インフルエンサーマーケティングを依頼する際に知るべきポイントと注意点

インフルエンサーを依頼する際のポイントを徹底解説!

SNSを使ったインフルエンサーマーケティングに挑戦する時は、当然ながら企業のブランドイメージに合うインフルエンサーを探して、マーケティングに対して協力してもらうように依頼しなければなりません。しかしながら、インフルエンサーマーケティングを行う上では思った以上にインフルエンサーの選定に苦労することもありますし、仮に良いインフルエンサーを見つけることができても、起用方法を誤ってしまうと期待ほどの成果が得られないことも少なくはありません。

そこで、ここではインフルエンサーマーケティングをこれから始めるという企業のために、インフルエンサーに依頼するメリットや怪しまれない依頼の方法、良いインフルエンサーを選定するために知っておきたいポイントやインフルエンサーに依頼して起用していく上での注意点など、インフルエンサーマーケティングを始める上で知っておきたい基本的なポイントを解説していきます。

ぜひインフルエンサーマーケティングに必須のポイントを抑えてインフルエンサーマーケティングを成功させ、競合他社よりも優位な立場に立ってください。

インフルエンサーに依頼するメリットは?

今までにインフルエンサーマーケティングを行った経験がなく、当然ながらインフルエンサーに依頼したこともない人にとっては、どうしてわざわざインフルエンサーに依頼する必要があるのか理解できないこともあるでしょう。インフルエンサーよりも従来通り芸能人やモデルなどのそもそもの知名度が高い人を使う方が効果が高いと感じることもあるのではないのでしょうか。

しかしながら、インフルエンサーにはそうした従来広告に多く起用されていた芸能人やモデルといった人物とは違う魅力があるため、インフルエンサーマーケティングという言葉ができるほどに起用されているのです。ここでは、インフルエンサーに依頼することで得られる芸能人やモデルとは違うメリットを3つ紹介していきます。

若年層への訴求力が高い

インフルエンサーマーケティングはInstagramを中心としてSNSを利用することで行われます。そのため必然的にテレビ広告や雑誌広告よりも若年層への訴求力が高くなります。最近は若年層のテレビ離れが進み、一人暮らしの場合はテレビを買わずにスマホやパソコンで情報収集を行っているという若年層も決して少なくはありません。インフルエンサーを起用することによって、従来通りの広告手法では逃してしまいがちなそうした層に対しても漏らさずアプローチをすることができるでしょう。

もちろん若年層の中には「以前よりもテレビを見る時間は減ったものの、主な情報収集はテレビを使っている」という人たちも少なくはありません。しかしそうした人たちにとっても、芸能人やモデルを起用するCMを見て購買意欲をかきたてられることはほとんどありません。現代における若年層の考え方としては、テレビのCMは企業が消費者の購買意欲をかきたてるために「やらせ」をして作っているフィクションであり、CMで気になる商品があってもそれだけですぐに購入に結び付くものではないという考え方が主流なのです。以前までは好きな芸能人がCMに出ているとすぐに購入する人が多かったのですが、最近では芸能人もCMの撮影時に商品を使っているだけで日常的には使っていないと考える人が増え、以前ほどテレビCMの効果は高くなくなっています。

しかし、その一方でインフルエンサーがSNSで宣伝することは若年層に対して大きな影響を及ぼします。そもそもインフルエンサーは企業に依頼されて商品を紹介するのではなく、単に自分が気に入ったものや自分の生活の中で便利だと感じたものを紹介することよって、ファンである多くのフォロワーたちを獲得してきた存在です。そのため企業に依頼されても自分が本当に良いと思ったものでないと使わないことも珍しくはありません。インフルエンサー自身も自分たちのイメージを守るために、本当に商品がファンに対して紹介するに足る価値を持っているのかを厳しい目でチェックするのです。

インフルエンサーマーケティングも従来までのテレビCMでも「企業が著名人に依頼して商品やサービスを宣伝してもらう」という点では違いはありませんが、宣伝される商品やサービスに対して広告塔が事前に厳しいチェックをしているという点で大きな違いがあるのです。もちろん芸能人やモデルの中にも以前から自分が出演するCMは本当に良いと思ったものにしか出演しないというポリシーを持っている人もいますが、そもそもテレビを見る機会が以前よりも少なくなった若年層に対してはそうしたポリシーが伝わることはありません。そのため、テレビを見る時間が少なければ少ないほど「テレビCMはやらせ、SNSなどでインフルエンサーが発信しているものこそ信頼できる」という考え方を持ちがちになり、好きな芸能人やモデルよりもインフルエンサー自身が自分の生活と一緒に紹介している商品やサービスを信頼するようになるのです。

各SNSで起用が可能

インフルエンサーの活躍の場は以前はInstagramのみでしたが、現在ではFacebookやYouTube、TikTokやTwitterなど様々な場面で活躍するインフルエンサーが増えています。さらにはSNS上だけで活躍するだけではなく、SNSで人気が出たことをきっかけとしてテレビや雑誌に進出してくるインフルエンサーも決して珍しくはありません。

すなわち、企業としてはインフルエンサーを起用することによって宣伝したい商品やサービスの特性に合わせたプロモーションが可能になるのです。クオリティの高い画像や動画によって訴求力が高まるのであればInstagramがおすすめですし、拡散力を高めて多くの人の目に触れたいのであればTwitterを使ったプロモーションが効果的でしょう。以前に比べてプロモーション活動の選択肢が増えたことによって、企業は消費者の購買意欲をかきたてやすくなっています。

もちろん、様々なSNSでの起用が可能ということは単にプロモーション活動の幅が広がるだけではありません。各SNSの特性を活かしたプロモーションができるだけではなく、より多くの人に商品やサービスをプロモーションする機会が増えるのです。以前であればテレビを見ていない人、あるいは雑誌を購読していない人に対してのプロモーションは難しく、消費者の口コミに頼らざるを得ない部分も多くありました。しかしながら色々なSNSを使ってプロモーション活動ができるため、Instagramしかやっていない人、Instagramに登録はしているものの基本的にはYouTubeを見ることに時間を使う人、あるいは従来通り情報収集は基本的にテレビで行う人など、消費者のライフスタイルに関わらずプロモーションがしやすくなります。

企業としてはどんなにクオリティの高い広告を作っても、消費者に届かなければ意味がありません。しかしながら各SNSで影響力の強いインフルエンサーを起用することによって、以前よりも多くの消費者に広告を見せてプロモーション活動をすることができるのです。活躍の場が幅広いインフルエンサーだからこそのメリットだといえるでしょう。

コストが削減できる

インフルエンサーを起用することによってプロモーション効果は高まりますが、それによって従来よりも広告コストが高くなってしまうことはありません。むしろインフルエンサーを起用することによって、今まで芸能人やモデルを起用してきた場合と比べてコストが削減できることの方が多いでしょう。

インフルエンサーを起用する際には、個人で活動しているインフルエンサーを自分たちで探して選定して起用の交渉をするケースか、インフルエンサーマッチングサービスなどに登録しているインフルエンサーの中から、企業のイメージに合いそうなインフルエンサーを起用するケースがあります。このうち、前者の個人で活動しているインフルエンサーを起用するケースは、経済的なコストは抑えられるものの選定や交渉の手間、自分たちで起用方法を考える手間がかかるなど人的・時間的なコストが非常に多くなってしまいます。そのため、現在ではインフルエンサーマーケティングを始める時はインフルエンサーマッチングサービスなどを利用して最適なインフルエンサーを選定してもらい、起用方法に関してもマッチングサービスの助言を受けながら戦略を立てていくのが一般的な方法です。

これにより、マッチングサービスに支払う経済的なコストは発生してしまいますが、前者のケースでの人的・時間的なコストに比べると微々たるものだといえるでしょう。さらにマッチングサービスにもよるものの、インフルエンサーに支払う賃金は基本的にはフォロワー数に応じて決定されるので事前に予算を組みやすいというメリットがあります。たとえばフォロワー単価が100円であれば、100人のフォロワーを抱えるインフルエンサーに依頼した場合の費用は100*100=10,000円となります。もちろんインフルエンサーの人気によってフォロワー単価が変わることもありますが、それでも芸能人やモデルに依頼して広告を行うよりも低コストで多くの人にプロモーションを行うことができるでしょう。さらにインフルエンサーを起用した場合、インフルエンサーのフォロワーがさらに自分たちのフォロワーに商品やサービスを拡散する二次拡散が起きる可能性が非常に高いと言われています。しかし、そうした二次拡散がどのくらいの規模で起こってもインフルエンサーに支払う金額には影響がないことが多いので、起用するインフルエンサーやインフルエンサーの起用方法によっては当初の想定よりも大きなプロモーション効果を実感できることも少なくはありません。

インフルエンサーに依頼する方法

インフルエンサーのメリットを把握すると、実際にインフルエンサーを起用してみたいという考えを持つ人も多いのではないでしょうか。しかし実際にインフルエンサーを起用しようと思っても、すぐにインフルエンサーを起用できるわけではありません。

ここではインフルエンサーを自社ブランドの広告塔として起用するために、インフルエンサーに仕事を依頼する方法を3つ紹介していきます。それぞれのメリットとデメリットも記載していくので、状況に応じて最適な方式を選んでください。

方法①インフルエンサーに直接DMを送る

インフルエンサーマーケティングがまだそれほど有名ではなかった時期、インフルエンサーを起用するためにはインフルエンサーに対して直接コメントを残したりDMを送って交渉するしか方法はありませんでした。現在では既にその手法が使われることはあまりありませんが、それでも禁止されているわけではないので直接目当てのインフルエンサーに対してアプローチを仕掛けて、起用するのも決して悪いことではありません。

直接交渉するメリットは、何よりも経済的なコストを削減できるという点です。企業とインフルエンサーの間に第三者が介入しないため中間コストも発生せず、予算を抑えながら交渉することができるでしょう。ベンチャー企業など予算に余裕がない企業の場合、インフルエンサーに直接交渉するのが最も理にかなっている場合もあるかもしれません。

しかしながら、経済的なコストを抑えることはできても人的・時間的なコストは非常に大きくなってしまいます。まず商品やサービスのプロモーションに最も適しているSNSがどのSNSかを判別しなければなりませんし、それが終わると次はそのSNSにおいて企業が狙っている層を多くフォロワーに持つインフルエンサーを探さなければなりません。それで運良く理想通りのインフルエンサーを見つけることができても交渉が断られてしまう可能性もありますし、提案する起用方法がインフルエンサーの活動方針と合っていない場合は起用に関する交渉の手間もかかってしまいます。

すなわち、インフルエンサーへの直接交渉は経済的なコストは大きく削減できるもののその他のコストが非常に大きくなってしまいがちなため、よほどの事情がない限りは現在では現実的な方法ではないといえるでしょう。

方法②総合広告代理店に依頼する

インフルエンサーを各企業が選定するのはあまり現実的ではないため、総合広告代理店に依頼する企業も少なくはありません。総合広告代理店は多数のインフルエンサーとの人脈があることもあり、宣伝したい商品やサービスのイメージを伝えるだけで起用しやすいインフルエンサーを複数名紹介してもらうこともあるでしょう。総合広告代理店と連絡が取れるインフルエンサーであるという時点で企業による起用に意欲的なインフルエンサーである可能性も高いので、交渉が断れる可能性もそれほど高くはありません。

すなわち、総合広告代理店に依頼するということは、断られるリスクを抑えながらインフルエンサーを起用できるというメリットがあります。インフルエンサーとして活動していても全ての企業からのオファーを受けてくれるわけではないことを考えると、総合広告代理店を使うことでかなりの時間的コストを削減できることが分かるでしょう。

一方、総合広告代理店の中には直接的にインフルエンサーと契約しておらず、企業から依頼があった時点で懇意にしているインフルエンサーマッチングサービスと連携して、そこからインフルエンサーを紹介してもらう代理店も存在しています。すなわち中間コストが2倍かかってしまうため、経済的なコストが大きくなってしまいがちです。できるだけコストを抑えるために芸能人やモデルではなくインフルエンサーを起用しようと思っていても、利用する総合広告代理店によってはそれほどコストが削減できない可能性もあることは覚えておかなければなりません。

方法③インフルエンサーマッチングサービスを利用する

総合広告代理店はインフルエンサーに限らず様々な芸能人やモデルを紹介してくれる可能性もある一方で、インフルエンサーとの直接契約はそれほど結んでいない可能性もあります。そのため、起用するのが既にインフルエンサーであると決めている場合は最初からインフルエンサーマッチングサービスに直接依頼するのも良いでしょう。そうすれば、総合広告代理店を介して依頼するよりも中間コストが削減できるため、自然と経済的なコストを抑えることができます。

さらにインフルエンサーマッチングサービスは多数のインフルエンサーを紹介してくれるだけではなく、インフルエンサーの起用方法に関するアドバイスをくれるところも少なくはありません。インフルエンサーを起用する場合、そもそもフォロワーはインフルエンサーの生活へのこだわりなどインフルエンサー自身のファンである場合が多いので、起用方法を誤ってしまうとどんなに人気のあるインフルエンサーであってもプロモーション効果が得られないことも少なくはありません。しかし、インフルエンサーマッチングサービスを利用することによって、そういったアンマッチを防ぎながら企業のイメージに合うインフルエンサーのプロモーション効果を最大限に高める起用方法を選択することができるでしょう。

インフルエンサーを起用することを考えると、インフルエンサーマッチングサービスを利用することは「直接インフルエンサーに交渉するよりも少しコストがかかる」以外にそれほどデメリットはありません。もし特に懇意にしているインフルエンサーがいないのであれば、積極的に利用しても問題はないでしょう。ただし「芸能人の起用かインフルエンサーの起用か迷っている」という場合にインフルエンサーマッチングサービスを利用してしまうと、必然的にインフルエンサーの選定を前提として話が進んでしまうため間違った選択肢を選んでしまう恐れもあります。芸能人やモデルの起用かインフルエンサーの起用か決め切れていない場合は、少しコストがかかっても総合広告代理店を利用する方が良い場合もあるので注意してください。

良いインフルエンサーを選定するためのポイント

自分たちで直接インフルエンサーに対して交渉を行う場合でもインフルエンサーマッチングサービスなどを利用しながらインフルエンサーを起用する場合でも、最終的な決定権は企業側が持っています。いくらインフルエンサーマッチングサービスから推薦されていても、企業としてはその提案を鵜呑みにせずに吟味して起用するインフルエンサーを決めなければなりません。

では、どうやってインフルエンサーを吟味して良いインフルエンサーを選定することができるのでしょうか。ここでは、直接交渉の場合でもインフルエンサーマッチングサービスを利用する場合でも覚えておきたい、良いインフルエンサーを選定するためのポイントを4つ紹介していきます。

市場をセグメント化する

インフルエンサーを選定する際には、企業がどの層に対してプロモーション活動を主に行いたいかをはっきりさせておく必要があります。市場のセグメント化が行われていないと、闇雲に人気のあるインフルエンサーを探すだけになってしまい、どのインフルエンサーが最適なのかを判断する基準がなくなってしまうでしょう。さらに人気のあるインフルエンサーほど企業からのオファーを断る可能性も高くなりがちなので、どんなに多くのインフルエンサーを候補にあげた場合でも、そもそも起用できないケースも少なくはありません。

そういった事態を防ぐためにも、まずは市場をしっかりセグメント化しましょう。市場にどういった消費者が存在していて、競合他社がそれぞれにどういったアプローチを仕掛けているのかといった点も分析しなければなりません。市場のセグメント化に成功することで、自ずと企業が狙うべきターゲット層も見えてくるようになります。まずはインフルエンサーを選定する前に、狙っている市場をセグメント化してマーケティング戦略を立てやすい状態を構築すると良いでしょう。

ターゲティングをしっかり行う

市場のセグメント化が完了したら、次に必要なのはターゲティングをしっかり行うことです。曖昧に「10代をターゲットとしてプロモーション活動を行う」とだけ定めるよりも「10代の女性をターゲットにする」や「20代の男性の中でも出張を頻繁に行う人をターゲットにする」など、詳しいターゲティングを行った方がインフルエンサーを選定しやすくなります。

ターゲティングをしっかり行うことで、企業が狙うべきターゲット層が分かるでしょう。そうすると、「そのターゲット層を多くフォロワーに持つインフルエンサー」という観点でインフルエンサーを選定することができるようになります。しっかりターゲティングした上でインフルエンサーを選定することは、やみくもに人気のあるインフルエンサーを起用するよりも高いプロモーション効果が期待できるのは言うまでもありません。どの層に対してプロモーション活動を行いたいのか、企業が狙っている層はどのSNSをどの時間帯に利用しているのかという点にも着目してみましょう。

KPIを設定する

インフルエンサーを選定する段階からKPIを設定しておくことも良いインフルエンサーを選定する上では実は重要だと言われています。たとえばインフルエンサーを起用することによる最終目的が「アプリの利用者数の増加」なのか「企業アカウントのフォロワー数の増加」なのか「イベントへの動員数の増加」なのかによって、起用するインフルエンサーが変わってくるのは当然のことでしょう。

同じように「10代のグルメに興味がある女性をファン層に抱えるインフルエンサー」であっても、そのインフルエンサーの普段の投稿内容によってフォロワー層は微妙に異なってきます。インフルエンサーを起用する際には、インフルエンサー自身の得意なことを活かした起用をしなければ、そもそものインフルエンサーの魅力自体を半減させてしまう恐れもあります。

もちろん起用するインフルエンサーが決まった時点で具体的にKPIを詰めていく必要はありますが、選定段階からある程度のKPIを設定し、それらを達成できるようなインフルエンサーという着眼点で探すことも重要なポイントです。

インフルエンサーの実際の活動を見る

既に多くのフォロワーに支持されていて企業が狙っているターゲット層を多くフォロワーに抱えているインフルエンサーを見つけても、それだけで良いインフルエンサーを起用できるわけではありません。気になるインフルエンサーを見つけた場合でも、オファーを出す前に必ずインフルエンサーの実際の投稿内容などをチェックするようにしましょう。

インフルエンサーによって自身のSNSを更新する頻度や時間帯などは大きく異なります。一週間に三回程度しか更新しないインフルエンサーもいれば、一日に数回更新するインフルエンサーもいるでしょう。そうしたインフルエンサーの更新頻度が、企業のプロモーションしたい商品やサービスの雰囲気と合っているかも選定段階で見なければなりません。また、たとえば日焼け止めなどの昼間に多く使われることが想定される商品をプロモーションする場合、更新頻度が夜に偏っているインフルエンサーを起用しても思ったほどの効果を得ることはできないでしょう。

良いと思ったインフルエンサーがいても、すぐにオファーを出さずに最近のインフルエンサーの投稿を遡ったりインフルエンサーの更新頻度や更新時間帯にも着目してみましょう。商品やサービスとの親和性を確かめながらオファーを出すのが良いインフルエンサーを選定するためのコツです。

インフルエンサーに依頼する時の注意点

基本的には総合広告代理店やインフルエンサーマッチングサービスに依頼してインフルエンサーを選定し、起用するインフルエンサーを決めた後は起用方法に関しても専門家の意見をもらいながら起用してくのが最も安全でコストパフォーマンスの高い方法です。

しかしながら、それでもどうしてもインフルエンサーに直接依頼して契約するくらいの予算しか組めないこともありますし、懇意にしているインフルエンサーが既にいて直接交渉した方が手間がかからないと判断することもあるでしょう。

もちろんインフルエンサーに対して直接依頼することは全く悪いことではありません。しかしながら、注意点を覚えておかないとインフルエンサーに依頼を受けてもらえないだけではなく企業イメージを落としてしまう恐れもあります。最後に、インフルエンサーに直接依頼することになった際、覚えておきたい注意点を6つ解説していきます。

文面の使い回しをしない

インフルエンサーの起用を検討している場合、一人のインフルエンサーだけにオファーを出すケースはそれほど多くありません。そのインフルエンサーに断られたり選定後にお互いの意見のすり合わせができずに契約できなかった場合のリスクを考えて、複数のインフルエンサーに対して同時にオファーを出すケースの方が一般的だと言えるでしょう。しかし、そのように複数のインフルエンサーに対して同時にオファーを出す場合でも文面の使い回しをしないように注意しましょう。

同じ文面を使い回してしまうと、インフルエンサーに起用すると誘ってインフルエンサーから多額の現金を騙し取ろうとする詐欺だと思われてしまう恐れがあります。また、そのような誤解を受けるだけではなく、文面を使い回すようなインフルエンサーに対する誠意のない企業だというイメージを抱かれてしまうこともあるでしょう。詐欺だと誤解された場合でも誠意がないと思われた場合でも、いずれにせよ企業イメージとして好ましくないことは間違いありません。

コメント欄で交渉せずにDMの機能を使う場合は同じ文面を使ってもバレるリスクはそれほどないものの、それでもインフルエンサー同士の情報交換で使い回しがバレるリスクがあることは否めません。そうした事態を避けるためにも、インフルエンサーへの交渉には必ずインフルエンサーごとに違う文面を用意しましょう。

フォロワー数が多い人を狙う

人気のあるインフルエンサーは企業からのオファーを断ることがあったり、平均的なインフルエンサーに比べて依頼費用が高額であったりする場合があります。また、仮にそれほど依頼費用が高くない人気のインフルエンサーがいる場合でも、その場合は既に競合他社に起用されている恐れがあるため、フォロワー数が多いインフルエンサーを起用するのもそれほど楽ではありません。

しかし、だからといってフォロワー数の少ないインフルエンサーを狙うのはさらに悪手です。フォロワー数が少ないと依頼費用を抑えることができても、そもそもプロモーション効果を全く実感できない恐れがあります。また、傾向としてフォロワー数が少ないインフルエンサーは自分自身の世界観を大切にしている場合が多いので、企業からのオファーも厳しく選別して断る可能性が高いと言われています。また、そもそも継続的に投稿はしているもののインフルエンサーとして積極的に活動するつもりがないケースも少なくはありません。

そのため、ある程度依頼費用が高くなってもインフルエンサーを選定する場合にはできるだけフォロワー数が多いインフルエンサーを狙う方が結果的にオファーを受けてもらえる可能性は高くなります。もちろん競合他社に既に起用されていて断られるケースもありますが、それでもフォロワー数の少ないインフルエンサーを探すよりは簡単に見つけることができるでしょう。

条件を最初に明記する

インフルエンサーとの交渉はSNS上で行われるためフランクになってしまいがちですが、それでも業務上の契約であることは間違いありません。そのため、仮に普段のビジネスシーンよりフランクな言葉遣いで交渉する場合でも、通常のビジネスシーンと同じように条件を明記しなければなりません。

最初から条件を明記せずに交渉をしようと思っても、インフルエンサー側に不審に思われて断られるリスクが高まってしまうでしょう。インフルエンサーに直接交渉する場合には、DMなどの周りに見られない交渉段階に入ったらすぐに、何件くらいの投稿を依頼したいのか、フォロワー単価はいくらで考えているのかといった条件を明記してインフルエンサーとの交渉がスムーズに進むようにしましょう。

自分の身元をしっかり明かす

企業の中には、通常の情報発信のアカウントとは違いインフルエンサーとの交渉専用のアカウントを持っている企業も多いでしょう。しかし、そうした交渉専門のアカウントを利用してインフルエンサーと連絡を取る場合、インフルエンサー側からは詐欺などの事件に巻き込まれるかもしれないと警戒されてしまう恐れがあります。

インフルエンサーに警戒されてしまうと、当然ながら条件面の交渉に入る前にオファーを断られてしまうリスクが高まります。そもそも、オファー自体がいたずらだと見なされてコメントを消されたりブロックされたりする恐れもあるでしょう。そうならないためにも、自分の身元はしっかり明かすのが得策です。

企業のロゴマークがある場合は交渉専門のアカウントであっても、そのロゴマークを利用したアイコンにしたり、情報発信専門のアカウントから交渉専門アカウントへのリンクを貼っておくのも良いでしょう。また、各SNSには「公式マーク」や「公式バッジ」と呼ばれる公式アカウントだけに付与されるマークもあるので、申請を行ってそうしたマークを付与しておくのもおすすめです。

金銭的な要求はしない

そもそもインフルエンサーを起用するのは、企業の商品やアカウントをフォロワーに対して広く周知してもらい売上額をアップさせるのが目的である場合が多いでしょう。そのため、基本的にはインフルエンサーに商品を使ってもらい、その感想や使い心地を投稿してもらう方法がとられがちです。しかし、そこで金銭的な要求をすることで一気にインフルエンサーに不信感を抱かせてしまう恐れがあります。

たとえば「この商品を宣伝してくれるのであれば、定価2,000円のところを500円で販売します」のような交渉は明らかに怪しまれてしまいます。ほとんどの詐欺商法もそのようにインフルエンサーへの起用を匂わせながらインフルエンサーから金銭を騙しとろうとする手段を使うため、同じことをしていると思われてしまうでしょう。

そのため、インフルエンサーに交渉する場合は一般的に芸能人やモデルを起用する時と同じように金銭的な要求はご法度です。どんなに高額な商品やサービスをプロモーションしてもらう場合でも、事前にインフルエンサーを起用する予算にその商品やサービスの利用料も含めておいてインフルエンサーに対して金銭的な要求をしないようにしましょう。

投稿方法などに条件を付けすぎない

既に解説している通り、インフルエンサーが抱えているフォロワーはそもそもインフルエンサーのライフスタイルに憧れを抱いている人が大多数です。そのためインフルエンサーを起用する際にはインフルエンサーの個性を活かすような起用方法を考えなければなりません。ある程度の投稿回数や投稿する時間帯は企業から指定する必要はありませんが、写真の撮り方や商品の使い方、動画の雰囲気やBGMなど細かなところまで指定しすぎるとインフルエンサーの魅力を殺してしまう恐れがあります。

インフルエンサーに対して細かな条件を付けて企業色の強い投稿をしてもらうと、商品やサービスの特徴がフォロワーに対してしっかり伝わる一方で、テレビCMを嫌うフォロワーが感じている「企業主導のやらせ感」をも伝わってしまう恐れがあります。また、インフルエンサー自体もそうした「やらせ」に協力することでフォロワー数を失うことを恐れるため、あまりにも細かな条件を付けて仕事を依頼するとそもそもオファーが断られてしまうリスクが高まるでしょう。

インフルエンサーと契約をする場合、最低限の投稿回数などの条件を覗いてはそれほど条件を付けないのがおすすめです。インフルエンサーの魅力を活かす起用方法を前提に考えることで、インフルエンサーが抱えるフォロワーの心を掴むようにしましょう。

インフルエンサーに依頼するポイントを知り、有力なインフルエンサーに依頼してみよう!

インフルエンサーによっては芸能人やモデルよりも高い訴求力を持っているインフルエンサーも最近では特に珍しくはありません。これからは従来通りの広告手法だけではなく、インフルエンサーマーケティングも活用しながらマーケティング戦略を立てる方が結果的に多くのベネフィットを得ることができるでしょう。インフルエンサーの選定や依頼の際のポイントを知り、有力なインフルエンサーを獲得することで競合他社に対して優位性を確保することも可能です。

ただし、インフルエンサーへの直接交渉はコストは抑えられるものの非常に労力がかかります。場合によっては、直接交渉に時間をかけても全く成果が得られないといった恐れもあるでしょう。そのため、インフルエンサーを起用する場合は基本的にインフルエンサーマッチングサービスの利用がおすすめです。

コラボマーケティング」であれば料金設定も明確で、企業のブランドイメージに合うインフルエンサーを提案することが可能です。さらにそれぞれのインフルエンサーの特色を活かした起用方法を提案することも可能ですので、もし今後インフルエンサーマーケティングを検討しているのであれば、ぜひ一度コラボマーケティングに相談してみてください。