インスタグラムのアクセス解析ができるインサイトの使い方と解析方法を徹底解説

インスタグラムのアクセス解析はアクセス数向上に必須

ブログやホームページなどでアクセス解析ができることはよく知られています。それらはどのような検索のキーワードを使って閲覧しているかはもちろん、どういったホームページからリンクされているのか、どのブラウザを使っているのか、スマホやタブレット・PCなどの閲覧に利用している機器、どのページをどれくらい見ているのかなどといったユーザーの行動を細かくチェックすることができます。企業の公式ホームページではもちろん、個人が無料で趣味のために開いているブログでも使用し、アクセス数を上げるための目安にしている人も多いでしょう。

このように非常に知名度が高いアクセス解析ですが、実はインスタグラムでもアクセス解析ができることを知っている人は意外と多くありません。しかしながら、インスタグラムのアクセス解析を効率的に利用することができれば、今よりももっとアクセス数を増やしてフォロワーを増やすことも不可能ではありません。今までは使っていなかったという人もアクセス解析をしっかり利用していきましょう。

インスタグラムの分析が必要な理由

しかしながら、どうしてインスタグラムの分析が必要なのか分からないという人もいるでしょう。「そもそもインスタグラムに限らず、TwitterやFacebookを含めたSNSのフォロワーは、既にアカウントのファンだからフォローしているのであって、行動を分析する必要はない」と考える人もいます。しかし、インスタグラムの分析を利用しなければ、すぐに大量のファンが離れていってしまう恐れもあります。

インスタグラムの分析をすることで、本当にフォロワーの求めている情報を発信しているかを客観的な視点でチェックすることができます。もしフォロワーのニーズと外れたものを投稿してしまっていると、今は惰性でフォローしているフォロワーも早晩フォローを外してしまいアカウントからの情報を受け取らなくなってしまうでしょう。インスタグラムの分析を定期的に行うことで、フォロワーが離れる前に「最近は興味を惹けていないから投稿の方向性を変えなければならない」と気付くことが可能になります。

また、インスタグラムの分析でできるのはフォロワーを増やすことだけではありません。どのような人が自社アカウントの情報を求めているのかを知ることによって、さらにその人たちに向けたコアな情報を発信することができるようになるのです。今までは「フォロワーが全体的に求めていそうな情報をなんとなく発信する」だけだったのが「一部のフォロワーが確実に求めている情報を、しっかり届けるように発信する」ことに変化することで、フォロワーの購買意欲への訴求力が飛躍的に高まります。

フォロワーを増やすだけではなく現行のフォロワーを減らさないためにも、さらに現行のフォロワーをさらに熱烈な自社ブランドのファンに育成するためにもインスタグラムの分析は欠かせないものなのです。

インスタグラムインサイトがおすすめ

このようにフォロワーの需要を掴み継続的にフォロワーを確保するために重要な役割を担うインスタグラムの解析ですので、様々なアプリによって解析を行うことが可能です。無料のものから有料のものまで、少し検索するだけでたくさんのアプリを見つけることができるでしょう。

しかし、その中でもやはりインスタグラム公式が提供しているインスタグラムインサイトを使うのが最も分かりやすく、インスタグラムでフォロワーを集めるために知っておきたい必要な情報が網羅されているのでおすすめです。プロフィールを「個人アカウント」から「ビジネスアカウント」に切り替え、Facebookと連携するだけで利用できるのも利便性が高く魅力的だと言えるでしょう。もし既に他のインスタグラム解析ツールを使っている人も、それと併用してインスタグラムインサイトを使うことで、より詳細でフォロワーの需要に即したインスタグラム解析が可能になります。

インスタグラムインサイトで分かること

では、インスタグラムインサイトではどのようなことが分かるのでしょうか。非常に豊富な情報を得られるインスタグラムインサイトで分かることを、投稿・ストーリーズ・アカウント全般の3つのカテゴリに分けて解説していきます。

投稿のインサイトで分かること

投稿のインサイトは、一つずつの投稿で2ページに表示されて確認することができます。1ページ目のインサイトはすぐに確認でき、「いいね」の数・コメントの数・投稿を保存したユニークアカウント数・該当する投稿からのプロフィールへのアクセス数・投稿を見たユニークアカウント数(リーチ数)を確認できます。

ここで覚えておかなければならないのが、リーチ数で用いられるユニークアカウント数という考え方です。ユニークアカウントというのは、ユーザーのIPアドレスといった情報でユーザーを識別することにより、同一の操作は重複とみなしてカウントしない計算方法で算出されたアカウント数です。

たとえば1つの投稿に対して、Aアカウントが10回表示させ、Bアカウントが1回表示させたとします。この場合、単純に「閲覧数は11回」と表示されますが、リーチ数を表示されるとAアカウントの重複はカウントされていないので「リーチ数は2回」と表示されます。このユニークアカウントという考え方を覚えておくことで「どのくらい投稿が見られているのか」という視点の他に「実際に何人の人が投稿に興味を持っているのか」という個別のユーザーに着目した分析ができるようになります。インスタグラム解析を行う際には、しっかり覚えておくようにしましょう。

投稿のインサイトの2ページ目では1ページ目の情報だけではなくさらに詳細な情報を確認することもできます。実際に該当する投稿がきっかけでフォローを開始したフォロワーの数や、フォロワーがどのような経路で投稿を発見したのかも確認することが可能です。たとえば「ホーム画面から投稿を見て閲覧したのか」や「検索して閲覧したのか」や「ハッシュタグからの検索で投稿を見ているのか」を詳細に確認することができます。この「ハッシュタグからの検索で投稿を見ている」ユーザー数は非常に重要で、投稿につけているハッシュタグが効果的なものかどうかが一目瞭然になります。インスタグラムにおいては自分の投稿を一人でも多くの人に見てもらうためにハッシュタグは非常に効果的な機能です。ハッシュタグを使うことによって、現在フォローしているフォロワー以外の人の目に留まり、そこからフォロワーが増える可能性は高くなります。投稿のインサイトでは特に着目すべき項目であると言えるでしょう。

ストーリーズのインサイトで分かること

ストーリーズのインサイトでは、ストーリーズを見たアカウント数だけではなくどのフォロワーが閲覧したのかというアカウント名も確認することができます。「自社のアカウントのストーリーズであれば毎回確認する熱烈なファン」が多いのか「ストーリーズは見ないことも多いが、一定の傾向を持ったストーリーズであれば確実にチェックする情報の選択に厳しいファン」が多いのかを判断する目安になるでしょう。個別のアカウントの閲覧傾向を確認できるのは現時点ではストーリーズだけですので、定期的にストーリーズを投稿してどのようなファンが多いのかを知ることをおすすめします。

また企業のストリーズの場合は使用しない場合も多いでしょうが、この画面から特定のユーザーに対して今後はストーリーズを閲覧できないように操作をすることができます。閲覧者数が減ってしまうので好ましくはありませんが、もし執拗な嫌がらせなどを特定のユーザーに受け続けている場合は活用した方が良いかもしれません。

さらには「インプレッション数」でストーリーズの総再生数を確認することもできますし、「閲覧者数」では先ほど投稿のインサイトの項目で紹介した閲覧したユニークアカウント数を確認することができます。このインプレッション数と閲覧者数を比較することで、一部のユーザーが熱狂的にストーリーズを確認しているのか、広い範囲のユーザーに興味を持たれているのかを分析することが可能になります。

また、ストーリーズのインサイトを確認する際には「スワイプ」という項目にも注目しましょう。これはストーリーズをスワイプして退出してしまった人の数を意味します。ストーリーズはホーム画面にも表示されるので間違ってタップしてしまったユーザーも含まれている可能性はありますが、もしこのスワイプ数がストーリーズを視聴した総数に比べて極端に高い割合を誇っている場合には注意しなければなりません。途中でストーリーズを退出したユーザーが多いということは、言うまでもなくストーリーズに最後まで視聴者を惹きつける魅力がなかったということになります。特定のストーリーズだけスワイプ数が多いのであれば単に出来が良くなかっただけかもしれませんが、もし常に投稿したストーリーズのスワイプ数が多いのであれば動画の作り方を根本的に見直す必要があるかもしれません。

アカウントのインサイトで分かること

最後に、アカウントのインサイトでアカウント全体に対するユーザーの行動をチェックするようにしましょう。アカウントのインサイトでは、最大で過去7日間分の情報をチェックすることができます。過去7日間のアカウントに対するインプレッション数・過去7日間のリーチ数・過去7日間のプロフィールビューを確認できます。これらが一定の基準を保ちながら少しずつでも上昇しているかどうかを定期的にチェックすることで、アカウント運用の方向性がユーザーのニーズに即しているかを判断することができるでしょう。

さらにアカウントのフォロワー数が100人を超えているアカウントの場合は、アカウントのインサイトで「フォロワー」という項目が表示されます。こちらはフォロワーの「年齢・性別・居住しているエリア」といった統計データを確認することができます。ストーリーズのインサイトで見られる足跡履歴のようにユーザーを特定することはできませんが、アカウントに興味を持っている層がどういった層なのかを知りたい時に非常に便利な機能です。さらに「もっと見る」をタップすることで上記の統計データだけではなく時間と曜日ごとのフォロワーの平均数を確認することもできます。

もし特定の時間や曜日にフォロワーの閲覧が偏っているようであれば、視聴日数に制限があるストーリーズを投稿するタイミングをズラすことでさらに多くのフォロワーがストーリーズを視聴してくれるようになるかもしれません。単なる静止画に比べて動画の方が情報量は多くなりますので、高い訴求力を期待するのであればストーリーズの投稿時間も意識するようにしましょう。

いずれにせよ、企業がアカウントを運用する際に非常に価値の高い情報を提供してくる「フォロワー」の項目は、先ほど紹介したようにフォロワー数が100人を超えないと閲覧することができません。今から企業のインスタグラムアカウントを作って運用を検討しているという企業は、まずはフォロワー数100人突破を当面の目標とすると良いでしょう。

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インスタグラムインサイトの使い方

インスタグラムインサイトでは上記で紹介したように非常に多くの情報を得ることができます。しかしながら、単に「いいねの数が多いから良かった」や「閲覧数が少ないから良くない投稿だったかもしれない」という感想を抱くだけではせっかくの情報も宝の持ち腐れになってしまいます。インスタグラムインサイトはどのように使えば良いのか、特にチェックしたい項目をしっかり押さえておきましょう。

投稿ごとの「いいね」や保存数をチェックする

個人でインスタグラムを利用する場合は、一日に数件という高い頻度で投稿するような利用方法もあるでしょう。しかし企業アカウントを運用する場合、多すぎる投稿はフォロワーの負担になってしまうため多くても一日に二件くらいの投稿ペースが最適であると推奨されています。そのため投稿ごとに「いいね」の数や投稿が保存された数をしっかりチェックすることができるでしょう。

インスタグラムインサイトを利用しているのに、投稿ごとのフォロワーの反応をチェックしないのでは全く意味がありません。長期的にどのくらいフォロワー数が増えているのかといった点にだけ着目してしまいがちですが、そうした長期的な視点だけではなく短期的な視点も持って「一つ一つの投稿に対するフォロワーの評価」を確認し、投稿の方向性が間違っていないかを常にチェックする癖をつけましょう。

プロフィールへのアクセス数をチェックする

企業のインスタグラムアカウントは、単にファンと交流したりお得な情報を発信することだけが目的ではありません。インスタグラムを運用することで、今までのマーケティング戦略ではつかめなかったファン層を獲得したり、今までは知らなかった層に対して自社の情報を届けることが目的になっている場合がほとんどです。そのためには、言うまでもなくフォロワー数が多ければ多いほど投稿が多くの人の目に触れることになります。

投稿ごとに「この投稿から、どのくらいのユーザーがプロフィールにアクセスしたのか」をいったアクセス数をチェックするようにしましょう。単に「いいね」の数や保存された数を見ているだけでは既存のフォロワーのリアクションしか分析できませんが、プロフィールへのアクセス数を見ることで「投稿からアカウントに対して興味を持ってくれた数」を確認することができます。

自社の企業アカウントをフォローしてはいないものの投稿を見てプロフィールにアクセスする程度には興味を抱いてくれている層がどのくらいいるのか、どういった投稿であればプロフィールを確認するユーザーを増やすことができるのかを知るためにも投稿ごとにチェックすることが重要です。

フォロワーの増加率を記録する

先ほど触れたように、企業がインスタグラムアカウントを運用する上での最終的な目的はフォロワーを増やすことでアカウントに投稿する広告の訴求力を高め、フォロワーの購買意欲をかきたてることです。そのため、フォロワーの増加率を投稿ごとに算出してどうすればフォロワーを増やすことができるのかを客観的な視点から分析することが非常に重要です。フォロワーを増やすためには凝った画像を投稿したり特殊なハッシュタグを使用するなど様々な方法がありますが、どれもが一般論のため、多くの方法の中から「企業アカウントに最適なフォロワーを増やす方法」を早期に見つけなければなりません。

たとえば「いいね」や投稿を保存する人は多いがプロフィールページへのアクセス数が少ない場合は、「投稿内容は魅力的だが情報が有益ではないためフォロワーになりたいと思うほどの人がそれほどいない」かもしれませんし「使っているハッシュタグの選定が悪く、既にフォロワーになっている人以外は投稿を見ていない」かもしれません。同様にプロフィールページへのアクセス数が多いのに全くフォロワーが増えない場合は「投稿はユーザーの興味を惹くが、プロフィールページに魅力がないためアカウントの魅力が伝わらない」のかもしれません。

いずれにせよ、フォロワーの増加率が停滞した際に上記のどの部分が原因かを知ることで改善することができるでしょう。短期的なスパンだけではなく長期的なスパンも含めてフォロワーの増加率は記録しておきましょう。

目標を設定して具体的な計画を立てる

インスタグラムインサイトで確認できる項目はたくさんありますが、基本的には上記の3つの項目を確認することでアカウントの方向性を決定しやすくなります。しかし、常に上記の3つの項目を確認していても「先月よりは良かった」や「前年より増えている」などの感想しか抱けません。それでは仕事としての評価がしづらいため、アカウントの存在意義を見失いやすくなってしまうだけではなく社内の人から「結局インスタグラムのアカウントはなんのために運用しているのか」と不審がられてしまい、社内会議などでアカウント削除が議題に上ってしまうリスクも高くなるでしょう。

せっかくインスタグラムインサイトという客観的な評価を見ることができるのですから、最低でも上記の3つの項目に対してはKPI(Key Performance Indicator)を設定して行動の正当性を分析しなければなりません。たとえば営業であれば「月間の売上額は100万円」や「新規受注を10件もらう」のような目標を設定し、到達できなかった場合には「なぜ到達できなかったのか」、「到達するために来月はどうすれば良いのか」、「来月に挽回すれば月間目標は無理でも年間目標には到達できるのか」などを考える必要があります。

インスタグラムを運用する場合もこれは同じで、「一回の投稿につき〇個の保存数を獲得するようにする」や「〇個のアカウントにプロフィールを見るように誘導させるような投稿にする」、「前月に比べてフォロワー数を〇倍にする」といった目標を設定することで、運用の方向性を決めやすくなりますし評価基準となるでしょう。

達成できた投稿と達成できなかった投稿同士を比べることで、差が「投稿の時間帯」なのか「画像や動画のクオリティ」なのか「利用するハッシュタグ」なのかを分析することが可能です。さらにその情報を長期的に蓄積していくことで「自社のインスタグラムアカウントでフォロワーを増やすための方法」を確立することができるでしょう。こうしたKPIは、インスタグラムアカウントの運用を始めたばかりでフォロワー数100人突破を目標にしている企業はもちろん、既に長期間運用していてアカウントの知名度が非常に高い企業でも設定しておく必要があります。

どんなにインスタグラムに詳しくアカウント運用が上手な担当者であっても、インスタグラム自体の流行が変わったりインスタグラム内部での人気投稿の基準が変わることで、一気にフォロワーを失ってしまう恐れがあります。数百人単位でフォロワーを失ってから対策を講じても手遅れになる可能性が高いので、インスタグラムアカウントを運用する際には常にKPIを意識した運用をしていきましょう。

インスタグラムインサイトの効率的な解析方法

重要な情報が多いためアカウント運用のためにはチェックが必須なのがインスタグラムインサイトです。しかしながら、項目数が多いため登録したは良いものの解析の手間がかかり、次第にインスタグラムインサイトのチェック自体をやめてしまうという企業も少なくはありません。そこで、ここではアカウント運用者に負担にならない効率的なインスタグラムインサイトの解析方法を紹介していきます。

インスタグラムインサイトをチェックするおすすめの頻度

自分の投稿に対するリアクションがはっきりと分かるため、アカウントの運用担当者にとって見ているだけで楽しいページになるでしょう。投稿ごとのインサイトを確認して一喜一憂する担当者も少なくはありません。しかし、確かに定期的にチェックして投稿の方向性がユーザーのニーズに沿っているかは見るべきですが、だからといって毎日インスタグラムインサイトをチェックする必要はありません。毎日チェックするくらいなら、その時間を画像の編集に充てた方が効率的にアカウントを運用することができるでしょう。

アカウントのインサイトで紹介した通り、インスタグラムインサイトは最大で過去7日分のインサイトをチェックすることができます。そのためその他の投稿ごとのインスタグラムインサイトも含めて一週間に一度チェックすれば良いでしょう。もちろん24時間しか視聴することができないストーリーズであっても視聴したユーザーなどの情報はインサイトに記録されているので、週に一度の定期的なチェックの際にまとめてチェックすれば良いでしょう。

毎日インスタグラムインサイトのチェックをすることは、時間的にコストがかかるだけではなく情報が少なすぎてアカウントの方向性があっているかの判断がしづらくなってしまいます。単に「昨日の投稿より保存数が多かった/少なかった」という事実だけでは、それが画像が理由なのかハッシュタグが理由なのか、そもそもの投稿時間が影響しているのかを分析しても間違った分析結果が出てしまうでしょう。信頼性の高い分析結果を出すためにも一定の評価材料が必要ですので、そのためにもインスタグラムインサイトの分析は一週間に一度に抑えるようにしましょう。

アプリの数字をPCに移そう

非常に便利でアカウント運用をする上で価値の高い情報を提供してくれるインスタグラムインサイトですが、実はPCからチェックすることは現時点ではできません。またスマホでの閲覧しかできないわけではなく、csv形式でのダウンロードなどにも対応していません。そのためインスタグラムインサイトを分析するためには、スマホでそれぞれのインサイトを確認しつつ、その数値をPCに打ちこみPC上で分析する必要があるでしょう。

スマホでもある程度の分析をすることはできますが、インスタグラムの運用が長期的になればなるほどデータ数も増えてスマホ上で分析するのが難しくなってしまいます。現在のスマホのスペックでは長期的に蓄積されたインスタグラムインサイトのデータをPC以上に簡単に分析することは難しいので、手作業で手間がかかると思っても週に一度スマホでインスタグラムインサイトの結果をPCに移した方が長期的に効率良く分析ができるでしょう。

商品ごとのファン層を知ろう

投稿ごとのインサイトで確認したいのは、商品ごとにどのようなファンが閲覧しているのかといったユーザーごとの分析です。フォロワー数が100人を超えた時点でチェックすることができるようになるので、条件を満たした時点ですぐに解析を始めるようにしましょう。

たとえば世間一般のイメージとして「桜などの花をモチーフにした商品の主な購買層は女性」や「バイクや登山などのアウトドア商品の主な購買層は男性」、「キャラクター物を購入するのは10代などの若年層」といったイメージがあるでしょう。もちろんこれらのイメージは多くの企業の経験に基づいているものですので、それほど大きく間違っているということはほぼありません。

しかしながら「モチーフにする花が男性向け雑誌で多く取り上げられているので花をモチーフにした商品を男性が多く買っている」や「山ガールなどの流行によってアウトドア商品の主な購買層が女性になっている」、「以前流行したキャラクターものを再販したところ、若年層よりも30代~40代が主な購買層になっている」というイレギュラーな購買力が働く可能性もあります。

こうしたイレギュラーな状況はほとんどの場合長く続くものではなく、来年の購買層を分析すると再び世間一般のイメージに即した購買層が増えているかもしれません。しかしながらイレギュラーな状況をそのまま見ているだけでは、前年よりも売上が落ちて終わってしまう可能性が高くなるでしょう。「全体的にこの商品は20代の女性がターゲット」などの普段のファン層に加え「今年は去年よりも30代の男性の購買が増えている」や「〇〇という地域で局所的に流行しているからフォロワーの関心が高い」のように、商品ごとにどのようなファンがいるかを常に確認しておくことで有意義なマーケティング戦略を立てられるようになります。

時期によって購入層が変わる場合もあるので注目

実は同じ商品であっても、時期ごとに購入層が変わる場合もあります。そうした場合は、購入層が変わる前から投稿のターゲットを絞って投稿する方が購買層に対する訴求力を高めることができるでしょう。いつも一定の購入層なのか時期によって大きく変わるのか、インスタグラムインサイトのフォロワーの性別や年代を確認しながら分析していきましょう。

たとえばジュエリーや化粧品は季節によって購入層が大きく変わる商品として有名です。特にジュエリーは基本的には20代~30代の女性が主な購入層ですので、投稿する際にも20代~30代の女性の興味を惹きそうな投稿をしておくことで消費者の興味や関心を惹くことができるでしょう。しかしながら、11月中旬以降のクリスマスシーズンや、2月中旬以降のホワイトデーシーズンでは購入層が大きく変わり、20代~50代の男性が主なターゲットになります。特にクリスマスシーズンは実店舗を見ても女性よりも男性の数が多いのも決して珍しいことではありません。

すなわち、普段は「彼とのデートのために最適なジュエリー」などの女性の視点を意識した投稿をしている企業であっても、上記のクリスマスシーズンとホワイトデーシーズンは「彼女が今、一番欲しいジュエリー」などプレゼントする男性側の視点を意識する投稿にした方が訴求力が高まります。「この商品を実際に使う人」ではなく「商品をプレゼントのために購入する人」がどういった立場の消費者であるかを考えながら投稿を作った方が広告効果は高くなるでしょう。

こうした事例はクリスマスシーズンやホワイトデーシーズンだけではありません。子ども向けのおもちゃは子どもの興味を惹く内容だけではなく20代~40代の親世代が納得して出費できるようなものが求められていますが、ゴールデンウィークや夏休み、冬休みといった長期休暇の前は孫のために買う世代も増えるため60代~70代向けの広告の方が求められる場合もあります。インスタグラムの主な利用者は10代~30代だと言われていますが、絶対数は少ないとはいえ40代以上も利用者がいないわけではないので、そういった層も取りこぼしがないような投稿を行い、ユーザーがどのような反応をするのかをチェックしてみると良いでしょう。

アクセス解析に応じた投稿をして反応をチェックする

最後に、インスタグラムインサイトを利用している人がさらに効果的に利用するためには、投稿の内容に実験性を持たせることを忘れてはいけません。投稿ごとのユーザーの行動を見て「画像が良いから保存数が多い」や「ハッシュタグが良いから閲覧数が多い」という分析はできますが、それはあくまでもインスタグラム解析を見た仮設の一つに過ぎません。必ず分析した結果導出された仮説が正しいものかを検証するようにしましょう。

たとえば上記の投稿は「画像が良いから保存数は多いが、ハッシュタグが不適切でフォロワー以外のユーザーへの訴求力が低い」投稿だったかもしれません。その際にフォロワー以外のユーザーからの閲覧数が多かった投稿を参考にしてハッシュタグを使ってみることで、保存数だけではなくインプレッション数を伸ばすこともできるようになるでしょう。

投稿ごとのリーチ数(閲覧したユニークアカウントの総数)もインプレッション数(アカウントの重複を考えず、単に投稿を見た人の総数)も、単に投稿ごとの良し悪しを分析するためだけではなく、総合的に利用することで「アカウントのフォロワーが本当に求めている投稿」を導き出せるようになります。フォロワー及び潜在的なフォロワーであるハッシュタグ検索などから投稿を見るユーザーの需要に一致する投稿をするためにも、他の投稿に比べて極端に閲覧数が多い/少ない投稿があった場合は、その原因を分析して仮説を立て、仮説を検証するために次の投稿に活かしていくようにしましょう。

Instagramに足跡機能はあるのか?足跡がつく行動とつかない行動 | インフルエンサーマーケティング研究所

Instagramには足跡機能が実装されているのか、また実装されているのであればどういった行動に対して足跡機能が発揮されるのかをしっかりと把握し、今後のマーケティング戦略に対するInstagramの活用方法を考えていくようにしましょう。

 

インスタグラムのアクセス解析をしてフォロワーの心を掴もう

インスタグラムインサイトでは、ここで紹介したように多くのフォロワーの行動を知ることができます。フォロワーの行動を知ることで実際に商品を購入している層の購買意欲を強く刺激することができるだけではなく、さらに多くのフォロワーを増やすために必要な行動を知ることもできるでしょう。インスタグラムのアクセス解析は単に投稿の方向性を決めるだけではなく、フォロワーが求めているものをリアルタイムで知ることができる重要なツールです。

フォロワーが本当は何を求めているのかを把握することで、フォロワーが他にどういったものが好きかを推測することも可能になります。そこからフォロワーに響きやすい新商品を開発することも可能ですし、フォロワーが共通してフォローしているインフルエンサーが分かればインフルエンサーマーケティングを始めることも可能になります。

インフルエンサーマーケティングを行う際には、ここで紹介したインスタグラムインサイトの分析方法だけではなく最適なインフルエンサーの選定や起用方法の立案といった別のスキルが必要になってきます。その際には社内だけでインフルエンサーの選定をすると時間的にも人員的にも非常にコストがかかってしまう恐れがあるため、「トリドリマーケティング」などの専門的なマッチングサービスを利用して効率的に選定や起用方法を決めることをおすすめします。

トリドリマーケティングはインスタグラマーマッチングサービスとして知られていますが、インフルエンサーを紹介して起用方法を提案してくれるだけではなく、どのハッシュタグを使えば商品の購買層に対して訴求力が高くなるのかといったハッシュタグへの提案も可能です。無料プランと有料プランなど、予算に応じた利用ができますのでインスタグラムを使ってフォロワーの心を掴み、実際の売上を増やしたいと考えているのであれば、ぜひ一度トリドリマーケティングのご利用をご検討ください。