法もありますが、より効率的で効果的な方法が、インフルエンサーの起用です。影響力、拡散力を持つインフルエンサーを起用することには、様々なメリットがあります。しかし、インフルエンサーの選定は非常に難しく、間違った人材を採用してしまう場合もあるので注意しましょう。自社、商品に適さない人物を採用した場合、大きな損となってしまいます。インフルエンサーの起用や、インフルエンサーマーケティングの企画など、不安な部分、不得意な分野は専門企業に任せてみましょう。その分、自社の得意とする事柄をより洗練することができますし、別の部分に時間やコストをかけることが可能となります。
時代とのマッチング
SNS媒体を活用したマーケティングで重要な事は、投稿内容が時代とマッチングしているかどうかです。前項のデメリットでご紹介した通り、InstagramをはじめあらゆるSNS媒体は、1度発信すると、完全に消し去ることはできません。そのため、できるだけ批判を受けにくいであろう投稿にする必要があります。消費者の思いを反映させること、そして発信する時代、時期に適していることが重要です。感染症等で世間が大慌てしている時期に、「店頭へ集まろう」という投稿は避けるなど、時事ネタにも注意する必要があります。
企業が求める成果はインスタグラムで手に入れることができる
企業にとって厳しい時期は続きますし、今後もより柔軟に積極的に活動していく必要があります。企業にとって大きなメリットがあり、低リスクで実行できるインフルエンサーマーケティングは、このような時代だからこそ、早期に取り組む必要があるのです。しかし、これまでインフルエンサーマーケティングを行ったことのない企業にとって、初めてのマーケティングは不安がつきものでしょう。予算や時間などの関係から、失敗は許されませんし、より確かな方法で実行したいと考えるのは当然のことです。そこで、インフルエンサーマーケティングを実行する時、または興味があるものの疑問点が多すぎる場合などは、専門企業である「トリドリマーケティング」に依頼してみましょう。
また、インフルエンサーマーケティングを実行したことがあるものの、求めていた成果を得られなかった企業も、トリドリマーケティングに相談してみてください。インフルエンサーマーケティングには、抑えるべきポイントがあり、細かいノウハウが存在します。そういった重要な情報を持っているのが、インフルエンサーマーケティングの専門企業であるトリドリマーケティングなのです。気軽な相談から、重い打診まで、インフルエンサーマーケティングの事であれば、あらゆる事に対応してもらうことができます。