毎日使うSNSで仕事ができたら――。
そう考える人に人気なのが、インスタグラムなどのSNSに、商品のレビューを投稿し、企業から報酬を受け取る「インフルエンサー」と呼ばれる職業です。「トリドリマーケティング」を使えば、企業側は煩わしい交渉をすることなく、「トリドリベース」に登録する大勢のインフルエンサーにPR案件をお願いできます。
今回お話を伺ったのは、読者モデルをやり始めてからぐんぐんフォロワー数が伸び、現在フォロワー数20.2千人(2019年12月19日時点)のインスタグラマー・山本留衣さん。ファッションやコスメの案件を多く手がけている彼女が、PR投稿で気をつけていることは「フォロワーさんをがっかりさせないこと」なのだとか。その理由や、そのために気をつけていること、また、これから取り組んでみたい案件などについて、教えてもらいました!
PR案件で気をつけているのは「フォロワーさんをがっかりさせないこと」

—— PR投稿と通常投稿を比べると、やはり反応の違いがありますか?
はい、やっぱりあります。あんまり宣伝宣伝してしまうと反応が悪くなってしまうので、できるだけ自然体で楽しんでいる感じを意識して、投稿しています。そのためにも、案件を選ぶときには、自分が本当に気に入ったもの、やりたいかものかどうかを見極めるようにしています。
—— そうなんですね。見極めるときにはどんなところを見ているんですか?
トリドリベースでは、美容系や、グルメ系の案件を多くやらせていただいているんですが、案件をやるかどうか決めるときには、必ずそのお店のSNS、特にInstagramを見るようにしています。
見るポイントは、サービスが自分にとって魅力的かどうかのほか、いい写真が撮れそうか、などです。店舗があるサービスの場合は、自分の投稿を見て来店してくれた人をがっかりさせたくないので、事前にお店が出している写真に嘘がないかしっかりジャッジします。清潔感があるかどうか、などは、けっこう気にして見ていますね。
—— フォロワーの方の期待を裏切りたくない、という思いがあるんですね。
はい。私をフォローしてくれているのは、10代〜20代前半の女性が多いので、その方たちに喜んでもらえる投稿かどうかは意識しています。なので、美容商品の案件で、アンチエイジングが強みのものがあったとしても、私のフォロワーさんには響かないと思うのでやりません。
あとは、似たような商品や競合商品をPRしないように気をつけています。純粋な私のおすすめが分からなくなってしまい、フォロワーさんを混乱させてしまうと思うので。
投稿内容は、ブランドアカウントを見て日々勉強
—— ほかにもいろいろなインフルエンサー向け仕事募集サービスがありますが、使ったことはありますか?
はい。ファッションに強いサービスや、報酬が出る案件が多いサービス、個別でオファーがもらえるサービスなど、それぞれ良いところが違うので、目的に合わせて使い分けています。
トリドリベースは案件の多さが圧倒的ですね。毎日のように更新されるので助かっています。ほかサービスも含めると全体的にファッションやコスメの案件をさせてもらうことが多いのですが、トリドリベースではグルメ案件も多いのでよくやらせてもらっています。
—— 洋服やコスメが留衣さんの強みなんですね。それぞれ、どんな点を意識して投稿しているんですか?
そうですね……、洋服の案件のときは、商品を魅力的に見せることを大前提として、光が綺麗な場所で撮る、コーデに季節感を持たせる、などの点に気をつけています。
コスメの案件の場合は、商品自体をしっかり見せるのはもちろん、艶のあるリップなら艶っぽく見えるように撮る、実際に肌にのせたときの発色まで見せる、など、実際に使ったときのイメージができるような投稿をしています。アパレルやコスメブランドのアカウントを参考にしながら、日々工夫を凝らしています。
—— 文章でも気をつけている点はありますか?
ハッシュタグをたくさんつけるようにしています。ファッションなら、コーディネートのテーマだったり、韓国の服ならハングルのタグを入れたりとか。コスメなら、ブランド名やメイクのジャンル名とかをよく入れていますね。
スタッフさんの対応ひとつで、投稿への熱量も変わる
—— これまでに、受けてよかった案件はありましたか?
トリドリベースで受けた案件だと、浅草の着物体験や、新宿のチーズのお店「UMIバル」さん、「湯花楽」っていう温泉の案件が特に印象に残っています。温泉は一緒に行った親も喜んでいて、すごく嬉しかったです。満足感が高いと、やっぱり投稿にも熱が入りますね。サービスがいいのはもちろんですが、スタッフさんの対応が親切だと、一気にやる気が出てしまいます(笑)。
サービスを受けたあと「ありがとうございます!」と力強く言われると、「こちらこそ!」という気持ちになります。
—— よりインフルエンサーに選ばれるキャンペーンを作るにはどうすればいいか、インフルエンサー視点のアドバイスがあれば教えてください。
サロンとかはひとりでも行けるんですが、飲食店にひとりで行くのは少しハードルが高く感じるので、同伴者OKだと応募しやすいな、と思います。あと、メニューを指定されるよりも、決まった金額の範囲で自分の好きなものを選べるほうがPRしやすいと感じます。
自分で選んだもののほうが、納得感もあって満足度も上がりますし、そうすると自然と投稿に熱も込めやすいんです。
—— ありがとうございます。最後に、「こういうのがあったら行きたい!」というキャンペーンがあればあれば、教えてください。
やっぱり、旅行系は憧れます。宿泊がなくても、お出かけ系はぜひやってみたいですね。動物園とか、そういうのがあればすごく楽しそうだなって思います。
山本留衣さん
■Instagram:https://www.instagram.com/rui.1225/