Instagramインサイトの使い方と活用法を徹底解説!

Instagramインサイトの概要

Instagramを使って自社ブランドのファンと交流しながら自社ブランドの知名度を上げていくための投稿をするためには、当然ながら投稿内容がファンの興味を惹くものでなければなりません。しかしながら、各担当者の裁量に任せることも多いInstagramの投稿はいくらマニュアルを作成しても、全ての担当者で同じクオリティの投稿を維持できるわけではありません。また、仮に同じ担当者であっても投稿のクオリティにブレが出てしまったり、一度は人気が出ても次第にフォロワーに飽きられていってしまうケースも決して少なくはありません。

そうした事態を防ぐために企業アカウントにおいて使用が推奨されているのが「Instagramインサイト」です。このInstagramインサイトという機能は個人の利用者には利用できず、商業利用している企業のみが利用することのでいる機能です。Instagramが公式で提供している機能であり、このInstagramインサイトを使って自社アカウントの投稿に対するフォロワーのリアクションを分析することでフォロワーが求めているものを明確にし、よりフォロワーの需要に即した投稿をしやすくなります。

Instagramインサイトを利用するためにはInstagramの個人ページをビジネスページに変更し、自社のFacebookアカウントと連携する必要があります。その後、メールアドレス・住所・電話番号の入力をすればすぐにでもInstagramインサイトの機能を利用できるようになります。Instagramアカウントは持っているもののFacebookアカウントを持っていない企業に関してはFacebookアカウントを用意する手間がかかりますが、Instagramインサイトを利用する場合としない場合とでは、自社のフォロワーに与える影響力が大きく異なってきます。

Instagramを使って自社ブランドの情報を長期的かつ定期的に発信していく場合、Instagramインサイトを利用して自社の投稿内容に対するフォロワーのリアクションを客観的に分析することは非常に重要だと言えるでしょう。

Instagramインサイトで確認できるもの

企業がInstagramアカウントを利用していく上で、必要不可欠とも言えるのがInstagramインサイトです。では、Instagramが公式で提供しているInstagramインサイトの機能を利用することで、何が確認できるようになるのでしょうか。ここでは、Instagramインサイトで確認できる項目9個と、その9個の項目を使った分析の方法を紹介していきます。

リーチ数

「リーチ数」とは「投稿を閲覧したユニークアカウントの数」のことを言います。この「ユニークアカウント」というのはユーザーのIPアドレスやユーザーエージェント(UA)といった情報からユーザーを識別することによって、閲覧しているユーザー数から重複を省いた状態で確認できる閲覧したアカウント数のことを示します。

つまり「Aさんが10回、Bさんが2回、Cさんが1回閲覧した投稿」に関して、一見すると「13回」の閲覧数があるように思えてそれなりにユーザーへの訴求力があると勘違いしてしまいがちですが、このリーチ数を使うと同一の投稿に対してリーチ数が「3回」であることが分かります。すなわち、閲覧数が多いように見えても単に同一のユーザーが何度も見ていることが分かり、「多くの人が興味を持って投稿を見ている」というよりも「誤操作の可能性も含めたなんらかの事情によって、同じユーザーが複数回同じ投稿を閲覧している」ことが分かります。

これが分かることで、「より多くのユーザーに投稿を閲覧させるためにはどのような方法が好ましいか」ということの他に「なぜ同一のユーザーが見ているのか、消費者に対して魅力がある投稿なのか、それとも同業他社が自社の投稿を複数回リサーチしているのか」という観点からも投稿を分析できるようになります。

インプレッション数

インプレッション数は、同一のアカウントが閲覧しているものを除いたリーチ数と併せて分析することで効果を発揮する値です。インプレッション数で確認できるのは「投稿した全ての写真が閲覧された総数」であり、同一のユーザーが見ているかどうかは関与しません。すなわち先ほどの「Aさんが10回、Bさんが2回、Cさんが1回閲覧した投稿」の例で言えば、リーチ数は「3回」になるのに対してインプレッション数は「13回」となります。

同一のユーザーがページを更新しただけでも複数回としてカウントされてしまうインプレッション数は、実際のユニークユーザー数が分かるリーチ数と比べて軽視されてしまいがちですが、インプレッション数の分析もマーケティング戦略の上では非常に重要です。「同一のユーザーしか見ていない投稿」の可能性もありますが「同一のユーザーが何度も見たいほど情報量・画像の観点から魅力的な投稿」だと解釈できる可能性もあります。

リーチ数とインプレッション数は、それら単体の分析ではそれほど効果を発揮しません。それぞれの投稿に対してどの程度の差があるのか、投稿する内容や時間帯によってその差はどのように変化するのかといった点にも着目して分析するのがおすすめです。

エンゲージメント

別名で「アクション数」と呼ばれることもある「エンゲージメント数」は、自社アカウントの投稿に対してフォロワーが行動した回数を示すものです。行動には「いいね」だけではなく「コメント」「(投稿を見て)フォロー」「保存」などの行動も含まれるため、投稿に対して興味を持ったフォロワー数をかなり具体的に把握することができます。

また、エンゲージメント数は多ければ多いほど良いのは当然としつつ、エンゲージメント数からさらに「エンゲージメント率」を算出することもできます。エンゲージメント率は「(いいねの数+コメント数)/自社アカウントのフォロワー数」で算出され、このエンゲージメント率が高ければ高いほどフォロワーに対して価値のある投稿ができていることになります。

特にInstagramの場合は「最近は趣味が変わってきて興味を失ったけれど、フォローを解除するほどではなく惰性でフォローしている」というフォロワーも少なくはありません。すなわち、自社アカウントのフォロワー数が一見すると非常に多いように見えてもエンゲージメント率が低い場合は「フォローされてはいるものの、フォロワーの興味は既に他のものに移ってしまっている可能性が高い」と言えるでしょう。

フォロワー数やインプレッション数がいくら高くても、エンゲージメント率が低ければ拡散は見込めませんし長期的に考えるとファンが離れていってしまう危機的な状況だと考えられます。エンゲージメント率は常に分析し、よりフォロワーの興味を惹ける投稿を続けるようにしましょう。

また、エンゲージメント率は投稿の時間帯にとっても分析することが大切です。同じような内容を投稿してもエンゲージメント率に大きな偏りが出る場合、フォロワーの閲覧している時間帯が集中している可能性もあります。投稿ごとの推移を比較するだけではなく、曜日や時間帯といった長期的な視点でも分析するようにしましょう。

プロフィールビュー

一つの投稿に興味を持ったアカウントがプロフィールを閲覧した数を示すのが「プロフィールビュー」です。こちらのプロフィールビューという項目は、既存のフォロワーの興味よりも新規のフォロワーが増える可能性を分析するために役立つ項目でしょう。

Instagramの投稿に興味を持ったユーザーが、投稿で表示されているアカウントのプロフィールをクリックした数を分析することができます。投稿を一目で気に入りフォロー目的でプロフィール欄をクリックする人もいれば、単に投稿が気に入ってどんな企業が運用しているかを知りたくてクリックする人もいるでしょう。もちろん、プロフィール欄から最近の投稿を全体的に遡りたいと考え、プロフィールの閲覧よりもむしろ過去の投稿内容を一覧で見るためにプロフィール欄をクリックするユーザーもいるでしょう。

いずれにせよ「フォローするほどではないけれどもう少し知りたい」という需要がユーザーにあることは間違いありません。プロフィールに興味を持ってクリックしたユーザーに対して、面白くて興味を惹くようなプロフィールや自社ブランドのECサイトやTwitterアカウントへのリンクを貼っておけば、フォロワーを増やすだけではなくダイレクトに消費行動を促すことも不可能ではありません。

最初はフォローする気がなく、単に過去の投稿を一気に見るだけのつもりでプロフィール欄をクリックしたユーザーも魅力的な投稿がたくさん並んでいれば、定期的に見たいと思ってフォローし新たな自社ブランドのファンになってくれる可能性もあります。既存のフォロワーではなく主に新規のフォロワーの獲得率を考えるために、プロフィールビューを活用していくと良いでしょう。

フォロワー

こちらの項目は、Instagramインサイトで全員が見られるわけではありません。Instagramインサイトに登録している企業アカウントの中でも、アカウントのフォロワー数が100人以上のアカウントではないと閲覧できません。フォロワー100人を獲得するのは、個人利用を目的としてSNSを利用したことがある人は意外と難しいことを知っているでしょう。しかしながら、だからこそInstagramインサイトで確認できる「フォロワー」の項目は非常に価値があります。

「フォロワー」では、実際に自社のアカウントをフォローしているフォロワーの性別や年齢、位置情報やアクセスしている時間帯を確認することができます。もちろんそうした情報は自社のECサイトの登録情報からも分析はできますが、ECサイトに登録している顧客は既に「自社の熱狂的なファン」であるのに対し、Instagramのフォロワーは「ECサイトに登録してまで買い物はしないけど、店舗に立ち寄った時のために新商品の情報を知りたい」や「ブランドの世界観が好き」などの潜在的な需要を持った存在です。

どんなに多数の熱狂的なファンを有しているブランドでも、ファンの消費傾向の変化や年代の変化は訪れるのでいつでも新たな「ファン候補」を獲得しておく必要があります。その上で「ECサイトに登録してまで買い物はしないけど、新商品の情報を知りたい」という需要を持つInstagramのフォロワーは非常に重要な顧客だと言えるでしょう。

そういった「次世代の顧客」になり得る可能性を秘めているInstagramのフォロワーの傾向を分析する上で、Instagramインサイトの「フォロワー」の項目は非常に重要です。年齢から「何年後に現在のファン層と同じくらいの購入を見込めるか」を分析することもできれば、投稿を見ている時間帯に合わせて効果的な広告を打ち出すこともできるでしょう。「フォロワー」の項目は長期的な視点で顧客を育てていく意図も持って使うのがおすすめです。

保存

「保存」は、自社ブランドの投稿を保存したユニークアカウントの数を意味する項目です。ユニークアカウントは「リーチ数」の項目でも説明した通り、同一アカウントの行動は重複していると見なして数えません。そのため、「何人のユーザーが投稿を保存したのか」という実際の行動をほぼ正確に把握することができます。

この項目を使うことで、単に保存回数の多寡だけではなく投稿ごとの傾向を分析することができます。保存が極端に多い投稿はハッシュタグや写真が良かった可能性もありますし、逆に担当者が話題になるように狙って投稿したつもりでも保存回数が伸びないこともあるでしょう。

もちろん商品自体の質や投稿内容の情報量も大切ですが、それを踏まえた上で担当者の意図通りに保存回数が伸びていれば、担当者の感性がフォロワーの需要と一致していると言えます。一方で、どんなに手をかけた投稿であっても思った通りに保存回数が伸びない状況が続くようであれば、自社ブランドの方向性とファンが求める方向性がズレている可能性もあります。保存回数に関しても定期的に確認し、フォロワーの需要と発信する内容のベクトルが合っていることを客観的な視点で分析してください。

「道順を表示」のクリック数

「道順を表示」は、ビジネスプロフィールで設定していることで使える「道順」という機能を使ったアカウントの数が分かる項目です。自社ブランドの店舗が1店舗しかない時は、ビジネスプロフィールで「道順」にその住所を設定しておくと、ユーザーが「道順」をクリックした時点でGoogle MAPが自動的に機動され、ナビ機能が使えるようになります。

複数の店舗を運営している企業の場合はあまり使いやすくない企業ですが、本社やキャンペーンを行っている店舗を期間限定で表示させることもできるでしょう。Instagramインサイトで分析できるのは基本的には「インターネット上で自社に興味を持っている人の傾向や総数」といった項目ですが、この「道順を表示」のクリック数では実際に店舗に行こうとしているリアルな総数を分析することができます。

自社ブランドのフォロワー、もしくはたまたま投稿を見たフォロワー以外のアカウントがどれくらい自社の直接の店舗で世界観を味わいたいと思っているのかを分析したい時には重宝するツールになるでしょう。

ウェブサイトのクリック数

「ウェブサイトのクリック数」も、「道順を表示」のクリック数と同じくビジネスプロフィールで設定していない場合には使えない機能です。しかしながら、この「ウェブサイトのクリック数」は「プロフィールビュー」と併せて使うことで効果を発揮するので、ビジネスプロフィールで設定しておくと良いでしょう。

「ウェブサイトのクリック数」は、その名の通りプロフィールで設定しているウェブサイトにどれだけアクセスしたかの総数を分析することができる機能です。すなわち「プロフィールビュー」でプロフィールを確認したユーザー総数をAとして、「ウェブサイトのクリック数」を行ったユーザー総数をBとします。そうすると、B/Aの計算式で「プロフィールを見ただけではなく、実際にウェブサイトにアクセスしたユーザーの割合」を算出することができます。

自社独自のECサイトを持っているユーザーにとっては、この「ウェブサイトのクリック数」は非常に重要な情報となるでしょう。日ごとに分析を行っていれば、インスタから流入してECサイトで購入している層が全体に対してどのくらいの割合なのかも分析することができます。ECサイトを持っていない企業の場合は使わないことも多いですが、ECサイトを持っている企業は必要不可欠と言えるほどの役に立つ機能です。

メールアドレスのクリック数

最後に紹介する「メールアドレスのクリック数」も、閲覧のためにはビジネスプロフィールで設定しておく必要があります。こちらも「ウェブサイトのクリック数」と同じく名前から分かるように「メール送信のクリック数」を確認することができます。

実際に自社アカウントのメールアドレスが受信したメールの数と、「メール送信のクリック数」を比較してみることで「自社にメールを送ってなんらかの要望やクレームを伝えたかったが途中でやめたユーザーの数」を類推することができるようになります。特にクレームに関しては、サイレントクレーマーという言葉があるように自社の欠点を改善する時間を与えられずに顧客を大きく失ってしまう可能性もあります。

現実的には「ボタンの意味が分からないからなんとなく押してみた」や「間違ってクリックしてしまった」という数もあるのかもしれませんが、基本的には実際の自社アカウントのメールアドレスが受信したメール数と「メール送信のクリック数」の乖離はサイレントクレーマーかもしれないという意識は持っておいた方が良いと考えられています。

Instagramインサイトの見方

Instagramインサイトで確認できる項目は先ほど紹介した9個の項目が基本的なものです。ですが、実際にはInstagramインサイトのページを開いたからといってすぐに9個の項目が確認できるわけではありません。Instagramインサイトは開いた時「アクティビティ」「コンテンツ」「オーディエンス」の3つのタブに分かれています。それぞれのタブについて、もう少し詳しく解説していきましょう。

アクティビティ

「アクティビティ」の項目では、主にフォロワーの行動について確認することができます。リーチ数やインプレッション数、プロフィールビューなどといったユーザーの動きを詳細に見ることができます。自社の投稿に対してユーザーがどの程度の興味・関心を持っているか確認したい場合には「アクティビティ」の項目を分析すると良いでしょう。

特に「プロフィールビュー」に注目しておくことで、今後自社ブランドのアカウントにおけるフォロワー数を増やしたいと考えた時に非常に役立ちます。自分たちの投稿からどのくらいのユーザーがフォロワーになる可能性を持っていたのか、実際にフォロワーになってくれたユーザーはどのくらいいるのかを常に把握し、どういった投稿によってフォロワーを増やすことができるのか自社内における定義を作っておくと良いでしょう。

コンテンツ

フォロワーの行動について確認することができるのが「アクティビティ」ですが、「コンテンツ」は実際の投稿や動画に対してどのくらいの興味を示されたのかを回数で確認することができる項目です。自社の投稿の中でどの投稿が人気を集めているのか、動画はどのような動画が人気なのかを知りたい時には「コンテンツ」の項目を分析してみてください。

投稿も全ての投稿の中で最も人気のある投稿を確認することができますが、それでは過去に投稿したものほど有利になってしまいます。しかし、Instagramインサイトであれば「過去1年間の投稿」など、ある程度の期限を絞って動画の人気の推移を確認することも可能です。今までのユーザーの興味・関心の推移だけではなく期間ごとに区切った推移も把握して常に最新のトレンドに則った投稿を提供するために、Instagramインサイトの「コンテンツ」は必要不可欠な存在です。

オーディエンス

「オーディエンス」の項目では先ほど紹介した「フォロワー」の項目を確認することができます。自社アカウントのフォロワー数が100人以上いれば詳細な分析が無料で可能になるので、企業アカウントを始めて運用するという担当者はまずアカウントのフォロワー数が100人を突破することを目標としても良いでしょう。

フォロワーの年代や性別に関しては普段の消費傾向からInstagramインサイトを使わなくてもある程度の分析は可能ですが、フォロワーが住んでいる場所はInstagramを利用している時間帯は、この「オーディエンス」ではないとなかなか入手することができない情報です。

特にInstagramを利用している時間帯は、自社ブランドの投稿内容を考える時だけではなくインフルエンサ―を起用してインフルエンサーマーケティングを行う際にも非常に重要な情報です。フォロワーへの訴求力を持ったインフルエンサ―に対し、どの時間帯にどのくらいの頻度で投稿してもらえるかの指標を手に入れるだけで、同じインフルエンサ―を起用した場合でも大きく成果が異なります。

ストーリーズのインサイトも確認しよう

Instagramの投稿分析というと、普段の投稿の分析しか考えない人も多いと言われています。しかしながら、Instagramインサイトで忘れてはいけないのがストーリーズのインサイトです。ストーリーズはInstagram独自の機能で15秒の動画を投稿できる反面、24時間で投稿が消えてしまうというデメリットも持っています。

しかし、投稿自体は24時間で消えてしまうストーリーズですが、Instagramインサイトでは14日間の投稿データが保持されています。期間限定のストーリーズに対するインプレッション数は、自社ブランドの熱狂的なファンが見ている可能性が非常に高いデータです。また、フォロワー数と比較して明らかにストーリーズのインプレッション数が多い場合は力を持ったインフルエンサ―の拡散によって多くの人の目に留まった可能性もあります。ストーリーズのInstagramインサイトは14日間で消えてしまうので、投稿したら忘れずに分析しておきましょう。

Instagramインサイトの活用方法

9個の項目があり、ここで紹介した以外にも色々な分析方法があるのがInstagramインサイトです。しかしながら、実際にInstagramインサイトを分析しようと思ってもどのように活用すれば正しい分析結果が出るのか分からずに戸惑ってしまう人も多いでしょう。ここでは、Instagramインサイトの実際の活用方法を5つのステップで紹介していきます。登録してみたは良いものの分析方法が分からないという人は、ここを参考に自社アカウントの投稿を分析していってください。

英語表記を日本語表記に変更する

非常に有用な情報がたくさん詰まっているInstagramインサイトですが、実は初期設定では全ての項目が英語で表記されています。ネイティブレベルに英語が話せるという人ならもちろん問題ないですが、ほとんどの人にとって英語表記のままでデータを分析するのは至難の業です。

しかしながら、「アカウント」の「言語」の項目から「日本語」を選択するだけで、Instagramインサイトの英語表記を簡単に日本語表記に変更することができます。「システムデフォルト」の方だと誤解してしまう人も多いですが、間違えずにInstagramインサイトを始めたら最初に日本語表記に変更しておくと良いでしょう。

アカウントのフォロワー分析

企業アカウントを運用する上で最初に考えなければならないのは、アカウントのフォロワーにどのような層が多いのかといった点です。フォロワー層を分析せずに、単に有名な企業アカウントを真似た投稿を繰り返していても、せっかくの自社のフォロワーに対して効果のない投稿になってしまいかねません。

年齢や性別などの細かなフォロワー情報の分析はフォロワー数が100人以上のアカウントでなければ閲覧できませんが、逆に考えれば99人以下のアカウントであればそれぞれのフォロワーのプロフィールページを閲覧することによって主導でフォロワー分析をすることも不可能ではありません。

フォロワーの分析ができれば、そのフォロワーたちが拡散することで「フォロワーのフォロワー」を自社ブランドの直接のフォロワーになるような投稿の方向性が見えてくる場合もあります。フォロワー数に関わらず、アカウントのフォロワー分析はしっかり行いましょう。

いいね数の変動を分析

フォロワー分析が終わると、次第にどのような投稿が「いいね」をもらえるのか分かってくるでしょう。しかしながら、毎日アカウントを更新して慣れてきてしまうと「今日は多かった気がする」のような感覚だけでアカウントを運用してしまうようになってしまいがちです。もちろんアカウント担当者の感覚によって反応の良し悪しが分かる場合もありますが、客観的な指標を見るためにも「いいね数」を分析するようにしましょう。

「いいね」の数の変動を分析することで、よりフォロワーの好みに合った投稿の傾向が分かるようになります。また、フォロワー数が100人未満でInstagramインサイトの「オーディエンス」機能が利用できないアカウントであっても、色々な時間に投稿して「いいね」数を自分で分析することで、フォロワーがどの時間帯にInstagramを閲覧することが多いのかといった推理をすることができるでしょう。

アカウント担当者の感覚だけではなく客観的な視点で「いいね」数が伸びていることが証明できれば、今は起用していなくてもインフルエンサ―を起用してさらにInstagramを利用したマーケティング戦略を打ち出すことも可能になります。フォロワーの好みの分析だけではなく社内に向けた資料に説得力を持たせるためにも「いいね」数はしっかり分析しておいてください。

どちらもKPI(目標値)の設定が必須

フォロワー数を分析する際にも「いいね」数を分析する際にも、KPIの設定は必須です。KPIとは事業の目標達成に向けたパフォーマンスの効果を客観的に分析できる指標です。たとえば「フォロワー数を増やす」や「いいねがたくさんもらえるような投稿をする」という目標を立てていても、それを達成することも達成できたかを第三者が評価することもほぼ不可能になってしまいます。

それよりも「1ヶ月以内にフォロワー数が100人以上になるようにする」や「いいねが50を超える投稿を1週間継続する」のような評価基準を具体的に設けた方が、第三者の評価だけではなく担当者の目標設定にも役立ちます。

特に「いいね」数においてはKPIを設定して投稿していくことによって、「今回の投稿はなぜ「いいね」が多かったのか」「同じ時間帯なのに、どうして「いいね」がもらえないのか」といったことを分析する指標になります。感覚面よりもむしろ数値的な側面が大きいKPIはほとんどの企業が取り入れているものですが、Instagramの運用においてもKPIを設定して行動評価していくことが望ましいでしょう。

定期的にInstagramインサイトを分析して投稿を修正する

Instagramインサイトを利用する上で最も大切なのは、定期的に分析を行うことです。Instagramインサイトに登録した当初は熱心にInstagramインサイトを見ていても、劇的な変化がない日々が続いたり、逆に「いいね」数やフォロワー数が安定してきてアカウントの運用自体が忙しくなると、Instagramインサイトでの分析を怠ってしまうケースも少なくはありません。

しかしながら、14日で消えてしまうストーリーズのInstagramインサイトも含めて定期的なInstagramインサイトの分析は企業アカウントの運用において必要不可欠な行動です。担当者は順調にアカウントを運用していると思っていても、実際には運用しているだけでは分からないプロフィールビューやリーチ数が少なくなってしまっている可能性もあります。

Instagramの流行の移り変わりは非常に速く、一週間前に話題になった投稿でもすぐに次の流行に飲み込まれて忘れられてしまうケースも珍しくはありません。アカウントに関しても定期的に分析してトレンドを追い続けることで、フォロワーを飽きさせずに新しいフォロワーを取り込み、本当の意味で企業アカウントの運用を安定させていくようにする必要があります。

Instagramインサイトが見れない時に確認したいこと

便利なInstagramインサイトですが、まれに「利用しようと思っているのに見れない」という声や「利用したくて登録しようと思ってもFacebookアカウントと連携したのにInstagramインサイトのページに辿りつけない」という声が聞こえてくることもあります。しかしながら、Instagramインサイトが見れない時はほぼ確実に2つの現象が原因になっていると断言することができるでしょう。Instagramインサイトが見れない時、絶対に確認したい2つの項目を紹介していきます。

PCから見ていないか

フォロワーの分析に対して有用なInstagramインサイトですが、実は現在ではスマホからしか閲覧ができません。分析業務を行っているとPCを使用する頻度も高くなりますが、InstagramインサイトはPCでは閲覧ができないことを忘れないようにしておきましょう。

PCでの閲覧ができないため、現時点ではInstagramインサイトの情報をcsvファイルなどで外部出力することもできません。今後は外部出力やPCでの閲覧といった機能が実装させる可能性もありますが、現時点ではスマホでも分析できるアプリを導入するか、スマホのデータをPCに自分で打ち込んで分析する方法しかありません。

急にInstagramインサイトが見れない状態になってしまった人は、自分が分析ツールを使う癖でPCから閲覧しようとしていないかを落ち着いて確認してみてください。

プロフィールは「ビジネス」になっているか

「Instagramインサイトを始めようと思ってFacebookアカウントと連携したのにInstagramインサイトのページが出てこない」という相談に対しては、基本的にプロフィールが「ビジネス」になっていないことが原因です。冒頭で紹介した通り、Instagramインサイトを利用するためにはFacebookアカウントとの連携の前にプロフィールページで「個人」から「ビジネス」へと切り替える必要があります。これを忘れてしまうと、単に個人のアカウントをFacebookアカウントと連携しただけになってしまいます。企業のアカウントを運用する際には、必ずプロフィールページで「ビジネス」に設定してからFacebookアカウントとの連携を行いましょう。

ちなみに、Instagramインサイトはビジネスプロフィールに移行してからのデータしか確認できません。フォロワーが増えてきて分析の重要性が分かってから移行しても、どのような推移で現在のフォロワーまでたどり着いたのかを遡って確認することは現時点では不可能です。企業アカウントを運用する際には、アカウントを作った時点でプロフィールを「ビジネス」にしておくことが望ましいと言えるでしょう。

Instagramインサイトの分析はインフルエンサーマーケティングに必要不可欠!

Instagramインサイトを使用することで、自社アカウントを効率的に運用することが可能になります。また、フォロワーの消費行動を Instagramによって左右することが可能であることが分かると、次第に企業アカウントの運用だけではなくインフルエンサーマーケティングへの重要性も痛感するでしょう。

しかしながら、インフルエンサーマーケティングはInstagramインサイトの分析結果だけではなく、それに基づいたインフルエンサーの起用方針の決定などの懸念事項が増えてしまいます。企業のアカウントを運用している状態でインフルエンサーを起用方法を最初から考えるのは非常にコストがかかってしまうでしょう。

そうした時は、トリドリマーケティングを利用することで、インスタグラマーの起用方法はもちろん企業のイメージに合ったインフルエンサーの紹介も行ってもらえます。どのようにインフルエンサーを起用すれば良いのか分からないという場合は、ぜひトリドリマーケティングを利用して効率的に起用していってください。