【ポール&ジョー】【モナ・リザ】次々と話題を生み出すユニクロの魅力と学ぶべきインスタグラム活用術

大打撃を受けるアパレル業界を明るく席巻するユニクロの実力と優れたマーケティング手法

 

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ECサイトやその他SNS媒体の急激な発展により、実店舗を構えるアパレル業界は大きな打撃を受けています。インターネットの中だけで商品紹介、及び商品購入が可能になったことから、実店舗販売にかかる人件費や家賃など様々なデメリットが、大きく膨らみのしかかっているのです。さらに、2020年初期に流行し始めた新型コロナウイルスの影響も加わり、アパレル業界は深刻な状況にたたされています。

しかし、このような状況下にあっても、実店舗を構えながら順調な経営を続けている企業が存在するのです。それは、株式会社ファーストリテイリングが運用するユニクロです。優れたマーケティング手法により、地上波メディアで取り上げられたり、SNS媒体で多くの情報が行き来しています。この記事では、多くのアパレル関連企業が大打撃を受ける中、ユニクロが快進撃を続けている理由と優れたマーケティング手法を詳しく解説していきましょう。ユニクロのマーケティング手法には、新しい試み、他企業では見られないコンテンツが多数存在します。それらを知り、企業運営に取り入れてみましょう。新しい顧客層の獲得から、売上上昇まで多くのメリットを受け取ることができます。

ユニクロとマーケティング手法の魅力

 

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まずは、ユニクロの優れたマーケティング手法について、ご紹介していきましょう。ユニクロのマーケティング手法には、他業種でも活用できるポイントが多数存在します。アパレル関連企業以外であっても、参考にするべき部分が多々存在するのです。ユニクロのマーケティング手法と、自社でこれまで行ってきたマーケティングの違いを考えながら読み進めてみましょう。

ユニクロとは

ユニクロは、株式会社ファーストリテイリングを親会社とするアパレル事業店です。広いフロア、ビル一棟を借り切るなどし、広大な場所で事業展開を行っています。また、実店舗は日本国内だけにとどまりません。中国や韓国、インドネシアといったアジア圏から、オーストラリアや北米など多くの主要都市で事業を展開しています。

取り扱っている商品は、メンズ・レディースにこだわらず、キッズラインなど世代にも固執しません。広い実店舗をフル活用し、様々な人々に適した衣類を提供しているのです。ユニクロの大きな特徴としては、価格が安く、誰でも気軽に手を出しやすい部分でしょう。日本であれば、1,000~5,000円という低価格帯で商品を提供しています。低価格帯で販売するアパレルブランドは、なにもユニクロだけではありません。韓国や中国ブランドであれば、ユニクロ以上の低価格帯で販売していることも珍しくないのです。

それなにの、なぜユニクロばかりが、人々に求められるのでしょうか。それは、低価格でありながら高い品質を確保し続けているためです。大量生産・販売し「安かろう悪かろう」と揶揄されたアパレル業界のイメージを覆したのが、ユニクロです。高い品質を、低価格帯で提供し続けるユニクロは、高い評価を獲得しています。ECサイトやSNS媒体が普及し、海外メーカー商品が容易に購入できるようになった現在、ユニクロはさらに高い評価を得るようになったのです。

海外メーカー流入による再評価

SNS媒体の普及、インターネット環境の定着により、消費者は多くの商品を自由に購入できるようになりました。非常に低価格な商品を、誰でも簡単に個人輸入できるようになったのです。このような状況は、国内メーカーにとってデメリットだと評価される場合がほとんどでしょう。安い商品が積極的に流通すれば、自社商品の価格を下げる必要性が生じ、販売率の低下も懸念されるためです。

しかしユニクロでは、真逆の現象が発生しました。海外メーカーの低価格商品は、値段に見合った品質の場合が多く、ユニクロ商品と比較した場合圧倒的な品質の違いを浮き彫りにしたのです。ユニクロは、値段以上の品質を提供していることが鮮明になり、再評価され購買行動の促進に繋がっています。

商品への長期的投資

ユニクロの優れた部分は、商品や設備への惜しみない投資です。低価格で優れたものを提供し続けるため、開発ラインを作り上げたり、商品開発にも妥協がありません。2003年に発売され、2021年現在もなお多くの人々に求められる「ヒートテック」はいい例でしょう。ヒートテックは、販売するまでに長い年月を使用しました。ヒートテクノロジー効果を確保するため、10,000点以上のプロトタイプが作られ、そして随時改善されていったのです。

大ヒットを記録したヒートテックを、さらに改善し続ける部分も、優れたポイントだと言えるでしょう。ユニクロは、当初のヒートテック商品よりも温かい「極暖」「超極暖」商品をたて続けにリリースしています。商品への長期的投資は、戦略と共に、確かな市場調査によって実現しているものです。SNSや来店客とのコミュニケーションにより意見をすいあげ、それらを商品に的確に反映させるからこそ、売れるという確信の元、長期的投資が可能となっています。また、ユニクロの長期的投資は、商品だけに限定されているわけではありません。ユニクロは、店舗をはじめ、人材にも惜しみない投資を行っているのです。

人材育成の徹底

実店舗運営の大きな特徴は人同士の触れ合いであり、それは強みでもあります。インターネット環境でのコミュニケーションと、直接対面する実店舗でのコミュニケーションは全く異なるものです。ユニクロでは、顧客対応について、細かい指導を行っています。「ユニクロへようこそ」という掛け声1つから、代金を渡す際、両手を添えるなど細部にわたる指導を行っているのです。「会社の最大の資産は人である」という信念が、存在するためです。人材教育は、日本だけではなく、海外店舗でも行われています。

「人材教育はどの企業でも行っている」「人材教育で売上は上昇しない」と考える人も多いことでしょう。しかし、人材教育を徹底する企業はそれ程多くありません。働き方改革や非正規雇用が増加したため、企業側に人材教育を徹底する余力がなくなっているのです。また、売上増加を目的とした場合、商品改善に注目する企業が多く、人材育成が見落とされています。人材育成だけで、月商200万円の飲食店が1,300万円に増加した事例もあるほど人材育成は重要なものです。

人材育成は、積極性や説得力の向上にも繋がり、さらなるメリットをもたらします。自社商品への愛着度、信頼度が増加した社員は、接客時やSNS等で積極的に優れた情報を発信するようになるのです。ユニクロ社員が発信する情報は、一般人とは異なる説得力が付与されるため、集客や購買行動の促しも期待できます。

ブランディングの成功

ユニクロのような低価格帯のアパレル企業は、低年収向け商品、若年層向け商品というイメージが定着していました。高級感に欠けるため、X~Y世代には受け入れられにくいジャンルだったと言えます。X~Y世代は、高額な商品を所有することに価値を見出す傾向が強いため、ユニクロのようなファストファッションブランドは特に欲求を感じにくいものだったのです。

しかしユニクロは、独自のブランディングにより、高級感や品質を重要視するX~Y世代の取り込みに成功します。「低価格」「低品質」「若年層向け」というイメージから、「高品質」「トラディッショナル(伝統的・品のある)」というイメージ転換に成功したのです。ユニクロのブランディングを成功させた要因は、広告コンテンツを上質なものに変更したこと、そして名だたる名ブランド・名デザイナーとコラボレーションしたことです。価格帯とは異なるイメージの広告を打ち出したことにより、ラグジュアリーブランドのような印象を作り出しました。

また、販売する商品そのもののデザインも、ブランドイメージを向上させたと言えます。若年層向けのカラフルでポップなデザインばかりではなく、シックでエレガントなライン、オートクチュールのような個性的シルエットを持つ商品を多数販売しました。その結果、ブランドイメージの向上から、購買行動が積極的なX~Y世代の取り込みにも成功したのです。

実店舗とオンラインショップの相乗効果

ユニクロの優れたマーケティングの1つが、実店舗とオンラインショップの相乗効果を生み出す手法です。実店舗経営と、オンラインショップは、異なるものと認識され比較・競争させられることが少なくありません。どちらがより販売成績を向上させるか、2021年以降も生き残る媒体となるかなど、敵対的関係性と捉えられる場合が多いのです。しかしユニクロでは、双方の強みを活かし、そして互いを引き立てる存在として、効果的に活用しています。

例えば、実店舗の様子、新商品の紹介を積極的にインスタグラム、その他のSNS媒体に掲載する方法です。SNS媒体は、積極的に情報を拡散し共有しあう文化を持っているため、商品の知名度や認知度向上に大いに役立っています。SNS媒体での情報をキャッチしたユーザーは、それらを確かめるため実店舗に足を運ぶ仕組みとなっているのです。また、SNS媒体の情報拡散力・収集力を活用し、顧客のニーズやウォンツのすくい上げにも活用しています。このような情報は、すぐに製作ラインに取り入れられ、商品開発へと繋がっていくのです。

ユニクロのSNS活用術は、他にもあります。実店舗を写真撮影し、それらをSNSで投稿すると、オリジナル写真をプレゼントするというキャンペーンです。実店舗への来店目的を提供し、さらにSNS媒体での拡散効果による購買行動も期待できる優れたマーケティングだと言えます。SNS利用ユーザーが好む見返りを用意した部分も、高く評価できるでしょう。

コラボによるインパクト

ユニクロは、あらゆる有名人やキャラクター、有名デザイナー・ブランドと、積極的にコラボレーションし、定期的に消費者にインパクトを与え続けています。世界中の子どもに大人気のSesame Street、ストリートアートの先駆けとして高く評価される芸術家Keith Haring(キース・へリング)とのコラボなど、ジャンルを問わないコラボレーションは、度々世間に大きな印象を与えているのです。2021年2月、幼い頃からトップモデルとして活躍し、自身のブランドも保有するイネス・ド・ラ・フレサンジュとコラボしたショルダーバッグは、販売前から転売屋が騒ぎ出すほどの注目を集めています。

著名人、有名ブランドとのコラボレーションの利点は、それまでとは異なる層へアプローチできる部分です。子どもなど若年層人気の高い相手とコラボレーションした場合、子どもや若年層、ファミリー層にまでアプローチすることができます。有名ブランドとコラボレーションすれば、有名ブランドが持つ高貴でハイクラスな印象を、商品に付与することも可能になるのです。また、各ブランド・著名人が運用するSNS媒体で紹介されることも、メリットでしょう。圧倒的影響力を持つSNS媒体で紹介されることにより、話題になることはもちろん、商品の周知にも役立ちます。

さらに、有名ブランド・デザイナー等がコラボレーションを許可する企業という価値も生み出すことができるのです。有名ブランド・デザイナーには、それぞれにブランディングがあり、自社の価値を損なう相手とコラボレーションすることはありません。つまりユニクロは、ハイクラスなアパレル企業、関連者に評価されている企業であり、それらを消費者にも印象付けることができるのです。ユニクロに、ファストファッションというイメージ以外が存在するのは、このような働きかけが大きいからでしょう。

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ユニクロの効果的インスタグラム活用術

 

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ユニクロが行うマーケティングの中でも、特に優れているのがインスタグラムなどのSNS媒体を活用する手法です。ユニクロ以外にも、インスタグラムなどのSNS媒体をマーケティングに活用する企業は少なくありません。しかし、これらSNS媒体の効果を大いに受け取っている企業は、それほど多くないでしょう。「フォロワーが増えない」「キャンペーンを実施しても話題にならない」という声が多数聞かれます。ユニクロと、他企業が実施するインスタグラム活用術は、どのように違うのでしょうか。ここからは、ユニクロが実施してきたインスタグラム活用術を、ご紹介していきましょう。

インスタグラムを利用したイベント開催

 

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1つ目の活用術は、インスタグラムを利用したイベント開催です。ユニクロは、公式インスタグラムアカウントを開設した際、フォロー&いいねキャンペーンを実施しました。これだけであれば、他企業も実施する内容です。優れているのは、UNIQLOギフトカード5,000円分を賞品に設定したところです。消費者は、自由度の高い価値ある賞品を求めています。少額であったり、使用できる場所が極端に限定されたもの、また使用方法が限定的なもの(小物や雑貨類)は、好まれずイベント参加者を増やすことができないのです。

他にも、ユニークなイベントを実施しています。海外のショッピングモールに、専用のデジタルサイネージ(電子看板)を設置したキャンペーンです。デジタルサイネージには、目視では捉えることのできない数字の羅列を表示していました。それらを解読すると、割引クーポンを取得できる仕組みとなっています。数字を解読するためには、デジタルサイネージを携帯電話で撮影する必要がありました。また、家族や友人とシェアし、共に参加する仕組みを構築していたため、キャンペーン参加者は400万人以上という圧倒的数字をたたき出したのです。このキャンペーンにより、ユニクロは35,000人以上の新規顧客を獲得したとも言われています。ユーザー自らが参加したいと思えるキャンペーンの制作、インスタグラムの利点を活かしたコンテンツなど、ユニクロのマーケティングには優れた部分が数多く存在します。

インスタグラムの#上下ユニクロ部

 

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インスタグラムを効果的にマーケティングに取り入れるためには、ハッシュタグの活用が必要不可欠です。ハッシュタグは、インスタグラムで情報を収集する際用いられるものであり、頻繁に利用されているもの、共通認識が持たれているものを活用しなければ消費者に情報を届けることができません。例えば、料理に関する情報を発信・受信する時、#レシピというハッシュタグを使用します。企業が料理に関する情報を消費者に届けたいと考えた時、#レシピを活用しなければ情報を届けられないということです。

ユニクロは、共通認識が持たれている独自のハッシュタグを有しています。「#ユニクロ」「#ユニクロコーデ」などです。そもそも、社名が含まれるハッシュタグが存在しているだけで、知名度・認知度の高さがうかがえます。このハッシュタグを活用すれば、効果的な情報発信が可能になりますし、同時に消費者間で送受信されるユニクロ関連情報も収集することが可能になるのです。

ユニクロに関するハッシュタグの中には、「#上下ユニクロ部」というものがあります。これは、企業側が作成したものではなく、消費者間で独自に発生したハッシュタグだと言われています。消費者間で企業関連ハッシュタグが作られるということは、それだけ定着したコンテンツということです。インスタグラムを利用する多くの人々が、独自にユニクロ情報を発信していることを意味しています。独自にハッシュタグが誕生するという状況は、企業のブランディングや広告などのマーケティングが、成功していることを表しているのです。「#上下ユニクロ部」は、非常に活発で人気の高いコンテンツに成長したため、ムック本まで出版されています。

インスタグラムを利用したUGC資産

 

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消費者自ら、企業や商品に関連するハッシュタグを製作するようになると、企業側にはUGCという資産が集まるようになります。UGCとは、User Generated Contentsの略称であり、一般ユーザーたちによって作り出されたコンテンツを意味する用語です。実店舗や商品に関するレビュー、特定の商品を使用したSNS投稿などが該当します。UGCは消費者が独自に作り出すコンテンツであり、企業の介入がないことから、信頼度の高い情報として、多くの消費者に影響を与えるものです。UGCである商品レビューを参考に、購入する商品を検討したり、UGCとして投稿された商品の使用方法に興味を持ち、商品を購入するなど、購買行動に直接的に結びつきます。UGCが持つ影響力、メリットは非常に優れているため、対価を支払って意図的にレビューを作り出した事件も存在する程です。UGCは、企業にとって大きな資産になります。

ユニクロでは、消費者自らハッシュタグを製作し、UGCが自動的に集まる仕組みだけではなく、企業側の働きかけによってUGCを収集する仕組みも存在します。「#uniqloginza」というハッシュタグを提供し、インスタグラムユーザーに関連投稿を促しているのです。#uniqloginzaを使った投稿は、UGCを集めるユニクロアカウントで掲載され効果的に運用されています。24万人以上のフォロワーを抱える、ユニクロ公式アカウントに投稿が掲載されることは、一般ユーザーにとってもフォロワー増加に繋がるため、#uniqloginzaを使った積極的投稿が行われているのです。UGCの獲得を、消費者だけに任せるのではなく、企業としても働きかけそして投稿者にメリットも与える部分は、ユニクロの優れたマーケティング術だと言えるでしょう。

インスタグラムを活用したローカライズ


ユニクロは、日本国外に多くの実店舗を構え販売を行っています。異国でのマーケティングは、文化の違いや習慣の把握、ニーズやウォンツの収集など多くの情報を集めなければなりません。日本国内で大ヒットした商品が、必ずしも他国で同成績を納めるとは限らないからです。ユニクロの優れた部分は、インスタグラムなどのSNS媒体を活用し、各国に合わせたローカライズを徹底している部分です。インスタグラムに活用されるハッシュタグの調査から、どういった投稿が上位に表示されるのか、またユニクロ商品に関する消費者の声など、情報収集を積極的に行っています。

インスタグラムは、世界でも活用されるSNS媒体のため、自社ECサイト等に固執するよりも、効果的に情報を集めることが可能です。また、それぞれの国に合わせた柔軟な運用も可能なため、マーケティング活用媒体として最適だと言えるでしょう。さらにユニクロでは、インスタグラムで影響力を持つ、各国のインフルエンサーを積極的に起用しています。

インフルエンサーの効果的起用

 

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ユニクロでは、各国の市場に最も影響力を持つ、優れたインフルエンサーやアンバサダーを積極的に起用しています。2012年、世界ランキング1位を獲得したこともあるテニスプレーヤーであるノバク・ジョコビッチ選手を起用したことでも、大きな話題となりました。南東ヨーロッパに存在するセルビア共和国出身の、ジョコビッチ選手を起用することにより、ヨーロッパ市場での知名度及び認知度の獲得に成功したのです。

インスタグラムなどのSNS媒体をマーケティングに活用する際、適したインフルエンサーの起用は非常に重要だと言えるでしょう。SNSを利用するユーザーにとって、芸能人や著名人以上の影響力を持っているためです。インフルエンサーを起用することにより、顧客のロイヤリティを高め、LTV(Life Time Value)の向上も期待できます。また、インフルエンサーの場合、フォロワーの特性を数値化することができ、的確なターゲット層にアプローチすることも可能になるのです。

しかし、ユニクロのように的確なインフルエンサーを起用出来ている企業は、それ程多くありません。フォロワー人数にとらわれ起用したり、そもそも起用する判断基準を明確に持っていないためです。インフルエンサーを起用する際、どのようなポイントを確認したらいいか、どうやって人材を絞り込んでいくべきかが理解できていないのです。インフルエンサーの起用は、マーケティングの効果に大きく関わってくるため、慎重に選択していかなければなりません。

ユニクロをサポートするインフルエンサー

 

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それではここから、過去にユニクロをサポートしていたインフルエンサー、現在もなおユニクロの情報を積極的に発信するインフルエンサーをご紹介していきましょう。

acco.mama

 

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accoさんは、3.8万人のフォロワーを抱えるインフルエンサーです。ユニクロ商品を、他アイテムと組み合わせたコーディネートは、多くのユーザーから高い評価を獲得しています。コーディネートをメインで投稿しているため、シンプルで威圧感なく、誰でも気軽に楽しむことのできるアカウントです。accoさんのアカウントでは、ユニクロ商品の紹介だけではなく、時計などのファッションアイテムのPRまで行われていました。宣伝色が薄く、フォロワーの疑問にも積極的に応えていることから、訴求力の高いインフルエンサーだと言えるでしょう。

kumika_iiio2

 

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kumikaさんは、15万人以上のフォロワーを抱える、影響力の高いインフルエンサーです。3人の子どもを育てるママでもあることから、ファミリー層やママ層に絶大な人気を誇っています。ユニクロ商品は、価格帯から現在もなお、ファストファッションというイメージが見え隠れしています。しかしkumikaさんのコーディネートはいずれもシックで落ち着いた雰囲気を持ち、ノーブルでありながら小物により遊び心も見られ、ファストファッションというイメージ以外のものを感じさせるコーディネートです。ユニクロのイメージ向上、組み合わせ指南による購買行動の促しなど、優れたインフルエンサーだと評価できます。

colormecourtney


海外で活躍する、インフルエンサーもご紹介しましょう。Courtney Quinnさんは、カラフルなコーディネートに定評のあるファッション系インフルエンサーです。ユニクロとコラボレーションした人気ファッションブランドであるMarimekkoの衣装をまとい、ユニクロが主催するイベントへの参加を呼びかけました。色鮮やかな投稿は、多くのユーザーの目に留まり、イベントへの集客に大きく貢献したインフルエンサーです。

MINLUNA

 

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ユニクロは以前、マレーシアの伝統的文化であるハリラヤと呼ばれる祭りに合わせ、インフルエンサーマーケティングを実施しました。ハリラヤの前に実施されるラマダン(約30日の断食)時期に、楽しんでもらえるよう毎日1分間の動画を投稿するキャンペーンです。ユニクロに関するファッション情報だけではなく、ラマダン時に実施する善行の様子や、工芸品、DIYアートなど、様々な情報を投稿しました。MINLUNAさんは、このキャンペーンにインフルエンサーとして起用され、自身の娘とユニクロ商品をコーディネートする動画を公開しています。

マーケティングを実施する国や地域の文化を尊重し、視聴するユーザーがどのようなコンテンツを求めているか徹底的に調査するユニクロだからこそ実施できたイベントです。また、ユニクロは、起用するインフルエンサーに多くの事柄を任せています。広告内容にそれぞれの個性が見られ、インフルエンサーが抱えるフォロワー心理を理解・尊重する部分も高く評価できるでしょう。

ユニクロから学ぶべきポイント

 

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最後に、ユニクロが実施するマーケティングから他企業が学ぶべきポイントについて解説していきます。ユニクロが実施するマーケティングの多くが成功をおさめるのは、何もユニクロが大企業だからではありません。ユニクロが実施するマーケティングは、他企業・他業種でも実施できるものであり、効果を生み出すことも可能なのです。

対立ではなく共力

インスタグラムなどのSNS媒体が定着する以前、マーケティングではマス広告が大きな力を発揮していました。テレビや紙媒体の雑誌などが、マス広告に該当します。SNS媒体が普及すると、マス広告が「衰退した」「いずれ消滅する」といった評価が頻繁に見られるようになりました。しかし、どちらの媒体も、それぞれに強みがあり、比較したり、対立させるようなものではありません。

実店舗運用と、インターネット内での運用も同様です。どちらか一方が優れているという見方ではなく、ユニクロのように双方の強み・弱みを理解したうえで効果的な活用を検討する必要があります。実店舗の強みは、人と人同士の直接的なコミュニケーションであり、それらはインターネット内で作り出すことができません。インターネット内での運用は、コストを大幅に削減でき、営業時間等の縛りもないため、柔軟な運営が可能です。

このように、それぞれの強みを把握し、弱みを補填する方法を各企業模索する必要があるでしょう。インスタグラムなどのSNS媒体を活用するマーケティングも、万能ではありません。マス広告に勝る強みと、補うことのできない部分が存在します。新機能、新しい文化や思想も、過去と対立させるのではなく、それぞれの特徴を活かし共力させる方法を考え柔軟に取り入れていく必要があるのです。

コンテンツのクオリティ

インスタグラムなどのSNS媒体を活用するマーケティングでは、知名度や認知度の向上のみに特化したコンテンツが多数見られます。フォロワー数だけに注目し、起用するインフルエンサーも同様です。ただ商品を撮影し、投稿するだけでは、効果的なマーケティングに結びつきません。ありふれた情報は、日々投稿される多くの情報に紛れ、消費者に届くこともなく、新しい顧客獲得にも繋がらないのです。

インスタグラムを使ったマーケティングでは、発信するコンテンツのクオリティを重視しましょう。ユニクロが行ったように、インフルエンサーの個性を尊重する広告、消費者の意見を的確に捉えた質の高いコンテンツが必要なのです。

ブランディング

ユニクロは、ファストファッションという定着したイメージを覆し、多くの世代が着用することに抵抗感のないブランドイメージを作り上げました。そのため、インスタグラムでも独自のハッシュタグが誕生し、消費者自ら積極的に情報を発信するようになったのです。このことから、ブランディングの重要性が理解できるでしょう。企業が求めるターゲット層を獲得するためには、ターゲット層が求めるブランドイメージが必要です。例えば年配層をターゲットにする場合、年配層が求めている「高貴」「礼儀」といったブランドイメージが必要になります。

このようなブランドイメージは、インスタグラムでも作り上げることが可能です。発信するコンテンツや起用するインフルエンサーの特徴、実施するイベントなど、方法は無数に存在します。インスタグラムを、ただ拡散のツールとして認識するのではなく、ブランディングに活用していきましょう。そのためにも、企業が求めるターゲット層の明確化と、ターゲット層が求めるイメージの洗い出しが必要です。情報の収集、洗い出しにもSNS媒体を活用することができます。SNS媒体の特徴を正しく把握し、あらゆる場面に積極的に活用していきましょう。

インフルエンサーの効果的起用

インスタグラムを利用するマーケティングでは、起用するインフルエンサーが非常に重要になりますインフルエンサーのイメージが、そのまま商品、起用する企業に定着し、購買行動を大きく左右するためです。また、インフルエンサーは知名度や認知度の向上だけではなく、コミュニケーションやUGCにより、市場拡大やLTVにも影響を与えます。さらに、起用したインフルエンサーがトラブルを起こした場合、マーケティングにも大きなダメージを与える恐れがあるのです。インフルエンサーを起用する際は、投稿の質はもちろん、過去の実績やトラブルについても、確認しておきましょう。

しかし、そもそも「優れたインフルエンサー見つけられない」「絞り込む以前に洗い出しができない」という企業も少なくありません。インフルエンサーは、事務所等に所属していないことも多いため、探し出すことが容易ではないのです。そこで、インフルエンサーと企業を繋ぐ、マッチングプラットフォームの活用を検討してみましょう。マッチングプラットフォームの優良企業「トリドリマーケティング(旧コラボマーケティング)」には、優れたインフルエンサーが10,000人以上在籍しています。企業の意向や、求める人材の特徴を知らせるだけで、優れたインフルエンサーをピックアップしマッチングさせてくれるのです。トリドリマーケティングには、提携実績も豊富に備わっていることから、効果的な活用方法、マーケティング術もアドバイスしてもらうことができます。

ユニクロを参考に自社にしかできない新しいマーケティングを実施してみよう!

 

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新型コロナウイルスの影響により、多くの企業がより効果的なマーケティングを求められています。売上を確保し、企業存続を目指すためにも、これまで以上に的確なマーケティングを実施していかなければならないのです。そのため、インスタグラムのようなSNS媒体の効果的な活用、それら媒体の強みを活かすインフルエンサーの起用が必要不可欠だと言えるでしょう。インフルエンサーの選別、起用に長時間割いてしまわないためにも、マッチングプラットフォームの利用を検討してみてください。