韓国を市場としたインフルエンサーマーケティングの特徴と事例

韓国のインフルエンサーはマーケティングに欠かせない注目の存在

日本ではすでにインフルエンサーマーケティングは企業のマーケティング戦略において主流の手法となっています。しかしながら、インフルエンサーマーケティングが重要な意味合いも持つのは日本国内に限ったことではありません。実は、近隣国の韓国においてもインフルエンサーは注目を集めている存在です。

韓流ドラマが注目を集めて以降、韓国の文化に興味を持つ日本人は増えています。韓流ドラマというと40代以上の日本人女性に人気の韓国文化ですが、それ以外にも最近ではオルチャンメイクなど若年層にも韓国文化は浸透しています。また、K-POPの躍進などもあり日本企業も韓国市場を無視することは難しくなっているでしょう。

そんな韓国の市場は日本とはどのような違いを持っているのでしょうか。また、韓国ではどのようにインフルエンサーマーケティングが行われているのかを、実際に韓国で人気を集めているインフルエンサーを紹介しつつ解説していきます。

韓国と日本における市場の特徴

現在は日本国内でしか活動していなくても、今後韓国市場への進出を目指している企業もいるでしょう。また、韓国への進出は検討していなくても訪日韓国人のインバウンド需要を伸ばしたいと考えている企業も決して少なくはありません。そうした考えを持つ企業が韓国市場に進出する際に覚えておきたい基礎知識についてまずは確認していきましょう。

人口と言語

日本の人口は1億3,000万人前後だと言われていますが、実は韓国は日本のさらに半分の約6,000万人しか人口がいないと言われています。すなわち、身近な国のため大きなビジネスチャンスがあるように思われますが、市場としてはそれほど大きくないのです。そのため日本と同じレベルでの売上額を見越して韓国進出すると失敗に終わってしまう可能性は高いので注意しなければなりません。

また、韓国の公用語は日本でも広く知られているようにハングル文字で表記される韓国語です。以前は漢字を使った読み書き教育も行われていましたが、最近では漢字ではなくハングル文字のみでの教育が主流となっています。そのため、若い世代は漢字を読めない人も少なくはありません。すなわち、SNSを使ってインフルエンサーマーケティングを行う際にはハングル表記が必須といっても過言ではありません。もちろん日本と同じように英語などを学ぶ人もいますが、それでもネイティブレベルとはいきませんので韓国進出の際、あるいはインバウンド需要を増やす際には言語の壁があることは十分に覚えておく必要があります。

文化

文化に関しては、韓国における日本文化の扱いと日本における韓国文化の扱いの両者を抑えておくと良いでしょう。まず韓国における日本文化の扱いですが、実はそれほど歴史は長くなく、日本の大衆文化の受け入れが始まったのも1998年以降であると言われています。それ以前は日本の大衆文化は規制されていてインターネットも現在ほど発達していなかったため、これほど距離が近いにも関わらず文化的な交流はそれほどありませんでした。しかしながら1998年以降は日本文化も徐々に浸透し、現在では有料放送で日本ドラマのリメイクバージョンが放送されたり、あるいは日本の小説や漫画が原作となるドラマ制作も活発に行われています。

ただしこうした動きもあくまで有料放送に留まり、地上波では日本のドラマがリアルタイムに放送されることはほぼありません。地上波では、まだまだ録画放送だけに留まっていることが多いので文化の流行にタイムラグが発生することも決して珍しくはありません。しかしながら韓国は日本よりもインターネットを活発に利用する人が多いため、地上波で日本文化の放送が行われていなくてもインターネットを経由して日本文化に親しんでいる人も少なくはありません。

このように韓国国内では日本文化はまだまだ自由に触れることができない存在です。しかしながら一方で、日本においては韓国文化は広く浸透しています。冒頭で紹介したオルチャンメイクに代表される韓国コスメやK-POPなどの影響により韓国文化に強い憧れを持つ若者は少なくありません。特にコスメ分野においては韓国コスメの影響を強く受けている人も多く、既に私たちの生活に浸透しているリップティントなども実は韓国発のコスメであるなど知らない間に韓国コスメを愛用しているケースも少なくはありません。韓国に日本文化を浸透させることと比べると、日本国内に韓国文化を取り込む方が簡単に感じられるという人も多いのではないでしょうか。

主なSNS

インフルエンサーマーケティングを行う上では、SNSの活用は必要不可欠です。韓国進出を検討している場合も、韓国人によるインバウンド需要を増やしたい場合も韓国人がどのようなSNSを使っているのかは把握しておく必要があるでしょう。一般的に、韓国におけるSNSの人気は、上から順にカカオトーク・YouTube・Facebook・Instagram・Twitterとなっていると言われています。インフルエンサーの起用のために、まずはこれらの5つのSNSの特徴を把握していきましょう。

まず一番人気を誇るカカオトークですが、これは日本におけるLINEと同じような役割で使われることが多いSNSだと言われています。すなわち情報収集というよりは友達同士の連絡手段あるいは好きなお店のクーポンの受信といった目的で使われることが多いSNSです。韓国人の友達がいる人の場合、LINEよりもカカオトークで連絡を取るという人も多いのではないでしょうか。ただし日本におけるLINEと完全に役割が一致しているわけではなく、カカオトークにはInstagramのストーリーズのように「カカオストーリー」という機能も実装されています。この機能を活用して影響力を発揮している芸能人やインフルエンサーは決して少なくありません。LINEのように連絡手段として韓国人の多くが利用しているSNSですので、韓国人の需要を伸ばしたい際にはカカオトークは有効活用すべきでしょう。

次に人気があるYouTubeに関して、日本では企業や芸能人が動画配信をしたり、YouTuberが独自の動画を配信したりして広告収入を得るために使われるケースが多いと言われています。すなわち、日本では「テレビとは違うスタイルの動画配信」という認識を持っている人が多いでしょう。しかしながら、韓国の場合のYouTubeの役割は日本とは違いテレビ代わりに使っている人が大多数です。この理由としては、日本のドラマなどが地上波では放映されていないことも多いため、敢えてYouTubeを使って最新の情報を入手している人が多いからだと言われています。また、日本でYouTubeを定期的に視聴するのは10代~30代といった比較的若年層ですが、韓国の場合は50代以降の高齢層もYouTubeを定期的に視聴しているケースが少なくありません。韓国人の需要を伸ばしたい時、YouTubeも活用することで幅広い世代に認知される企業になることができるでしょう。

日本では最近下火となっているFacebookですが、韓国では日本と違う使い方をされることが多く未だに主流で使われているSNSです。日本の場合、Facebookは匿名性が低いためプライバシーを侵害する問題があるとして避ける人も多いですが、韓国の場合はFacebookを就職活動や転職活動の際に利用する人が多いと言われています。すなわちFacebook特有の匿名性の低さを有効活用することによって、自らを企業に売り込む際に使う人が多いのです。日本でもオンラインを通じた就職活動や転職活動は増えてきていますが、韓国のようにFacebookを活用する人が増えているわけではありません。こうした使い方の違いがあるため、韓国では未だにFacebookが強く支持されているのです。しかしながらあくまで就職活動や転職活動などを目的として限定的に使う人が多いだけですので、インフルエンサーマーケティングに活用できるかどうかは未知数だと考えられています。

次に、日本でインフルエンサーマーケティングを行う際に最も効率的に成果をあげられるSNSとして知られているのがInstagramです。実は韓国でも日本と同様にInstagramをインフルエンサーマーケティングに活用している企業は多く、必然的にInstagramで活動しているインフルエンサーも多いと言われています。韓国への進出を検討している場合も韓国人のインバウンド需要を伸ばしたい場合も、Instagramを活用することで大きな成果を得ることはできるでしょう。先ほど紹介したように韓国の人口は日本の約半分の6,000万人ほどしかいませんが、実はInstagramの月間利用者数は日本よりも多く約1.6倍にも上ると言われています。あるデータでは、老若男女問わず韓国人の半数以上がInstagramをなんらかの形で活用しているとも言われています。今後韓国に対してインフルエンサーマーケティングを仕掛ける際には、日本と同じようにInstagramを中心に利用していくと良いでしょう。

最後に、厳密にはSNSではありませんが韓国におけるTwitterの利用状況も確認していきましょう。インターネットを利用している人が日本よりも多く高齢者も活発に利用している韓国ですが、実はそれほどTwitterは活発に利用されていません。徐々に人気は高まりつつあるようですが、それでもカカオトークやInstagramに比べるとまだまだ利用率の低いSNSです。現在Twitterでしかインフルエンサーマーケティングを行う術のない日本企業は、早急にInstagramのアカウントを取得した方が韓国での活動もスムーズに行えるでしょう。

インフルエンサーの役割

日本のおけるインフルエンサーの役割を考えてみると、実に様々な分野で活動しているインフルエンサーが多いことが分かります。インフルエンサーやInstagramの活用というと若い女性がファッションやコスメの情報を発信しているイメージが強いと言われていますが、日本においてはそれだけではなくグルメや観光、勉強方法や家電など様々なジャンルで多くのインフルエンサーが活動しています。

一方、韓国の場合もそのように観光などのジャンルで活動しているインフルエンサーは多いものの、割合的には圧倒的にコスメやファッションのジャンルで活動しているインフルエンサーが多いと言われています。そのため韓国人のインフルエンサーを起用する際には、コスメとファッション以外のインフルエンサーの選定は困難を極める恐れがあります。また、数多くのインフルエンサーが活動しているコスメとファッションジャンルに関しても、数が多いために選定のためのコストがかかりすぎてしまう恐れがあるので注意しておきましょう。

韓国のインフルエンサーマーケティングの特徴

日本ではインフルエンサーマーケティングという言葉の浸透とともに、インフルエンサーの活躍の場も増えてきていてSNSに限らずテレビや雑誌でもインフルエンサーを見かける機会も増えてきました。しかしながら、それでも尚一般的にインフルエンサーマーケティングのターゲット層としては10代~30代といった若年層が中心であることは変わっていません。

しかしながら、韓国の場合はここまでで紹介したようにSNSを利用する年齢層や利用方法において日本とは大きな違いがあります。そんな韓国ではインフルエンサーマーケティングはどのように行われているのか、韓国におけるインフルエンサーマーケティングの特徴も確認していきましょう。

日本とは違い50代以降も積極利用

日本のインフルエンサーマーケティングのターゲット層が10代~30代と比較的若年層に限定されるのに対し、韓国におけるインフルエンサーマーケティングは50代以降の高齢層もターゲットとされることが多いと言われています。これは日本における60歳以上のインターネット利用率が約55%に留まるのに対し、韓国における60代以上のインターネット利用率は約90%と非常に高い水準を維持しているのが関係しているといえるでしょう。

日本ではまだまだテレビや新聞から情報収集をする高齢者が多いのに対し、韓国では高齢者も積極的にSNSを始めとするインターネットを活用して情報を集めています。そのため必然的にインフルエンサーを目にする機会も増え、インフルエンサーマーケティングのターゲット層となっているのです。

YouTube検索が盛ん

韓国におけるYouTubeはテレビ代わりとして使われるSNSです。普段からYouTubeを使う人は多く、実は韓国ではGoogle検索よりもNAVERやYouTube内で情報収集をする人も少なくはありません。すなわち、日本人が気になることがあった時にGoogle検索をして知識を仕入れるのに対し、韓国人は最初からYouTubeにアクセスして情報を収集するのです。

もちろんYouTubeにアップされている情報番組を見ることで情報収集をする人もいますが、自分のお気に入りのインフルエンサーが解説しているニュース動画を見る人も多いでしょう。あるいは、情報番組で情報収集が終わった後はそのままの流れでおすすめ動画に表示されるインフルエンサーの動画を視聴し始めることもあります。すなわち、YouTube検索が盛んな韓国は、日本人よりも圧倒的にインフルエンサーの姿を目に入れる機会が多いのです。

インフルエンサーが受け入れられやすい土壌

日本の場合、インフルエンサーマーケティングが台頭してきた当初は「芸能人でもない個人の配信する動画なんて面白くないに決まっている」や「一般人の投稿より芸能人やモデルの方が絶対クオリティが高い」や「個人の意見を発信しても信じられない」など、否定的な立場の人が少なくはありませんでした。インフルエンサーマーケティングが主流となっている今でさえ「テレビの方が信用できる」など懐疑的な考え方を持っている人も決して少なくはありません。

しかしながら、韓国の場合はそもそも買い物の際に各家庭で個別に商品を購入するよりは、近所の人と大量に購入して分け合う「共同購入」によって出費を抑える仕組みが昔から確立していました。そのため「近所の人の知り合いが良いと言っていた商品」など、身近な人の口コミを重視する人も多く、そうした口コミを信じやすい国民性すらあると言われています。すなわち「自分は直接知らず芸能人のような高い知名度がなくても、誰かが良いと言っているものは良い」と考えることは韓国人にとって決して不自然な考え方ではないのです。それはインフルエンサーマーケティングとしてSNSが口コミを伝播する場となっても変わらず、韓国自体にインフルエンサーを受け入れやすい土壌が既に形成されています。これは今後ますます発展していくと考えられているインフルエンサーマーケティングにおいて大きな追い風となることは間違いないでしょう。

韓国で人気のインフルエンサーと活動内容10選

そもそもの文化的な土壌や最近のインターネットの浸透、あるいはインターネット検索の使い方などからインフルエンサーマーケティングと非常に相性が良いのが韓国市場の特徴です。では、そんな韓国ではどのようなインフルエンサーが人気を集めているのでしょうか。韓国で人気を集めているインフルエンサーと、その活動内容を10例紹介していきます。

カン・テリ

 

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カン・テリさんは韓国で一番人気のインフルエンサーとして多くの女性の憧れの存在です。以前はアイドルグループ「TREN–D」の「ルル」として活動していたこともあり、そもそも知名度が高いことも影響しているでしょう。カン・テリさんは韓国国内で人気が高いインフルエンサーであることはもちろん、自身のInstagramは日本語で更新を行うこともあるため韓国コスメやオルチャンメイクを好む日本人女性からも支持されているインフルエンサーです。韓国進出をもくろむ企業にとって、注目すべきインフルエンサーだともいえるでしょう。


カン・テリさんは女性が気になりがちな体型の悩みをカバーしつつ、自身のボディラインをより美しく見せられるようにディティールまで工夫したカバーアップビキニブランド「WANNABIKI」をプロデュースしています。さらにプロデュースをするだけではなく自身がWANNABIKIのインフルエンサーとしても活動し、ブランドの認知度アップにも貢献するなど非常に精力的に活動していることが知られています。

miey

 

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mieyさんは日本に住んでいる韓国人インフルエンサーなので目にしたことがあるという人も多いのではないでしょうか。日本語が堪能で日本語でのInstagramの更新も多いため、当然ながら日本人のフォロワーも多く抱えています。

ダイエットジャンルを中心に活動するインフルエンサーであるmieyさんは、筋トレを中心に既にダイエットに関連する書籍も多く出版しています。Instagramの投稿自体も筋トレや食事内容に関するものが多く、産後に10kg以上のダイエットに成功した実績を持つことからも信頼度の高いインフルエンサーとしても知られています。

自身で書籍を出版するだけではなくドン・キホーテとのコラボもし「日本で初めての飲めるギリシャヨーグルト」として「takegreek」を発売するため、開発段階から参加しています。もちろん開発に際し意見を述べるだけではなく積極的に自身のInstagramを利用してプロモーション活動を行っているため、売上への貢献は決して少なくありません。このように、インフルエンサーを企業が起用する場合は、先ほどのカン・テリさんの事例と同じように元々インフルエンサーが抱えているフォロワー層に合致するような起用を行うことが重要なことが分かるでしょう。

キム・ナヒ

 

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日本の多くの女性を虜にしているオルチャンメイクの知名度を高めたインフルエンサーとして、キム・ナヒさんの名前を聞いたことがあるという人も多いのではないでしょうか。キム・ナヒさんが活動を始めた頃は韓国で有名な歌手と似ている容姿が話題になり注目を集めていました。今ではキム・ナヒさん自身の知名度も非常に高いため、韓国人女性はもちろん日本人女性の中にも彼女のメイクを真似る人が少なくありません。

キム・ナヒさんもカン・テリさんやmieyさんと同じように企業との提携事例があり、韓国企業の「VYVYD WORKS」が展開している「VYVYD STUDIO」というブランドとコラボしています。頻繁にVYVYD STUDIOのチークの写真をアップすることによって売上に貢献していることは言うまでもありません。

イム・ボラ

 

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イム・ボラさんもキム・ナヒさんと同じようにコスメ系のインフルエンサーとして注目を集めています。しかしイム・ボラさんは自身のスレンダーな体型を活かしてダイエット食品のインフルエンサーとしても活動するなど自身の活躍の場を積極的に広げています。

イム・ボラさんは単に自身の体型を投稿することによって女性の憧れを集めるだけではなく、ジムでの運動の様子を記録した動画を投稿することによって実際に運動したいと考えている女性のお手本となっています。こうした彼女の活動は一般女性に大きな影響を与えるだけではなく、多くのインフルエンサーからも人気を集めるための活動方法のお手本にもされています。

そんなイム・ボラさんは、日本でも展開されている大人気のコスメブランド「Nature Republic」のインフルエンサーとして起用されています。イム・ボラさんのInstagramの投稿はハングル文字ばかりですが、日本人女性からも「内容は分からなくても投稿が可愛い」として多くの支持を集めています。

ビョン・ジョンハ

 

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若い女性のファッションリーダー的な存在として注目を集めているのが、ビョン・ジョンハさんというインフルエンサーです。日本でも人気が高い韓国発のストリートブランド「スタイルナンダ」のモデルとしても活動していて、高い知名度を誇っています。

ストリートブランドのモデルとして活動しているものの、スポーティなファッションだけではなくガーリーなファッションをすることもあり、さらに私服も可愛いことから韓国や日本の女性だけではなく欧米も含めて世界中の女性からファッションが注目されています。

リサ・ベ


リサ・ベさんはコスメジャンルで活躍するインフルエンサーの中でも、実際に芸能人のメイクアップアーティストとして活動した経歴を持つという異色の存在です。メイク動画を投稿することが多いためYouTubeを中心に活動し、韓国で人気を集めるアイドルや女優になれるメイク方法をコミカルなトークとともに紹介しています。日本でもものまねメイクとしてざわちんさんが人気を集めていますが、韓国においても同様にものまねメイクは多くの女性から支持されています。

リサ・ベさんの投稿する動画はどれも多くの女性に視聴されていますが、その中でも映画「マレフィセント」でアンジェリーナ・ジョリーさんが施しているメイクを真似る動画などが人気を集めています。また、リサ・ベさんはYouTube内での活躍に留まらず韓国版の「ヴォーグ」にも登場するなどインターネット上だけではなく幅広いステージで活躍しているインフルエンサーとしても知られています。

ジョン・ユン

 

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ジョン・ユンさんもインフルエンサーとして活動しているだけではなく既に人気のモデルとして高い知名度を持ちつつ活動の場を広げているインフルエンサーです。日本でもアパレルブランドの「デサント」のモデルとして活動したこともあるため、彼女の活動の様子を目にしたことがあるという人も多いのではないでしょうか。以前はデサントのみでしたが、最近ではデサント以外のブランドのモデル活動も行っているため徐々に日本国内での人気も高まり、今後も活動の場が広がっていくと考えられています。

実際、彼女のInstagramのコメント欄には「メイクが可愛い」や「どのブランドを私服にしているのか知りたい」などコスメやファッションに興味を持つファンからのコメントも多く、親しみやすい存在であることがうかがえます。ファッションやコスメ系のインフルエンサーを探している企業は、ジョン・ユンさんのように日本でも知名度の高いインフルエンサーを起用することで、日韓双方のファンからの注目を集めることができるでしょう。

パク・ソラ

 

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パク・ソラさんは人気コスメブランドの「3CE・スリーコンセプトアイズ」のインフルエンサーとして活躍しているインフルエンサーです。新商品を画像だけではなく動画も使い投稿することで商品の魅力を詳細に伝えることができるとしてファンから支持されています。動画再生回数も2020年8月時点で26,000回を超えていて、注目を集めていることが分かるでしょう。

パク・ソラさんは元からファッションがシンプルなことが特徴的なインフルエンサーです。韓国人女性のファッションはオルチャンファッションに代表されるようにガーリーなファッションが多い中で、このパク・ソラさんのようにシンプルなファッションを好むインフルエンサーはコスメのプロモーション活動との親和性が高くなるでしょう。ガーリーなファッションの場合、ファッションが注目を集めてしまい肝心のコスメが注目されないことも少なくはありませんが、シンプルなファッションであればそうした心配なくコスメを前面に押し出しながらPRすることが可能です。

ただし、いくらコスメのプロモーション活動がしたいからといっても、元々ガーリーなファッションを好むインフルエンサーにシンプルなファッションを着るように要求することは得策ではありません。そもそもインフルエンサーのフォロワーは、インフルエンサーの発信する商品が好きでフォローしているのではなく、インフルエンサー自身やインフルエンサーの持つ世界観に憧れてフォローしている人が大半です。そのため、商品のプロモーションのためにインフルエンサーが元々もつ世界観を壊してしまうと、商品が売れないだけではなくインフルエンサーのフォロワーが大きく減ってしまう原因になりかねません。場合によっては、インフルエンサーに無理をさせた企業としてブランドイメージが下がってしまう恐れもあるでしょう。韓国で人気のインフルエンサーを起用する場合だけではなく、インフルエンサーを起用する際には必ず覚えておかなければならないポイントです。

キム・カンミン

 

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ここまで韓国で人気の高い女性インフルエンサーを紹介してきましたが、もちろん韓国では男性インフルエンサーも数多く活動しています。その中でもキム・カンミンさんは中性的な容姿ながらも筋肉質の体型を持つというギャップが魅力的だと人気を集めているインフルエンサーです。女性人気が高いのはもちろん、筋トレを趣味とする男性からも人気が高く、男女双方に需要がある商品のプロモーション活動の際にはぜひ起用を検討したいインフルエンサーだといえるでしょう。

外見からはクールな雰囲気を醸し出しているキム・カンミンさんですが、イベントなどではサービス精神旺盛でファンに対して非常にフランクに接することも人気の理由の一つとなっているようです。Instagramの投稿はファッション系が中心となっていますが自身の日常生活の一部分を投稿することもあり、そうした投稿でも親しみやすさをアップさせています。今後、今以上に多くの人から支持されるインフルエンサーとなっていくでしょう。

ヨム・ソルヒ

 

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ヨム・ソルヒさんは「ムルバダ」という名前で活躍しているファッション系を中心とするインフルエンサーです。韓国で人気を集めるファッション系インフルエンサーというとここまでで既に紹介してきたようにガーリーファッションを中心とするオルチャンファッションが主流ですが、ムルバダさんは敢えてモード系のファッションを中心に投稿することにより他のインフルエンサーとの差別化に成功しています。

Instagramと並行してブログでも活動を続け、自身でもECサイトの「アンボタン」を運営しています。もちろん、そのアンボタンのインフルエンサーとしても精力的に活動し、毎週のようにECサイトの新作を更新するなど流行に敏感な若い世代を中心に人気を集めている存在です。端正なムルバダさん自身の容姿はもちろん、モード系のファッションを身にまとって差別化したりECサイトを運営したりするなど、ビジネスウーマンとしての手腕も注目を集めているインフルエンサーです。

韓国で人気のインフルエンサーに期待できること

ここまでで紹介したように、韓国で人気を集めているインフルエンサーはそれぞれ個性はあるもののファッションやコスメ系のインフルエンサーとして活動している人が大半です。では、そのようにジャンルが固定化されがちな韓国のインフルエンサーにはどのようなことが期待できるのでしょうか。

インバウンド消費の活性化

韓国人のインフルエンサーの中には日本人からも支持されていたり、世界中から注目されていたりする人も少なくはありません。しかしながら、当然主なフォロワーは韓国人となっています。すなわち、韓国で人気のインフルエンサーを起用して日本文化を紹介することにより、必然的に日本におけるインバウンド消費を活性化させることができるでしょう。

2020年は新型コロナウイルスの影響で訪日観光客は大きく減少しているものの、基本的には右肩上がりの増加傾向にあります。時差もほとんどなく訪問しやすいことから、今後も訪日観光客は増えることが予想できるでしょう。すなわち、そうした訪日観光客をターゲットとして普段から日本企業がプロモーション活動を行うことにより大きくインバウンド消費を活性化させることができるのです。

日本でも若年層を中心に韓国のコスメやファッション、音楽の人気が高まっていることと同じように、韓国でも日本のコスメやファッション、音楽に対して興味を持っている人は少なくありません。さらに日本食や着物などの日本文化にも注目している人も多いと言われています。そうした人たちに向けて、観光シーズン以外でも定期的に情報発信をしていくことは、今後の需要を大きく伸ばすために非常に重要となるでしょう。

韓国進出の際の知名度アップ

以前は、企業の海外進出というと実店舗の出店や海外事業部や海外支社といった存在が欠かせませんでした。しかしながら、現在はECサイトを活用することにって海外に営業拠点を置かないままに海外進出することも不可能ではありません。そのため日本人向けのECサイトと同様にハングル文字で表記された韓国人向けのECサイトを作成し、物流制度を整えればそれほど大きく体制を変えなくても韓国に進出することができるでしょう。

その際、存在感を高めるために韓国人インフルエンサーを活用することにより短期間で大きく知名度を高めることができます。元々インフルエンサーを受け入れやすい土壌が形成されている韓国ですので、日本よりも圧倒的に早く知名度が高まっていく可能性もあります。そうした韓国進出をスムーズに行うためにも、どのような韓国人インフルエンサーが人気を集めているのかを知り、どのようなフォロワー層を抱えているかを早期に分析しておく必要があります。競合他社よりも先んじて情報収集をすることが、韓国市場におけるインフルエンサーマーケティングの成否を大きく分けるでしょう。

韓国で注目されているインフルエンサーを積極的に起用しよう

韓国からのインバウンド需要を増やすためにも、韓国市場への進出をする際にも韓国人のインフルエンサーは非常に大きな効果を発揮します。インフルエンサーを受け入れやすい風土の韓国だからこそ、日本以上に起用するインフルエンサーによってマーケティングの成果は左右されます。

もし韓国で人気の高いインフルエンサーの起用を検討している場合は、ぜひトリドリマーケティングにご相談ください。インフルエンサーのイメージとブランドイメージを考慮しつつ、フォロワー層を含めた最適なご提案をさせていただきます。